第1690号 (2001年10月22日)の内容


<1面>
10・21労学統一行動に起て
米英軍の対タリバン空爆テロ弾劾! 
日本の参戦・「テロ特措法」制定粉砕!


<4面>
〈反米ジハード〉に腰を抜かしたブクロ派残党

<5面>
CIAのエージェント・宮崎学
宮崎問題でノックアウトのブクロ派活動家
「静岡労交センター」会議で追及

<2面〜3面>
米英の暴虐許すな 全学連が決起

10・13米英大使館・国会に怒り
国家テロを尻押しする日共を追及
(10・11―日比谷、10・4―名古屋)
10・8アフガン空爆弾劾に各地で決起
(札幌、金沢、大阪、福岡、沖縄)
9・30JCO臨界事故2周年闘争に起つ
9・30JCO臨界事故2周年――事故弾劾闘争の先頭にたつ
全国学生連帯会議

<6面>
Topics  グチと居直りの鷲尾「退任挨拶」
自治労連大会 「小泉改革」に屈服するダラ幹
私鉄総連大会 交通4産別統合案を否決

<8面>
「滅私奉公」強要する「つくる会」教科書
うた 空爆弾劾!

<7面>
万華鏡2001――情勢の断層を読む
アメリカのゴーマン
人道的無差別爆撃
戦々協共
どどいつ かぞえ歌
官僚性プリオン
私は「敵」か?

週間日誌<世界の動き・日本の動き>

「解放」最新号


  


  

10・21労学統一行動に起て

米英軍の対タリバン空爆テロ弾劾!
日本の参戦・「テロ特措法」制定粉砕!


札幌――米総領事館前
 「われわれは世界の集団的意思の支持を得ている」(ブッシュの開戦演説)――このように豪語しながらアメリカ帝国主義のブッシュ政権は、十月七日から連日連夜、アフガニスタンのタリバン政権にたいする空爆テロを強行しつづけている。「指揮・指令系統にかかわっている人間は標的である」(国防長官ラムズフェルド)などと称してブッシュ政権は、地下や洞穴内に隠れたタリバンとアルカーイダの指導者を殲滅(せんめつ)するために、岩盤を貫いて地下で爆発を起こす「バンカー・バスター」と呼ばれる特殊爆弾「GBU28」や小型爆弾が飛散し地上で連鎖的爆発を引き起こすクラスター爆弾を使用し、無数のアフガニスタン人民を虫けらのごとく殺りくしているのだ。まさに、それはアフガニスタン人民にたいするジェノサイド攻撃以外のなにものでもないではないか。
 このアメリカ帝国主義の凶暴凶悪な国家テロにたいして、世界各地においてムスリムの反逆の火の手がほうはいと巻き起こっている。アルカーイダは十月九日の声明において、「神の目的のためのジハードは今日から、この世のムスリム全員の義務となった」と、「十字軍」にたいする「ジハード」に決起すべきことを訴えた。これに呼応してアフガニスタン軍事攻撃開始後、初めて迎えたイスラム教徒の金曜礼拝日の十月十二日には、空爆に抗議するデモや集会が世界各地で開催されている。
 こうして、ブッシュ政権の対タリバン空爆テロにたいしては、中洋・イスラム圏をはじめとして全世界人民の怒りの声が渦まいている。だが、ブッシュ政権のこの悪逆無道の対タリバン空爆テロを全面的に支持し、米軍を自衛隊が支援するためのテロ対策特別措置法案と、自衛隊による在日米軍基地の警備を可能とする自衛隊法改定案の成立を急いでいるのが、小泉ネオ・ファシスト政権ではないか。まさにこれこそ、現行憲法の制約≠最後的にとりはらい「集団的自衛権行使」=参戦≠ノ踏みだすという戦後史を画する一大反動攻撃にほかならないのだ。
 にもかかわらず、米英両軍による対タリバン空爆テロを弾劾し日本の参戦を阻止する闘いは、社・共既成指導部の腐敗のゆえに決定的な危機に直面しているのだ。この期におよんでなお「米、英両国の自制を求めるとともに、国際社会の理性的な判断を期待したい」などと米英をはじめとする各国政府に哀願しているにすぎないのが、社民党党首・土井ではないか。いや、この土井が「米、英はアフガン軍事攻撃をただちに中止せよ」と主張しているだけまだまし≠ナあるかのようにみえるほどに犯罪的な態度をとっているのが、日共の不破=志位指導部なのだ。空爆開始直後の「談話」において委員長・志位は、アメリカ政府を弾劾し抗議するわけでもなく、また「空爆中止」を要求するわけでもない。ただただ「残念に思う」というだけなのだ。これこそ「テロ根絶」の鼓吹に唱和する侵略戦争補強勢力≠フ本性見たり! というべきではないのか。
 われわれは、今こそ侵略戦争補強勢力≠ノ堕した社・共を弾劾し、日本の地から「アメリカ帝国主義の対タリバン空爆テロ弾劾! 日本帝国主義の参戦阻止!」の反戦闘争を断固として創造するのでなければならない。すべての労働者・学生は10・21労学統一行動に勇躍決起せよ!
沖縄――在沖米軍司令部 金沢――香林坊
大阪――米総領事館前 福岡――米領事館前
Top

    

  

<反米ジハード>の炸裂に腰を抜かしたブクロ派残党
動揺する清丈・天田一派を一掃せよ

宮崎学スパイ問題を追及されてノックダウン。警官に救護されるブクロ派分子
(9月27日、国会裏)
 アメリカ帝国主義ブッシュ政権のもとで再編されつつあるCIAと、これに連なる日本国家権力内謀略グループは、謀略ゲリラの追認役として活用してきた走狗集団・ブクロ派残党の使い捨てに踏み切った。――CIAのエージェント=スパイ宮崎学に、ブクロ派官僚が資金・アジト提供などをつうじて丸ごと抱きかかえられていた! この事実を、すなわちブクロ派残党が総スパイ化しているという厳然たる証拠を、同じくCIAのエージェントとして飼い活用してきた白井朗(および小西誠)に暴露させたのである(今年出版された『公安アンダーワールド』『公安調査庁スパイ工作集』など)。
 この事態に直面したブクロ派残党、とりわけ清水丈夫は、CIAエージェントによる攪乱工作のうちに、ブクロ派を切り捨てるというCIAおよび日本国家権力内謀略グループの意図をつきつけられ、大混乱に陥り発狂したのだ。そのゆえにこそ彼らは、やれ「宮崎学を弾劾する」だの、やれ「革共同第六回大会を開催した」だのとわめいては、わが同盟の猛追撃を逃れ格好をつけるための悪あがきに必死になってきた。まさにこのブクロ残党分子の対応こそは、宮崎学らの本性を暴露するイデオロギー闘争をはじめとしたわが同盟の謀略粉砕・走狗一掃の闘い、この万力で締めあげるような強力至極の闘いに追いつめられたブクロ派残党の死のけいれんにほかならない。ここに、われわれは、わが走狗解体闘争の完全勝利を十二分に確認できるのである(本紙第一六八五号、猪爪論文参照)。
 この死のけいれんにひくつくブクロ派残党はまた、イスラム復興主義ゲリラが敢行した<9・11ジハード>に直面するやいなや、心臓もとびださんばかりの大動揺をさらけだしたのだ。あらかじめ言っておけば、「赤色テロ」主義者であるからしてアメリカ帝国主義中枢にたいする「テロ」に「万歳」を叫ぶのかと思いきや、まったくそうではない。彼らは、みじめったらしいことに、<イスラム復興主義にもとづく反米ジハード>という事態にうちのめされ解釈不能の動揺に陥り、そのゆえに大衆運動に逃げこむこともできなくなっているのである。
 じっさい、ブクロ派残党の「書記長」ダメダこと天田は、「9・11反米ゲリラに対する革共同の見解」(スパイ通信「前進」第二〇二二号)において、動転し動揺しているさまを、あからさまに自白している。曰く、「おびただしい死者・負傷者、壊滅的被害が生み出されたことをどうとらえるべきだろうか」と。そう、天田は、<9・11ジハード>を「人民のテロ」と評価するかどうかで動揺も露わに自問しているのだ。したがってまた、なぜイスラム人民が決起したのかの分析にもいかずに、ただもっぱら「被抑圧民族の苦しみと怒り」の爆発などという、実に観念的な解釈にふけっているにすぎない。しかもブクロ官僚どもは、「米帝の報復戦争阻止の反戦闘争」を叫ぶのかと思いきや、むしろ大動揺のゆえに体がまったく動かないのだ。なにもできないことを糊塗するために、せいぜいダメダが杉並区荻窪などの駅頭で宣伝する程度でお茶をにごしているのである。
 われわれは、このような死のけいれんにのたうつ走狗集団残党をきれいさっぱり片づける残務整理を、一挙かつ早急に遂行するのでなければならない。
Top

   

まぎれもないCIAのエージェント・宮崎学
「分かっていなかった」というブクロ派の大ウソ

「前進」の宮崎問題にかんする「見解」を追及されてグーの音も出ない
「静岡労組交流センター」のブクロ派チビ官・山本研二
(9月24日、静岡産業経済センター)
 国家権力の走狗集団・ブクロ=中核派の残党分子を最後的に一掃するための闘いをわが同盟が断固としておしすすめてきたことによって、敗残ブクロ派は今やいよいよ臨終の時を迎えつつある。この残存ブクロ派の無惨な姿を見てとった飼い主の米CIA、およびこれにつき動かされた国家権力内謀略グループは、この使いものにならなくなった走狗ブクロ派の解体・処理=使い捨てにのりだしたのだ。そのためにCIAならびに権力内謀略グループは、スパイ分子・宮崎学とブクロ官僚どもの関係をあえて暴露し、さらにスパイ分子の小野田猛史や弁護士・三島浩司を介して公安調査庁に浸蝕されてきたブクロ派の実態を暴露してきたわけなのだ(『公安アンダーワールド』『公安調査庁スパイ工作集』など)。
 もとより、「キツネ目の男」=宮崎学がまぎれもないスパイ分子にほかならないことを、わが同盟はこの男が「文化人」づらをして反対運動の周辺に立ち現れた当時からいち早く暴露し警告してきた。今や宮崎の正体が満天下にさらけだされたことによって、この男に全アジトをもらいうけ、組織丸ごと権力にしゃぶりつくされてきたことをあらためて白日の下に暴露され断末魔の危機に追いつめられたのが敗残スパイ集団のブクロ=中核派なのである。(本紙第一六八四、八五号参照)
 われわれは、シドロモドロの弁明=居直りによってなお姑息な乗り切りを図ろうとしている走狗集団に断を下すために、「キツネ目の男」=宮崎学の正体をいま一度克明に暴露し走狗どもに突きつけてやらなければならない。(これはまた、スパイ分子を反対運動にひき入れてきた一部の文化人≠スちの責任を問うためでもある。)
top

    


どどいつ かぞえ歌  新世紀太郎

単独行動一超支配
テメエいちばん「ならず者」
双子のビルの賭博屋どもは
罪の深さを思い知れ

三党連立小泉政権
今や全党翼賛会

黒船四隻送った国が
ジハド四機で眠られず

五角のビルは参謀本部
「無差別テロ」ではありませぬ

六つの大陸盗聴しても
人の心は読めやせぬ
(エシュロン)

Gの七つは顔色失せて
「プラス1」だけほくそ笑む(ロシア)

八紘一宇の野望を示す
インドの海の日章旗

九割こえる支持率なれど
街に広がる非戦・厭戦

十を数える英語の訳本
アラブも学ぶ反スタ思想

塗炭の苦しみ第三世界
疎外深める国独資
行方もしれぬウツの世に
輝く太陽革マル派
内在超越 場所的立場
絶望転じて 実践へ

九・一一反米ジハド
新たな時代の幕開けよ!
Top
  

   

空爆弾劾!
   佐賀越智代

テロ撲滅を看板にし 宣戦布告なく
空爆するは国家テロ

宵闇に光芒放つトマホーク、爆死したりき
アフガンの民

宗教戦争おぞましき 十字軍気取りて
ムスリムを爆死せしむは

夕ぼらけ怒れる若者集いきて
数寄屋橋界隈弾劾の波

自衛隊の派遣にいそしむ小泉政権を
弾劾す衆議院会館にて

理不尽な報復空爆に奮いたて!
米英帝国を撃て! 反戦のほのおで

ジハード自爆にこたえしは<米英の>
国家テロル、燃えさかりたり反米の烽火(のろし)

米帝に魂売りしムシャラフ政権うみだしぬ
血塗られしデモ

正義なき空爆に怒るムスリムは
遠近(おちこち)で反米の意気たかし
 米大使館に「アフガニスタン空爆テロ弾劾」のシュプレヒコールを
叩きつける全学連(10月13日)
top