第1695号 (2001年11月26日)の内容


<1面>
自衛隊の第二次派兵を阻止せよ
米英のアフガン侵略阻止! 多国籍軍の進駐反対!
日共中央の乗りきり策を粉砕し参戦阻止闘争の高揚をかちとれ

1・18「タウンミーティングin東京」
二学生の不当逮捕弾劾!
小泉政権の「参戦反対」への強権的弾圧許すな

<4面〜5面>
戦時♂コのグローバル世界経済の危機
拡大する〈ジハード自爆〉の波紋


<2面>
海自インド洋派遣を弾劾 11・9沖縄
参戦法参院可決に抗議 10・29金沢

<6面>
裏金まみれの本部を打倒し自治労運動の戦闘的再生を
大量人員削減で「10億円の黒字」計上――02年度郵便事業予算案

Topics 小泉式構造改革破産の実例&告

<7面>
ブクロ派残党にトドメの巨弾
「11・11労働者集会」でスパイ三角の悪業を暴露
「労交センター」代表を追及 静岡・三重

扶桑社版教科書美化発言を居直る
日教組教文部長・藤川―『諸君!』10月号

<8面>
〈9・11〉をめぐるロシア・スターリニスト諸党の犯罪的対応
〈ジハード自爆〉に直面した中村雄二郎の思考遮断
◇黒田寛一『実践と場所』をめぐって

<3面>
万華鏡2001――情勢の断層を読む
現代版十字軍の暴虐
◇女性解放戦争?
◇人道的殺し屋=I?
◇アジアの孤児
◇若者迎合主義
◇貪欲な肉食獣
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉

 「解放」最新号 


  


  

自衛隊の第二次派兵を阻止せよ
米英のアフガン侵略阻止! 多国籍軍の進駐反対!
日共中央の乗りきり策を粉砕し参戦阻止闘争の高揚をかちとれ


 
「派兵計画決定を許すな!」全学連は「テロ対策特措法」にもとづく参戦
「基本計画」の閣議決定に反対して緊急闘争に決起した
(11月16日、首相官邸前)
十一月十六日、タリバン軍は十三日のカブール撤退につづいて、ついにアフガニスタン南部の本拠地カンダハルをパシュトゥン人部族指導者に明け渡す交渉に入り、一部部隊を残して基本部隊の山岳地帯への撤退を開始しつつある.約一ヵ月以上もの間、米軍は大量殺傷兵器を使用しての狂気の空爆テロ=じゅうたん爆撃をくりひろげてきた。しかも、これに乗じて北部同盟軍がロシアからの大量武器援助を支えとして、かつロシアの後押しを受けて、十一月十日にはアフガニスタン北部の要衝マザリシャリフを攻略した。十三日にはタリバン軍が撤退した首都カブールを無血制圧した。加えて、CIAの工作によってタリバンに反旗を翻した南部のパシュトゥン人勢力が猛攻をかけはじめた。ことここに至って、五年間にわたるタリバン政権の実効支配は崩壊を余儀なくされたのである。
 タリバン撤退にたいして、ヤンキー帝国主義権力者は、これを空爆の成果として高笑いしつつも、北部同盟軍がロシアの意を受けてカブールに進攻したことに警戒心を高めてもいる。「タリバン一掃」においては、ロシア・プーチン政権と結託し帝露連合を組みつつも、ポスト・タリバンをめぐっては対立している。そのゆえに、ロシアの賛成のもとに国連決議にもとづく多国籍軍のカブール管理という奥の手≠だしてもいるのである(米露両軍は加わらない)。
 ポスト・タリバンの政治戦に勝利するためにも、アメリカ権力者はまた、カサにかかってラマダン(イスラム暦の断食月)に入った十一月十六日以降も、ウサマ・ビンラディンと彼を保護するタリバンの掃討戦に狂奔している。実際、国防長官ラムズフェルドは、タリバンとアルカーイダがアフガニスタン南部で態勢をたて直そうとしても「アメリカは彼らを根こそぎにする」と叫びたて、米軍の特殊部隊を首都カブールや南部山岳地帯に送りこんでいるのだ。
 このようなアフガニスタン情勢の急展開のもとで、日本帝国主義の小泉政権は、ブッシュ政権からの矢の催促に応えて、十一月十六日に、臨時閣議においてテロ対策特別措置法にもとづく「基本計画」を決定した。十一月九日の第一次派遣につづいて、米軍への燃料の輸送・補給を中心とする任務を担うために、十一月二十六日前後に、イージス艦をのぞく補給艦、護衛艦、掃海母艦、輸送機などをインド洋やパキスタンに派遣しようとしているのだ。
 すべてのたたかう労働者・学生諸君! ところが、日共の不破=志位指導部は、アメリカの国連決議にもとづく多国籍軍のカブール管理という策を、「国連主導のテロ問題解決」という彼らの代案≠フ正当性が証明されたかのようにマンガ的もいいところの解釈を開陳している。「テロ撲滅」を叫び「軍事的措置」にも賛成した日共中央。まさに侵略補強勢力に転落したがゆえにこそ、彼らは、労働者・人民から、いや下部党員たちからも弾劾され、「左翼」政党として死滅≠オた。これをのりきり生き延びるためにのみ、アメリカ提案にホッと胸をなでおろし飛びついているのである。われわれは、日共中央ののりきり策を粉砕しつつたたかうのでなければならない。米―露(中)の対立と政治的瞞着にもとづく「多国籍軍によるアフガニスタン管理」なるものの欺瞞性をも暴きだし、<米英のアフガン侵略阻止! ロシアの加担弾劾! 自衛隊のインド洋・パキスタン派遣阻止!>の反戦闘争に起ちあがれ。自衛隊艦隊派遣阻止闘争(十一月二十五日予定)に起て。

以下、小見出し

タリバン撤退と<新政権>をめぐる角逐の激化
南北分割%I様相を呈する諸エスニック集団の確執
ポスト・タリバンをめぐる米・露角逐の激化
本格的参戦に踏みだした小泉政権
日共の乗りきりを許さず自衛隊派遣阻止に起て

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11・18「タウンミーティングin東京」
二学生の不当逮捕弾劾!
小泉政権の「参戦反対」への強権的弾圧許すな

 闘う学生が小泉に「内閣打倒!」をつきつけた!
(11月18日、丸の内東京国際フォーラム)
 十月十八日、首相・小泉が出席して東京都内で開かれたタウンミーティングにおいて、日本の参戦に反対する意志を表明した二名の学生たちを、警察権力が不当にも逮捕した。われわれはこの暴挙を満腔の怒りをもって弾劾する。
 逮捕された二人は、タウンミーティングの場において「米英のアフガン侵略弾劾」「日本の参戦阻止」「改憲反対」などの意見表明をした。ところが、警察権力は「建造物侵入」なる容疑で不当逮捕したのだ。二人は政府発行の参加証と身分証明書を提示して入場したのであり、「建造物侵入」などという容疑≠ヘ、文字通りのでっちあげ以外の何ものでもない。
 今回の不当逮捕こそは、戦後初めて本格的な参戦に踏みきった小泉政権が、参戦反対の闘いをすべて圧殺するという狂暴な意志を露わにしたものに他ならない。戦時下の弾圧≠はねかえし、参戦阻止の闘いを断固として創造せよ。
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貪欲な肉食獣
すべてのメールの行き先は?……

 <9・11ジハード>の奇襲攻撃に完敗し、「危機管理先進国アメリカ」の威信を失墜させられ、今も「見えない敵」に苛立つブッシュ。同じく度肝を抜かれた日本の権力者もまた危機感を募らせ、「潜入するテロリストの脅威」を煽りながら「自衛隊参戦下」の国内治安弾圧体制を強化しようと必死だ。警察庁は、「テロリストの組織犯罪」対策として、「電子メールの傍受」を計画。新たに開発中の「電子メール傍受装置」十数台を来年三月までに主要都道府県警や管区警察局に配備しようとしている(「読売新聞」十月十六日付)。
 「電子メール傍受装置」――いかにもスマートな「ハイテク」といったところだが、かつて警察庁から協力を要請されたプロバイダー(メール接続業者)が「顧客のプライバシーが守られる保証がない」と反発、警察庁も「特殊な機器は必要ない。プロバイダーから容疑者のメールだけ渡してもらえばよい」といって導入が見送られたシロモノなのだ。それを警察庁は、「国内テロリストの監視」の大義名分をおしだし、一昨年の夏に反対運動を押し切って成立させた「通信傍受法」をタテにして、法的強制力をもって導入しようというのである。今は非常時だから多少の市民的権利の制限には目をつぶれ≠ニばかりに。
 メール業者も問題ありと指摘した警察庁の「メール傍受装置」とはどんなものか? 実はこの装置は、FBIが極秘に開発した電子メール盗聴装置、コード・ネーム「カーニボー(肉食獣)」と呼ばれる装置の仕組みをそっくり真似たものである。捜査の際には、警察はこの「カーニボー」をプロバイダーのメール・サーバー(電子メール管理コンピュータ)に接続するわけだが、すると「カーニボー」はそのサーバーを経由する大量の電子メールを、捜査に関係あるかないかにおかまいなく、貪欲な「肉食獣」のように、すべて片っ端から取り込んでしまうのだ。警察庁の解説では「捜査員はその蓄積されたメールの中から容疑者やその関係者のメールに限ってピック・アップし調査する」とされている。だがそれは表向きの説明でしかない。いったん警察権力が膨大なメール・データを手にしてしまえば、そのメールの中から、たとえば「革命」とか「左翼」といった「要注意語」を含むメールをすべて検索し、そしてそのメールを送受したアドレスを手がかりにして、新たに「不審人物」や「要注意組織」を浮かび上がらせることが可能になるのだ(原理はアメリカの「エシェロン」が不審≠ネ通信を探すやり方と同じである)。
 しかも、別々の場所のプロバイダーに接続した「メール傍受装置」を警察施設内のコンピュータにリンクして、一つのセンターで常時「要注意メール」の流れと発・受信者をチェックすることもできる。こうして警察権力の「合法的」盗聴工作の範囲が無制限に、秘密裏に拡大されることになる。警察権力がなんとしても実現しようとする「FBIなみの捜査水準」とは、まさしく無差別に全人民を監視下に置く強権的な捜査手法にほかならない!
 ついに「自衛隊の戦地への派遣」を強行し、「テロとの新しい戦争」をヒステリックに叫ぶ小泉。この号令のもとに、警察権力は「日本にアルカーイダのテロリストが潜入した」とか「生物化学兵器が使われるかもしれない」とかとさもさもらしい情報を流し、それを口実にして「戦時下」での治安弾圧体制を強化しようと企んでいる。そしてその矛先は、日本権力者が最も恐れる「過激派」、わが革命的左翼に向けられているのは間違いない。

女性解放戦争?
これぞヤンキー流究極のこじつけ
 十一月十二日から十三日にかけてアフガニスタンの北部同盟軍が首都カブールを制圧した。次いで十三日にはアメリカのブッシュも「カブール陥落」と「タリバン政権崩壊」を宣言した。
 これ以降、テレビニュースによると、タリバンが撤退したあとには自由の風≠ェ吹いているそうな。「ヒゲを剃る自由」「女性がブルカ以外の服を着用する自由」「女優のブロマイドを売る自由」はたまた「音楽を聞く自由」……と。タリバンなきあとのカブールで人びとは、こういう自由≠思いっきり謳歌しているそうで、それもこれも米英の「不朽の自由」作戦の賜物だ、なんていわんばかりのニュースが流されている。
 ちなみに十一月十七日、毎週恒例の米大統領演説でジョージ・ブッシュの代役として登場したのが、大統領夫人ローラ・ブッシュ。いわく、「宗教や文化にかかわらず、テロリストとの戦いは女性の尊厳と権利を守るため」「タリバンは女性を家に縛りつけ囚人にした」「タリバンは女性の敵」「アメリカはイスラム教徒の味方」と。
 あれ、あれ、「不朽の自由」作戦は実は女性解放の戦い≠セったんだっけ? オー、自由の女神サマ=I これも米国流内助の=Aいや外助の功≠ニいうべきか。
 でもねえ、「ヒゲを剃る」とか「ブルカの着用」とかを、米欧流の価値観できりもりすることじたいが、大まちがいじゃないの。そもそも、それらはパシュトゥン人、タジク人、ウズベク人、ハザラ人など、アフガニスタンに混在するエスニシティの伝統、文化、習俗のちがいによるもの。あるいは、同じイスラームでも、女性の全身を布でおおいかくすブルカを用いるワッハーブ派に属するのがタリバンで、イランなどでは顔を出すチャドル、エジプトなどではヒジャーブを着用している。
 だから、先のようなカブール陥落後の民衆の生活の変化は、米英アングロサクソンどもの掲げる「自由」とはなんの関係もないし「不朽の自由」作戦の成果でもなんでもない。もちろん、彼ら米英権力者が、ありもしない成果≠ことさらに押しだすのにはワケがある。というのも、アメリカ政府にとって今回のカブール陥落は、そう手放しで喜べないのだから……。
 いや、実のところ、ついこの前までは北部同盟のカブール制圧にストップをかけていたのが、ブッシュでありパキスタンのムシャラフだった。ロシアやインドやイランを後盾としている北部同盟主力の新政権樹立を阻止し、なんとか自分たちの息のかかったポスト・タリバン$ュ権をつくることを画策している最中だったのだから。ところが、これらのことごとくが頓挫しただけでなく、北部同盟はアメリカの制止を無視してカブールを占領した。オマケに北部同盟は、アフガニスタン入りしたイギリス軍一〇〇名のうち八十五名を追い返す姿勢をとっている。さらに国連の介入も拒否と。それでも北部同盟のカブール占領を追認せざるをえないのがアメリカ。だって持ち駒≠ェないんだから。北部同盟の残虐行為についても目をつぶっちゃえ、と。曰く「戦闘中なのだから『降服しなければ殺す』というのは完璧に適切なこと」(ラムズフェルド)と。
 どうやら、タリバンをカブールから一掃したのは事実だとしてもそれはすなわちアングロ・サクソン同盟の「自由と文明の勝利」であるなどとは言えないようだ。いや、むしろ、米軍がイスラームの聖なる儀式ラマダンをもふみにじってなお続行している空爆テロ、ジェノサイド攻撃(モスクの爆撃を含む)にたいしては、親米″痩ニも含めて全世界のイスラーム圏人民・権力者から反発が噴きあがっている。
 これには、さすがにブッシュも、イスラム諸国権力者へのゴマスリにこれ努めざるをえない。十一月十九日にホワイトハウスにイスラム諸国会議(OIC)加盟諸国の代表など五十名を招いて、ラマダン後の宴==uイフタル」を開催するとか。ホワイトハウスでアラーに祈りを捧げたあと、ブッシュとイスラム諸国代表者がテーブルにつくそうだ。
 ブッシュにしてみればラマダンを尊重しています≠ニいうアピールのつもりだろうね。でも、これってあまりにクサイ芝居で笑っちゃうじゃないの。だって、ラマダン(断食)もしないブッシュが、宴だけはいっしょにやるなんて、イスラム諸国人民をバカにするのもいいところじゃないか。こんな猿芝居で、燃えさかる<反米ジハード>を鎮められるとでも思っているとしたら大マチガイ。
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戦時♂コのグローバル世界経済の危機
拡大する〈ジハード自爆〉の波紋

 二十一世紀最初の一年目、その九月十一日にイスラム復興主義の一ゲリラ・グループが満を持して決行した「殉教作戦」=<ジハード自爆>攻撃は、「世界唯一のスーパーパワー」アメリカ帝国主義の軍事と金融・経済の心臓部を直撃し、もののみごとに撃破しつくした。まさにそれは、旧<東西冷戦>の覇者として世界各国の労働者人民を政治的・軍事的にも経済的にも傲岸無比な「一超」支配のもとに組みしき暴虐のかぎりを尽くしてきたアメリカ帝国主義にたいするイスラム復興主義勢力の反逆であり、その奏功は二十一世紀初頭におけるアメリカ帝国主義の世界「一超」支配の終焉の始まりを告知した画歴史的事件にほかならない。
 実際、<東西冷戦>終焉以降、「世界の警察官」を自任しつつイラク、ユーゴをはじめとした反米¥剥痩ニにたいしては傍若無人な侵略戦争=人民皆殺し戦争や悪逆きわまりない「経済制裁」をしかけながら、自国の「安全」にかんしては核軍事力の絶対的優位とサイバー機器を駆使した情報・諜報能力とへの過信のうえに胡座(あぐら)をかいてきたアメリカ帝国主義国家権力者。彼らのこの驕り高ぶりの盲点を的確に衝いて、9・11<ジハード自爆>は敢行された。まさにこのゆえにパニックにおちいり逆上し「報復戦争」にうってでたアメリカ最高権力者ブッシュの無様にして醜悪な姿と対応に、世界「一超」支配の終焉への危機感が逆証されているではないか。
 それだけではない。アメリカ帝国主義の「経済的富と繁栄」の象徴であり世界の金融的支配の実体的拠点である世界貿易センタービルを木端微塵に壊滅させた<ジハード自爆>は、国際金融市場を大混乱に叩きこみアメリカ主導の国際金融秩序をズタズタに引き裂くとともに、すでにITバブル≠フ崩壊を契機に景気後退に突入していたアメリカ経済に甚大な打撃を与え、<アメリカ発世界同時不況>の加速・深刻化を一挙に呼び起こすインパクトとなった。九〇年代をとおしてアメリカ国家の世界各国にたいする「グローバル・スタンダード」という名のアメリカン・スタンダードの強権的押しつけをテコとして促進されてきたアメリカ金融独占資本のグローバリゼーション、それによって生みだされ醸成されてきた世界経済レベルでの諸矛盾(とりわけサイバー資本主義化≠ニ国際金融市場の基盤的不安定化)を、<ジハード自爆>は白日のもとに突き出すインパクトとなったのだ。まさにこのようなものとしてそれは、アメリカン・グローバリゼーションとサイバー資本主義≠フ終わりの始まりを告げる歴史的意義を持つといってよい。
 そうであるからこそ、9・11<ジハード自爆>に自国の世界「一超」支配崩壊の予兆をみてとらざるをえなかったブッシュ政権は、「世界唯一のスーパーパワー」の威信回復と面子を賭けて「国際テロリスト」ウサマ・ビンラディン一味とこれを庇護するタリバン政権を「根絶」するためのアフガニスタン・中東侵略戦争にうってでた。「野蛮なテロ」にたいする「自由と文明の防衛」のための戦いなどとおしだされ、ロシア・プーチン政権との黒い結託≠もテコに対タリバン包囲網=現代版「十字軍」をも結成して強行されているアメリカ帝国主義のこのアフガニスタン人民皆殺し戦争は、政治的・イデオロギー的には<新たな宗教戦争>としての性格を刻印されているといえる。それと同時にこの戦争は、アメリカン・グローバリゼーションが惹き起こし醸成してきた世界的な経済危機、とりわけアメリカをはじめとした欧・日帝国主義諸国の不況(世界同時不況)の軍事的のりきり(戦時経済化)としての性格・意味をもっている。アフガン侵略戦争においてハイテク兵器をどしどし消費≠オつつ軍需生産の活性化を企んでもいるブッシュ政権の対応に、その性格が端的に示されているではないか。
 だがしかし、ブッシュ政権が「非対称型の新たな戦争」とも称しているように、この戦争はタリバンやアルカーイダをはじめとする全世界のイスラム復興主義勢力の必然的な反逆を招き、まさにモグラ叩き℃ョの戦争の長期化・泥沼化を招くにちがいない。そうすることによってそれは、グローバル世界経済の根底に堆積され醸成されている諸矛盾のいっそうの深まりを、とりわけ国際金融恐慌爆発の危機を、もたらすにちがいないのである。

以下、章見出し

T 〈アメリカ発世界同時不況〉の一挙的深刻化

U アメリカン・グローバリゼーション下の諸矛盾の露呈

V 戦時経済≠ノよる危機突破策

 11月9日、沖縄県学連は同日の佐世保からの海自艦船の
インド洋出撃に抗議して、ホワイトビーチの海上自衛隊基地隊本部
にたいする抗議闘争に起ちあがった
 10月30日、嘉手納基地に近い沖縄中部北谷町で、アメリカ帝国主義の
報復戦争と日本の参戦に反対し、労学市民1000名が起ちあがった。
写真は集会後嘉手納基地第一ゲートに
怒りの声をたたきつける沖縄の闘う学生たち
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裏金まみれの本部を打倒し自治労運動の戦闘的再生を!

 小泉政権はネオ・ファシストの「常識」をふりかざしながら、憲法を踏みにじり、アメリカ・イギリスの権力者が強行している悪逆無道なアフガニスタン侵略戦争に参戦するために、テロ対策特別措置法等三法を成立させた。しかもこの戦後日本の歴史的大転換を画する悪法は、「テロ根絶」を唱和する社共既成指導部、とりわけ「国連中心」であれば「軍事的措置」をも認めるという日共・不破=志位指導部の大裏切りに助けられて、実にやすやすと制定されてしまったのだ。
 こうしていままさに小泉政権は、硝煙と血煙のインド洋やパキスタンへ一五〇〇人もの自衛隊員を送りこもうとしているのだ。
 かさにかかった小泉政権は、侵略戦争遂行と国内治安強化にふさわしい首相専決の強権的行政システムの構築と、いよいよ末期症状を呈する国家財政破綻ののりきりをかけた公務員の大削減を実現するために、「公務員制度改革」に突進しようとしているのである。
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11・11労働者集会」
ブクロ派残党にトドメの巨弾
スパイ三角の悪業を徹底暴露


 十一月十一日に、わが同盟は残存ブクロ派の「労働者集会」が開かれようとしていた日比谷公園に断固として登場し、丸ごとスパイの巣窟と化しているブクロ派の正体を暴くための一大情宣に決起した。
 わが同盟は、すでにこの「労働者集会」なるものにむけて、ブクロ派の残存分子がわずかばかり生息している労働組合にたいして、「労組交流センター」副代表の三角忠が国家権力・公安調査庁の真正のスパイであることを断固として暴露してきた。このわれわれの追撃に直面して完全に打ちのめされ、このままでは組織延命策の中心環として位置づけてきた「労働者集会」の開催すらおぼつかないと危機感と焦燥感を極限まで高ぶらせたのがブクロ官僚だった。彼らは、「労組交流センター声明」なるものにおいて、「労交センター」副代表の三角忠が公安調査庁のエージェント小野田猛史と密会していた事実を暴かれているにもかかわらず「スパイ化工作」を「きっぱり拒否した」などという実にお笑い草な物語を急きょデッチあげ、下部活動家の動揺と反発を抑えこもうなどと試みてきたのだ。けれども「労働者集会」にたいするわが同盟の革命的な暴露の闘いは、こうした思惑を木っ端微塵に打ち砕き、官僚どもへの疑惑と不信と反発の渦まく崩壊の淵に、残存ブクロ派を叩きこんだのである。

スパイの紋章=「労交センター」の名を隠蔽
 戦々恐々・憔悴の三角

 「労交センター」副代表・三角が公調のスパイにほかならないことを暴きだされたことによって、ブクロ官僚どもは、今回の「労働者集会」から当の三角と「労組交流センター」の名を徹底しておし隠さざるをえなくなった。ビラだけはかろうじて「労交センター」のものを薄汚いルンプロ活動家たちが配ってはいたものの、掲げられていたのぼり旗はことごとく「集会」の課題と関係のない「介護は全額公費で」などと書かれた「都革新」のものばかりだった。なおかつブクロ派活動家たちが身につけているゼッケンからは、わざわざ「労組交流センター」の文字の部分が切り取られていたではないか。もはやブクロ派官僚どもは、わが同盟の暴露によってスパイの代名詞となった「労組交流センター」の名を公々然とかかげることすらできないのだ!
 いやいや、そればかりではない。当のスパイ三角はといえば、集会中からその後のデモに至るまで、一貫してまったく意気があがらずみじめな姿をさらけ出していたのだ。とりわけデモの最中には、三角は誰からもいっさい声をかけられることもなく、後ろ指を指されながらヨタヨタとデモの先頭を歩いているのがやっとという様子であった。デモ指揮者として口に笛をくわえてはいるものの、それを吹き鳴らす気力もなく、わが同盟によってまた新たなスパイの証拠を暴露されはしないかと不安と恐怖にうち震えていたのが三角だったのだ。

反発し離反する労組員

 しかも「五〇〇〇人結集に向けて全力で闘おう」などというブクロ官僚の号令にもかかわらず、今回の「労働者集会」の参加者は、フタをあけてみればたったの千人そこそこであった。集まったのは、もとよりほとんどすべてが五十過ぎの小汚いルンプロばかりである。そもそも「五千人結集」などはブクロ派にとってみれば夢のまた夢、内輪の空気入れ≠フためだけに口にしていたタワゴトでしかない。
 ところがブクロ官僚どもは、この集会の参加人数をなんと三倍も水増しして「三二五〇人」と公表したのだ。だがそのようなヘタな小手先細工をつかって、どうにか「労働者集会」を実現したとおしだしたとしても、とうてい今日のブクロ派の組織的危機をのりきることなどできはしないのである。
 実際、わが同盟のブクロ派を解体するための闘いの連続的巨弾に直撃されて、「労働者集会」にむけた労組(員)の組織化などは文字どおりの白昼夢と化したのである。ほんの一例をあげるならば、今回かろうじて参加することになった、とある労組の組合員からは「組合どうしの付き合いがあるから仕方ないんだよ。でもそれも今年で終わり」という声があがっている。このように「労働者集会」なるものの何たるかを知った労組員たちは、このかんみずからの組合が、ブクロ派の権力のスパイとしての正体をおしかくすことに活用されてきたことに屈辱感を抱き、ネコなで声で騙しオルグをかけてきたブクロ派にたいする反発心を高じさせているのだ。

断末魔のブクロ派をさらに追撃せよ!

 わが同盟の闘いに直撃されたこの日のブクロ派の無様な姿ときたら枚挙に暇がないほどである。たたかう学生に三角スパイ問題のビラを突きつけられたことに狼狽し、持っていたビラ束を丸ごと地面に落としてしまうルンプロ。また「読みたいんだろ、おまえにやるよ」とたたかう学生にささやかれて、これ幸いとばかりに落ちていたスパイ問題のパンフレットを周りを気にしながらこっそりとポケットにしまいこんだルンプロ。さらに引率してきた同じ職場の労組員には「カクマルのビラは受けとるな」と指示しながら、しっかり自分だけはビラを受けとっていったブクロ派分子の続出。「受けとるな」といった本人が受けとっているのだから指示は貫徹するはずもなく、ビラはたたかう労働者・学生の手から確実に配布されていった。
 集会の「防衛隊」として公園入り口につっ立っていたブクロ派活動家連中も、極めて惨めな姿をさらけ出していた。「彼らがもしも姿を現すならば、闘う労働者の団結した力で必ず粉砕されるだろう」などとスパイ通信「前進」紙上で虚勢をはってみせてはいたものの、いざたたかう学生たちからの断固とした追及にさらされるやたちまちブクロ派「防衛隊」の面々は縮みあがってしまったのだ。
 こうした活動家連中の姿に危機感を高じさせたルンプロ手配師の渡辺某は、国家権力・機動隊に守ってもらうために、たたかう学生たちにたいして「おまえたちの来るところじゃない〜」などと金切り声をあげながら体当たりをくりかえして権力の弾圧をひきだそうという権力の走狗ならではの行動をとったのだ。それだけではない。能無しの学生チビ官・上田某にいたっては、集会後のデモの最中、わがたたかう労働者・学生の姿が見えなくなったと思いこみ完全に緊張の糸がきれてしまい、「防衛隊長」であるにもかかわらずガードレールに一人ぽつねんと腰を下ろしてウツロな目をしてタバコをふかし内面的な空白をさらけだしていたのである。
 ブクロ官僚どもよ! 無能で展望喪失のおまえたちがいくら無い知恵をしぼってわが同盟の追撃から身をかわそうとしたところでムダというものだ。
 わが同盟の闘いに追いつめられ崩壊ぶりを露わにした残存ブクロ派の最後の延命の方途「11・11労働者集会」。だがこの集会そのものにたいして、われわれは「労交センター」が「スパイ交流センター」と化している事実を徹底的に暴きだし、スパイとしての正体をおし隠して延命しようとするブクロ派残党にトドメの巨弾をぶちこんだのだ。われわれは追撃の手を休めることなく、残存ブクロ派を日本階級闘争場裏から速やかに一掃するためにさらに容赦なく闘いをおしすすめるであろう。

「三角忠スパイ問題に答えよ!」
静岡・三重「労交センター」代表を徹底追及

 「労組交流センター副代表」を名乗るブクロ=中核派の三角忠が公安調査庁のスパイ=小野田猛史と密会した現場写真を、わが同盟は満を持して暴露した。この闘いにつづいてわれわれは、十月十日には「静岡労組交流センター」代表の松村実を、十月二十三日には「三重労組交流センター」代表・加藤正昭を徹底的に追及したのである。
闘う仲間の追及にうなだれる松村実(十月十日)
自治労静岡県本書記長の松村は
「静岡労組交流センター」代表のブクロ派分子なのだ
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