第1734号(2002年9月9日)の内容

<1面>
米帝のイラク核攻撃を阻止せよ
アメリカの反テロル局地戦反対! 有事立法粉砕!
労働者人民の国際的連帯のもとに革命的反戦闘争を断固推進せよ!

<4〜5面>
脳死状態のブクロ派にトドメの一撃を!
 走狗解体闘争の不動の勝利
住基台帳 熊本県警が無制限に閲覧
住基ネット運用開始に抗議(8・5、金沢)
金沢市役所で市民課課長を追及
(八月五日)
金沢市香林坊で労働者・市民に
「住基ネット」の反動性を訴える
(八月二日)


<2面>
全学連第115中委に結集せよ

<3面>
在沖米軍基地の強化反対! イラク侵略阻止!
新海兵隊基地建設を阻止せよ

東電の原発損傷隠し弾劾!

<6面>
拍車がかけられる市町村合併 自治体労働者の首切りを許すな
BSE検査で過酷な労働
Topics 小泉式「先行減税」のペテン

<8面>
謀略殺人を忘るるなかれ
「The Beginning of the End」を読んで
「ゴールデン・シティ」
吉川さんの生き方に学ぶ

<7面>
万華鏡2002――情勢の断層を読む
渡るチェチェンは敵ばかり
首には首を
「賢い塵」に御用心
「軍報」も夏休み?

週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉

「解放」最新号

 





































































  

米帝のイラク核攻撃を阻止せよ
アメリカの反テロル局地戦反対! 有事立法粉砕!
労働者人民の国際的連帯のもとに革命的反戦闘争を断固推進せよ!

 アメリカ帝国主義権力者ブッシュは、「対テロ戦争の第二段階」と称して、イラクにたいする核兵器をも駆使した軍事侵攻の準備を、いま着々とおしすすめている。「すべての脅威にたいする防衛は不可能であり、唯一の防禦方法は敵と戦うことだ」(二〇〇二年度『国防報告』)と、「先制攻撃」を原理≠ノまで高めることの正当性と必要性をがなりたてながら。
 アフガニスタンにおけるムジャヒディン戦士の奮闘と民衆の抵抗に直面して、アメリカの侵略戦争は完全にゆきづまっている。パレスチナにおいてはハマスやアルアクサ殉教団が「第二次インティファーダ」を連続的な自爆攻撃を主としたものにおしあげ、十代の少年少女までもが身命を投げうって決起している。シオニスト・シャロンのパレスチナ人民にたいするジェノサイド攻撃は、ムスリム人民の、そして全世界の勤労人民の激しい怒りの火にますます油を注いでいる。
 アメリカは、過去一年間にわたる「非対称的戦争」なるものそのものにおいて、軍事的・政治的威信をあらためて失墜した。しかもこの条件のもとで、巨大独占体の不正経理が暴露され、アメリカ資本主義の「繁栄」の虚飾が剥げ落ちた。「一超」帝国主義による世界支配の基礎となっていた<ドル体制>は不信認をつきつけられ、この「帝国」の経済的土台は大音響とともに崩れおちつつある。まさにこの窮境を軍事一辺倒主義的に突破せんとして準備しているのが、ブッシュのイラク侵攻にほかならない。
 イスラム人民はこのことを直観し、怒り憤り、続々と<反米・反シオニズム>の闘いに決起している。全世界で、「反米」のうねりが高まっている。この気運に乗じて中・露の権力者がイラク、イラン、北朝鮮の三国――ブッシュのいう「悪の枢軸」の三国――に「平和攻勢」に打ってでることを促し、みずからも外交攻勢をしかけている。今やアメリカは、イラク侵攻をめぐって、完全な国際的孤立に叩きこまれている。
 そればかりではない。軍事的ゆきづまりと経済危機の深まりを背景とし、同盟諸国からのますます高まる反発に直面して、アメリカ権力者内部には、現状のままのイラク侵攻の可否をめぐって、明確に亀裂が生みだされている。いや、今やこの亀裂は、今秋の中間選挙および二年後の大統領選挙をにらんだ政治的抗争へ、さらには今日の経済危機の突破をめぐる金融資本グループ間の争闘に、つまりは、支配階級総体をまきこんだ分裂と抗争へと発展しつつある。「一超」帝国主義は、その土台から崩落しつつあると同時に、その中枢の分裂さえもが露わとなっているのだ。
 副大統領チェイニー、国防長官ラムズフェルド、同副長官ウォルフォウィッツの三人組を中核とするブッシュ政権内タカ派は、イラク侵攻に慎重であったり反対したりする部分との対立をもバネとして、イラクにたいする核先制攻撃という冒険的軍事行動に突っ走ろうとしている。米国内では慎重派≠ノ位置する国務副長官アーミテージも、アメリカの国際的孤立を突破するために、八月二十七日に来日し、日本政府に対イラク戦争への協力を要請した。小泉政権は有事法早期成立への決意を披瀝するかたちでこれに応えた。
 わが革命的労働者・学生は、戦争亡者(ウォーモンガー)どもの策動を断固として阻止するために、全世界のたたかう勤労人民と固く連帯して、秋の闘いに勇躍第一歩を踏みだそうではないか!

以下、見出し
イラク侵攻をめぐり四面楚歌≠フアメリカ帝国主義
リージョナリズムにもとづくEU諸国の離反
アメリカ支配階級内部の対立と抗争の激化
USAナショナリズムの貫徹方法をめぐる対立
戦争亡者(ウォーモンガー)どもの暴走を労働者人民の実力で阻止せよ


小泉訪米阻止! 日米首脳会談粉砕!
9・9羽田現地闘争に起て
時間未定 場所大師橋緑地(大田区本羽田) 主催全学連
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新海兵隊基地建設を阻止せよ
在沖縄米軍基地の再編強化反対! 相次ぐ米軍事故弾劾! 米帝のイラク侵略阻止!

相次ぐ米軍事故に怒り爆発
沖縄県学連の闘う学生は米軍F15戦闘機の墜落を弾劾し直ちに抗議闘争に起ちあがった(8/22 嘉手納基地第1ゲート前)
 ブッシュ政権はいま、全世界の米軍をイラク軍事攻撃のための臨戦態勢に突入させている。傲岸不遜にもフセイン政権の打倒が「世界の利益だ」などと言い放ちながら。イラク南方に位置するカタールの米軍基地に、B2戦略爆撃機の発着可能な巨大滑走路を建設している。イラク北方に位置するトルコ・インジルリク空軍基地には、二万五〇〇〇人の米軍を投入し、イラク国境地帯での軍事作戦を展開している。米英両軍はまた、フセイン政権を揺さぶるために、「レーダー照射」を口実にしてイラク空爆を強行しているのだ。
 在日(沖縄)米軍も、イラク侵攻を射程に入れて、実戦さながらの演習を激烈に強行している。そのゆえに、演習中の事故が頻発している。それだけではない。アメリカ政府の要請をうけた日本政府(および沖縄県と名護市)は、七月二十九日、ついに新海兵隊基地建設の基本計画を正式に決定した。今や早期着工をめざしてうごめいているのだ。
 われわれは、社共による「反安保」なき「基地の整理・縮小」請願運動の破産をのりこえ、新海兵隊基地建設阻止・浦添新軍港建設を阻止するのでなければならない。また、イラク侵略阻止! 米軍基地の再編強化反対! 有事立法阻止! を掲げてたたかうのでなければならない。

以下、小見出し

対イラク攻撃の臨戦態勢に突入した米軍

辺野古沖の新基地建設強行を策す米日両権力者

「対テロ戦争」の出撃拠点として再編強化される在沖米軍基地

破産した「基地の整理・縮小」請願運動をのりこえて闘おう!




政府・東電の原発損傷隠し弾劾!

 8月29日に、東京電力が福島第1、第2と柏崎・刈羽原発の計13基のべ29ヵ所の損傷などを隠蔽しつづけてきたことが明るみに出た。われわれは、この東電と経産省が結託した、経済効率優先・安全性無視の犯罪行為を弾劾し、原発・核開発反対の闘いを断固として推進しなければならない。
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脳死状態の走狗ブクロ派にトドメの一撃を加えよ!

 わが同盟は、国家権力の走狗たるブクロ=中核派をついに脳死状態にたたき込み、諸戦線≠フ寄り合い世帯と化していた残存ブクロ派組織を根幹から崩壊させた。
 見よ! 敗残ブクロ派内では最大組織≠ナあった関西ブクロ派の無残な崩壊のざまを! 今春、シミタケ(清水丈夫)・ダメダ(天田三紀夫)指導部に反旗をひるがえして造反した「関西地方委員会」は、いまや、残存官僚・手配師どもの全員がブクロ派から脱落・逃亡し、関西組織は完全に崩壊しさった。この関西組織だけではない。七月二十六日の「反戦共同行動委員会」主催の「全国闘争」なるものは、全国からかき集めてもわずかに三八〇名という惨状であった。いまやブクロ派組織は、わが同盟の追撃を受けて難破し、さながら沈みかかった難破船からネズミどもがわれ先に逃げだすという様相を呈しているのだ。
 今年はじめ以降、清水・天田ら残存ブクロ派官僚どもは、彼らが「解党主義」者と烙印した「労組交流センター」の中野一派に屈服し、中野洋を実質上の党首に担ぎ上げ、もって組織の分解・分散になんとか歯止めをかけようと策してきた。わが同盟は、わらにもすがる思いで中野一派にしがみついたシミタケ・ダメダ指導部のこの延命策動を、木端微塵に粉砕しつくし、敗残ブクロ派組織を一挙に崩壊に追い込んだのである。
 わが同盟の追撃に追いつめられ怯(おび)えきったシミタケ・ダメダ指導部は、スパイ通信こと「前進」夏季特別号(第二〇六五号)において、関西地方委員会の崩壊をつい自己暴露してしまっている。それほどまでに彼らは精神的失調・錯乱を極め、脳死状態を露わにしているのだ。いまこそわれわれは、敗残走狗集団の残骸を日本階級闘争場裡からきれいさっぱりと一掃する闘いを、一挙に完遂するのでなければならない。

以下、見出し

T分裂・分散・瓦解の一挙的進行
「関西地方委員会」の全員脱落
動員激減と分散化
「救援戦線」の瓦解
「百万人署名運動」の総破産

U走狗解体闘争の不動の勝利

スパイ集団の命脈を断ったわが闘い
米CIAの新たな策動を暴きだす闘い

V無脳化≠オたブクロ派残党を木端微塵に打ち砕け
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渡るチェチェンは敵ばかり
基地の一寸先に地雷 空なら安全、とはいかず

 アフガニスタンはアメリカにとって第二のベトナム≠ニ化しつつあるが、ロシアにとってのチェチェンも、プーチンの「勝利」の呼号とは裏腹に、これとまったく同様に第二のアフガン≠ニ化しつつある。
 八月十九日、ロシアのチェチェン共和国の首都グローズヌイ近郊で、ロシア軍の輸送ヘリコプターがイスラム武装勢力の高射砲によって撃墜され、一一四名のロシア兵が死亡した。座席数八十の輸送ヘリになんと一四七名の兵士を詰め込んでいたがゆえに、こんなに多くの兵士が一挙に命を落としたのだ。車で二時間ほどの距離なのに、陸路での移動はロシア軍にとって「危険すぎる」から、輸送ヘリに頼ったのだという。
 ロシア軍は、なぜこんなにビビっているのか、それにはワケがある。八月七日にロシア軍のトラックが遠隔操作地雷によって爆破され、十一名が死亡したばかりだったからだ。それも、いわゆる地雷原での出来事ではない。チェチェン南部のロシア軍施設の入口からわずか一〇メートルの、四方八方からよく見通せるはずの道路の真ん中に、いつの間にか地雷が敷設されていたというのだ。
 チェチェンのロシアからの「分離独立」を要求して戦っているイスラム勢力は、「八月六日からの新たな攻勢」を宣言していた。チェチェンのあらゆる村や町に戦闘宣言のビラがまかれたという。けれども、チェチェン現地のロシア軍指揮官は兵士をほとんど無防備のままに移動させた。先頭に装甲車を配備することもしなかった。型どおりの「周辺地域探索」から帰ってくる兵士を乗せたトラックが、地区司令部の目の前で木っ端微塵に吹き飛ばされてしまったというわけ。ロシア兵たちが震えあがらないわけはない。そしてそのビビリズムの結果が、一四七名を乗せたヘリの撃墜……。
 エリツィンいらい、チェチェンの都市を破壊しつくしチェチェン人民を血の海に沈めてきたロシアへの民族的・宗教的怨念に燃えるチェチェンの抵抗勢力のまえに、プーチンの第二次チェチェン戦争≠ヘ惨たんたる敗北を強いられている。
 「対テロ戦争」とかというアメリカのアフガン侵略や世界各地への派兵。これに乗じてチェチェン武装勢力に大攻勢をかけたものの、ロシア軍の支配地は、首都や幾つかの町にある軍駐屯地周辺だけ。それに、八万人の駐チェチェン・ロシア軍を維持する経費もままならない。いまやプーチンがつくった「チェチェン戦争の勝利的終結」の筋書きは灰塵に帰したに等しい。<治安維持のための任務の一部を内務省の地元機関に移譲して駐留ロシア軍は縮小する。そのためにも、チェチェンの親ロ傀儡政権に「新憲法制定」の住民投票をやらせ、「ロシア連邦の一部としてのチェチェン共和国の民主的復興」をアピールさせる>というそれは……。
 イスラム武装勢力は八月攻勢をかけた。国防相イワノフは、「イスラム勢力はすでに戦闘能力を失った」、だから「駐留ロシア軍の余剰兵力を削減する」と宣言した(七月十七日)。その矢先にイスラム勢力の大攻勢がはじまったのだ。イワノフを嘲笑うかのように。ロシア傀儡政権が「新憲法承認の住民投票」を発表(八月五日)するやいなや、ロシア軍はトラックの爆破とヘリコプターの撃墜に見舞われた。
 そもそもロシア軍を縮小してその任務の一部を内務省の地元機関に肩代わりさせようにも、地元の治安部隊・警察のなかには武装勢力メンバーやそのシンパがウヨウヨしている。それとおぼしき警察官をいくら解雇してもきりがない。
 「八月攻勢」に先立つ七月二十二日には、「独立チェチェン共和国大統領」マスハドフと野戦司令官バサエフ――一時は対立していたこの両者――が肩を並べて「統一した大攻勢」を宣言する姿を写したビデオが流されさえした。プーチンがイスラム勢力諸派を分断し切り崩すために、密かに交渉してきた当の相手が、マスハドフ。そして、バサエフといえば、四月にロシア軍によってその死亡が大々的に発表された「テロ首謀者」ではないか。
 もはやプーチンとロシア軍トップの面目は丸潰れ。チェチェンのロシア軍は上から下まで完全に浮き足立ち、士気は低下し、脱走兵も相次いで、崩壊に瀕している。
 それにしても、ロシア軍参謀総長が鳴物入りで公表した「バサエフの死亡」、さて、あれはいったい何だったのかねえ?

 <追記>八月二十三日、ロシア軍は「チェチェン武装勢力の出撃拠点」といわれるグルジア領内のパンキシ渓谷を空爆し、住民三人を殺りくした。グルジア大統領シェワルナゼは烈火のごとく怒っている。この蛮行は、チェチェンでの戦闘の劣勢をおし隠すための、前後みさかいないプーチンのあがきにほかならない。
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謀略殺人への怒りと悔しさを忘るるなかれ

 虐殺された松下勝氏の鎮魂碑を章の扉に、そして松崎明氏の「謀略 忘れまじ松川事件」の文を刻んだ石碑と杜学さんの顔写真がちりばめられた『黒田寛一のレーベンと為事』第W部、「吹き荒れし謀略の嵐」を読む。
 今日まで機関紙で触れることのなかった「鉄道労働者への謀略殺人襲撃」をはじめて明らかにし、この鉄道労働者八名を含めて「虐殺された仲間たちは計七十八名におよぶ」と記された一文。だが今日、この章は、痛苦な思い無しには読むことはできない。
 「鉄道労働者への謀略殺人襲撃」の一覧は、「わが党が根をはり影響をひろげている」JR諸労組で闘うわが仲間たちの苦難――文字通り血みどろの苦難そのものだと思う。身を隠すことなく、公然住居や駅階段で襲われ虐殺された仲間たち。日々死を賭した闘いと生活を繰り広げたわが仲間たちの、この極限的な緊張感に私は身震いする思いである。
 だが同時にこの一覧には、ダラ幹になり下っているような輩の名も見える。彼らは、みずから襲撃された<痛み>を、仲間が虐殺された悔しさを、そしてこの極限的な緊張を、いかに「解決」してしまったのか? ああ、謀略襲撃で殺された組合員たちの血の意味知るや知らずや。
 先日の会合で、謀略殺人の犠牲者の表に示されている今は亡きすべての仲間への襲撃事件と、その仲間の人となりを皆で話し合った。ある事件に際して「毎年何人も殺られてしまうな」とニヒルな心情に陥り、皆に弾劾されたことや、またある事件の際は悔しさをバネに警察権力の弾圧をハネのけて調査に邁進したことなど、ひとつひとつリアルに当時を思い起こしながら、話を進めることができた。自分自身をこうした中での論議や実践をとおして創ってきたのだとあらためて思った。
 走狗どもをブッ潰し、現代の謀略の根拠そのものを粉砕していく決意で、ひとつひとつの襲撃事件の謀略性を明らかにするため、同志の流された血が残る中、調査をおこなってきたわれわれは、『解放』の合本を読み返しもして、この第W部をかみしめたわけなのである。
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