第1752号(2003年1月20日)の内容

<1面〜3面>
米帝のイラク軍事侵略阻止!革命的反戦闘争の爆発を
中央学生組織委員会

全学連委員長・書記長新春インタビュー

<4面〜5面>
春闘の戦闘的高揚を
中央労働者組織委員会
 (下)

<6面>
全道庁 賃下げ粉砕のストを貫徹 11・22
◆全道庁ストに支援の大情宣
沖縄 住基ネット担当労働者に労働強化
中核派のとんだ沖縄県知事選総括

<7面>
各地で「一日中教審」反対に決起
 12・7福岡、福教組報告集会/12・14京都
国学院大若木祭が大成功

<8面>
2003年 年頭の決意 〈3〉
交運・中小企業・電通・マスコミ/中国地方委

「万華鏡」を休載し「週間日誌」は3面に掲載します
「解放」最新号

 




































  

米帝のイラク軍事侵略阻止! 
革命的反戦闘争の爆発を! 
  民族排外主義の濁流に呑みこまれた既成反対運動を
  のりこえて闘おう!


  全世界の労働者・学生に訴える!

中央学生組織委員会



 二〇〇三年の劈頭において、アメリカ帝国主義のジョージ・W・ブッシュ政権は、血に飢えた凶暴な野獣のごとき唸り声をあげながら、サダム・フセインのイラクにたいする悪逆無道の先制攻撃にうってでようとしている。ヤンキー権力者どもが「世界最強」と豪語しているアメリカ軍精鋭部隊総勢十数万は、すでにペルシャ湾岸地域において凄惨な殺戮ゲームの開始の合図をいまかいまかとばかりに待ち構えている。「目の前に見えるものは敵だ。殺せ! 殺せ!」と狂気に満ちた悪魔の呪文を口にしながら。
イージス艦「きりしま」に肉迫する全学連の阻止船
(02年12月16日、横須賀港)
 新年早々、大統領ブッシュはこう叫んだ。「サダムには最後の審判が下るであろう!」と。「自由・民主主義・市場経済」というアメリカ的諸価値を唯一絶対の教義とする<アメリカ一神教>を信奉する大統領ブッシュ。この輩は、アメリカが全能の神のごとくフセインとイラク人民すべての生殺与奪の権を握っていると、傲岸不遜にも宣言した。この輩は、フセインがイラク国内に大量破壊兵器を現に配備しているか否かにかかわらず、アメリカがイラクにたいして「正義」の鉄槌をふりおろすことは「神の思し召し」であり神聖なる儀式≠セと信じてやまない。「神」を僭称するこの正真正銘の「大悪魔」=ヤンキー帝国主義権力者が狂気のイラク軍事攻撃を開始する時は、イラク攻撃反対の反戦運動の世界的な高揚にもかかわらず、刻一刻と迫っている。
 イラクの大統領フセインは、「われわれは徹底抗戦する準備は完了した」と、アメリカ帝国主義の軍事侵略を迎え撃つ覚悟をうちかためている。もはや、われわれに一刻の猶予も残されてはいない!
 いまわれわれは<平和>を希求する全世界の労働者・学生に呼びかける!「新しい帝国」を呼号する現代のヒトラー=ブッシュによるイラク侵略戦争を阻止する反戦闘争を全世界で嵐のように巻き起こせ! イラクの同胞たちを虫けらのごとく殺戮しようとしているヤンキーの吸血鬼どもにたいし
て、怒りに燃えて反米闘争に決起している中洋・イスラーム諸国のムスリム人民よ。ブッシュ政権の恫喝と懐柔に屈した自国政府を弾劾し、イスラミック・インター‐ナショナリズムに立脚して、アメリカのイラク侵略を阻止するために決起せよ。わが革命的左翼とともにたたかおう!
 イラクのフセイン政権は「日本はアメリカ・イギリスに次ぐ第三の敵だ」と烙印した。このことに日本の労働者・学生
は、屈辱感をかみしめないわけにはいかない。小泉政権はブッシュの「プードル犬」よろしく、アラビア海へイージス艦を派遣した。社民党や共産党の既成「左翼」指導部は、「国連の枠のなかでの平和解決」を弱よわしく唱え国連幻想を煽りたてている始末だ。否、彼らは、日本政府が鼓吹する北朝鮮にたいする民族排外主義の濁流に呑みこまれこれに唱和するという犯罪を重ねている。
 日本の地において、われわれは、既成指導部の犯罪性を暴きだし、アメリカのイラク侵略と日本の参戦策動を粉砕するために反戦闘争を全世界の労働者・学生と固く連帯して推進する決意である。反朝鮮の民族排外主義の嵐に苦悩し怒りに胸をふるわせている在日朝鮮・韓国人民と連帯してたたかおう。イラク侵略戦争への参戦に突進する小泉反動政権の打倒をめざしてたたかおう。ともに反戦の紅蓮の炎で世界を覆いつくそうではないか!

以下、章・節見出し
1イラク軍事攻撃へ突進するアメリカ帝国主義

 A荒れ狂うヤンキー帝国の暴虐と燃えさかる反逆の炎

 B戦争亡者=小泉政権によるイラク参戦への突進

2イラク侵略阻止・日本の参戦粉砕の闘いを推進せよ

 A「国連の枠組みの中での平和解決」を夢想する日共

 B民族排外主義の嵐を打ち破り反戦闘争を断固推進せよ! 
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春闘の戦闘的高揚をきりひらけ <下>
侵略戦争翼賛・救国産報運動を推進する「連合」指導部を弾劾せよ
中央労働者組織委員会

三、労働者階級の底力を発揮し反戦・春闘の高揚をかちとれ
A イラク侵略阻止・有事法制定反対の闘いを組織せよ

 戦争翼賛・産報運動をおし進める「連合」指導部

 「国連の枠組みの中での平和的解決」の幻想をふりまく「全労連」中央

B 賃下げ・リストラ攻撃をはねかえせ

 「雇用に特化」と称し、賃下げ・リストラに加担する「連合」指導部

 「地域経済の活性化」を叫び、リストラを容認する「全労連」幹部

C 日本労働運動の危機を根底から突き破れ(以下、本文)

 米英のイラク侵略を焦点として風雲急を告げる戦乱の嵐の切迫のもとで、「連合」の労働貴族どもが主導し「全労連」指導部が補完するかたちで、日本労働運動総体は「戦争翼賛・産業報国」運動への変質をますます深めつつある。革命的・戦闘的労働者はこの大濁流に抗して、二〇〇三年の反戦・春闘の爆発をかちとるために奮闘し、これをつうじて日本労働運動の戦闘的再生をきりひらくのでなければならない。
 二〇〇三年の現時点において、われわれはあらためてかみしめようではないか。かの<9・11>ジハード自爆を敢行したムスリムの闘いのもっていた階級的意味を。そして今もパレスチナで・アフガニスタンで生命を賭してたたかうムスリム戦士の闘いが、先進資本主義国の労働運動・階級闘争の変質と死滅を告発するものとして、われわれにつきつけられているという意味について。
 たしかにわが革命的・戦闘的労働者の戦列は残念ながら日本労働運動を領導する力にまでいたってはいない。たとえそうであったとしても、われわれはわがイデオロギー的=組織的闘いの質をより高度化する努力をつみ重ね、創意性を様ざまなかたちで発揮することによって、日本労働運動の荒廃せる現状を何としてもこじあけ戦闘的につき破る闘いをつくりだしていくのでなければならない。この日本の地においてイラク侵略反対の反戦闘争が労働運動から消失している現状に抗して、全労働者にわれわれは歌声高く呼びかけようではないか。

 動乱に明けたる世紀に勇み起て!
 「びっこ戦」なわすれそ

 この二〇〇三年春闘のただなかで、われわれはイラク侵略戦争と日本の参戦に反対すると同時に、通常国会に再提出されようとしている有事法の制定を阻止する反戦闘争を創造し推進するのでなければならない。反戦闘争の組織化を封殺する「連合」指導部を弾劾し、国連への幻想を煽る「全労連」指導部の破産をつきだしつつ、職場から反戦闘争を組織化するためにわれわれは奮闘するのでなければならない。労働者の多くが反共ナショナリストの流す「反北朝鮮」の民族排外主義の宣伝にまきこまれている現状を覆すイデオロギー闘争をもつうじて、われわれは「悪の帝国」アメリカのブッシュ政権とこれにつき従う小泉政権への労働者としての怒りを燃えあがらせ、闘いに組織化しなければならないのだ。
 この反戦闘争の組織化と結びつけるかたちで、われわれは通常国会で提出されようとしている教育基本法の改悪に反対し、憲法改悪を阻止する闘いを、一切のネオ・ファシズム的反動化を阻止する闘いを推進しなければならない。
 また同時にこの反戦闘争と結合して、大不況からの脱出を賭けて進められている独占資本家による軍需生産の拡大に反対し、経済の軍事化を阻止する闘いをも推進するのでなければならない。
 二〇〇三年の幕あけに、ヤンキー帝国の軍事的暴走だけではなく、日本独占資本家どもの賃金切り下げとリストラの総攻撃にも労働者人民は直面させられている。われわれは、〇三春闘において賃下げ阻止・大幅賃上げとリストラ攻撃反対の闘いを断固として爆発させるのでなければならない。「連合」の労働貴族どもと「全労連」の日共系幹部どもがともに賃金切り下げの総攻撃を容認し、リストラ攻撃に協力したり容認したりしていることを弾劾して、二〇〇三年春闘を戦闘的に高揚させなければならない。
 これまで資本家どもが大リストラ攻撃をどしどし貫徹してきたという既成事実にふまえて、さらに労働者の首切りを正当化するために「解雇ルールの法制化」を政府・厚労省がもくろんでいることに、われわれは反対してたたかうのでなければならない。「全労連」指導部がリストラ反対の闘いを各職場で組織化することを放棄して、「解雇規制の法制化」を要求してこの政府・厚労省の攻撃を裏から支えていることをも弾劾してたたかうべきである。さらに「経営基盤の強化のために」と称しておこなわれる労働基準法の再改悪と労働者派遣法や職安法の再改悪にも反対してたたかわなければならない。
 また同時にわれわれは、この底なしのデフレからの脱出のために、小泉内閣が労働者人民に犠牲を転嫁する経済政策をうちだしていることに反対する政治経済闘争を推進するのでなければならない。雇用保険制度の改悪に反対
し、たばこ・発泡酒・ワインの増税や消費税の大幅増税に反対し、一切の大衆収奪を許さない闘いを推進しなければならない。このためにわれわれは、続々たる企業倒産と大量の失業者をつくりだしている小泉内閣の「不良債権処理の加速化」政策の欺瞞性を暴きだしてたたかうのでなければならない。
 以上の闘いを集約し、労働者人民を戦争と失業の地獄に突き落とすチビ・ヒトラー小泉政権の打倒をめざしてたたかおうではないか。
 既成労働運動の「戦争翼賛・産業報国」運動への総変質に抗して、日本労働運動の戦闘的再生を実現しうる力は、革共同・革マル派のもとに結集する革命的・戦闘的労働者のみである。この真実は、もはや社会的常識となりつつある。まさにこのゆえに国家権力の憎悪と弾圧は革命的マルクス主義の組織に集中的に浴びせられている。だが、われわれは組織的防衛力をより強化し、同時に新世紀の動乱を真に覆していく革命的マルクス主義者としての自己の再創造=飛躍をどしどしと実現していくであろう。そうすることによって、齢(よわい)四十を迎えようとしているわが革共同・革マル派の新たな前進をきりひらいていくであろう。
 戦乱と思想的荒廃の渦まく新世紀のただなかにあって、マルクス主義のルネッサンスを真にきりひらくために苦闘している革命的マルクス主義の戦列に、すべての労働者は結集したたかいぬこうではないか。
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各地で「一日中教審」反対に決起
福岡「一日中教審」会場前で抗議の雄叫び
(02年12月7日)
「教基法改悪のセレモニーを許すな!」
(02年12月14日、国立京都国際会館前)
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