第1753号(2003年1月27日)の内容

<1面>
2・9労働者総決起集会に結集せよ
連合式「救国」産報運動と対決し03春闘の高揚を!


<4〜5面>
大不況からの脱出不能
泥沼的危機に喘ぐ日本帝国主義経済


<2面>
沖縄からイラク反戦闘争の火柱を
1・26労働者・学生怒りの大行動に起て!


<7面>
有事法制NO!に2000が決起(12・8、福岡県民集会)  
共同有事研究阻止の地平を確認(12・11、神戸大全大学人・市民の集い)
  
お先真っ暗な「自治体の電子化」

<6面>
北海道江別市教委 町村のお膝元で選別・エリート教育
Topics 「全労連」幹部が「奉仕者」論に反発
初めてのデモ―12・8闘争に参加して

<8面>
軍国主義日本の大罪 朝鮮人強制連行
自己の思想的立脚点をうち固めるために

<3面>
万華鏡2002――情勢の断層を読む
◆しい的一面
「革マル担当」の正体
◆WASPの心
◆ブラボー屋
◆大きな悪時計
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
「解放」最新号

 

















































    

2・9労働者総決起集会に結集せよ
連合式「救国」産報運動と対決し03春闘の高揚を!


 すべてのたたかう労働者は、〇三春闘のただなかにおいて、反戦闘争を圧殺する「連合」指導部を弾劾し国連への幻想をあおる「全労連」指導部の破産を暴きだしつつ、アメリカ帝国主義のイラク侵略阻止! 日本の参戦反対! 有事法制定粉砕! の反戦闘争を職場深部から断固としてつくりだそう。
国会に向けて「日本の参戦阻止!」の雄叫び
(1・19労学統一行動)
 
 そしてまた、教育基本法の改悪に反対し、憲法改悪を阻止する闘いを、一切のネオ・ファシズム的反動化を阻止する闘いを推進しよう。
 また同時に、すべてのたたかう仲間は、軍需生産の拡大に反対し、経済の軍事化を阻止する闘いをも推進しよう。
 すべてのたたかう労働者は、独占資本による苛烈な賃下げ攻撃と大リストラ攻撃をうち砕く闘いを、「連合」「全労連」指導部の闘争抑圧と歪曲に抗して断固としてつくりだし、もって〇三春闘の高揚をきりひらこう。大幅賃上げ獲得! 労働諸法制の改悪を許すな!
 また同時に、小泉政権による雇用保険制度の改悪反対、消費税の増税反対、一切の大衆収奪を許さない闘いを推進しよう。
 これらの闘いを集約し、小泉政権打倒をめざしてたたかいぬこう。すべてのたたかう労働者は、2・9労働者怒りの総決起集会に全国から結集しよう。

以下、小見出し
イラク侵略戦争を阻止せよ

賃下げ・首切りに全面協力する「連合」指導部を弾劾せよ

産報運動を補完する「全労連」指導部

職場から反戦・春闘のうねりを
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泥沼的大不況からの脱出不能に喘ぐ日本帝国主義

Tデフレ・スパイラルの蟻地獄
Uデフレ・スパイラルに陥ったのはなぜか?
V労働者人民への犠牲転嫁を許すな


 底なしの泥沼的デフレ・スパイラルに呑みこまれた日本経済、これから脱却するための処方箋も特効薬もありはしない。日本経済に未来はない。竹中=小泉式「改革」プランなるものの実行は、歴代自民党政権のそれと同様に、いやもっとも悪質・愚劣に日本経済と労働者人民の生活を蹂躙し破壊するであろう。すべての労働者は、小泉自民党政権によるデフレ不況の矛盾の犠牲転嫁を許さずたたかいぬくのでなければならない。
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沖縄からイラク反戦闘争の火柱を!
1・26沖縄 労働者・学生 怒りの大行動に起て
在沖米軍基地からの出撃を許すな!


 殺人的な爆音が昼夜を分かたず頭上から降り注ぎ、轟音をたてた軍用車両がひっきりなしに行き来している。火を噴き煙を出し燃料を民間地にまき散らしながら戦闘機が、輸送機が、緊急着陸し、サイレンがけたたましく鳴り響く。そこかしこに軍用物資が投下され、機関銃の弾がばらまかれる。炭疽菌の予防接種を受けて出撃を待つ米兵たちは荒れ狂い、飲酒運転での暴走や盗み、暴行事件を毎日のようにくりかえしている。――こんにち沖縄の米軍基地は、ブッシュ政権がたくらむイラク侵略戦争にむけてフル稼働させられ、ありとあらゆる軍事演習が連日連夜、沖縄の陸・海・空のすべてにおいて激烈に強行されている。沖縄はもはや、血に飢えたヤンキー帝国主義権力者どもによって、戦場そのものに変えられているのだ。
 いま沖縄で現出しているこの事態は、近い将来において米英帝国主義が強行しようとしているイラク攻撃の反人民性・人非人性を予告してあまりある。ブッシュ政権の対イラク攻撃を絶対に許してはならない!
 すべての労働者・学生諸君! 瓦解する社・共翼下の既成反対運動をのりこえ、アメリカ帝国主義のイラク軍事侵略を阻止する闘いに、今こそ総決起しようではないか。日本の参戦・有事法制定を粉砕せよ! 核基地の島・沖縄から、反戦の炎を高だかとぶちあげよ! 全世界でイラク反戦闘争・「反米」闘争にたちあがっている労働者・学生・人民、ムスリム人民と連帯してたたかおう!

以下、章見出し
対イラク臨戦態勢に突入した在日(沖)米軍

フセイン打倒・イラク占領を企むブッシュ政権

参戦・有事法制定に突進する小泉政権

民族排外主義の鼓吹に唱和する日共中央を弾劾せよ
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全国各地で労働者・学生の闘いが前進
 神戸大「全大学人・市民の集い」――軍学共同有事研究を阻止した地平をうち固める
(02年12月11日)
「有事法制もイラク攻撃もNO!」12・8福岡県民集会に結集する労働者・学生(福岡市冷泉公園)
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軍国主義日本の大罪
朝鮮人強制連行


 金正日の「日本人拉致」事件の自白を利用して、ネオ・ファシスト小泉政権は、「反朝鮮」の民族排外主義を煽りたてている。このことをもってネオ・ファシストどもは、日本帝国主義が朝鮮人民に強制してきた恥ずべき歴史的大罪を帳消しにしようとしているのだ。
 折しも、さる十一月二十二日に、朝鮮人労働者の多数の遺骨と一〇二名の名簿が、どこにも返還されず忘れられたまま西本願寺札幌別院に納められている、と「北海道新聞」紙上で報じられた。朝鮮半島から強制連行された数多の朝鮮人労働者たちの遺骨が、日本帝国主義の敗戦から今日まで、じつに五十七年間の長きにわたって闇に葬られていたのだ。このことは、こみあげる怒りと悔しさなくしては決して語れない。
 われわれは、半世紀をこえて隠蔽され続けてきた軍国主義日本の大罪の実態を断固として暴きだすのでなくてはならない。

以下、見出し
物言わぬ一〇二名の遺骨

 西本願寺札幌別院で明るみに

植民地支配下の奴隷狩り

・寝込みを襲いトラックに乗せ

・窓に鉄格子、厳寒に毛布もなく

歴史的犯罪の抹消を許すな
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「革マル担当」の正体
アブナイ×ノーマル刑事(デカ) オサワリ編


 「警視庁巡査部長が電車内で痴漢」。これは昨年十二月十九日付夕刊の新聞各紙が報じた事件=Bまあ、警察官のハレンチ行為などは日常茶飯事、ことあらためて驚くことじゃあない……と思いきや。
 笑わせるぜ、件(くだん)の巡査部長の素性。警視庁公安二課所属・細井雅男、四十七歳。常日頃わが戦闘的・革命的な大衆闘争の場面にあらわれて、その弾圧・破壊に狂奔してきた通称「革マル派担当」のデカのひとりってわけよ。
 新聞報道によれば細井某、昨十二月十八日午後九時過ぎに「電車内」で「二十六歳の会社員の女性」の尻をさわり、これをすぐそばの十九歳の女性に目撃され、この二人の女性にふんづかまって現行犯で身内の警察(大宮署)に保護されたとのこと。事後的な警察発表によれば、「帰宅途中に、酒に酔って」などと、さもデキゴコロであったかのように押しだされている。デモ、そんなのウソッパチなのは一目瞭然。
 だいたい「帰宅途中」のこのオサワリデカが乗車していたのは、自宅(栃木県小山市)に向かうJR宇都宮線の車両ではなく、なぜか大宮駅まで平行しそこから枝分かれしてしまう高崎行き高崎線の車両。わざわざ大宮駅で乗りかえる苦労≠烽「とわずに高崎線に乗ったのはなぜ? ふむふむ。この刑事(デカ)が女性の尻に手を出したのが、電車が浦和駅を出てさいたま新都心駅に着く直前であったということでナットク。最初から計画的にふだん使う電車を避け、しかも大宮駅でのりかえて逃走≠キるタイミングをも構想してコトに及んだってこと。痴漢の確信犯であり常習犯であることは、だれの目にも明らかじゃあないかコノヤロー。
 ブンヤから直撃のコメントを求められた警視庁公安二課長・三森貫一いわく「深くおわびし、今後課員の指導、教養を徹底します」だと? お笑いグサよ。「革マル派は市民の生活をおびやかす犯罪者集団」などとタタキこみ、政治的弾圧の尖兵として革マル派担当のデカどもを育成してきた。その「指導・教養」の産物こそが、わがオサワリデカ=細井某ってわけよ。
 盗聴法を制定させて以降の警察権力は、今や盗聴はやり放題。さらに、日本中のいたるところの街頭に監視カメラやNシステムを勝手につけまくり、市民生活をのぞき放題。まさにドロボーに合鍵をわたしたようなもの。こういう輩の道義的・倫理的退廃は、市民を監視する凶器を手にしたがゆえにヨリ深くヨリ悪辣なもの。わがオサワリ刑事の犯罪行為は、そのほんの氷山の一角にすぎない。
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