第1885号(2005年9月19日)の内容

<1面>
荒れ狂う極反動攻撃を打ち砕け

ブッシュ追随一辺倒の小ヒトラー小泉政権を打倒せよ

<4面>
「反覇」=反米包囲網構築に突進する中露両権力者
<5面>
アスベスト被害を労働者に強制する政府・独占資本を弾劾せよ!
<2面>
中国への原発プラント輸出に狂奔する政府・独占資本
「もんじゅ」改造工事着工反対! 金大生、敦賀現地で緊急抗議(9・1)写真へ
国学院大学生総会で改憲反対決議写真へ
<6面>
リポート労働戦線
会社再建で犠牲を強いられる沖縄のバス労働者
自動車職場の底辺から覆すぞ!
Topics 教員体験研修に陸自を活用
<7面>
労働安全衛生法改定を許すな
小泉の靖国参拝を賛美する田原総一朗
<8面>
私の反戦オルグ日記
鬼頭論文(『新世紀』第213号)を読んで
<3面>
万華鏡2005――情勢の断層を読む
呪いのビデオ?
◆何か あるジャジーラ
◆焚書拘束
◆新世界の地獄絵図
◆「安全神話」今は昔

週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
  「解放」最新号
 

































  


荒れ狂う極反動攻撃を打ち砕け

ブッシュ追随一辺倒の小ヒトラー小泉政権を打倒せよ

リード
 九月十一日の総選挙において、「改革イエスかノーか」という愚民政治丸出しのキャッチフレーズをおしだした小泉自民党が、解散前(二四九議席)を大きく上回る二九六議席を獲得した。公明党とあわせて与党で衆議院の三分の二を制した。ブッシュ帝国の全面的後押しを受けた小ヒトラー小泉は、まさにヒトラーまがいの大衆操作によって今回の「勝利」を掌中に収めた。これこそは、一九三二年のナチスの選挙大勝にも比すべき事態にほかならない。われわれは、ネオ・ファシズムの嵐に抗して敢然と前進するのでなければならない。
 選挙勝利をカサにきて小泉政権は、特別国会において郵政民営化法案を成立させるのみならず、イラク派兵の継続や日米軍事同盟の対中国攻守同盟としての強化に、そしてなによりも「第九条」の破棄を核心とする憲法改悪(そのための国民投票法の制定)に、一気呵成に突進しようとしている。さらには、大リストラ支援策や大増税などの極反動攻撃を、「構造改革断行」の名のもとに一挙にふりおろすことを企んでいる。
 すべての労働者・学生諸君! いまこそ重大な決意をもって、われわれは決起しなければならない。「改憲支持」を謳う「連合」指導部を弾劾し、日共中央の闘争歪曲をのりこえ、小泉政権の一切の極反動攻撃を打ち砕け。小泉のネオ・ファシスト的突撃に危機感をもつ労働者・人民を組織し広大な反ファシズム統一戦線を構築することをめざして、総力をあげてたたかうのでなければならない。

見出し
ナチスばりの大衆操作術を弄した小泉自民党

改憲・日米軍事同盟強化、大増税への突進

〈米中新対決〉時代への転回

改憲阻止! 反ファシズムの広大な戦線を構築せよ
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「反覇」=反米包囲網構築に突進する中露両権力者

T「独占主義・覇権主義反対」の大合唱―上海6首脳会議

 八月下旬に初の中露合同大軍事演習が実施された。上海協力機構(上海6)に加盟する中央アジア諸国およびインド、パキスタンの国防幹部の列席のもとに、中国の山東半島と黄海を舞台にして、「台湾・朝鮮半島有事」を想定しての海上封鎖・掃討・上陸作戦訓練を中露両軍がくりひろげた。まさにこの事態は、イラン、インド、パキスタンの準加盟によって拡大・強化された上海協力機構の盟主としての中国が、「一超」アメリカ帝国主義にたいして、東アジア・中央アジアにおける覇権確保をかけての新たな対抗にうってでていることをまざまざとさし示した。

U 途上国連合の盟主に躍りでた胡錦濤中国

V 中国との結託強化に生き残りを託すプーチン・ロシア

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呪いのビデオ?

時すでに遅し! 暴かれたトリック

 「7・7ロンドン地下鉄・バス爆破を認めるアルカーイダの犯行声明ビデオ」と称されるものが、アルジャジーラで放映された(九月一日)。「自爆死した実行犯の一人モハメド・カーン」とされる男が、ビンラディン・ザワヒリと並べてザルカウィを「現代の英雄」などと礼賛。「アルカーイダNo2のザワヒリ」がロンドン事件を「祝福」。……このビデオ、急きょでっちあげられたものでしかないことがミエミエ。
 「ビデオ映像の容ぼうは事件直前のカーンとは異なっている」と実在のカーンの知人が証言(BBC放送)。ロンドン警視庁も映像の男をカーンだとは断定せず、「信ぴょう性を鑑定する」とコメント。『読売新聞』でさえ「アル・カーイダ 関連は?」と見出しをつけたほど(九月三日付、ロンドン特派員の記事)。
 今ごろになって、こんなビデオをこと改めて宣伝しなければならなくなるとは、7・7謀略の実行者たるCIAとMI5・MI6の焦りぐあいは相当なもの。それもそのはず、7・7事件勃発直後に間髪入れず謀略性を暴露する声明を発し、さらに7・21事件を「謀略隠蔽のための謀略」だとただちに喝破した、わが同盟の闘いの衝撃波が全世界に拡がっているのだから。
 イギリスでは、「真犯人は誰だ!?」とブレア政権を追及する声が、また特殊部隊によるブラジル人青年射殺にたいする弾劾の声が、燃えひろがっている。さらにフランスでも、雑誌『ボルテール・ネット』に編集長執筆の次のような記事が掲載された。――「ロンドンでの攻撃にアルカーイダを支持するイスラーム主義者が関与しているとする非難は、政治宣伝のトリックだ。」爆破事件は、「アングロ・サクソンの軍産複合体によって指揮された緊張拡大戦略の一環の新たな介入作戦だ。」(八月十六日付、電子版)
 ブッシュ帝国の謀略を見抜き・弾劾するこうした声の拡がりに恐れおののいたアングロ・サクソン帝国主義の情報・諜報機関が、謀略を隠ぺいし、7・7事件を「アルカーイダの犯行」と見せかけるための術策を泥縄的に講じようとも、時すでに遅し。
 同じく、破産したイラク軍事占領をなおも継続することを正当化するために、シーア派・クルド人とスンナ派との対立・抗争を煽ることを企んだ8・31謀略――このブッシュ帝国の犯罪を、反占領反米闘争をたたかうイラク人民は見抜いている。しかも、「カトリーナ」の天誅≠ェくだされた。黒人貧困層を見殺しにしたブッシュ政権にたいして、対テロ戦争狂いのゆえの失政≠ニいう非難がアメリカ国内から噴出している。
 溺れるブッシュ帝国とその走狗どもを、今こそ叩け!
 〔アルジャジーラが怪しげなビデオを放映したのは訳あり。下記事を見てほしい。〕
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「もんじゅ」改造工事着工反対! 

金大生、敦賀現地で緊急抗議(9・1)


 九月一日、核燃料サイクル開発機構は、高速増殖炉「もんじゅ」の本体改造工事を強行した。この日、全学連北信越地方共闘会議のたたかう学生たちは、敦賀現地における緊急抗議闘争に断固としてたちあがった。
入構する工事車輌に抗議の拳(9月1日、敦賀)

  

国学院大学生総会で改憲反対決議


 
七月九日、たたかう国学院大生の奮闘によって二〇〇五年度定例学生総会が実現された。学生総会では憲法改悪とイラク占領に反対し、若木祭期間削減などの自治破壊を許さない自治会運動方針の議案が、参加した代議員の九割を超える圧倒的多数の賛成で可決・成立した。
七月九日 国学院大 二〇〇五年度定例学生総会

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