第1898号(2005年12月19日)の内容

<1面>
革共同政治集会を圧倒的に実現
12・4首都
日米新軍事同盟を打ち砕け!

労学一六〇〇が飛躍を誓う

<4〜5面>
シリーズ
 許すな! 戦争と暗黒支配  
小泉恐怖政治≠暴く
 第8回
「本丸」中の本丸は労組の破壊労組のネオ・ファシズム的否定
<2面>
玄海原発3号機でのプルサーマル運転を許すな!
規制強化に抗し大学祭 鹿大祭11・11〜15 愛大祭11・3〜6
<3面>
石原都当局による賃下げ・査定昇給制度の導入弾劾!
石綿被害 米軍基地こそ沖縄の最大の汚染源だ!
<6面>
勝ち誇る竹中に「附帯決議遵守」を哀願するJPU本部
「強い会社づくり」(!)を生田に要求する菰田
洗脳と屈服の強要―教員初任者研修の過酷な実態
Topics 小泉流居直り論法≠フ満開
<7面>
「義務教育の構造改革」反対!
義務教育費の国庫負担金の削減を許すな!
<8面>
「戦争をやれる国」への飛躍の宣言=自民党「新憲法草案」

週間日誌は3面に掲載します
  「解放」最新号
 































  


革共同政治集会を圧倒的に実現

12・4首都

日米新軍事同盟を打ち砕け!

労学一六〇〇が飛躍を誓う

満場の労働者・学生が反スタ運動の前進を決意
(12月4日、中央会館)
 わが同盟は十二月四日、東京・中央会館で革共同政治集会を開催した。時あたかも現代世界は〈米中新対決〉の時代的様相を露わにし、新たな戦争勃発の危機が高まっている。このまっただなかにおいて、暗黒の二十一世紀を根底から覆す革命的拠点をガッチリとうち固めん!――烈々たる決意を、わが同盟は高らかに宣言した。溢れんほどに会場を埋め尽くした一六〇〇名のたたかう労働者・学生は、感動的な興奮とともにわが反スターリン主義運動の新たな前進をかちとる決意を燃えたたせたのである。

新たな世界史を切り拓く気概を!――植田議長挨拶

暗黒の21世紀を覆す思想的組織的拠点を打ち固めよ――基調報告

最右派・高木指導下の「連合」を脱構築せよ――特別報告

労学両戦線から熱き決意表明

ハンガリー革命五十周年わが運動の原始創造を!


 植田議長の挨拶をはじめとするすべての発言をとおして、わが革命的左翼が切り拓いたこの一年間の闘いの前進とその可能根拠が、一点の曇りもなく明らかにされた。
 わが革マル派は、唯一の前衛党としての地位をさらにうち固めた。これを可能ならしめた根拠は、まずもって激変する二十一世紀世界の構造を的確に分析してきたことにある。そして〈反帝・反スターリン主義〉世界革命戦略を不断に現実的に適用して暗黒の二十一世紀世界を変革する指針を解明してきたことにあるのだ。ソ連邦崩壊以後の脱イデオロギー状況のなかで、現代における宗教=民族戦争の悲劇を超克する道をも、わが同盟は世界で唯一、革命的マルクス主義にもとづいて明らかにしてきたのである。
 さらには、ブッシュと小泉が「対テロ戦争」の金切り声をあげ、これに日共中央が唱和しているなかで、反米・反占領闘争をたたかいぬいているイラク人民をはじめとするムスリム人民との連帯を鮮明にしてきた。
 こうしたわが闘いの革命性への確信を、すべての参加者が確固たる決意をもってわがものとしたのである。
 たたかう労働者・学生諸君! 本革共同政治集会の圧倒的実現にふまえて、われわれは新たな闘いへ、いざうってでよう! ハンガリー革命五十周年にあたる来たる二〇〇六年を、わが反スターリン主義運動の一大飛躍の年とすべく奮闘せん!
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シリーズ
 許すな! 戦争と暗黒支配  

小泉恐怖政治≠暴く
 第8回

「本丸」中の本丸は労組の破壊

「利益団体民主主義」という烙印は、労働組合のネオ・ファシズム的否定だ!


さし迫る日本労働運動根絶やし≠フ危機

 小泉専制下の政府・自民党は、「公務員制度改革」の名のもとに、国と地方自治体の公務員定数を「十年間で二〇%削減する」(自民党行政改革推進本部)という指針をうちだした。彼ら権力者どもはなんと八〇万人もの公務労働者の首切りをたくらんでいるのだ。「公務員は民間にくらべて楽をしている」などという、悪意に満ちた排外主義的キャンペーンをはりつつ、である。
 この未曽有の大首切り攻撃をスムーズに貫徹するために政府権力者どもはいま、官公労組の破壊をも一挙に強行しようとしている。官公労こそ「既存の利益」にしがみつく「改革抵抗勢力」である、などという烙印は、まさに官公労破壊のためのイデオロギー的道具立てなのである。
 それだけではない。こうした官公労バッシング≠ヘ、日本の労働組合全体を破壊するために政府が開始した総攻撃、その鬨(とき)の声だ。政府・厚労省が「労働契約法」の早期制定をめざして、法案策定の作業に拍車をかけていることに、その攻撃が如実に示されているではないか。
 この「労働契約法」制定の策動は、労働組合の基盤を破壊することを目的としているものにほかならない。これこそは、ケインズ式の「労働者福利」の理念にもとづいて制定された戦後労働法体系を根幹から否定する新自由主義のイデオロギー的=階級的本質をむきだしにしているのである。
 本シリーズ第八回では、この小泉政権による労働組合破壊攻撃のネオ・ファシズム的本質を根底的に暴露することにする。
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石原都当局による賃下げ・査定昇給制度の導入弾劾!

都労連・都各教組本部の裏切り的屈服を許すな!


 ファシスト石原が率いる東京都当局が都労働者の頭上にうちおろしてきた「給与・人事制度」改悪攻撃にたいして、都労連本部は十一月十五日未明に労使妥結≠オた! 組合員からの突き上げによって設定した早朝一時間ストライキを中止した都労連本部ダラ幹どもは、「ギリギリの到達点だった」などとうそぶいている。ふざけるな! 何が「到達点」だ!「妥当性のある業績評価」を都当局にお願いし、「査定昇給制度」のスムーズな導入に手を貸したのが都労連本部ではないか! そしてこの都労連ダラ幹どもに追随し、組合員を欺瞞しようとしているのが、都教組、都高教、そして東京教組執行部だ。この各教組執行部の腐敗した対応を許すな!
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義務教育費の国庫負担金の削減を許すな!

文科省の応援団と化した日教組本部・全教本部を弾劾せよ

国家主義・能力主義に貫かれた「義務教育の構造改革」反対!
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「戦争をやれる国」への飛躍の宣言=自民党「新憲法草案」

日本を〈戦争と暗黒〉にひきずりこむ憲法改悪を阻止せよ!


 自民党の新憲法起草委員会(委員長・森喜朗)は、十月二十八日、「新憲法草案」を決定した(十一月二十二日の結党五十年大会で正式発表)。この「草案」の核心は、現行憲法の前文の平和主義理念と「戦力保持の禁止」を謳う第九条を根こそぎ解体し、「自衛軍の保持」と武力行使を公然と謳っていることにある。
 〈米中新対決〉の様相をますます色濃くしている二十一世紀現代世界において、日本帝国主義の小泉政権は、ブッシュ帝国およびブレアのイギリスとのハーケンクロイツ同盟の契りをより強化することに、日本帝国主義国家の生き残りを賭けている。十月二十九日に発表された日米安保協議委員会(2+2)の「中間報告」=「日米同盟――変革と再編」に右のことは如実にしめされた。この日米新軍事同盟の宣言と軌を一にして、小泉自民党はマッカーサー憲法にかわる自主憲法==u新憲法草案」を発表した。「一超」軍国主義帝国アメリカとの「リアライアンス」(新同盟)のもとに、何が何でも「戦争をやれる普通の国家」に飛躍したい、という日本帝国主義支配階級とりわけネオ国家主義者どもの野望が、この「草案」にはむきだしになっているではないか。
 これぞまさしく、ブッシュ帝国との心中の道! 日本の労働者・人民を〈戦争と暗黒〉にひきずりこむネオ・ファシスト小泉の改憲策動を断固粉砕せよ!
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