第1911号(2006年3月27日)の内容

<1面>
超低額回答へのJC労働貴族の屈服弾劾!
「連合」指導部の裏切りを許さず〇六春闘の戦闘的高揚をかちとれ


<4〜5面>
米中新対決下の日本経済の危機 (下)
郵政労働者に犠牲を強いる集配拠点の統廃合を許すな

<2面>
全国で反基地・反安保の火柱(写真へ)
3・12座間 労学市民2600が怒りの拳
3・4千歳 F15訓練移転阻止に決起
2・26鹿屋 鹿大生が先頭で奮闘

<6面>
Topics 「ベア拒否」回答への屈服弾劾
児童生徒の監視強化を許すな
集配業務統合―配達距離が2倍に
◆12・4政治集会に参加して

<7面>
賃金抑制の先兵=NTT労組本部を弾劾せよ

<8面>
<黒田の命がけの飛躍>をわがものにするために
―高浜論文に学んで―

<3面>
万華鏡2006――情勢の断層を読む
大統領の繰り言
若者切り捨て
属国兵のトラウマ
アマゾンの怪

週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
 「解放」最新号
 






  


超低額回答へのJC労働貴族の屈服弾劾!


「連合」指導部の裏切りを許さず〇六春闘の戦闘的高揚をかちとれ


 〇六春闘の相場を決するJC集中回答日の三月十五日、自動車、電機、鉄鋼、造船重機の四基幹産業の主要企業経営者たちは、超低額(またはゼロ)の賃金回答をそれぞれの企業の労働組合に提示した(二面別表参照)。
 それらはいずれも「真水」はおろか「涙一滴」にも値しない。産業・業種・企業の業績の違いに連動して歴然と格差がつけられ、しかも昨年と同様に一時金支給が基本とされている。
 焦点となっていた月例賃金の引き上げも、トヨタが「満額」とはいえわずかに一〇〇〇円(経常利益一兆円超のもとでこの賃上げの原資はたったの二〇億円!)の回答であり、しかもこれを「ベースアップ」とみなすことを経営者は断じて許さなかった。電機企業資本家どもの回答も、ほとんどは五百円玉一枚。鉄鋼資本家どもは「継続協議」にもちこみ、造船重機の経営者たちはゼロ回答を組合に突きつけた。日本経団連会長・奥田碩は、あらためて「原則」をぶちあげた。「業績が良くなった分は一時金で回答するという方針は変わっていない」と。
 こうした超低額回答でしかないにもかかわらず、トヨタ労組委員長・東正元は「会社の誠意だ」などと称してこれをただちに受け入れ、「春闘相場の天井」を確定する役割をみずから引き受けた。他のJC労働貴族たちも一発妥結でこれにつづき、「連合」会長・高木はこれらの対応を総じて「八〇点」と評価したのだ。
 すべての革命的・戦闘的労働者諸君! 下部労働者を馬鹿にしきった労働貴族どものこのような裏切り行為を断じて許してはならない。賃金抑制のための労使談合を弾劾せよ!「国家・社会・企業への奉仕」を労働者に強要している彼らの犯罪性を、そしてこのような徒輩に支配された「連合」との「共同」という夢想を傘下労組・組合員に強制している「全労連」日共系ダラ幹の反労働者性と無力さを断固として暴きだし、〇六春闘の勝利をかちとるために、すべてのたたかう労働者は、それぞれの持ち場で断固としてたたかいぬこうではないか!
 小泉政権は、大増税・「福祉切り捨て」の大衆収奪強化の攻撃を、そしてまた行革推進法制定・教育基本法改悪・改憲のための国民投票法制定などの攻撃を、労働者・勤労人民の頭上に矢継ぎ早にかけてきている。ネオ・ファシズム大反動粉砕の旗を高く掲げ〇六春闘の戦闘的高揚をかちとるために、既成労組指導部の抑圧を断固としてはねのけつつ、すべての仲間たちは粉骨砕身、全力をあげて奮闘しようではないか!
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大統領の繰り言


国際核ゴミ廃棄センター≠フ誘致?!


 旧ソ連邦西部からヨーロッパ全域に「死の灰」をまきちらしたチェルノブイリ原発の大惨事から二十年。爆発炎上した四号機を覆うコンクリートの石棺は傾きひび割れている。この石棺を丸ごと覆うシェルター建設がようやく開始された。
 そんな三月の某日、クレムリンの大統領執務室で何やら独白。――
 (頭のてっぺんをなでながら)すっかり薄くなってしまったなぁ。苦労が多いからだ。グルジア、ウクライナ、キルギス、さらには……とブッシュが手をのばしてきた時には、さすがの俺様も青くなった。だが今や、わが国と中国との固い結束をまえにして青くなっているのはブッシュの方だ。
 原油価格高騰のおかげでわが国はボロ儲け。「石油中毒」のアメリカはヨレヨレ。青くなったブッシュが「原発再開」と言いだしたものだから、世界中で原発ブームだ。原発商戦・核燃料商戦も過熱する。負けてはいられない。
 イラン核開発を支援するだけではなく、わが国はいち早くインドへの原発燃料輸出を再開。インドが核拡散防止条約未締結国だからといって、「原子力供給国グループ」の取り決め違反だ、とわが国を非難できる者はいるまい。アメリカがこのインドと原子力協力協定を結んだのだから。
 今やわが国は天然ガス・石油大国であるだけでなく、核燃料大国としても登場しつつある。そのシンボルが、わが国に「国際核燃料センター」を創設する、という構想だ。その際、はっきりと言っておいた――「イランなどが侮辱を受けることなく対等の立場で原子力エネルギー開発にあたることができる」とね。
 俺様がはじめて議長をつとめるG8サミットはもうすぐ、サミットもこの線でゆこう。
 中国をはじめとする新興大国や後進諸国の味方として、「平和的核開発」の保護者としてふるまう。こうしてこそ、サミットに寄り集まる「太った猫ども」に、わが国の重要な位置と役割を認識させることができる。ヤンキーの中東石油資源制覇の目論見がパンクしたように、「現代世界では、先進国優先の『エネルギー・エゴイズム』は行き詰まる」――このように堂々と主張すれば、反米・嫌米諸国政府のわが国への信頼は高まり、少々ボロでもロシア製原発や核燃料への注文も殺到するにちがいない。
 何?!「天然ガスや石油を武器にしてウクライナなどを締めあげるのはロシアの『エネルギー・エゴ』だ」と?「ロシアが言う国際核燃センターもまた、『核不拡散』を名分にした核保有大国による核燃料独占ではないか」だと?! うるさい! ヤンキーの「エネルギー・エゴイズム」と、わが国の国家エゴイズム、いや、国益を守る崇高なる外交政策とを一緒くたにするな!
 何?!「核燃センター創設というが、チェルノブイリの惨事を教訓化しているのか」だと? あれはゴルバチョフ時代のもの。しかもチェルノブイリはロシアではなくウクライナだ。俺様には関係ない。ロシアになって以降は、核技術開発などは何もやっていないのだから、教訓化もへったくれもあるものか。
 ……わが国の核技術・核施設は一九七〇―八〇年代のままだ。老朽化しているのだから事故が続出するのはやむをえまい。チェチェン・グロズヌイの化学コンビナートで放射能レベルを測ったら、許容限度の五万八〇〇〇倍。レニングラード原発では敷地内核関連施設の爆発事故が十二月にあったらしい。ウラルの再処理施設からは核廃棄物が川に流出。……数えあげればきりがない。
 シベリアが核廃棄物であふれている。原発最先進国を自任するフランスは、日本やドイツの使用済核燃料の再処理を請け負っているくせに、自国のそれはわが国の再処理施設に移送する。その方が安上りだ、と。格安で引き受けた膨大な使用済燃料を再処理する能力も技術もわが国の施設にはない。ただ積んでおくだけ。このことは彼らも承知している。要するに体のよいゴミの廃棄。……うーむ。このままでは「核燃料サイクル・センター」ではなく、「核ゴミ廃棄センター」になってしまいそうだ……
 「このままでは、第二、第三のチェルノブイリがいつ起きてもおかしくない」だと?! えっ?! シベリアの再処理施設が爆発?! ウラルの原発が炎上?! あ〜G8サミットの議長役もパーだ……
 ついウトウトしてヘンな夢を見てしまった。だがこれは正夢かもしれない……くそっ、どいつもこいつも便所のなかでたたきのめしてやる!
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米中新対決下の日本経済の危機


目 次
T 米・中との経済的軋轢の深まり
 ・<ポスト小泉>をめぐる権力抗争の開始
 ・「躍進」中国への対抗と対応策
 ・アメリカの日本市場乗っ取りへの対抗
U 進行する生産基盤・技術基盤の劣化
 A 「世界のトヨタ」の陰り

          (第一九一〇号)
 B リストラが招いた危機
V 政治経済構造の奇形化と腐朽性の深まり
 ・産業構造の再編成
 ・労働市場の地殻変動と労働力の質の低下
 ・「下流社会」の現出

          (本 号)
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賃金抑制の先兵=NTT労組本部を弾劾せよ

事実上の賃下げ回答への屈服を弾劾せよ!

 NTTグループ各社は、三月十六日に、NTT各企業労組本部にたいして、「特別手当」(夏・冬一時金)を昨年より若干上乗せした額(東日本・西日本両社は昨年妥結額に〇・一ヵ月分を上乗せした四・五ヵ月分。要求通り)とすると回答するとともに、各企業労組が掲げていた「グループ全社員一律五万円の特別一時金(今年度限定)」という統一要求にたいしては、これを全面的に拒否した。NTT労組労働貴族は、今年度からの新成果主義賃金制度の全面受け入れと新たな大リストラ計画にたいする協力へのご褒美≠ニして要求してきたこの「特別一時金」要求を蹴飛ばされて顔色を失いながらも、「特別手当」=年間一時金が「満額回答」であることを成果≠ニしておしだすことをもって、一発でこの回答を受諾した。
 だが、月例賃金三〇万円の労働者を基準とすれば年収にして三万円の増加にしかならないこのような妥結内容は、実実上の賃金切り下げを意味する合意いがいの何ものでもない。このかんの大リストラの過程で大幅に賃金を引き下げられてきた(五十歳以上の労働者は「退職・再雇用」制度によって軒並み三〇%引き下げ)だけでなく、年功的要素を根絶した新成果主義賃金制度の実施によって大半の労働者は月例賃金をさらに引き下げられようとしている。さらに定額減税の廃止、年金・社会保険料の段階的引き上げや医療費自己負担分の増大などが矢継ぎ早に強行されようとしており、可処分所得の大幅低下は必至である。このような状況のもとで、年収の「〇・一ヵ月分」のアップなどは、焼け石に水≠ノもなりはしない、事実上の賃下げ以外のなにものでもないのだ。
 NTT労組本部は、今〇六春闘において、賃上げ(ベースアップ)は「要求しない」ことを早ばやと決定した(六年連続)うえで、このベア要求放棄への組合員の怒りのガス抜き≠ニして、夏・冬一時金のわずかばかりの増額要求に加えて「特別一時金」なるものを要求した。こうしたNTT労働貴族のへっぴり腰のアリバイ的賃金要求にたいして、NTTグループ経営陣は、本部労働貴族の甘い願望を打ち砕くとともに、本部が下部組合員向けにまがりなりにも「成果」と宣伝できるような回答を出してやったのだ。
 賃金抑制のための労使談合を弾劾せよ! 「情報通信の発展に貢献することが社会的に価値ある労働運動だ」などと叫びつつ、「『NTTグループ中期経営戦略』の推進」を旗印に経営陣の賃金抑制攻撃に全面協力した本部労働貴族弾劾! さらなる大リストラ・賃金切り下げ・成果主義賃金導入攻撃を打ち砕くための組織的力を職場から創造しよう!

六年連続でベースアップ要求を放棄

非正規雇用拡大を尻押しする本部
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全国で反基地・反安保の火柱



労働者・学生・市民が座間基地闘争に決起 3月12日


3・12座間 「米軍新司令部の設置反対!」
労学市民2600が怒りの拳
日共の「自治体ぐるみ」運動をのりこえて闘うぞ! 
進撃する学生たち

3・4千歳 米軍F15訓練移転阻止の炎
道共闘が七〇〇名の労働者と連帯
空自千歳基地にシュプレヒコールを叩きつける学生たち

反基地の気勢をあげる労組員たち

2・26 鹿屋 「米空中給油機部隊の移転反対!」
鹿大生 八千労働者住民の先頭で奮闘

海自鹿屋基地前で抗議する鹿大生(2月26日)

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