第2012号(2008年3月31日)の内容


<1面>
全労働者の大幅一律賃上げを!
超低額でのJC妥結を弾劾し春闘の戦闘的高揚をかちとれ


米軍犯罪弾劾!3・23沖縄県民大会

<2面>
胡錦濤政権のチベット人民に対する武力弾圧弾劾!
3・7「連合大阪」集会/3・2「大阪労連」系集会

<4面>
金属機械春闘の戦闘的高揚を
「中小企業の賃上げ環境」づくりへの解消を許すな


<5面>
私鉄大手の「ベースアップ・ゼロ」回答弾劾!
日教組本部による教研運動の変質を許さず奮闘――第57次全国教研集会

<6面>
ストを貫徹した北教組への大量処分攻撃を打ち砕け!
灯油価格高騰に喘ぐ寒冷地人民
Topics どこまでも卑屈な「全労連」議長

<7面>
生き残りをかけて事業再編に突進する電機諸独占体

<3面>
MDシステム配備を拱手傍観する代々木官僚を弾劾せよ
ロシアの新型ミサイル/沖縄の基地外基地

<8面>
万華鏡2008――情勢の断層を読む
◆ややこしい提案
◆反米三兄弟
◆どこがクリーン?
◆タヌキのぼやき
◆名ばかり管理職
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉

  「解放」 最新号
 






  


全労働者の大幅一律賃上げを!

超低額でのJC妥結を弾劾し春闘の戦闘的高揚をかちとれ


 すべての労働者諸君! 製造業諸独占体の経営者とJC労働貴族どもは、わずか「一〇〇〇円」を上限とした超低額の賃金回答=妥結の儀式をヌケヌケと行なった。この労使談合≠満腔の怒りをもって弾劾しよう! アメリカ発の国際金融不安とドル暴落=円高と国際原油・資源価格の高騰とアメリカの景気後退という一挙同時の重層的な危機の深刻化のもとで、その乗りきりのために労働者への犠牲転嫁をはかる独占ブルジョアジーと、これに手を貸している労働貴族どもを許すな!
 この大手企業での超低額妥結を見とどけて、中小企業の経営者たちは、石油・原材料価格の高騰と諸独占体からの下請け単価引き下げの強要とに挟撃されている苦境をのりきるために、「大手妥結水準」以下に賃金を抑えこもうとしている。中小企業で働く労働者たちは、経営者に「賃金改善」を弱々しくお願いしているにすぎない労組ダラ幹の裏切りを許さずに、大手企業による中小企業への締め付け=犠牲転嫁に反対しつつ、大幅一律賃上げを獲得するためにたたかおう。非正規雇用労働者や労働組合のない企業で働く労働者たちも、賃上げと待遇改善を実現するために、団結し創意工夫して闘いをつくりだそうではないか。物価値上げ・大衆収奪強化反対、福田政権による労働諸法制改悪反対、さらに日米新軍事同盟の現実的強化反対を今春闘の任務として明確にし、闘いの戦闘的高揚のためにさらに奮闘しよう!


(以下、各章の見出し)
 アメリカ発世界同時不況への突入

 経済的・政治的混乱の深刻化にあえぐ日本帝国主義

 「経営環境の悪化」口実の賃金抑制に総屈服した労働貴族

 物価値上げ・大衆収奪強化反対、日米新軍事同盟強化反対を掲げて闘おう


  
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胡錦濤政権のチベット人民に対する武力弾圧弾劾!

 中国・胡錦濤政権がチベット族人民のデモ隊にたいして血の弾圧を加えた。この蛮行を、われわれは断固として弾劾する。
 三月十日、中国チベット自治区ラサにおいて、ラマ教僧侶に率いられたチベット族人民が、「自由」そして「独立」を要求するデモを敢行した。
 一九五九年三月の中国軍によるチベット族蜂起にたいする武力鎮圧(ダライ・ラマの亡命)から四十九周年のこの日を選んで、彼らは決起したのだ。これにたいして胡錦濤政権・自治区当局は、武力弾圧と大量逮捕・拘束をもって応えたのだ。

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金属機械春闘の戦闘的高揚を

「中小企業の賃上げ環境」づくりに解消するJAM労働貴族を許すな

 三月十二日、IMF・JC加盟諸労組の「賃金改善」要求にたいして、自動車、電機、鉄鋼などの独占資本家どもは、トヨタの「一〇〇〇円」を筆頭に超々低額の回答をいっせいに提示した。だが大手諸労組の労働貴族どもは、この回答をただちに受け入れた。JAM傘下のJC共闘登録大手九単組も、計装メーカー大手の山武の「個別賃金水準額」一五〇〇円、NTN同八〇〇円、シチズン「平均」一〇〇〇円などの回答を受け、即妥結した。
 「連合」会長・高木は、「経営側にはもう少し大局的な判断をしてほしかった」などと繰り言を述べているにすぎない。一月のJAM春闘中央委員会において、JAM会長・河野(旧金属機械出身)は、電機、自動車、基幹労連を名指しして「大手が社会的水準をひきだすことが重要だ」と噴きあげるとともに、傘下の「大手諸労組」による「JAM相場の形成」をおしだしていた。その彼は、当のJAM内大手労組が自企業資本家からトヨタに右へならえかそれ以下の回答をしかひきだすことができなかったことにガックリしつつ、早くも今後の中小諸労組の闘いにたいする責任回避の布石を打っている。いわく、「中小企業は大手の動向に影響をうける。労使交渉は急に厳しくなった」と。
 このような「連合」指導部ならびにJAM本部の総屈服を弾劾し、金属機械労働戦線でたたかう革命的・戦闘的労働者は、中小職場から〇八春闘を戦闘的につくりかえるために断固たたかいぬこう!

以下、見出し
 労働者への「投資」を親・下請企業資本家に哀訴する本部

 中小資本家の危機感を共有

 「企業業績に貢献」するための「賃金改善」

 「ワーク・ライフ・バランス」の名による生産性向上への協力

 厚労省・経産省依存の「政策制度」要求

 「賃金相場形成」の欺瞞

 大幅一律賃上げ獲得! 非正規雇用の固定化・拡大反対!


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私鉄大手独占体の「ベースアップ・ゼロ」回答弾劾!

「賃金改善獲得」の名において「成果主義賃金」拡大をうけいれた総連中央を許すな

 私鉄〇八春闘・大手十五組合への回答指定日たる三月十三日に、大手私鉄独占体の資本家どもは、各組合にたいして次々と「ベースアップ・ゼロ」の回答を突きつけた。関東では、東武・京急・東急・京成・京王が、中部・関西では、名鉄・阪急・京阪などの資本家が軒並みに「ベースアップ・ゼロ」の回答を提示したのだ。
 大手私鉄独占体の資本家どもは、またしても徹底した賃金抑制を貫いた。この前日のJC集中回答日に、自動車・電機・鉄鋼などの経営者どもは、トヨタの一〇〇〇円を天井とする超低額回答をおこない、JC労働貴族にこれを呑ませた。製造業大独占体資本家どもの顔色をうかがっていた私鉄諸独占体の経営者たちは、このJC超低額回答に主導されて内需がさらに冷えこむ≠ナあろうことをも見越して、財布のひもを締め直すハラを固めたに違いない。九〇年代後半以降の大リストラの「効果」と小泉「構造改革」の恩恵によって「史上空前の営業利益」を懐に入れた私鉄諸独占体は、「ベースアップ・ゼロ」回答をうちだし、あくまでも総額人件費を徹底的に抑えこむという姿勢を貫きとおしたのだ。
 今春闘にあたって、「月例賃金の引き上げのために背水の陣で臨む」だの、「春闘は鬼に徹し、職場の声にこたえる」だのと唱えてきた総連中央・大手労組ダラ幹どもは、なにひとつ反撃もおこなうことなくこの回答を受けいれた。
 小泉・安倍両政権が強行した所得税・住民税の定率減税の全廃=増税や保険料負担増の強制、そのうえにまた福田政権によるガソリン税暫定税率の期限延長・消費税増税・社会保障切り捨てなどの大衆収奪強化の攻撃がかけられようとしている。のみならず、ガソリン・灯油・食料品などの生活必需品の価格が大幅に高騰し労働者の生活を直撃している。このもとでの「ベースアップ・ゼロ」の強制は実質賃金の引き下げにほかならない。これを甘受することによって大手単組・総連中央のダラ幹どもは、私鉄〇八春闘を大惨敗に導こうとしているのだ。

(以下、各章の見出し)
 回答受け入れを「実質的な月例賃金改善獲得」と欺瞞する総連中央

 大幅一律賃上げ獲得のために中小・バス・ハイタク労働者はさらに奮闘しよう!


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ストを貫徹した北教組への大量処分攻撃を打ち砕け!

以下、見出し
 地公三者共闘指導部の闘争歪曲をのりこえ1・30ストを打ちぬく

 北教組破壊のための大弾圧に断固反撃せよ!


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米軍犯罪弾劾! 労学市民が怒りの決起――3・23沖縄県民大会



(北谷球場前広場)

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