第2031号(2008年8月11日)の内容

<1面>
国際反戦集会の高揚かちとる 8・3
東京 <戦争・貧窮・環境破壊>に抗し闘う拠点を構築

<4〜5面>
三極角逐下の地球環境破壊 第4回
 環境破壊元凶国≠フ死の苦悶

<2面>
全学連第78回全国大会
 <戦乱、貧困・飢餓、環境破壊>に抗し闘う態勢を構築(7・28〜30)

「社会保障・住基一体カード」導入を許すな
<6面>
JP労組第1回定期全国大会
「持続的発展可能な会社づくり」への協力を宣言
Topics 「日本年金機構」の基本計画
<7面>
激化する郵政経営者内の対立
<8面>
第46回国際反戦集会 海外からのメッセージ @
ギリス・レボリューショナリー・マルクシスツ/ポリネシア解放戦線/チェコ 人道主義者党/レニングラード地域共産主義者党/アメリカ デビッド・マクレイノルズ
<3面>
万華鏡2008――情勢の断層を読む
◆ドーハの喜劇
◆病コウエツに入る
◆KEI
◆「全面禁止」の裏面

週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
  「解放」 最新号
 






  

国際反戦集会の高揚かちとる 8・3
東京
<戦争・貧窮・環境破壊>に抗し闘う拠点を構築

闘う全世界の人民と連帯し革命的反戦闘争の爆発を!
(8月3日、東京・なかのZERO)
 わが同盟と全学連・反戦青年委員会は、八月三日になかのZERO大ホールにおいて、第四十六回国際反戦中央集会を一二〇〇名の労働者・学生・市民の結集のもとに成功的にかちとった。北海道から沖縄まで全国六地方において国際反戦集会を実現したわが仲間たちとともに、結集した労働者・学生たちは、全世界的に進行している<戦乱と貧窮・飢餓と地球環境破壊>の危機に抗して、わが革命的反戦闘争の高揚を切り開き・この国際的波及をかちとる拠点を断固としてうち固めたのだ。
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連載特集 三極角逐下の地球環境破壊〔第4回〕

環境破壊元凶国≠フ死の苦悶

 自身にとって最後のG8サミットに臨んだアメリカ大統領G・W・ブッシュは、「温室効果ガス」排出量削減の「長・中期目標」設定にかんして、目標設定じたいを拒否してきた従来の強硬姿勢を修正する方向に転じた。今年四月には「アメリカは二〇二五年までに温室効果ガス排出量の増大を停止する」と居直り的に宣言し、「ネアンデルタール人の提案」とドイツ環境相に罵倒されたこの阿呆は、「二〇五〇年までに(世界全体で)五〇%削減」という「長期目標」設定に同意してみせた。とはいえ、この暗愚の帝王≠ヘ、洞爺湖サミットの全局面において、地球温暖化をもたらした「先進国の責任」を追及する経済新興諸国権力者たちにたいしては傲然と居直り、中国やインドに温暖化ガスの排出量削減への同意を強硬に要求しつづけた。それだけではない。笑止千万にも、アメリカが開発した「環境対策技術」こそが「地球環境保全」の「切り札」であるなどとおしだしてみせたのだ。
 イラク軍事占領支配の完全な破産のゆえに、すでに中東石油制覇の野望が根幹から打ち砕かれてしまったブッシュ帝国は、「石油中毒からの脱却」(二〇〇七年一月、大統領一般教書演説)という白旗を掲げざるをえなかった。崩落した「一超」世界支配の再興をかけてブッシュ帝国は、いま、新たなエネルギー政策を貫徹する策謀を練りあげ、その「切り札」と称して、原発新増設やバイオエタノール燃料の増産に突進している。
 全世界の労働者階級・勤労人民を<戦争と貧窮・飢餓と環境破壊>のありとあらゆる惨禍に叩きこんできたヤンキー帝国主義。この「一超」軍国主義帝国の断末魔のあがきは、独=仏枢軸のEU連合ならびに中・露主導の経済新興諸国・開発途上諸国連合との環境=経済戦争の新たな次元での激化を惹き起こし、かつ<米―中・露新対決>のもとでの新たな紛争と戦乱の火種をまき散らし、より深刻な貧困・飢餓を、より甚大な地球環境破壊をもたらすもの以外のなにものでもないのである。

以下、見出し

T落魄ブッシュの欺瞞的転換

U「地球温暖化防止」を名分とした「一超」世界支配再興の企み

V「環境保全」という名の環境破壊の促進

Wヤンキー帝国主義製技術文明の腐蝕
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全学連第78回全国大会を実現

7・28〜30

<戦乱、貧困・飢餓、環境破壊>に抗し闘う態勢を構築


洞爺湖サミット反対闘争の教訓を熱烈な討論でうちかため、
夏期・秋期の闘いの方針を確立した全学連の学生たち
(7月30日、東京)
 七月二十八日から三十日までの三日間にわたって、全学連は、首都・東京において、第七十八回定期全国大会を実現した。
 本全学連大会は、かの洞爺湖サミットをステップとして、米日―EU―経済新興諸国・途上諸国連合による地球環境破壊の相互転嫁が、また帝国主義諸国による経済新興諸国・途上諸国にたいするネオ新植民地主義的侵略が、一段と熾烈化しつつあるなかで開催された。いま新たな次元で開始されつつあるこの<三極>間のむごたらしい環境=経済戦争は、全世界人民を貧困・飢餓のどん底に突き落としている。それだけではなくそれは、資源争奪戦や崩れゆく<ドル支配>体制をめぐる相互角逐ともからみあいながら、米―中露の核軍事力増強競争の激化と重なりあい、新たな戦乱勃発の危機を醸成してもいるのだ。
 <戦争と貧困・飢餓と地球環境破壊>によって覆われたこうした現代世界の危機をなんとしても突破していくという構えにたって、全学連は、本大会において、MDシステム配備反対・原子力空母「ジョージ・ワシントン」の横須賀配備阻止、新テロ特措法延長粉砕を焦眉の課題とする反戦反安保闘争、消費税増税に反対する政治経済闘争、さらには<三極>間の環境=経済戦争に反対する闘いを一体的に推進するという秋期闘争の指針をねりあげた。それとともに、全学連運動を最先頭で牽引する執行部体制をも築きあげた。
 もって、全学連のたたかう学生たちは、今夏・今秋の闘いに向けての闘争態勢をがっちりと築きあげたのである。
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第46回国際反戦集会

海外からのメッセージ〈1〉

労働者階級こそが戦争と貧困に終止符を打つことができる
イギリス・レボリューショナリー・マルクシスツ

飢餓に苦しみ抑圧されている人民の権利と自由を護ろう
タビニ・フイラアティラ・ノ・テ・アオ・マオイ
――ポリネシア解放戦線(FLP)


団結すればMD用レーダー基地反対の闘いに勝利できる
チェコ 人道主義者党

戦争準備に反対する闘いに人民大衆を結集させよう
レニングラード地域共産主義者党

できるかぎりの共同行動を
戦争抵抗者同盟インターナショナル
前議長 デビッド・マクレイノルズ
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