第2034号(2008年9月8日)の内容

<1面>
反戦反安保・大増税阻止の火柱を!
ロシアのグルジア侵略弾劾! 南オセチア・アブハジアの「独立」=併合を許すな!
アメリカのグルジア派兵反対! 日米新軍事同盟の強化反対!

<ポスト福田>のガタガタ自民党政権打倒に向けて総決起せよ!
<4面>
全土準臨戦態勢化の実態 H
空母機動部隊と海兵隊航空部隊の一大拠点化 岩国
日米両空軍の出撃基地築城・新田原
<2面>
もんじゅ核燃料棒搬入阻止に決起 7・18 敦賀
<3面>
■8・3国際反戦北海道集会
労学が反戦の戦列固める
万華鏡 ◆次はウクライナ
    ◆こっちも沈黙
<5面>
日本郵政経営陣のお手本<hイツポスト――その光と影
<6面>
許すな!今日版貧窮化 I
「ロスト・ジェネレーション」の悲惨
◆『蟹工船』に自らを重ねる青年労働者
Topics 「格差世襲」の根源のすりかえ
<7面>
賃労働者として働き学ぶ
<8面>
「立場を越えた協力」をめぐる小田切―黒田論争
◆第46回国際反戦集会・海外からのメッセージC
ロシア共産主義労働者党―共産主義者党
感想 洞爺湖サミット反対闘争をたたかって

週間日誌は3面に掲載
 「解放」 最新号
 






  

<ポスト福田>のガタガタ自民党政権打倒に向けて総決起せよ!

 (1)日本国首相・福田康夫は、九月一日午後九時三十分、記者会見をもち、突如として辞任を表明した。九月十二日の臨時国会開会を前にして、「国民に迷惑のかからない」時期を選んだなどという空ぞらしい弁明で包みこんだこの辞任劇は、日本帝国主義国家の政治的大混迷と、経済大波乱ならびに国際情勢大激変への対応不能とを自己暴露し浮き彫りにしたもの以外のなにものでもない。
 辞任の弁は、惨めったらしい弁明とチョッピリの居直りと、それにもまして哀れっぽい怨み節(うらみぶし)と自己憐憫(れんびん)に終始した。なによりも「ネジレ国会」のゆえの政策決定不能の打開のために民主党に「対話・協力」を求めてきたにもかかわらず、すべては袖にされた、という小沢民主党への怨み節。社会保険庁や政府閣僚・自民党政治家のあいつぐ不祥事などの「積もり積もった」病弊の対処(モミ消シ)に「忙殺された」、という繰り言(くりごと)。果ては、国会開会前に辞任は「無責任」と追及した記者団にたいして、あなたよりも私は「自分を客観的に見れる」といった憮然とした居直り。……
 ほぼ一年前(〇七年九月十二日)のボンボン安倍の首相辞任と同様に、いや、それ以上に、この福田の辞任の弁は、政治・外交・安全保障・経済の全部面にわたる日本帝国主義国家の難局を自身の主導で乗りきっていく自信も・力能も、いや連立与党内からの支えそのものも、すべて喪失し、精魂尽き果てた輩の無残な姿を満天下にさらけだしただけにすぎないのだ。
 だがしかし、福田の辞任劇じたいはいかに惨めったらしいものであろうとも、それは労働者・勤労人民にとって重かつ大の意味をもっているのである。
 (中略)
 福田辞任を契機に国会解散・総選挙の機運が一挙に高まり、「連合」労働貴族どもや代々木共産党・不破=志位指導部は早くも浮き足だっている。小沢民主党の勝利≠フために傘下の労働組合を集票に動員する「連合」高木指導部や、樹立されるであろう民主党主力政権≠フ一角に加えてもらうためにイソのアワビ的に「選挙協力」にウツツを抜かす代々木共産党の不破=志位指導部。これらの既成反対運動指導部の犯罪性を断固として暴きだし、彼らによる集票・票田開拓運動への歪曲をのりこえ、われわれは反戦反安保闘争と増税阻止の政治経済闘争を一体的に推進するのでなければならない。こうした闘いの大爆発をかちとり、もって<ポスト福田>の自民党内閣(首班が麻生になろうが、他の誰になろうが)を労働者・人民の実力で打倒せよ!
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反戦反安保・大増税阻止の火柱を!

ロシアのグルジア侵略弾劾! 南オセチア・アブハジアの「独立」=併合を許すな!
アメリカのグルジア派兵反対! 日米新軍事同盟の強化反対!


高まる米・露激突―世界大戦の危機

MDシステム配備と消費税大増税に狂奔するガタガタ自民党政権

いまこそ反戦・政治経済闘争の大爆発をかちとれ
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シリーズ 全土準臨戦態勢化の実態 H

岩国 空母機動部隊と海兵隊航空部隊の一大拠点化

以下、見出し
急ピッチで進む基地拡張工事

横須賀に次ぐ空母の第二母港化≠フ企み

海兵隊航空戦力と空母航空部隊の一体的な強化



第1回 進行するMDシステム配備/さし迫るMD用空母ワシントンの横須賀配備 第二〇二〇号
第2回 北海道民間港への米軍艦の寄港 第二〇二一号
第3回 陸自中央即応集団――海外派兵専門部隊の創設 第二〇二二号
第4回 西部方面普通科連隊――ゲリラ専門部隊の強化/豪華米軍住宅/宇宙基本法 第二〇二三号
第5回 完全武装で市街地を行軍――陸自第十師団/第33普通科連隊 第二〇二四号
第6回 日本原 日米合同演習――米海兵隊と陸自部隊が「敵地急襲・制圧」訓練 第二〇二七号
第7回 「対テロ」戦争・対中国侵略戦争の最前線拠点・沖縄 第二〇二八号
第8回 九州――進むMDシステム配備・恒常化する運用訓練 第二〇二九号
第9回 岩国――空母機動部隊と海兵隊航空部隊の一大拠点化/築城・新田原  本  号
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「もんじゅ核燃料棒搬入阻止!」 金大生 敦賀現地闘争に決起 7・18

 七月十八日、金沢大学のたたかう学生は、政府・日本原子力研究開発機構による高速増殖炉「もんじゅ」へのプルトニウム燃料棒の第二次搬入を阻止するために、敦賀現地闘争に勇躍決起した(第一次搬入――五月十六日、本紙第二〇二五号参照)。
たたかう労働者と連帯して決起
(7月18日、「もんじゅ」ゲート前)
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8・3国際反戦北海道集会 労学が反戦の戦列固める

 サミット反対闘争の意義を鮮明に

 八月三日、わが同盟北海道地方委員会と全学連北海道地方共闘会議・反戦青年委員会は札幌市内において第四十六回国際反戦北海道集会を実現した。北海道のたたかう労学は今集会において、七月洞爺湖サミット反対闘争を頂点とする今春期の闘いの意義をがっちりと確認するとともに、<戦争と貧困を強制する福田内閣打倒>の狼煙を高だかとぶちあげたのだ。
<戦争と貧困を強制する福田内閣打倒!>の決意固める
(8月3日、札幌市東区民センター)
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