第2099号(2009年12月21日)の内容

<1面>
革共同政治集会を盛大に実現 12・6 東京
 鳩山政権下の新たな<戦争と貧困>強制を打ち破る拠点を構築
 労働者・学生一二六〇名が結集

<4〜5面>
日本国家と金属産業諸独占体の生き残り″への挺身
 「救国」産報運動を先導するJC労働貴族どもを弾劾せよ

<2面>
◆12・6政治集会への海外団体メッセージ
 イギリス レボリューショナリー・マルクシスツ
 国際レーニン・トロツキー主義派(FLTI)
辺野古新基地建設阻止のデモ 12・5 沖縄
愛大祭を盛大に実現 11・1〜3
<3面>
もんじゅ運転再開阻止の炎 12・5 敦賀
万華鏡2009――情勢の断層を読む
 ◇失業超大国
 ◇「プーチンは責任をとれ」
 ◇国賓だゾウ
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
<6面>
なにが「コンプライアンス違反」か!
 JR西経営陣の悪あがきを許すな
「アメリカの雇用改善」の大ウソ
職場だより 「非正規労働者の正社員化」を求めて断固たたかう!
Topics 「連合」56中委で賃闘放棄の方針
<7面>
破産した中野式「階級的労働運動」路線の泥縄式弥縫
<8面>
2009年 掲載主要論文・記事一覧
  「解放」 最新号


































  


革共同政治集会を盛大に実現 12・6 東京

鳩山政権下の新たな<戦争と貧困>強制を打ち破る拠点を構築


労働者・学生一二六〇名が結集


植田議長を先頭に反スタ運動の前進を切り拓くぞ!
――高らかにインターナショナルを斉唱(12月6日、東京・中央会館)
 十二月六日に、わが同盟は首都・東京において革共同政治集会を開催した。われわれは労学一二六〇名の結集のもとに、本集会を成功裏に実現したのである。
 根幹から崩壊した「一超」世界支配を再興するために巻きかえしを策すオバマのアメリカ帝国主義と、「二十一世紀の超大国」にのし上がることをめざして疾走している胡錦濤の中国との、政治的・軍事的・経済的角逐を震源として、現代世界はいま、新たな激動を開始している。この<米―中新対決>の大波に揺さぶられ沈没寸前の日本帝国主義の生き残りをかけて、鳩山=小沢の民主党主力政権は対米自立≠フ旗幟を鮮明にしながら危機突破策をしゃにむに貫徹しようとしている。
 この戦争と暗黒の現代世界を根底から突き破る不抜の拠点を構築するために、まさに今われわれは、わが反スターリン主義革命的左翼の真価をいかんなく発揮するのでなければならない。この闘いの思想的=組織的拠点を打ち固め、われわれが打って一丸となって進撃するために、革共同全国委員会の植田琢磨議長が基調報告を提起した。植田議長は、世界的戦乱と経済大動乱におおわれている現代世界の構造を明らかにするとともに、日本の・そして全世界の労働者階級・人民の闘いを領導するわが革命的左翼の決意を表明し、その指針を格調高くさし示したのである。

以下、見出し

植田議長が基調報告
戦争と暗黒の現代世界を突き破る不抜の拠点を!


辺野古新基地建設阻止闘争を領導する! 沖縄県委員会代表

鳩山政権の「生活支援」の偽善・欺瞞を暴く 労働戦線代表

黒田さんへの誓いを胸に闘う! 全学連代表

今こそ唯一の前衛党の真価を発揮せん
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日本国家と金属産業諸独占体の生き残り″への挺身

 「救国」産報運動を先導するJC労働貴族どもを弾劾せよ

 「われわれ日本は、ものづくりで生きていかなくてはいけない国であることは誰もが認める事実である」――十一月十二日に開催されたIMF・JC(金属労協)の「二〇一〇年闘争シンポジウム」において、JC事務局長の若松英幸(電機連合出身)は傲然と言い放った。この言辞は、未曽有の大不況にあえぐ日本経済の立て直しのために「金属ものづくり産業」を立て直し育成することこそが日本国家の生き残り≠ニいう「国益」にかなうものであり、そのための諸施策を鳩山=小沢の民主党主力政権に求めるというJC労働貴族どもの決意の表明にほかならない。
 いまなお打ち続いている国際金融大破綻と世界的大不況のもとで対米・対欧輸出の激減に直撃され、「高付加価値生産への特化」というこのかん採ってきた経営戦略の根底的破綻に見舞われて、自動車・電機・鉄鋼などの金属産業諸独占体の資本家どもは空前の経営危機の泥沼にのたうち回っている。この金属産業諸独占体の危機を突破していくためにJC労働貴族どもは、いま、自分たちの尽力≠ノよって樹立されたと見なす当の鳩山=小沢の民主党主力政権にたいして、金属産業の生き残りと発展こそが日本国家の生きる唯一の道≠ナあるとおしだしつつ、そのような利害にかなう経済政策の採用を要求しているのだ。こうした要求≠ヘ、もちろん自分の主人たる金属産業独占ブルジョアどもの利害と意志を体しているのみならず、その実は、日本帝国主義国家の生き残りのための諸政策をうちだし貫徹しようとしている鳩山政権に唱和するものにほかならない。
 すべての諸君! もしもこのようなJC労働貴族どもの策謀を許してしまうならば、金属産業諸企業に雇用されている労働者のみならず日本のすべての労働者は現在にも増して苛酷な失業地獄と超低賃金と生命そのものをすりへらす重労働による貧窮化を強いられることは火を見るよりも明らかである。そしてまた、日米新軍事同盟の強化と日本国家の対米自立≠フ方向での軍事強国化を企む民主党政権の策動にもいっそう拍車がかけられるにちがいない。労働者・勤労人民にとってのこの未曽有の危機をなんとしても突き破るために、今こそわれわれは、「連合」の主力≠ニしてJC労働貴族どもがおしすすめようとしている「救国」産報運動を打ち砕き「連合」を脱構築するために奮闘しようではないか! 二〇一〇年春闘の戦闘的高揚をかちとれ!

(以下、見出し)
T 金属産業・日本経済の危機突破の名による二〇一〇年春闘の破壊策

U 首切り・賃下げ容認と「構造改革」断行提唱の極反動性

V 鳩山ネオ・ファシズム政権翼賛の「救国」産報運動
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破産した中野式「階級的労働運動」路線の泥縄式弥縫

 国家権力の走狗集団たるブクロ=中核派残党・中野一派は、彼らの機関誌ニセ『共産主義者』第一六二号に、「プロレタリア革命の急速な接近と革共同の任務体系」と題するお飾り書記長%V田=ダメダ署名の雑文を掲載した。中野一派は、この雑文を、彼らが今秋に開催したとする「革共同第25回全国委員会総会」なるものの「第1報告」であり、「当面する任務体系をことごとく明らかにした」ものであるなどとおしだしている。
 この雑文を書きなぐったダメダの主眼は、中野一派の「綱領草案」なるものを理論的≠ノ基礎づけ・かつ補強することにある(現代中国の資本主義化≠ノついての「アクロバット的」分析など)。この「綱領草案」の案出とそのダメダ式基礎づけ≠フ邪(よこしま)な企図・本質および理論的イカサマについては、われわれはすでに徹底的に暴きだし批判しつくした(本紙第二〇九七号・二〇九八号の朝日奈論文を見よ)。
 本稿では、次の一点について補足的に暴きだしておく。すなわち、ダメダが「4大産別決戦」なるものを「革命戦略」などとおしだしていることについて。
 ダメダいわく、「国鉄決戦を基軸とする4大産別決戦を革命戦略にまで高めた」のであり、この「革命戦略」のもとに「4大産別のなかに第2・第3の動労千葉派の拠点を建設する」ためには、「団結の拡大を総括軸に闘う」ことこそが重要なのだ、と。そして、この「4大産別決戦」なるものの当面の焦点としては、「1047名解雇撤回」や「道州制」導入にともなう公務労働者の「解雇反対」が具体的な課題であるとしている。
 だが、この「闘い」なるものの闘争形態にかんしてダメダは、その実は、これまで唯一絶対であるとしてきた「ストライキ闘争」を棚上げにしているのだ。「資本との非和解的闘い」をシンボルとする「階級的労働運動路線」の内実をチョッピリ手直しする策を弄しているのである。それこそ、中野一派の基本路線である「階級的労働運動路線」の無様な破産をゴマ化し取り繕うものにほかならない。
 われわれは、残存中野一派の延命のための最後の悪あがきを断じて許しはしない。彼らの姑息な弥縫策を、断固として暴きだしてやろう。

(以下、見出し)
一、「4大産別決戦」=「革命戦略」というコジツケ

二、「4大産別決戦」の不細工な粉飾

三、「地区党建設」という名の苦肉の延命策
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辺野古新基地建設阻止のデモ 12・5 沖縄
「辺野古新基地建設阻止!」那覇市街に怒りの声轟く
国際通りをデモ行進する沖縄のたたかう学生たち(12月5日)
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もんじゅ運転再開阻止の炎 12・5 敦賀
 十二月五日、「原子力発電に反対する福井県民会議」などの呼びかけのもとに、「’09もんじゅを廃炉へ! 全国集会」が福井県敦賀現地において開催された。
「もんじゅ運転再開阻止!」「『CO2排出削減』の名による原発・核開発反対!」白木浜で怒りのシュプレヒコールをあげる全国学生連帯会議
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