第2141号(2010年10月25日)の内容

<1面>
首都中枢に反戦反安保の火柱を!
米・日・韓―中・露の相互対抗的軍事演習反対! 米―中・露の核軍事力増強競争反対!

 10・24労学統一行動の爆発をかちとれ
<4〜5面>
労働戦線から10・24闘争の炎を
大増税と首切り・賃下げ攻撃を打ち砕け<下>
 中央労働者組織委員会
<2面>
「米日韓―中露の相互対抗的軍事演習反対」
米大使館・首相官邸に進撃10・9

<3面>
「もんじゅ」の重大損傷が判明
 本格運転を絶対に阻止せよ
名古屋市人事委の大幅賃下げ勧告弾劾!
 労働者に犠牲を強要する河村市当局
能登半島沖の日米共同演習を阻止せよ
<6面>
菅政権による地域職業訓練センターの廃止を許すな!
岩波書店を揺るがす「三六協定」騒動
Topics 日産が派遣労働規制すりぬけ
<7面>
民主党政権尻押しが破綻 展望喪失の日共系ダラ幹
 ―自治労連第32回大会―
現代版姥捨て山$ァ度「廃止」も名ばかり
<8面>
万華鏡2010――情勢の断層を読む
◆レバノン燃ゆ
◆遠吠え・無意味化
◆絲綢之路
◆五輪霧中
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
  「解放」 最新号




































  


首都中枢に反戦反安保の火柱を!

米・日・韓―中・露の相互対抗的軍事演習反対!

米―中・露の核軍事力増強競争反対!

 10・24労学統一行動の爆発をかちとれ

 いま、東アジアにおいて米・日・韓と中国とが相互対抗的・応酬的に軍事演習をくりひろげ、いよいよ戦争勃発の危機がさし迫っている。アメリカ帝国主義のオバマ政権は、原子力空母G・ワシントンの黄海突入を胡錦濤の中国によって阻止された七月の屈辱をもはらすべく、「世界最大の軍事大国」アメリカの威信をかけて、朝鮮半島周辺の黄海および東シナ海での韓国・日本との合同軍事演習を執拗にくりかえしている。核軍事力においてはなお中国を圧倒する力を保持していることを胡錦濤政権につきつけるために、G・ワシントンを主力艦とする空母機動部隊を黄海に突入させての軍事演習を十二月初めにも決行する意志を示しつつ。
 これにたいして胡錦濤政権は、黄海での米軍軍事演習を阻止するにとどまらず東・南両シナ海の制海権をアメリカ帝国主義から一気呵成に奪取する野望をたぎらせながら、ロシア権力者との同盟的結束を強化しつつ、これら全海域で対抗的軍事演習をくりかえしている。
 しかもこの政権は、東・南両シナ海の海底資源を強奪する意志をむきだしにし、かつ同時に対米追従≠フ安保・外交政策をとる菅政権に打撃を与えることを狙って、海上保安庁の巡視船にたいする中国漁船の体当たり£ァ発を仕組んだ。そのうえレアアース対日輸出停止などの経済制裁を強行し、「謝罪と賠償」要求を日本政府につきつけ、これを拒否する菅政権にたいしては、反日デモを波状的に下から組織化して揺さぶりをかけている。
 この中国の対日制裁に震えあがり中国漁船船長の無条件釈放≠ノ応じざるをえなかった屈辱感にうちひしがれている菅政権は、対日強硬策をとる中国に対抗するために、ひたすらオバマ政権にすがりついている。オバマ政権はこの菅政権を日米新軍事同盟の鎖でますますガンジガラメに縛りつけるために、また胡錦濤政権に制海権奪取の野望を打ち砕くアメリカ国家の意志をつきつけるために、「離島奪還」の日米共同軍事演習を強行しようと策している。
 米・日両権力者は、来る十二月に、第一回目の「離島奪還」軍事演習を大分県日出生台において、この地を「離島」に見たてて実施しようとしている。さらに来年一月には奄美大島上陸の図上作戦を、それに続いて、九州・沖縄間で部隊を移動させる転地訓練を予定している。まさしくこれは、尖閣諸島に中国軍が侵攻した場合にこれを殲滅(せんめつ)しうる実戦能力を確立するための軍事演習いがいの何ものでもない。
 まさにいま、東アジア全域において、米・日と中・露とが臨戦的対峙≠ニいうべき軍事的対抗・角逐を激化させている。一触即発で戦争が勃発する危機が高まっているのである。
 すべての労働者・学生諸君! この危機を座して見すごすことは許されない。今こそ反戦反安保闘争の大爆発をかちとるべきときだ。すべての労働者・学生は10・24労学統一行動に総決起しよう!

以下、見出し
オバマ政権にすがりつく菅政権

円高に直撃される日本帝国主義の苦悶

一切の犠牲を労働者・人民に転嫁する極反動攻撃

10・24労学統一行動に起て!
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労働戦線から10・24闘争の炎を

大増税と首切り・賃下げ攻撃を打ち砕け

政府・独占資本家と一体で「法人税減税」を叫ぶ「連合」労働貴族を弾劾せよ!<下>

中央労働者組織委員会

目次
T 労働者に経済危機の犠牲転嫁を企む菅政権・独占ブルジョアジー
  (第二一四〇号)

U 菅民主党政権による<戦争と貧困>の強制を打ち砕け
  (本号)
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「米日韓―中露の相互対抗的軍事演習反対」
米大使館・首相官邸に進撃10・9
10・9首都圏学生が怒りのデモ
 十月九日、首都圏のたたかう学生たちは、早稲田大学や国学院大学、横浜国立大学などの各自治会委員長の呼びかけのもとに、<許すな! 米中の対抗的軍事演習 とめろ! 辺野古への新基地建設 阻止しよう! 消費税の大増税 10・9学生マーチ>に起ちあがった。
「菅政権の打倒をめざしてたたかうぞ!」降りしきる雨をつき拳を上げる首都圏の学生
(10月9日、銀座・数寄屋橋交差点)

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