第2146号(2010年11月29日)の内容

<1面>
革共同政治集会の成功をかちとれ
光輝放つわが闘いの地平を打ち固め<戦争と暗黒の時代>を突き破る革命的拠点を築け!

すべてのたたかう仲間に年末一時金の三割カンパを訴える
<4面>
「救国」産報運動を基礎づける「新たな社会像」〈下〉
「連合」の「働くことを軸とする安心社会」論

<5面>
日米共同の「離島奪還」演習阻止!
米海兵隊と陸自のゲリラ戦訓練阻止!
日出生台・えびの現地闘争に起て

<2面>
「横浜APEC粉砕」を訴え 11・13 札幌
TPP参加反対道民集会に檄 11・12 札幌
<3面>
APEC・日米首脳会談粉砕の火柱
全学連 横浜現地に勇躍決起 11・13

<6〜7面>
会社の発展のための労働組合づくり≠フ奨め
  「連合」=UIゼンセン式組織拡大方針の反労働者性

「氷河期」を超える新卒内定率悪化
Topics 日本経団連の「福利厚生」提言
<8面>
万華鏡2010――情勢の断層を読む
◆「平成の開国」
◆スパコン昇龍
◆小国宰相の悩み
国際短信
 授業料値上げに反対しイギリス学生が大デモ
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
  「解放」 最新号


































  


革共同政治集会の成功をかちとれ

光輝放つわが闘いの地平を打ち固め<戦争と暗黒の時代>を突き破る革命的拠点を築け!

 十一月二十八日、わが同盟は革共同政治集会を開催する。すべての同志諸君! たたかう労働者・学生諸君! われわれは今集会において、戦争・戦乱と暗黒に覆われている現代世界の危機を突き破るべくたたかいぬいてきた輝かしい闘いの地平を打ち固め、豊富な教訓をひきだし、もって更なる闘いの前進を切り開く革命的拠点を構築するのでなければならない。
 日本帝国主義の政治的代表部たる菅民主党政権は、――対米自立≠掲げた鳩山=小沢政権がオバマ政権の日米新軍事同盟をタテとした強圧と胡錦濤政権の対日攻勢を受けて挫折したことのゆえに――対米追従≠フ政治姿勢を露わにしつつ、わが労働者・勤労人民に新たなかたちでの<戦争と貧困>を強制する攻撃をかけている。この攻撃を打ち破るわが闘いは、日本階級闘争の既成指導部が、いっそうの腐敗と堕落を深めているもとで、いよいよ輝きを増し、いまや日本のみならず全世界のたたかう労働者階級・勤労人民から、闘いの行く手を確固として指し示す前衛的闘いとして受けとめられている。
 なによりも、東シナ海・南シナ海の制海権をアメリカ帝国主義から奪取することを企む胡錦濤の中国と、この中国を封じこめるために<アジア・太平洋版NATO>を米日新軍事同盟の強化を中軸として構築することに躍起になっているオバマのアメリカとが、ますます相互対抗的に大々的な軍事演習を強行している。日本・韓国を率いるこのアメリカと中国・ロシアとが臨戦的に対峙しつつくりひろげている軍事演習に反対する闘いを創造しているのは、唯一わが革命的左翼のみなのである。
 「連合」の労働貴族どもは、傘下各労組の反戦平和運動への取り組みを抑圧することに躍起になり、代々木共産党の不破=志位指導部も「基地被害に反対するたたかい」を細々と、しかも「日米軍事同盟の異常を正す」という観点から組織化しているのみで、一触即発の戦争勃発の危機をいよいよ高めつつくりひろげられている米・日・韓対中・露の相互対抗的な軍事演習に反対する闘いを何ひとつ組織しようとはしていないのだ。
 わが同盟は、今なお「世界の平和の流れ」という幻想にまどろんでいる代々木官僚の腐敗を暴きだしつつ、現代世界の戦争・戦乱勃発の危機の直接的な根源はアメリカと中国・ロシアとの核軍事力増強競争にこそあることを明らかにしてきた。しかも、この米―中・露の核軍事力増強競争は、<米・日連合>と<独=仏枢軸のEU連合>と<中・露主導の経済新興諸国・開発途上諸国連合>との<三極>間の経済的争闘戦の新たな展開と結びついており、この事態は、二十一世紀の覇権大国≠ノのしあがろうとしている胡錦濤の中国と、「一超」世界支配の再興を悲願としているオバマのアメリカ帝国主義との本格的対決の時代の到来を告げ知らせているのである。この二十一世紀現代世界の特質と歴史的位相を明らかにしつつ、われわれは、米―中・露の核軍事力増強競争反対の闘いを断固としておしすすめている。
 そしてまた、わが革命的左翼に結集する革命的・戦闘的労働者たちは、独占資本家どもによる首切り・賃下げ反対の闘い、菅政権による法人税減税・消費税増税反対の闘いを、「政権与党を支える労働運動」を唱えてネオ産業報国運動を推進する「連合」労働貴族どもの抑圧に抗してたたかいぬいている。
 日本独占ブルジョアジーは、円高によって加圧されている未曽有の大不況からの脱出をかけて、「アジア内需のとりこみ」を新たな経営戦略=生き残り策の主軸としながら、生産拠点の日本からアジアの経済新興諸国・開発途上諸国への移転をおしすすめ、これにともなって日本の労働者に首切り・賃下げを強行している。そして菅政権は、独占ブルジョアどもの要請に応えてアジア諸国のインフラ整備事業の受注に政府が先頭になってのりだすとともに、独占資本庇護・支援のための法人税減税を策している。
 こうした日本政府・独占ブルジョアジーによる一切の犠牲を労働者・勤労人民に強制する攻撃を打ち砕く闘いを、「国難突破」を叫ぶ「連合」指導部の「救国」産報運動を打ち破りつつ、また「全労連」の日共系指導部の歪曲をのりこえつつ創造しているのが、わが革命的・戦闘的労働者たちなのだ。
 こうしてわが革命的左翼がおしすすめている一切の闘いの成果を集約し・その地平を打ち固め、もって更なる闘いの前進を切り開くために、われわれは、決意も新たにうって一丸となって奮闘するのでなければならない。すべてのたたかう労働者・学生は、東京・日比谷公会堂で開催される11・28革共同政治集会に結集せよ!

(以下見出し)

EU連合とロシアとの結託を画したNATO首脳会議

国家エゴむき出しの主要国率いる<三極>間角逐の新展開

<三極>間の政治的・軍事的抗争ならびに経済的争闘戦下の戦乱と暗黒を突き破る拠点を築け!



血迷った北朝鮮の11・23対韓砲撃強攻弾劾!

韓国の対北挑発′R事演習弾劾!

朝鮮戦争勃発阻止! 米日韓―中露の相互対抗的軍事演習反対の闘いを推進せよ!
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すべてのたたかう仲間に年末一時金の三割カンパを訴える

日本革命的共産主義者同盟(革マル派)

 同志諸君! たたかう労働者・市民のみなさん!
 わが革命的左翼は、現代世界を覆う戦乱と暗黒を突き破る組織的拠点を創造するために、既成反対運動指導部の腐敗を弾劾しつつ、全力で奮闘している。<米・中本格対決>下における戦争・戦乱勃発の危機の高まりに抗して、唯一われわれのみが、「反安保」を完全放棄している日共翼下の既成平和運動をのりこえ、<米・日―中・露の相互対抗的軍事演習反対!>の反戦闘争をたたかいぬいている。
 米と中・露との軍事的角逐と輻輳しつつ、<三極>間の・それぞれの国家間の国家エゴイズムをむきだしにしての経済的争闘戦が熾烈にくりひろげられている。このもとで菅政権は、独占資本支援に血眼になっている。わが革命的左翼は、菅政権による法人税減税・消費税増税などの労働者・人民への犠牲強要に反対する政治経済闘争を、反戦反安保闘争と同時的一体的に推進している。しかも、わが革命的左翼は、<労使政運命共同体>思想を全面開花させている「連合」労働貴族どもの「救国」産報運動を打ち破り、独占資本家どもによる首切り・賃下げ攻撃を打ち砕くべく奮闘している。これらの闘いを基礎として、われわれは、日本労働運動の戦闘的再生をかちとるために敢然とたたかいぬいている。
 同志諸君! たたかう労働者・市民のみなさん!
 既成指導部の腐敗を弾劾し、菅政権による<戦争と貧困>の強制を粉砕するために、さらにいっそう奮闘しよう! プロレタリア・インターナショナリズムに立脚し、全世界の労働者・人民と連帯して、現代世界の戦争的危機を突破するために、全力でたたかおう!
 同志黒田の遺志を受け継ぎ、転向スターリン主義者たちの思想的・現実的腐敗を弾劾し、現代世界を根底から変革するための思想的・組織的営為を確固として積みかさねているのが、われわれである。日本階級闘争の危機を根底から突破するために、マルクスの共産主義思想を真に現代に甦らせ、もってわが反スターリン主義運動の飛躍と前進をかちとろう!
 こうした闘いを財政的に支えるために、すべてのみなさんが年末一時金の三割カンパを寄せられるよう心から訴えます。
(二〇一〇年十一月)

<送り先>
東京都新宿区早稲田鶴巻町五二五―三 解放社(振替・〇〇一九〇―六―七四二八三六)
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「救国」産報運動を基礎づける「新たな社会像」

「連合」の「働くことを軸とする安心社会」論の欺瞞 <下>

目 次

国際競争力回復のための「活力ある参加型社会」

「不安の社会」という皮相な解釈

「雇用流動化」のための「架け橋」
 (第二一四五号)

「働くことが自己実現」という詭弁

「持続可能な市場経済の形成」に奉仕する労働運動

資本主義社会永続化への献身
 (本 号)
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日米共同の「離島奪還」演習阻止!

米海兵隊と陸自のゲリラ戦訓練阻止!

日出生台・えびの連続現地闘争に起て

 マル学同・革マル派 九州地方委員会

 すべての労働者・学生諸君! アメリカのオバマ政権と日本の菅政権は、十二月に九州・沖縄をはじめとする日本全国の周辺空・海域および各基地・演習場において、日米両軍合わせて約四万六〇〇〇名もの兵員・四一〇機の航空機・六〇隻の艦船を動員して日米合同の陸海空統合実動演習をおこなおうとしている。MD(ミサイル防衛)システムの日米合同運用訓練をはじめとして、「離島防衛」訓練(大分県・日出生台演習場)やゲリラ戦闘訓練(鹿児島県と宮崎県にまたがる霧島演習場)などを、米・日両帝国主義権力者は強行しようとしているのだ。東シナ海・南シナ海の制海権をアメリカ帝国主義から奪い取ることを策す胡錦濤の中国を軍事的に圧伏するための一大軍事演習の強行を、われわれは断じて許してはならない!
 日・米両権力者がこうした軍事演習を策していることに対抗して、中国権力者は黄海・東シナ海・南シナ海での軍事演習をくりかえしている。まさにいま東アジアにおいてアメリカ・日本と中国との臨戦的対峙≠ニもいうべき軍事的角逐がいよいよ激化し、戦争・戦乱勃発の危機が高まっているのである。
 しかし、既成反対運動の指導部ども、とりわけ日共の不破=志位指導部は、一応は「演習の中止」を防衛省に申し入れてはいるものの、その内実たるや日本防衛とは無関係だから反対≠ニいうものでしかない。すべての労働者・学生は、こうした既成平和運動指導部による闘争歪曲を弾劾し、いまこそ日米合同の統合実動演習を阻止する現地闘争に勇躍決起せよ!
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会社の発展のための労働組合づくり≠フ奨め

「連合」=UIゼンセン式組織拡大方針の反労働者性

以下、見出し

1組織拡大のための上からの説教

2会社のための・会社経営者に依存した組合づくり

3UIゼンセン労働貴族を牽引役とする「連合」の自己改革
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APEC・日米首脳会談粉砕の火柱
全学連 横浜現地に勇躍決起 11・13
日米首脳会談とAPEC首脳会議の会場=パシフィコ横浜に向けて進撃する全学連
(11月13日、桜木町駅前)
意気高くデモに出発する全学連
(11月13日、阪東橋公園)
「労働者・農漁民への犠牲転嫁を許すな」の声高く
(11・13)
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