第2153号(2011年1月31日)の内容

<1〜3面>
2011〈反戦・春闘〉の爆発を!
 中央労働者組織委員会

<4〜5面>
菅極反動政権打倒に決起せよ 
 中央労働者組織委員会

年頭の決意 全学連委員長 奥野成喜
<6面>
全国教研を創造的に実現しよう
北海道当局の賃金大削減を許すな
Topics 「1%配分」要求を日本経団連が一蹴
<7面>
郵政大リストラ攻撃を許すな
闘う学生が米総領事館に抗議 沖縄
<8面>
万華鏡2011――情勢の断層を読む
漏洩どうすルノー/G、Iの次はP?/「留守児童」/因果応報
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
  「解放」最新号






















  


2011<反戦・春闘>の爆発を!

新たな<戦争と貧困>の強制を打ち砕け! ガタガタ菅政権打倒!

 2・6労働者怒りの総決起集会に結集せよ

 中央労働者組織委員会

全学連が国会・米大使館包囲闘争に決起(1月23日、首都、詳報次号)
 すべてのたたかう労働者諸君! 朝鮮戦争勃発の危機がさし迫るただなかにおいて、そして菅民主党政権による消費税大増税攻撃と独占資本家どもによる新たな賃下げ・首切り攻撃がしかけられているそのただなかにおいて、われわれは二〇一一年の春闘を迎えている。労働者・勤労人民にたいするこの新たな<戦争と貧困>の強制を打ち砕くために、われわれは本二〇一一春闘を全力をあげてたたかうのでなければならない。
 日本経団連を総本山≠ニする独占資本家どもは、春闘を前にして「賃上げなどは問題外!」という居丈高な態度をとっている。アジアなどの経済新興諸国市場において、欧・米のみならず中国や韓国の諸企業との激烈な市場争奪戦に勝ちぬくべく、「コスト削減」をいっそう徹底するために賃金上昇をいっさい認めないという方針を傲然とうちだしている。
 この独占資本家どもの要求に応えて菅民主党政権は、年明けの内閣改造をもテコとして、いよいよ消費税大増税とTPPという名の環太平洋自由貿易圏への日本の参加を強行する意志を剥きだしにしている。膨大な国家財政赤字の増大をも厭わずに法人税減税などの独占体支援策を相次いで強行し、それによって生じる税収不足を、労働者・勤労人民からの収奪の一挙的強化によって賄おうと策しているのが、今や「国民の生活が第一」というベールを完全にかなぐり捨てたこの政権なのだ。
 しかも菅政権は、アメリカ帝国主義のオバマ政権に付き従い、北朝鮮や中国の「脅威」を煽りたてながら、中国を主敵≠ノ据えて日・米・韓三角軍事同盟の強化に狂奔している。オバマ政権が金正日の北朝鮮を「体制崩壊」に追いこむことを狙ってしかけている軍事的挑発と経済制裁に積極的に協力し、もってヤンキー帝国主義の戦争放火に加担しているのだ。
 まさに二〇一一年の劈頭(へきとう)において、日本の労働者・勤労人民は、菅政権と独占資本家階級の攻撃によって新たな戦争と貧困を強制されようとしている。だが、「連合」古賀指導部は、早ばやと賃上げ要求を放棄し、傘下労組の反戦闘争への取り組み・決起を抑圧している。「全労連」の日共系指導部もまた、「内需拡大による持続可能な日本経済」の実現をひたすら独占資本家どもと菅政権にお願いしているにすぎない。
 すべての諸君! わが同盟と革命的・戦闘的労働者たちの責務は重かつ大である。いまこそわれわれは、「日本経済の復元」なるものを政府・独占ブルジョアジーに求める「連合」指導部の「救国」春闘を突き破り、新たな<戦争と貧困>の強制を打ち砕く労働者階級の一大反撃を組織するのでなければならない。「大幅一律賃上げ獲得!」「消費税大増税阻止!」「朝鮮戦争勃発阻止!」を焦眉の課題とする<反戦・春闘>の高揚を切り開け! すべてのたたかう労働者は、二月六日に開催される「二〇一一年春闘勝利――労働者怒りの総決起集会」に全国・全戦線から結集せよ!

以下、見出し

一、独占ブルジョアジーと菅政権による新たな貧困と戦争の強制

 A「海外移転」のための大量解雇・賃下げ攻撃

 B大増税と日米新軍事同盟強化に突進する菅政権

 C「日本経済の成長」をこいねがう既成指導部による春闘の歪曲

二、「救国」産報運動を突き破り二〇一一春闘の戦闘的爆発を!

 A「連合」指導部の「賃金水準復元・格差是正」要求の欺瞞を暴きだせ

 B今こそ<反戦・春闘>の爆発を!
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菅極反動政権打倒に決起せよ

 未曽有の危機の突破をかける日本帝国主義の総攻撃を打ち砕け! <下>

  中央労働者組織委員会

目  次
T <米・中本格対決>下における戦乱の危機の高まり
U <三極>間争闘戦の新たな激化
V 日本帝国主義の生き残りをかけた総攻撃
  (第二一五二号)

W 「救国」産業報国運動に突き進む「連合」指導部を弾劾せよ!
X 日本労働運動の破滅を突き破る革命的拠点を!
  (本 号)
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