第2168号(2011年5月16日)の内容

<1面>
全原発を即時停止し廃棄せよ
 浜岡原発を廃炉に! 被災者見殺しの菅政権を打倒せよ

<4面>
東海地震の震源域に立つ浜岡原発を停止・廃棄せよ
<2面>
「浜岡原発をただちに止めろ!」
 愛大・名大生が怒りのデモ 4・24 名古屋

アメリカ帝国主義のビンラーディン殺害=国家テロリズム弾劾!
<3面>
第82回メーデー 闘う労働者が奮闘
 4・29「連合」5・1「全労連」5・1「全労協」
<5面>
関西電力美浜原発
 地震対策なき老朽原発の危険

「今すぐ原発を止めろは無責任」発言の志位に下部党員が不信任!
<6面>
Topics 「連合」が「原発推進」政策を「凍結」?
北海道で急増する就学援助
都教委の「小中学校の校務改善」策
◆うた
<8面>
投稿 プロレタリア・ヒューマニズムあふれる支援をこそ
 石巻市で被災者支援を担って
死においやられる被災した高齢者・病者
<7面>
万華鏡2011――情勢の断層を読む
◆思惟に耽る
◆懲りない面々
◆「ベント」知らせず
◆砂漠に死の商人
◆新・蜃気楼
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
  解放」最新号






































  


全原発を即時停止し廃棄せよ

 浜岡原発を廃炉に! 被災者見殺しの菅政権を打倒せよ

 首相・菅は五月六日夜に急きょ記者会見し、静岡県・浜岡原発のすべての原子炉を「地震・津波への対策が完了するまでのあいだ」停止するように中部電力経営陣に「要請」したと発表した。全国で高まる「浜岡原発は危険だ、ただちに停止し廃炉にせよ」という声のまえに自己保身にかられた菅は、これまでは頑なに拒否してきた浜岡原発の運転停止をついにうちださざるをえなくなったのだ。この決定は、「浜岡原発運転停止」を求める労働者・学生・市民のこのかんの闘いの一大高揚がつくりだしたひとつの成果にほかならない。
 だが菅は、「浜岡は特別の状況」などと強調し、現在全国で運転中の他の二十基の原発については、なおも運転を認めている。浜岡原発についても、防波壁などができるまでの一時的な「停止」を求めているにすぎない。
 すべてのたたかう労働者・学生・市民諸君! われわれはいまこそ、浜岡原発の廃炉=廃棄をかちとるために前進しなければならない。同時に、日本のすべての原発・核燃料施設の運転停止とその廃棄を求めてさらに闘いを高揚させようではないか。「原発反対」の闘いを圧殺する「連合」労働貴族の抑圧をはねのけ、また「原発をゼロにする期限をきめたプログラムの策定」をおずおずと政府に求めはじめた――原発政策のなしくずし的転換――日共・不破=志位指導部の「原子力政策転換」要求運動をのりこえ、すべての労働者・学生は原発・核開発反対闘争に決起せよ! 独占資本救済のための「復興」策と消費税増税に反対する政治経済闘争を、そして日米新軍事同盟の対中・対露の攻守同盟としての強化に反対する反戦反安保闘争を、この闘いと同時的・一体的に推進しよう。いまこそ被災人民を見殺しにする菅政権を労働者・人民の総力で打倒せよ!

(以下見出し)
自己保身にもとづく「浜岡原発全面停止」要請

放射能禍を拡大しつづける福島原発事故

原発反対運動を圧殺する「連合」指導部を弾劾せよ

原発・核開発阻止!「復興」を名分とした大増税反対!
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東海地震の震源域に立つ浜岡原発を停止・廃棄せよ

 五月六日、首相・菅は、「浜岡原発の全原子炉一時停止」を中部電力経営陣に要請したことを明らかにした。「東海地震の切迫」を理由とし、「国民の安全と安心」を最優先したとおしだして。しかも菅は、あくまでも浜岡の「特別な事情」を考慮したことを強調し、他の原発の停止は考えていないことをも明言した。
 この菅の突然の「停止要請」は、経済産業相・海江田や首相補佐官・細野ら、ごくわずかの側近との密談にもとづいて――原子力安全委員会などへの諮問も、中電経営陣との協議もなく――発せられた。まさにそれは、震災・福島原発事故への対応をめぐって労働者人民からの猛烈な反発にみまわれ、自民党のみならず民主党内からも退陣要求をつきつけられている菅の、政権しがみつき≠フためのパフォーマンス以外の何ものでもない。
 同時に、「原発推進」の旗を振ってきた菅政権としても、福島原発事故を今なお収拾しえていない状況のもとで、さすがに最も危険な原発≠ニ言われてきた浜岡原発の現状に危惧をいだかざるをえなくなったのだ。もしも新たな原発事故が発生したならば政権がふっ飛ぶと、菅は自己保身にかられているのだ。わが革命的左翼のあらゆる戦線における奮闘を基礎にして、全原発の停止さらに廃炉を求める闘いが高揚しつつあるがゆえになおさらである。このゆえに、彼らとしても「安全対策」のある程度の強化をはからざるをえなくなったのだ。
 もちろん、「安全対策」と言ってもそれは、およそザル抜けのものでしかない。菅みずからが、中電経営陣が現に構想している程度の「津波対策」が実現しさえすれば、浜岡原発の再稼働を認めると公言している。しかも菅は、夏に電力が不足すれば関西電力から支援してもらえばよい≠ニ口ばしりもした。関電の美浜原発は、二〇〇四年に五名の労働者が死亡する重大事故をひきおこした3号機や、福島第一原発1号機よりも老朽化した1号機を抱え、津波対策は、わずか一・二bを想定しているにすぎない(五面参照)。この関電の美浜原発をはじめとしたオンボロ原発の運転を続行させ、定期点検中のものを再稼働させることを、菅政権は当然のこととしているのだ。菅政権は、「安全対策」を施したという体裁をとったうえで、あくまでも原発・核開発を推進しようとしているのである。
 すべての労働者・学生・市民諸君! 菅の浜岡原発「停止要請」は、今日の日本の原発の危険性を権力者みずからが自認したという意味をもっている。これはまさに、「すべての原発を止めろ!」を合言葉としておしすすめてきたわが原発反対闘争の一大成果である。この地平をうち固め、菅の「停止要請」の欺瞞性を暴きだしつつ、さらに浜岡原発の廃棄をかちとろう。そして日本のすべての原発・核燃施設を停止・廃棄させる闘いの前進をかちとろうではないか。
 福島第一原発の炉心溶融・水素爆発事故は、チェルノブイリ事故に匹敵する史上最悪の事故となり、いまなお収拾しえていないばかりでなく・いっそう深刻化している。崩壊熱を放ちつづけている炉心を安定的に冷却することができず、依然として炉内の全放射性物質の放出・飛散という一大破局の瀬戸際にある。これを回避するために、現場労働者たちが命がけで注水や電気および配管の復旧などにあたっているが、作業は困難を極めており予断を許さない。漏洩した膨大な量の放射性物質は、東北・関東の全域に拡がり、この地域の住民の生命・健康と生業を深刻な危機に突き落としている。
 わが東海地方委員会はあらためて訴える。日本の労働者人民の命運がかかる現下の危機を突破するために、いまこそすべての仲間は団結固く奮闘しよう! 核惨事の拡大回避に全力を尽くせ! いまなお住居と仕事を奪われ生存を脅かされつづけている震災・原発被災人民の支援に全力をあげよう!
 <東海地震の震源域に立つ浜岡原発を即刻停止し廃棄せよ!><すべての原発・核燃施設を廃棄せよ!> 大独占優遇に走り・被災人民を見殺しにする菅政権を、いまこそ全労働者階級・勤労人民の団結した闘いで打倒しよう!

以下、見出し

菅の「全面停止」要請に動揺する中部電力経営陣

原発推進に執着する菅政府・中電経営陣

「原発反対」「浜岡とめろ」の運動の高揚

日共の「安全対策」要求運動をのりこえ、全原発の即時停止・廃棄の闘いの高揚を!
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アメリカ帝国主義のビンラーディン殺害=国家テロリズム弾劾!

 アメリカのアフガン侵略反対・リビア空爆弾劾の国際反戦闘争の高揚を

「ジェロニモ殺害作戦」の蛮行

 五月一日、アメリカ帝国主義のオバマ政権は、パキスタン国内のアボタバードに潜伏していたウサマ・ビンラーディンを、米海軍特殊部隊シールズをさしむけ殺害した。二〇〇一年の九月十一日にニューヨーク貿易センタービルと米国防総省にたいする勇猛果敢なジハード自爆攻撃を決行したスンナ派のイスラム原理主義組織「アル・カーイダ」、その最高指導者たるビンラーディンの隠れ家をヘリコプターで急襲し、彼の家族もろともに虐殺したのだ。
 ビンラーディンの隠れ家がパキスタン国家の領内にあるにもかかわらず、アメリカ帝国主義権力者はパキスタン政府(ザルダリ=ギラニ政権)に事前に通告することなく、この暗殺作戦を強行した。まさにパキスタンの国家主権を無視し踏みにじったのだ。「彼らは標的(ビンラーディン)に警告しかねない」(CIA長官パネッタ)との理由をもって。〔ビンラーディンがパキスタン首都イスラマバードの近郊約五〇キロで軍事施設のあるアボタバードに潜伏していたように、彼をかくまう反米勢力がパキスタン軍・情報部内に存在することは公然の秘密≠ナはあるが。〕
 オバマ政権の指令にもとづいて米軍の暗殺部隊は、ビンラーディンを捕捉し即刻その場で射殺した。しかも、DNA鑑定後、死体を棺に入れ海中に投じる(=水葬)という、ムスリムを冒涜してやまない処置をとった(イスラムの教義では死者は土葬にするのが基本)。ここに、「一超」軍国主義帝国アメリカの国際的な権威と威信を失墜せしめた<9・11>ジハード自爆攻撃の指令者にたいするヤンキー帝国主義権力者の憎悪と怨念が露出している。〔ビンラーディン暗殺作戦にオバマ政権は「ジェロニモ殺害作戦」などと、傲岸なアングロサクソン式レーシズム(人種排外主義)まるだしのコードネームを冠した。〕
 ビンラーディン殺害をもってアメリカ権力者オバマは、「対テロ戦争」における「もっとも重要な成果」であり「正義がなしとげられた」と宣言した。だが、<9・11>への報復の名のもとにアフガニスタン、そしてイラクに侵略戦争をしかけ、数十万いや百万余のムスリム人民を虐殺しておいて、いったい何の「正義」か! 今回のウサマ・ビンラーディン殺害も「対テロ戦争」の名による悪逆無道の国家テロリズムにほかならない。わが同盟は、このアメリカ帝国主義の国家テロリズムを断固として弾劾する! すべての労働者・学生・人民は、「国家テロリズム弾劾」の旗のもとに、アメリカ帝国主義が今なお続行しているアフガニスタン侵略戦争、そしてNATO(米・英・仏)のリビア空爆に反対する闘いの炎を噴き上げようではないか。
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関西電力美浜原発

地震対策なき老朽原発の危険

 関西電力の美浜原発は福井県・敦賀半島の先端の日本海沿いの美浜町にある。出力三四万`hの1号機は日本最初のPWR(加圧水型軽水炉)で一九七〇年十一月に、出力五〇万`hの2号機は七二年七月に、そして八二・六万`hの3号機は七六年十二月に、それぞれ運転を開始した(2、3号機もPWR型)。美浜原発は日本の原子力発電開発の創成期の一九七〇年代に設置され運転が開始された、日本原子力開発を象徴する原発なのである。
 福井県の美浜、高浜、大飯の各原発で発電された電気は、すべて関西圏に送られ、いまや関西圏で使用される電気量の五〇%をしめている。一世を風靡したロックシンガー・忌野清志郎が作詞し放送禁止にされた反原発ソング、「サマータイム・ブルース」で歌われているのが美浜原発である。
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「今すぐ原発を止めろは無責任」発言の志位に下部党員が不信任!

5・1「全労連」メーデー

 五月一日に開催された「全労連」メーデーにおいて、わが同盟の情宣隊は、結集した労働者にたいして、「すべての原発をただちに停止し廃棄せよ!」という革命的スローガンが大書きされた紙の弾丸をぶちこんだ。このわが同盟の革命的檄に、多くの良心的な日共系労組員たちが共感の声でこたえた。
 「今すぐ全原発を止めろと言うのは無責任」とほざいた日共委員長・志位を弾劾する情宣隊の仲間たちに呼応して、多くの日共系労組員たちが、志位にたいして不信任を突きつける声をいっせいに噴きあげたのだ。

「コイツ(=志位)は頭がおかしいんだ!」

 志位発言を弾劾する情宣隊の仲間に次々と労組員――なかには役員クラスの組合員もいる――たちが声をかけてきた。
 「君たちのビラは良く読まれていたよ。悔しいけど」と声をかけてきた労組員。この労組員に、わが情宣隊が、志位発言が掲載された四月二日付の『朝日新聞』のコピーを手渡すと、この労組員は「コイツは頭がおかしいんだ」と志位への怒りを吐き捨てるように表明した。そして、わが同盟のビラのスローガンについて、「『すべての原発をただちにとめろ』というのはいいね」と共感の声をあげたのである。
 また、世田谷の労働者は、「俺は世田谷だから中央とは対立している」「保坂が勝ったのは良かった」と自信に満ちたようすで語った。
 わが情宣隊の仲間が「メーデーのメインスローガンに原発のことが入っていない」と「全労連」指導部を批判すると、ある労組の役員はビラをポケットからとりだして「俺もそう思うよ。俺も原発は反対なんだ。でも下から言っても難しいんだ」と、「全労連」指導部への不満を吐露した。
 「原発はひどい。自分の妹がいわき市にいて被曝しているんだ。許せない!」と怒りを表明した建設関係の労働者。「菅の被災人民見殺しを許すなというのはその通りだ。頑張れ!」と声をかけてきた年配の男性労働者。「被災者見殺しの菅政権打倒! はその通りだ」と共感を伝えてきた労働者。「今すぐとめろというのはいいね。確かに今しか機会がない。私も頑張るからね」とエールを送ってきた東京土建の女性労働者……。
 このように多くの「全労連」傘下の組合員たちが、「すべての原発をただちに停止し廃棄せよ!」「被災人民を見殺しにする菅政権を打倒せよ!」と革命的な檄を発したわが同盟にたいして圧倒的な共感をもって応えるとともに、「今すぐ原発を止めろと言うのは無責任」と発言した日共委員長・志位への反発・怒りをいっせいに噴きあげたのだ。まさにそれは、このかんのわが同盟の革命的批判によって日共党内部においてつくりだしてきた党中央への造反が拡大していることをはっきりと示す事態にほかならない。

党中央への造反に脅え原発政策の修正をはかる不破=志位指導部

 わが同盟は、かの志位発言の犯罪性をただちに『解放』やビラにおいて社会的に満天下に暴きだした。福島第一原発の大事故が旧ソ連・チェルノブイリ原発事故に匹敵する一大核惨事となり、多くの労働者・学生・農漁民が放射能汚染に苦しめられているこのときに、反対運動の組織化を完全に放棄し、あろうことか「今すぐ止めろと言うのは無責任」などとほざくのは、「原発とめろ」の運動に敵対する犯罪にほかならないことを怒りをこめてつきだし、弾劾した。こうした犯罪に手を染めるのは、不破=志位指導部が、日共をエネルギー供給の「現実的プラン」を考慮する党として、独占資本家や保守層に認めてもらうことを第一義にしているからであることをも暴きだした。
 こうした革命的批判は、多くの日共の下部党員・「全労連」の組合員たちの心をつかんだ。大震災と原発事故を「国難」ととらえ、この「国難」突破のための「オールジャパン」の布陣に自党も入れてもらうために、震災や原発事故への菅政府の対応について「批判するな」と統制してきた党中央指導部にたいする下部党員たちの怒りが噴出していることもまた、わが同盟の闘いの前進を鮮やかに示すものなのだ。
 「脱原発」を掲げた社民党の保坂展人が当選した世田谷区長選(四月二十四日投開票)で日共系候補が惨敗(得票率はわずか三・五パーセント!)したことをはじめ、統一地方選で日共は大敗を喫した。この世田谷ショック≠契機として、日共の党的危機は一挙に深まっている。この危機に直面し、何よりも革マル派に共感した下部党員の造反拡大に脅えているがゆえに、不破=志位指導部は、原発問題にかんする党の代案についての修正にふみだした。彼らは、突如として「原発から段階的に撤退してゼロにする工程表」を示したいなどと口にしはじめた。世田谷ショック*セけの四月二十六日におこなわれた東電に賠償を求める農民の行動での志位の発言を皮切りにして、五月一日の「全労連」メーデーでも志位は「政府にたいして、原発をゼロにする期限をきめたプログラムを策定することを強く求める」と絶叫したのである。
 四月二十六日いこう、恥も外聞もなく「原発をゼロに」「ゼロに」と連呼し絶叫しはじめた党委員長・志位の姿に、彼ら代々木官僚の動揺と焦燥があらわとなっている。そして、日共が歴史的に一貫して「原発から段階的に撤退しゼロにする」ことを原発問題の基本的代案としてきたかのように下部党員におしだし、彼らをモンピーすることに躍起となっているのだ。
 まさにそれは、わが同盟の革命的批判への完全屈服を自認するものにほかならない。
 日本共産党は、福島原発事故という一大核惨事に直面して歴史的大破産をとげた。今、不破=志位指導部にたいして、下部党員たちがいっせいに不信任を突きつけている。まさに日共党組織の大崩壊が始まったのである。
 今こそわれわれは、腐臭を放つ日共を革命的に解体していくために、原発問題をめぐる代々木官僚の犯罪的対応を暴露し批判するイデオロギー的=組織的闘いを強化するのでなければならない。
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プロレタリア・ヒューマニズムあふれる支援をこそ

生死を分けた仙台東部道路で

 私は仲間とともに被災現地に支援活動に行った。まずなによりも被災地での被害の甚大さに驚かされた。仙台東部道路を走行中に東側にひろがる津波で破壊された若林沿岸地区。この地にたってみる。土台を残して流された家々、完全に水没した痕跡を残す荒浜小学校と流木が突き刺さった体育館。なによりもこの地区で直後に数百体の遺体が上空から確認され冠水のために収容もできなかったと報道された。この地にわが身をたたせてみると津波が襲いかかるときの状況がいかなるものであったかが思い浮かぶ。

(中略)

ゴーストタウンと化した街並と手つかずの津波被災地

 福島第一原発二〇`b周辺では、ゴーストタウンと化した街並みに電光表示板が点灯しているという異様な光景だった。沿岸地域では津波を被ったままで手つかずで、海水の泥水と瓦礫の下で犠牲者が発見されないままであろう。ホットスポット化しているとIAEAから暴露され、ようやく菅政権が認めた飯舘村では住民は怒っていた。
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「浜岡原発をただちに止めろ!」
愛大・名大生が怒りのデモ 4・24 名古屋
  四月二十四日に、たたかう愛大・名大生は、中部電力本店がある名古屋市で「STOP浜岡原発!アピール行動」を実現した。
「すべての原発を廃炉にせよ!」名古屋市街に学生の声轟く
(4・24、名古屋)
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第82回メーデー「被災民見殺しの菅政権打倒」の声轟かす
「全ての原発を直ちに止めよ!」
革命的・戦闘的労働者が呼びかけ奮闘
  「連合」古賀指導部は四月二十九日、今年のメーデーを「東日本大震災救援大集会」と銘打つとともに、動員規模を「例年の三分の一」に縮小して開催した(主催者発表「九〇〇〇人」)。
 わが同盟の情宣隊は、菅政権を擁護し「原発新増設推進」の方針に固執する「連合」指導部を弾劾し、「すべての原発をただちに停止し廃棄せよ!」「被災人民を見殺しにする菅政権を打倒せよ!」と呼びかけるわが同盟のビラを、メーデー参加者にくまなく手渡し、政府・東電経営陣への広範な怒りを組織したのである。
「連合」指導部は参加者に横断幕もゼッケンも「自粛」を強制した
(4月29日、代々木公園)
  「全労連」メーデーは、五月一日に代々木公園で開催された。会場には、二万一〇〇〇人(主催者発表)の労働者が結集した。
 わが同盟の情宣隊は、「『安全な原子力行政』提言に一切を解消する日共中央をのりこえ、すべての原発の即時停止と廃棄をかちとろう!」と呼びかけるビラをメーデー参加者に次々と配布していった。
 
演壇のスローガンに原発の「げ」の字もない!
「全原発の即時停止」を求めない日共中央への不満が噴出
(5・1、代々木公園)
  五月一日に、「全労協」の「日比谷メーデー」が開催され、「すべての原発を即時停止し廃炉へ、原発依存のエネルギー政策の転換を!」のスローガンのもとに一万二〇〇〇人(主催者発表)が結集した。
 たたかう労働者たちは、被災者支援にとりくむとともに、福島原発事故を弾劾し、震災復興に名をかりた首切り・長時間労働の強制に反対する闘いを各職場において柔軟に組織し、多くの組合員とともにこの集会に結集したのだ。
(5・1、日比谷)
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