第2224(2012年6月25日)の内容

<1面>
大飯原発の再稼働決定弾劾!
被災民見殺しの野田政権による原発・核開発への突進を許すな
消費税増税法案の衆院採決を断固阻止せよ!
<4面>
「反プーチン」運動の高揚とロシア左翼
<5面>
ロシア共労党への手紙
欧州ドミノ倒し
◇詩(うた)
<2面>
野田政権による大飯原発の再稼働決定弾劾!
 6・16首相官邸前抗議闘争
「空自の日米豪合同演習参加反対!」
 小松基地に労学が怒りの拳 6・4
<3面>
各地で原発再稼働阻止に起つ
 福井緊急集会 6・3
 関西行動 5・27 大阪
 佐賀集会 5・27
 北大生が情宣 6・8 札幌
<6面>
沖縄県 指定管理者制度導入6年
Topics シャープが台湾・鴻海と資本提携
<7面>
「1000万連合実現プラン」の反労働者性
サムスンの工場でがん死者続出
<8面>
万華鏡2012――情勢の断層を読む
◆中南米の癌
◆綻びるキズナ
◆「雪解け」ムード?
◆バッシングの深層
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
 「解放」最新号







































  


大飯原発の再稼働決定弾劾!

被災民見殺しの野田政権による原発・核開発への突進を許すな

「野田政権打倒!」
6・17闘争に決起した首都圏の労学


「大飯原発再稼働阻止!」の声轟く
6月16日午前、
首相官邸前で戦闘的闘いをくりひろげる全学連
 野田政権が大飯原発3・4号機再稼働の最終決定を発表したその翌日の六月十七日、首都圏をはじめとする全国の革命的・戦闘的労働者・学生たちは、全国五ヵ所での労学統一行動に起ちあがった(沖縄は十六日)。野田じしんが再稼働の最終決定をくだそうとしていた六月十六日に、首相官邸前で大飯原発再稼働反対の闘いをくりひろげた首都圏の学生を先頭に、すべての労学が原発再稼働絶対阻止・野田政権打倒の決意をみなぎらせてこの日の闘いを貫徹したのである。
 大飯原発の再稼働に反対する労働者・人民にたいして、野田は言いはなった。「仮に計画停電を余儀なくされ、突発的な停電が起これば命の危険にさらされる人もでる」と。原発停止にともなう対策をまったくやらずに「電力不足」を演出し、これを口実に反対派人民を恫喝する挙にでたのだ。今もなお原発事故によって避難を余儀なくされている福島県の人民に思いをはせることもなく、野田政権と日本独占ブルジョアジーは、当面の国家的・独占ブルジョア的の利益を何がなんでも貫徹するために、第二のフクシマ≠ノ向かって猪突猛進しているのである。
 また「社会保障と税の一体改革」に「政治生命をかける」などと息巻いている首相・野田のもとで、民主党は、自民・公明との「一体改革」関連法案をめぐる修正協議を終えた。その合意内容は、民主党が「国民の生活が第一」をシンボルとしてマニフェストで掲げたわずかばかりの社会保障充実策もすべて棚上げにして、消費税増税だけは実施しようというものである。野田政権は何がなんでも消費税増税法案を今国会で可決・成立させようとしているのだ。
 それだけではない。オバマ政権は、六月十三日にアメリカで墜落事故を起こした垂直離着陸輸送機オスプレイを、沖縄の普天間基地に配備しようとしている。普天間基地に居座りつづける意志をあからさまにしているオバマ政権のこの策動に、野田政権は全面的に協力しているのだ。
 すべての労働者・学生諸君! いままさに野田政権はその極反動ぶりをむきだしにしている。われわれは、大飯原発再稼働阻止の原発・核開発反対闘争、消費税増税阻止の政治経済闘争、普天間基地撤去・辺野古新基地建設阻止の反戦反安保闘争を同時的・一体的におしすすめ、もって反動野田政権を実力で打倒するのでなければならない。

以下見出し
大飯再稼働を突破口とした原発・核開発への盲進

経済危機下での日本帝国主義の生き残り策

既成指導部の「エネルギー政策転換」要求運動をのりこえ闘おう
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「反プーチン」運動の高揚とロシア左翼

 「公正選挙を!」「プーチンなきロシアを!」――昨年末以来、首都モスクワでの数次にわたる一〇万人規模の大集会をはじめとして「反プーチン」運動は未曽有の盛りあがりをしめした。現代の雷帝も肝を冷やしたにちがいない。
 とはいえプーチンは、三月の大統領選挙を決選投票にもつれこむことなく一回で制し、三たび大統領の座をものにした。そして大統領就任(五月七日)に抗議する集会・デモにたいしては、この運動がはじまって以来はじめて大量の治安警察部隊を投入し、主催者(右派のネムツォフやナバリヌィ、「左翼戦線」のウダルツォフ)をふくめて五〇〇人ちかくを逮捕し、力をもってねじふせる姿勢を鮮明にした。ことさらに派手な衝突をつくりだすことによって、諸グループ間に楔を打ち込みもした。これがまんまと効を奏している。「反プーチン」で共同歩調をとってきた右派・ブルジョアリベラル諸派は、今日、「闘争継続」派と「妥協」派とに分岐した。
 他方でロシア左翼戦線のなかにも、この運動への参加をつうじてドラスティックな流動がうみだされ、新たな胎動もまた呼びおこされつつある。

(以下見出し)
T「右と左」の呉越同舟

Uマルクス主義からの脱落
――ロシア共産主義者党など

V破産したソ連共産党ののりこえを模索
――共労党のばあい
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野田政権による大飯原発の再稼働決定弾劾!
 6・16首相官邸前抗議闘争
 野田政権は六月十六日、労働者・人民の「再稼働反対」の声を傲然と踏みにじり、関係閣僚会合において大飯原発3・4号機を再稼働することを最終決定した。
 「<フクシマの核惨事>をくりかえす暴挙を許すな!」わが同盟とその旗のもとにたたかう全学連の学生は、怒りを燃えたぎらせて首相官邸前に登場し、断固として抗議闘争をたたかいぬいた。首相官邸前に集まった六〇〇名の労働者・市民に、原発再稼働に突き進む野田政権を打倒すべきことを熱烈に呼びかけつつ、最先頭で大飯原発再稼働阻止の闘いの炎を燃えあがらせたのだ。
首相官邸を怒りの声で包囲する労働者・市民の最先頭で全学連のたたかう学生が奮闘
(6月16日)
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各地で原発再稼働阻止に起つ 
福井緊急集会 6・3
 六月三日、福井市内の中央公園において、「ふくいでつながろう」実行委員会の主催で、大飯原発再稼働に反対する緊急集会が、五四〇人の労働者・市民・学生の結集のもとに開催された。決起した北信越・関西地方の労組員、そして市民と連帯して、たたかう金沢大生・神戸大生は、大飯原発再稼働を阻止するために奮闘したのだ。
再稼働攻撃に怒りみなぎらせ集会が高揚
(6・3、福井市)

関西行動 5・27 大阪
 五月二十七日、「あかんで! 大飯・伊方の再稼働 5・27関西行動」が開催された。わが同盟とその指導のもとにたたかう労働者・学生は、この日の集会とデモを戦闘的に高揚させるために奮闘した。
「日米新軍事同盟強化反対」「消費税大増税反対」をも掲げて闘う学生たち
(5・27、大阪市)

佐賀集会 5・27
 「GOODBYE NUKES さよなら原発! 核なき未来は今、ここから 佐賀集会」が、日共系諸団体と市民団体とによる実行委員会の主催で、佐賀市・「どんどんどんの森」において開催された。わが同盟情宣隊は、再稼働を絶対に許さない決意に燃えて「エネルギーの安定供給」の土俵にはまりこんだ「再生可能エネルギーへの転換」要求運動をのりこえ、<原発再稼働阻止! 全原発・核施設を廃棄せよ!>と結集した労組員や市民に呼びかける大情宣を展開した。
(5・27、佐賀市)

北大生が情宣 6・8 札幌

 六月八日、北海道大学農学部学生自治会のたたかう学生たちは、大飯原発の再稼働を阻止するべきことを訴える札幌駅前緊急街頭情宣をおこなった。
農学部自治会の緊急声明を配布し訴える
(6・8、札幌市)
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