第2251号(2013年1月14日)の内容

<1〜4面>
ネオ・ファシズム大反動攻撃を打ち砕き一三春闘の戦闘的爆発をかちとれ!
 中央労働者組織委員会
<5面>
オスプレイ撤去! 米軍新基地建設阻止の火柱
 労・学・市民3000が怒りの決起 12・23 沖縄「うまんちゅ大行動」
安倍新政権への反撃を訴え 12・20 名古屋
<8面>
「オスプレイ低空飛行訓練阻止!」
 労学が厚木基地にデモ 12・23
「もんじゅ廃棄」の声轟く 12・8 敦賀
12・15「さようなら原発世界大集会」日比谷
<6〜7面>
年頭の決意
 6面:関西/北海道/九州
 7面:電機/交運/マスコミ
   中小企業/神奈川東部地区
  「解放」最新号





















  


ネオ・ファシズム大反動攻撃を打ち砕き一三春闘の戦闘的爆発をかちとれ!

中央労働者組織委員会

 すべての労働者諸君!
「オスプレイ配備撤回! 米兵犯罪糾弾! 怒りの御万人大行動」
(2012年12・23、沖縄宜野湾海浜公園)
 「戦後の歴史から日本という国を取り戻す」と叫び、再び首相の座についたネオ・ファシスト安倍晋三はいま、憲法改悪の野望をたぎらせ労働者・人民にたいして極反動の諸攻撃を次々としかけている。昨年十二月二十六日に発足した第二次安倍内閣の顔ぶれを見よ。元首相・麻生太郎をはじめ「大東亜戦争」を礼賛し改憲を声高に叫ぶ札付きの極右タカ派連中ばかりではないか! 今度こそ憲法第九条を破棄し国防軍の保持を謳う「自主憲法」を制定しようとたくらむネオ・ファシスト安倍は、まさにいま、そのための布陣を敷いて突進を開始したのだ。一六万人の原発事故避難民をはじめ被災地の人民は生活再建もままならず苦難を強いられ続けているにもかかわらず、この被災民のことなどは切り捨てて!
 日本階級闘争は正念場を迎えている。すべてのたたかう労働者・学生は不退転の決意をもって本年初頭からの闘いにうってでようではないか!
 尖閣諸島の「領有」を狙い海洋監視船を使った挑発的行動を重ねている中国・習近平指導部の対日攻勢に危機意識をつのらせている安倍は、「〔中国がつけあがるのは〕民主党政権が日米の信頼関係を棄損したからだ」などと非難しつつ、「日米同盟の絆の強化」を安保・外交政策の要としておしだしている。日米新軍事同盟の対中国(対ロシア)の攻守同盟としての飛躍的強化を基礎に、世界中でアメリカとともに戦争をやれる一流の軍事強国≠ヨと日本帝国主義国家をおしあげるために猪突猛進しているのが極反動の安倍政権なのだ。この政権は、原発再稼働やオスプレイ配備に反対する運動の中軸を担ってきた自治労・日教組などの公務員労組にたいする敵愾心をむきだしにして、あらゆる労働組合を破壊しようと凶暴な牙をむいている。まさにネオ・ファシストどもは、労働者階級の闘いを根絶やしにすることを企んでいるのだ。
 「デフレ不況からの脱却」のための切り札のようにおしだされている「アベノミクス」なる経済・財政政策案も、労働者・人民に過酷な犠牲を強いるものでしかない。資本家どもによって賃下げを強いられてきた労働者にたいして、消費税大増税に加えインフレによる実質賃金切り下げを強要しようというのが安倍政権なのだ。「大胆な金融緩和」と国債の乱増発は、やがて国債価格の下落・長期金利の高騰を招き、国家財政破綻と大不況の深刻化をもたらし、いま以上の塗炭の苦しみをすべての人民に強制するにちがいない。
 安倍政権の誕生を大歓迎した独占資本家どもは、TPP交渉参加の早期決定、原発の早期再稼働、法人税減税や労働分野の規制撤廃などを声高に求めている。その他方で労働者にたいしては大量解雇・大幅賃下げをはじめとしてあらん限りの犠牲を強制し、今春闘においても「賃上げなどは論外。定期昇給制度の見直しが焦点だ」と傲然と言い放っている。
 「首切り・賃下げを許すな!」反戦青年委が国会にデモ
(12年10・21、霞が関)
 「連合」古賀指導部は、労組破壊の凶暴な牙をむく安倍政権の攻撃にまったくの無対応を決めこみ、独占資本家どもによる大量解雇・賃下げの攻撃も唯々諾々と受け入れている。他方、総選挙での議席減に呆然自失となった日共の不破=志位指導部は、今年七月の参議院選挙において議会政党としていかに生き残るかにしか関心がなく、「労働組合破壊反対」のスローガンさえ掲げていない。
 すべての労働者諸君! ネオ・ファシスト安倍政権によるこの歴史的大反動攻撃を許してしまうならば、日本の労働者・人民の未来は暗黒の闇に閉ざされかねないのだ。今こそすべての労働者・学生は一致団結し、反転攻勢にうってでようではないか。安倍政権の極反動攻撃を打ち砕く反ファシズム統一戦線を構築するために、すべてのたたかう労働者は全力をあげて奮闘せよ! 既成指導部の腐敗を弾劾し、反戦反安保、憲法改悪阻止、原発・核開発反対、TPPへの日本の参加阻止、いっさいの大衆収奪の強化反対の闘いを総力をあげて推進せよ! 首切り・賃下げの大攻撃をはねかえせ! 悪らつな労組破壊攻撃を断じて許すな! ネオ・ファシズム的大反動攻撃を断固としてはねかえし、一三春闘の戦闘的高揚をかちとろうではないか!
 革マル派結成五〇周年の今年、わが同盟とすべての革命的・戦闘的労働者は、わが反スターリン主義革命的左翼の真価をいかんなく発揮し、この歴史的闘いを最先頭で牽引するのでなければならない。

(以下見出し)
一、安倍新政権の極反動攻撃と日本労働運動の危機

1 改憲と労組破壊の牙をむくネオ・ファシスト政権

 「戦後体制打破」を唱え改憲に突進
 日米新軍事同盟強化と軍事強国化の策動
 労働者・人民に犠牲を強いる「アベノミクス」
 大企業支援策と社会保障の削減
 労働組合破壊の一大攻撃

2 独占資本家どもによる首切り・賃下げ攻撃

3 日本階級闘争の危機と闘う労働者の奮闘

二、ネオ・ファシズム反動と未曽有の解雇・賃下げ攻撃を打ち砕け

1 改憲を翼賛し賃下げ・首切りを容認する「連合」指導部を許すな

 憲法改悪攻撃への沈黙≠ノよる加担
 大企業への支援を基軸とした「政策・制度」要求
 賃金切り下げ攻撃の容認
 「格差是正」要求のインチキさ
 <労使政運命共同体>思想にもとづく春闘の埋葬

2 ネオ・ファシズム的反動化阻止―賃上げ・政経闘争の爆発を!

 憲法改悪と日米新軍事同盟強化を粉砕せよ
 原発・核燃料サイクル開発を阻止せよ
 貧困強制を打ち砕く闘いを推進せよ
 賃下げ・首切り攻撃を粉砕せよ

労組破壊攻撃を打ち砕き反ファシズム統一戦線の構築を!
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年頭の決意

関西地方委員会
安倍政権、橋下・松井当局の極反動攻撃を打ち砕け!

北海道地方委員会
白皚皚の大地に根を張るわが党の強化・拡大を!

九州地方委員会
ネオ・ファシズム反動を打ち破る強大な戦列を構築せん

電機労働者委員会
未曽有の大リストラを打ち砕く拠点の強化を!

交通運輸労働者委員会
交運戦線の闘いを領導する不抜の拠点を構築するぞ

マスコミ労働者委員会
<鉄の六角錐>を食い破る強固な戦線を築こう!

中小企業労働者委員会
オレたちの手で強靱な労働者党をつくるぞ

神奈川東部地区反戦労働者会議
わが底力を発揮し革命的労働者党建設の前進を!
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オスプレイ撤去! 米軍新基地建設阻止の火柱
労・学・市民3000が怒りの決起  12・23 沖縄「うまんちゅ大行動」
 先の衆議院選挙において民主党の自壊によって勝利≠収めた安倍・自民党は、「日米同盟を立て直す」と叫びながら、日米新軍事同盟の飛躍的な強化につき進むとともに、憲法改悪などのネオ・ファシズム的な反動攻撃を労働者・人民の頭上にふり下ろそうとしている。
 この歴史的な局面において「オスプレイ配備撤回! 米兵による凶悪事件糾弾!」を課題とする「12・23御万人(うまんちゅ)大行動」(主催・同実行委員会)が開催された。わが同盟と戦闘的・革命的労働者、そして沖縄県学連・全学連派遣団のたたかう学生たちは、怒れる沖縄の労働者・人民の最先頭で、この日の闘いを、安倍新政権によるネオ・ファシズム的反動攻撃を断固として粉砕するための突破口としてたたかいぬいた。
「うまんちゅ大行動」に結集した労働者・人民
(12年12月23日、宜野湾市)
「基地撤去まで闘うぞ」労・学・市民が団結の拳
(大山ゲート近く)
「安保破棄」掲げ宜野湾市街をデモする闘う学生
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安倍新政権への反撃を訴え 12・20 名古屋
 民主党の壊滅的惨敗と安倍自民党の「圧勝」および石原・橋下らの「日本維新の会」の「躍進」という衆院選の結果への衝撃や危機感が広がるさなかの十二月二十日、わが同盟は、名古屋市の金山総合駅(JR・名鉄・地下鉄)南口駅頭において、情宣を大々的にくりひろげた。
わが同盟の呼びかけに共感を寄せる市民と討論
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「オスプレイ低空飛行訓練阻止!」
労学が厚木基地にデモ 12・23
 昨年十二月二十三日、神奈川県海老名市の東柏ヶ谷近隣公園において、「オスプレイ配備撤回! 米兵による凶悪事件糾弾! 怒りの神奈川行動」が開催された。この集会は、「厚木基地爆音防止期成同盟」「第四次厚木爆音訴訟原告団」「原子力空母の母港化に反対し基地のない神奈川をめざす県央共闘会議」「神奈川平和運動センター」「オスプレイの沖縄配備に反対する首都圏ネットワーク」の五団体の共催のもとにおこなわれた。神奈川県を中心に首都圏から結集した八〇〇名の労働者・市民・学生が、同日沖縄でおこなわれた「怒りの御万人(うまんちゅ)大行動」と連帯して、厚木基地にたいする怒りのデモに起ちあがったのだ。
「オスプレイ配備撤回! 米兵による凶悪事件糾弾! 怒りの神奈川行動」に結集した労働者
(12年12月23日、海老名市東柏ヶ谷近隣公園)

神奈川学生ネットは「労組破壊反対!」も掲げて労働者と連帯
(12年12月23日、海老名市)
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「もんじゅ廃棄」の声轟く 12・8 敦賀
 昨二〇一二年十二月八日、「原子力発電に反対する福井県民会議」など五団体の呼びかけのもとに、「二〇一二もんじゅを廃炉へ! 全国集会」が福井県敦賀現地・白木浜において開催された。
 「もんじゅ」の運転再開をめぐる情勢が緊迫するなかで、八〇〇名もの労働者・市民が原発・核燃料サイクル開発政策に突進する政府・権力者への怒りに燃えて結集した。「許すな原発・核開発! 阻止せよ 軍事大国化! 全国学生連帯会議」のたたかう学生たちは、この日の闘いの高揚のために、最後まで奮闘したのだ。
「もんじゅ」を眼前にシュプレヒコール
(12年12月8日、敦賀市)
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12・15「さようなら原発世界大集会」日比谷
 昨年十二月十五日、東京において「さようなら原発世界大集会」(会場・日比谷野外音楽堂)と「脱原発世界大行進2」が開催された。衆院選投票日前日のこの日、原発推進・憲法改悪への危機感に燃えて一六〇〇人の労働者・学生・市民が結集した。首都圏のたたかう学生たちは、結集した労働者・市民にたいして、「原発反対運動の高揚に恐怖し憎悪をたぎらせるネオ・ファシストどもの跳梁を許さず、ネオ・ファシズム反動を団結して打ち砕こう」と熱烈に呼びかけつつ、集会とデモの最先頭で奮闘した。
「全原発・核燃施設の即時廃棄」を掲げてたたかう首都圏学生ネットの学生たち
(12年12月15日)
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