第2379号(2015年8月3日)の内容

<1面>
侵略戦争法の制定絶対阻止!
 ネオ・ファシスト安倍政権を人民の実力で打ち倒そう!
 日米グローバル戦争同盟の構築反対!
7・26
 二万五千の怒り国会を包囲
 わが同盟が<反安保>の戦闘的檄
<2面〜3面>
衆院強行採決弾劾!全国で起つ
 国際通りに弾劾の声轟く 7・15―17 那覇
 自民党府連前で断固抗議 7・15―16 大阪
 道共闘が緊急闘争に決起 7・16 札幌・帯広
 鹿大生のデモに圧倒的共感 7・18 鹿児島
 安倍政権の暴挙に直ちに反撃 7・15 博多
万華鏡2015
 ◆墓穴を掘った「英断」
 ◆松陰気取り
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
<4面>
〈反戦反安保・改憲阻止・反ファシズム〉の奔流を!
<5面>
タリスマン・セイバー 米日豪三ヵ国軍が史上初の共同強襲上陸演習
「道徳の教科化」反対闘争の戦闘的高揚を!
<6面>
Topics「連合」が初めて安保法制緊急集会
横浜で日本初の武器展示会
ジェネリック医薬品使用拡大と保険適用外新薬のおしつけ
挽歌 戦没学生たちへ
<7面>
「機能重視のマネジメント」と称する郵便局の経営管理体制改編
<8面>
創成期の闘いをいま私が再生産するぞ!
 「解放」最新号






































  


侵略戦争法の制定絶対阻止!

ネオ・ファシスト安倍政権を人民の実力で打ち倒そう!
日米グローバル戦争同盟の構築反対!


 「戦争法反対」の人民の怒声に包囲された安倍政権は、この声を踏みにじり侵略戦争法案の衆議院採決を強行した。わが革マル派は、すべての闘う労働者・学生・市民とともに、この蛮行を怒りを込めて弾劾する!
 日本をアメリカとともにいつでも・世界のどこででも戦争をする国≠ヨと飛躍させる安倍政権の攻撃をうち砕くために、われわれは、いまただちにこのネオ・ファシスト政権を打倒しなければならない。侵略戦争法の制定に反対するすべての仲間は、いまこそわが革マル派・全学連とともに、「ファシズム反対! 安保反対!」の声を轟かせ、安倍政権の打倒にむけて進撃しよう! 8・2国際反戦集会に結集しよう!

今こそ<反安保>を掲げて闘いの強化を!

 安倍は、内閣支持率の急低下をつきつけられても「支持率だけで政治をやっていない」とうそぶき、戦争法の今国会成立に猪突猛進している。それは、「この夏までに成就する」というアメリカ議会でおこなった誓約を何がなんでも果たすためだ。
 日米新ガイドラインにのっとって日米安保同盟を世界のどこででも戦争のできるグローバル戦争同盟として再構築し、アメリカ政府の要請と指示に従って自衛隊という名の日本国軍を対中国の軍事行動に、そして「イスラム国撲滅」の軍事作戦に「後方支援」の名において動員する。――そのために安倍政権は、侵略戦争法の制定に突進しているのだ。この政権は、「戦後レジームからの脱却」とほざきながらも、あくまでも安保条約の首輪で縛られたアメリカの属国としてアメリカの戦争に日本国軍を動員することを、「集団的自衛権の行使」の名において強行しようとしているのだ。
 しかもこの悪法の成立を待たずして、すでに安倍政権は、日本国軍=自衛隊を、アメリカ・オーストラリア・フィリピンなどとの合同軍事演習に参加させ、戦地に隊員を送りこむ実戦訓練をくりかえしている。そして米・日両政府は、沖縄を対中国さらには対中東の侵略戦争の最大出撃拠点とすべく、沖縄県民の圧倒的な「反対」の声を踏みにじって、米海兵隊の辺野古新基地建設を強行しているのだ。
 戦後七〇年のこんにち、米―中露の戦争的危機の深まりのなかで、自称「軍国主義者」=安倍は、まさに日本を戦争をする国≠ヨといっきに飛躍させようとしているのだ。<日米グローバル侵略戦争同盟構築反対! 安保反対!>を掲げて、侵略戦争法制定阻止の闘いを強化しよう!

<米日―中露>角逐下の戦争的危機を断ち切れ!

 この期におよんで、「現実的歯止めがない」とか「中国や北朝鮮の脅威に有効に対応できない」などと語って、与党案と大同小異の「対案」を提起しているのが、民主党をはじめとする野党だ。戦争法制定そのものと日米安保同盟強化に正面から反対しないかぎり、安倍自民党の狡猾な策動にとりこまれてしまうではないか。
 「今国会での成立反対の一点共闘」を叫びたてる日本共産党指導部は、そのために集会などの場で学生や市民の「ファシズム反対」「安保反対」の怒りの声を抑えつけている。この彼らの行為は、労働者・人民の闘いを国会内野党共闘の応援団として利用するという官僚的思惑にもとづくものであり、闘いの質的高揚に水をかけるものだ。いやそもそも、「急迫不正の主権侵害など必要に迫られた場合には自衛隊を活用する」とか、「軍事同盟が存在するもとでも実現可能な北東アジア平和協力構想を」とかの「安全保障の代案」なるものをこんにちこのとき政府に対置することは、反戦・反安保の闘いの前進を阻害するものでしかない。しかも彼らは、中国・習近平政権を依然として「平和の流れ」の旗手ででもあるかのように見たてて、中国の反人民的な軍備拡大・軍事行動を免罪してもいる。日本共産党指導部による闘いの歪曲をのりこえよう。
 いま習近平政権は、中華ナショナリズムをむきだしにして南沙諸島を制圧し、そこに軍事施設を建設して東アジア・南太平洋の民衆に恫喝を加えている。こうした中国やプーチン・ロシアの反人民的な軍事行動と領土拡大行動を利用し口実として、日・米両権力者はみずからの軍事同盟強化を正当化しているのだ。われわれは、日米の戦争同盟構築に断固反対するとともに、中国・ロシアの反人民的な軍備拡大・軍事行動にも反対しようではないか! <米―中・露の核軍事力増強競争反対>を掲げてたたかおう! 戦争と圧制に抗して闘う全世界の労働者・人民と連帯しよう!

ネオ・ファシスト政権を怒りの炎で包囲しよう

「安倍政権倒せ!」闘う学生が最先頭で奮闘
(7・26国会包囲行動)
 安倍政権は、日本を戦争をする国≠ノ飛躍させるために憲法第九条を破壊し、沖縄人民に辺野古新基地を押しつけている。いまも拡散する福島第一原発の放射能禍を隠蔽して原発再稼働に突進し、労働者の権利と生活を破壊する労働諸法の一挙的改悪にのりだしている。そして、「マスコミを懲らしめよ」と叫んで言論統制を強化し、労働組合や学生自治会や市民団体への弾圧に狂奔している。
 安倍がめざしているものは<軍国日本の再興>にほかならない。わずか四人の大臣からなる国家安全保障会議(NSC)で憲法解釈の変更をはじめとするあらゆる政策を決定し実行するそのやり方は、全権委任法でワイマール憲法を葬り去ったヒトラーのナチスとまったく同じである。まさに安倍政権こそは、戦後最悪・最凶暴のネオ・ファシスト政権だ。彼らのナチス的蛮行を許すならば、日本の労働者・民衆は、そして次世代の子どもたち孫たちは、<戦争とファシズムと貧困>の生き地獄へと突き落とされる。まさにいまこの夏こそは、日本民衆にとって死命を決する分岐点であり闘いの正念場だ!
 全学連を先頭とする人民の反対闘争に追いつめられた安倍政権は、「六〇日ルール」をも適用して「安保法制」を成立させようと企んでいる。だが、そんなことは絶対に許さない!
 たんに「民主主義を守れ」と叫ぶだけでは、安倍政権の全体重をかけた侵略戦争法の成立を阻止することはできない。「対案」提示にうつつをぬかす議会内野党を応援することにとどまってはならない。既成指導部の制動を突き破る労働者階級を中軸とした学生・人民の壮大な実力闘争こそが、この歴史的攻撃をうち砕く真の力なのだ。いまこそ日本労働者階級は、ゼネラル・ストライキをめざしてたたかおう!
 労働者・人民の巨万の決起で国会・首相官邸を十重二十重に包囲し、侵略戦争法を葬り去れ! <ファシズム反対>の力強い統一戦線を創造し、安倍政権の打倒にむけて突き進もう! 8・2第53回国際反戦集会に結集しよう!
(七月二十六日)
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侵略戦争法制定を断固阻止せよ

<反戦反安保・改憲阻止・反ファシズム>の奔流を!

 安倍政権による侵略戦争法制定を断じて許すな! 安倍政権の衆院強行採決にたいして怒りに燃える労働者人民が、いま国会前で首相官邸前で、全国各地で陸続とたちあがっている。七月二十六日には労働組合を中心として、二万五〇〇〇人もの労働者・学生・市民が国会・首相官邸を怒りの声で包囲した。すべての労働者人民は、安倍政権の侵略戦争法制定の野望を木っ端微塵に打ち砕くために、いまこそ総決起しよう!
 労働者人民の闘いを院内共闘の圧力手段へとおとしめてきた既成反対運動指導部の議会主義的腐敗をいまこそのりこえてたたかおう!「保守層」におもねて大衆運動場面では「反安保」も「反ファシズム」もいっさい口にしない日共・不破=志位指導部を弾劾し、「日米グローバル侵略戦争同盟の構築反対!」「ファシズム反対!」の旗を高々と掲げ、首相官邸と国会議事堂を巨万のデモ津波でさらに埋め尽くそう!
 われわれは、安倍政権による原発再稼働を阻止する闘いや労働法制改悪に反対する闘いを、侵略戦争法の制定を阻止する闘いと同時的に推進するとともに、これらいっさいの闘いを集約して、反ファシズム統一戦線を労働者階級のヘゲモニーのもとに創造しよう! すべての労働者人民は安倍政権打倒に向けて進撃しよう! たたかう労働者・学生は8・2第五十三回国際反戦集会に結集せよ!


(以下、見出し)

労働者人民の怒りで包囲される安倍ネオ・ファシスト政権

米・日―中・露の激突下で高まる戦乱の危機

「反安保」なき日共式反対運動をのりこえ総決起せよ!
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二万五千の怒り国会を包囲
 わが同盟が<反安保>の戦闘的檄
 七月二十六日、国会議事堂を二万五〇〇〇人の労働者・学生・人民が包囲し、「戦争法制定阻止!」の怒りの声を安倍ネオ・ファシスト政権に断固として叩きつけた。わが戦闘的学生たちはその最先頭でたたかいぬいた。
7・26国会包囲闘争の最先頭で奮闘する闘う学生
国会正門前を埋めつくす労働者・人民
(7・26)
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国際通りに弾劾の声轟く 7・15―17 那覇
七月十五日と十七日の二日間にわたり、那覇市で「止めよう戦争法案! 守ろう9条! 取り戻そう民主主義! 国際通りデモンストレーション」が開催された(主催は実行委員会)。
 国会前に万余の人民が押し寄せ、全国津々浦々で労働者・人民が採決阻止の雄叫びをあげていた。追いつめられた安倍政権は、許しがたいことに、衆院特別委員会(十五日)、同本会議(十六日)での採決を強行した。怒りに燃えた多くの労働者・人民が、このデモに結集し「戦争法制定阻止」の声をとどろかせた。
闘う学生のシュプレヒコールが響きわたる
(7月15日、那覇市国際通り)
県民ひろばで怒りの拳を突きあげる
(7月17日、那覇市)
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自民党府連前で断固抗議 7・15―16 大阪
衆院本会議で侵略戦争法案が強行採決された当日の十六日、台風による暗雲がたちこめ強風が吹きすさぶ悪天候をものともせず、大阪市中央区の自民党大阪府連が入居するビルの正面において抗議行動がたたかわれた(主催は「しないさせない戦争協力 関西ネットワーク」など二団体)。
嵐をついて採決弾劾に起つ
(7月16日、自民党大阪府連前)
七月十五日、たたかう学生たちは、安倍政権による衆院特別委員会での侵略戦争法案の強行採決を徹底的に弾劾する闘いに決起した。
300名の労・学・市民が自民党府連に怒りの抗議
(7月15日、大阪)
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道共闘が緊急闘争に決起 7・16 札幌・帯広
七月十六日、全学連北海道地方共闘会議のたたかう学生たちは、自民党道連にたいし、侵略戦争法案の衆院採決を弾劾する緊急闘争に起ちあがった。
 午後三時、ゼッケンとはちまきで身を固めた学生たちが札幌駅近くにある自民党道連の入るビルの前にさっそうと登場した。「侵略戦争法の衆院採決阻止!」と書かれた横幕やプラカードを手に、たたかう学生たちは拳を握りしめ、怒りのシュプレヒコールを轟かせた。
自民党道連に弾劾の嵐を叩きつける
(7月16日、札幌)
七月十六日、全学連北海道地方共闘会議のたたかう学生たちは、安倍政権による侵略戦争法案の衆院本会議での採決強行を弾劾する帯広市街情宣をおこなった。
闘う学生の訴えに反響広がる
(7月16日、帯広)
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鹿大生のデモに圧倒的共感 7・18 鹿児島    安倍政権の暴挙に直ちに反撃 7・15 博多
鹿児島大学のたたかう学生たちは七月十八日、「許さんぞ! 侵略戦争法と憲法改悪 止めるぞ! 川内原発再稼働 鹿大生市街デモ」を実現した。安倍政権は許し難いことに七月十五日の衆院特別委、翌十六日の衆院本会議で侵略戦争法案を強行採決した。鹿大生たちは七月十五〜十七日の三日間、鹿大郡元キャンパスで侵略戦争法阻止を訴える昼休み緊急集会と情宣に決起し、ひきつづいて十八日に、鹿児島市の繁華街天文館からJR鹿児島中央駅前までのデモを断固として実現したのだ。
市街を意気高く行進する闘う学生たち
(7月18日、鹿児島市中央町)
わが革命的左翼の闘いに牽引されて日に日に広がる労働者・人民の反対運動に危機意識を高じさせている安倍ネオ・ファシスト政権は、七月十五日正午すぎ、衆院特別委員会において、侵略戦争法案の採決を強行した。この暴挙にたいしてわが同盟九州地方委員会は同日ただちに、JR博多駅筑紫口において、安倍政権への怒りを燃えたぎらせて強行採決弾劾の情宣をくりひろげた。
「いまこそ、侵略戦争法の制定を阻止し、安倍ネオ・ファシスト政権を打倒する闘いにともに起ちあがることを呼びかけます!」――情宣隊がわが同盟のビラを手渡しながら力強く訴える(7月15日、博多駅前)
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