第2452号(2017年1月23日)の内容

<1〜3面>
世界大乱の危機を突き破れ
 憲法改悪阻止! 日米新軍事同盟強化反対!
 反戦闘争の爆発を!

 中央学生組織委員会
<4面>
ロシア10月革命に泥を塗るスターリン主義残党
【国際短信】
インド マルチ・スズキの11人の労働者を釈放せよ
<5面>
2017春闘勝利! 2・12労働者怒りの総決起集会へ!
◎新年号漫画解説
 週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
<6〜7面>
全学連新春インタビュー
年頭の決意
 中国地方/神奈川東部
 金属/社会事業/マスコミ/中小企
<8面>
核燃サイクル反対の声轟く
 12・3敦賀「もんじゅを廃炉へ」集会
沖縄の新基地建設反対
 12・10大阪集会に4000人結集

 「解放」最新号






























  


世界大乱の危機を突き破れ


 憲法改悪阻止! 日米新軍事同盟強化反対! 反戦闘争の爆発を!

  中央学生組織委員会

 二〇一七年を迎えた現代世界は、「偉大なアメリカの復興」を叫ぶドナルド・トランプの登場によって、新たな世界的大乱の危機が一気に高まっている。一月二十日に第四十五代アメリカ大統領に就任するトランプは、「世界の警察官」として振る舞うことをやめ、アメリカの国益のみを独善的に貫徹する「アメリカ・ファースト」を新たな国家理念たらしめようとしている。そしてアメリカの「国益」を貫徹するために、「世界最強の米軍の再建」の名のもとに、核軍事力の一大増強に突き進もうとしているのが新大統領トランプの政権なのだ。
 「中国は経済でアメリカを食い物にし、南シナ海を要塞化している」と叫びたて、習近平の中国を「最も重要な敵」と断じるトランプは、中国がアメリカの国益を損ないつづけるならば、歴代アメリカ政府がとってきた台湾を中国の一部とみなす「一つの中国」原則を見直す、という恫喝をしかけている。中国が絶対に譲れない「核心的利益」とする台湾問題におけるトランプの挑発的姿勢に激怒した習近平政権は、空母「遼寧」戦闘群を台湾を一周するかたちで西太平洋から南シナ海に展開させるとともに、爆撃機を飛行させるという一大軍事デモンストレーションにうってでた。中国に敵愾心を燃やすトランプのアメリカと、これに猛反発し対抗する習近平の中国とが、いま激しく角逐しあっている。
 他方でトランプは、ロシアのプーチンにたいしては、「IS(イスラム国)掃討戦」での「共闘」を呼びかけるなど、対露「協調」姿勢をおしだしている。「戦略的パートナーシップ」という名の同盟的結託を基礎にして対米対抗の核軍事力の増強に狂奔してきた中・露両国のあいだに楔をうちこむことをたくらんでいるのだ。ロシア敵視≠フ姿勢を強めてきたオバマ政権の対露政策を転換するトランプの意志をみてとったプーチン政権は、アメリカ権力者が何らの対抗措置もとらないことを見越して、中東における唯一の同盟国であるシリアのアサド政権を死守するために、アレッポにたいする猛空爆=人民大虐殺に手を染めたのだ。
 まさに現代世界は、アメリカを筆頭とする各国が国家エゴイズムをむきだしにして政治的・経済的・軍事的に角逐する<秩序なき時代>へと突入した。東アジアにおける米・中の新たな角逐、中東・シリアにおける「対テロ戦争」を発火点として、第三次世界大戦が勃発しかねない危機が一気に高まっているのだ。
 こうした現代世界のまっただなかで、日本帝国主義の安倍ネオ・ファシスト政権は、「米軍駐留経費を全額負担せよ」というトランプの要求に内心では不満をくすぶらせつつも、中国に対抗するために「日米同盟の重要性」をトランプに必死に訴えている。安倍政権は、トランプ新政権とのあいだで日米新軍事同盟を構築・強化することを絶対的基礎として、アメリカとともに戦争を遂行しうる国家への飛躍をめざしている。まさにそのために、憲法九条の破棄を核心とする憲法大改悪の攻撃に狂奔しているのだ。「新しい時代にふさわしい憲法」を「私たちが形作っていく年にしていきたい」などと改憲の意志を公然とぶちあげながら。さらに安倍政権は、一月二十日から召集される今通常国会において、「共謀罪」の制定をも虎視眈々と狙っている。
 すべての諸君! わが中央学生組織委員会は声を大にして訴える。われわれは、反スターリン主義革命的左翼の矜持にかけて、戦争と貧困とファシズムに覆われた<暗黒の二十一世紀>を覆すために奮闘するのでなければならない。われわれは、安倍ネオ・ファシスト政権による憲法大改悪、日米新軍事同盟強化、日本型ネオ・ファシズム支配体制強化の総攻撃を木っ端みじんに粉砕するために決意も固く総決起するのでなければならない。<反安保>も<反ファシズム>も放棄した日共中央翼下の既成反対運動をのりこえ、<改憲阻止・安保強化反対>の一大闘争を巻きおこせ! <反ファシズム統一戦線>を構築し、労働者・学生・人民に戦争と貧困を強制する安倍ネオ・ファシスト政権を打倒せよ!

以下、見出し

T 国家エゴイズムの相互衝突―<秩序なき時代>の幕開け

 A 東アジアを舞台にした米・中の激突

 B 「アメリカ・ファースト」を叫ぶトランプ新政権

 C 対米対抗の強硬策に狂奔する中国と「対露制裁」打破を策すロシア
  核軍事力の大増強に突進する習近平政権

  対ISの米露共闘を追求するプーチン政権

 D 中東を発火点とする大戦勃発の危機の高まり

U 改憲総攻撃に狂奔する安倍ネオ・ファシスト政権

 危機を露わにする既成反対運動と革命的左翼の闘い

V 改憲阻止・安保強化反対の火柱を燃え上がらせよ

 「野党と市民の共闘」を自己目的化する日共中央弾劾!

 革命的反戦闘争の大爆発をかちとれ!

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ロシア十月革命に泥を塗るスターリン主義残党

 ロシア革命から一〇〇年を迎えた今、世界では帝国主義諸国、旧スターリン主義諸国を含む経済新興諸国そして「社会主義市場経済」を標榜する国のすべてにおいて、貧富の格差は極限的にまで拡大し、「古典的」とさえいえる階級分裂が露わになっている。没落帝国主義アメリカの新大統領トランプの登場を機に世界では戦争勃発・大戦へと発展しかねない危機が一挙に高まっている。そして中東での戦火は止むことなく、人民は爆弾による死・餓死・難民として流浪するなかでの死を強いられつづけている。
 労働者人民の頭上に貧困と戦争と圧政の攻撃がますます苛烈に浴びせられているにもかかわらず、これに反撃すべき労働者階級の闘いは沈滞の淵に沈んでいる。われわれ反スターリン主義革命的左翼の獅子奮迅の思想的組織的闘いにもかかわらず、世界の労働者人民はなお総体としては、スターリン主義の破産をマルクス主義の破産とみなす謬見にとらわれ、みずからの闘いの道標を見失っているのである。
 こうした痛苦な現実のなかでわれわれはロシア革命一〇〇周年の年を迎えている。マルクスの労働者階級自己解放の思想を武器に、労農兵ソビエトの組織化を基礎にして史上初めて労働者国家を樹立したロシア革命。プロレタリア世界革命実現への過渡期を現実にきりひらいたこの革命は、≪近代から現代への現実的転換≫を告知した世界史的結節点として人類の歴史に刻まれている。
 われわれは、この一九一七年革命の意味と意義を今日的に明らかにし、レーニン・トロツキーが率いたボルシェビキに指導されてこの偉業をなしとげたロシア労働者階級の魂を、今こそ現代によみがえらせるのでなければならない。もとよりそれは、「一国社会主義(革命と建設)」という虚偽のイデオロギーをもって革命を裏切り労働者国家を変質させたスターリンの罪業を、そして、汚濁にまみれたスターリン主義者の党=共産党とソ連邦もろともに革命ロシアを葬りさったアンチ革命ゴルバチョフの犯罪を徹底的に暴き批判しつくすことをつうじてはじめて可能となる。この作業なくして、ロシアにおける再度のプロレタリア革命の実現をはじめとして、この二十一世紀をプロレタリア革命の第二世紀たらしめることはできないのだ。
 ところが、このような実践的な追求とはまったく無縁な地平で「一〇〇周年」の祝賀をとりおこない、もっておのれの存在証明にしようと企んでいるのが、細ぼそと生きながらえているロシアのスターリン主義者の残党なのである。

以下見出し

「救国愛国」の「平和革命」?! ――ロシア連邦共産党

「スターリン主義との対決」の回避 ――ロシア共産主義労働者党

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大幅一律賃上げ獲得! 憲法改悪阻止! 労働諸法制の大改悪反対!

2017春闘勝利!
2・12労働者怒りの総決起集会へ!

2・12集会実行委員会

 すべての労働者のみなさん! 私たちは、今一七春闘をかつてないほどの世界的激動のまっただなかでたたかおうとしています。「アメリカ・ファースト」を掲げたトランプ政権の登場、――貧窮にあえぎ既成労働運動指導部に絶望したアメリカの白人労働者たちの多くが、痛苦にも未来への希望≠この今ヒトラー≠ノ見いだしたのです。世界は、国家エゴイズムが激突する秩序なき時代に突入しました。中国の台頭に危機感をもやす安倍政権は、トランプにたいして日米同盟の強化を哀願すると同時に、日本を<戦争をやれる国>に飛躍させるために憲法大改悪に突進しています。今こそ私たちは、ファシズムの嵐に抗してたたかう全世界の労働者・人民と連帯してたたかおうではないか。すべての仲間は、<一七春闘勝利! 2・12労働者怒りの総決起集会>に結集しよう。

労働者の団結で大幅一律賃上げを獲得しよう!

 独占資本家たちは労働者間の競争をあおりたて、成績不良≠ニみなした労働者にたいする賃金引き下げや非正規雇用への切り換え、さらには非正規労働者の雇い止めを無慈悲に強行しつづけています。労働者の賃金は上がらず生活は苦しくなるばかりです。「アベノミクス効果で賃金が上がる」などという安倍首相の言葉を信じる者は今や誰一人いません。このアベノミクスの大破綻をごまかすために、安倍首相は性懲りもなく「四年連続のベア」を経団連に要請するパフォーマンスを演じています。これにたいして「ベアは一つの選択肢」と釘をさしたのが経団連会長・榊原です。
 ふざけるな! 労働者の実質賃金はこの五年間、連続して下がりつづけている。安倍政権による「円安・株高誘導」と大企業優遇策に支えられて一握りの独占資本家だけがボロ儲けした結果、大企業(五〇〇〇社)の内部留保は今や三一三兆円にものぼっている。他方では、年収二〇〇万円以下のワーキングプアは四分の一に達しています。非正規労働者たちは、生活苦のゆえに「食事の回数を減らした」「医者にかかれなかった」と悲鳴をあげています。今こそ、私たちを貧窮地獄に追いこんだ安倍政権と独占資本家どもに怒りを叩きつけよう。<大幅一律賃上げ>を労働者の団結した力で獲得しよう。

安倍式「働き方改革」の欺瞞を暴きだせ!

 安倍政権は、「働き方改革」なるものを鳴り物入りで宣伝しています。生活向上どころか巨大な貧富の格差を生んだアベノミクスへの労働者・人民の怒りをかわし、安倍政権の支持基盤に労働者を取りこむことを狙っているのです。彼らは、これまで労働組合が掲げてきた「同一労働同一賃金の実現」などの政策をそっくりかすめとり、自分たちこそが働く者の味方≠ナあるかのようにおしだしているのです。ナチスばりの手口にもとづく労働者の上からのからめとりを絶対に許すな!
 しかも安倍政権は、「時間や空間にとらわれない多様な働き方」を呼号しています。私たち労働者をより効率的に働かせることを狙っているのです。それは、IoT・ビッグデータ・AIなどを活用した第四次産業革命≠ノおける欧米諸国からの立ち遅れを取り戻すことをめざしている独占資本家たちの要請に応えたものです。先日発表された「同一労働同一賃金実現」の「指針」は「正規・非正規の不合理な待遇差を解消させる」と謳っているけれども、「能力・業績・会社への貢献度」を基準にして賃金に格差をつけることは合理的とされているではありませんか。何が「格差是正」だ! また、「長時間労働の是正策」の目玉≠ニして「三六協定の残業時間の上限を法律に明記する」と宣伝しています。その実、彼らは、製造業などは適用除外にしたり、上限を過労死ラインをも超える月八十〜一〇〇時間前後に設定することを企んでいるのです。私たちは、安倍政権が「働き方改革」をエサとして「連合」労働貴族をからめとり、もって「高度プロフェッショナル制度」という名の残業代ゼロ制度をはじめとする労働諸法制の大改悪を強行しようとしていることに断固として反対しよう!

憲法改悪を絶対に阻止しよう

 警戒せよ! 安倍政権は、この「働き方改革」なるものを、労働者を政権の支持基盤に取りこみつつ憲法改悪をあくまで成し遂げるためにこそ推進しているのです。私たちは、憲法九条の改悪と基本的人権の否定を核心とする憲法改悪の一大攻撃を打ち砕くためにたたかおうではありませんか。
 トランプ政権の登場による米―中の軍事的緊張関係の一挙的高まりに危機感をつのらせている安倍首相は、ますます属国の宰相≠ヤりを発揮して日米軍事同盟のいっそうの強化に突き進んでいます。昨年末に沖縄でおきたオスプレイの墜落・大破にたいして、巻き起こった沖縄の労働者・人民の怒りの声を傲然とふみにじり、米軍当局はわずか一週間たらずでオスプレイの訓練を再開しました。この米軍当局の暴挙を「理解できる」などと称して認めたのが安倍政権です。不屈にたたかう沖縄の労働者・人民と固く連帯して、辺野古新基地建設を阻止し・日米グローバル戦争同盟の強化に反対しよう!

安倍政権の懐に飛び込んだ「連合」労働貴族を弾劾しよう

 またぞろ「二%程度を基準」という超低率の賃上げ要求をもって春闘を抑圧している「連合」指導部を弾劾しよう! 彼らにはこの数年間の実質賃金の下落分を取り戻すという気構えすらない。彼らがうちだしている「底上げ・底支え・格差是正」なる方針は、「大手追従・準拠からの脱却」なるものを大義名分として、大企業労組が賃上げ闘争を放棄することを正当化するだけではなく、独占資本による単価切り下げの強要などに抗して苦闘している中小・下請けの労働者にたいして「大手に頼らず主体的にたたかえ」と号令するものでしかない。しかも彼らは、安倍政権の改憲攻撃にはまったく反対しないばかりか、「働き方改革」のお先棒を担ごうとしています。
 このような犯罪的対応は、「連合」指導部が「安保堅持・改憲論議推進」の政治路線と「デフレからの脱却・経済の自律的成長」のために政労使が協力するという政労使協議路線をとっているからにほかなりません。「連合」労働貴族の抑圧に抗して、大企業で働く労働者と中小企業労働者・非正規雇用労働者とが団結して<大幅一律賃上げ獲得! リストラ反対!>の闘いをつくりだそう。
 他方、「全労連」の日本共産党系指導部は、「社会的賃金闘争」の名において、今春闘を総選挙にむけた共産党と民進党との選挙協力を尻押しするものへと解消しようとしています。私たちは、春闘の選挙カンパニアへの歪曲を許さず、職場生産点から一七春闘を戦闘的につくりだすためにたたかおう!

労働者の団結した力で安倍政権を打倒しよう!

 すべてのみなさん! 一七春闘に勝利し、安倍政権による憲法改悪の一大攻撃を打ち砕くために、今ほどナショナルセンターの違いをこえた労働者の団結した闘いが問われているときはありません。労働組合を主体とした運動を「動員型の古い運動」などと罵倒し「市民と野党の共同」なるものの尻押し部隊におとしめている日本共産党指導部の腐敗を弾劾しよう。みずからの労働力を商品として資本家に売る以外には生きるすべをもたず、失うべきなにものをも持たないがゆえに、もっともラディカルな存在であるわれわれ労働者が団結してたちあがること。このことを政府・支配階級はなによりも恐れているのです。労働運動の既成指導部による抑圧と歪曲をのりこえ、一七春闘の戦闘的高揚をかちとろう! いまこそ、<戦争と貧困>を強制する安倍ネオ・ファシスト政権を打倒しよう! すべての労働者は、<2・12労働者怒りの総決起集会>に結集しよう!

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敦賀 核燃サイクル反対の声轟く
12・3「もんじゅを廃炉へ!全国集会」
 昨年十二月三日、福井県敦賀市において、原子力発電に反対する福井県民会議や原水禁などの主催のもと、「'16もんじゅを廃炉へ! 全国集会」が開催された。
 安倍政権は十一月三十日の「高速炉開発会議」においてあらためて、高速増殖原型炉「もんじゅ」の廃炉をうちだした。これは日本帝国主義権力者が高速増殖炉開発の完全破産を自認したことを意味している。しかし安倍政権は同時に、「高速炉開発」を新たなシンボルとして、あくまでも「核燃料サイクル」の開発をおしすすめる意志をうちだしたのだ。この安倍政権への危機感と怒りに燃えて、全国から七五〇名の労働者・市民・学生が敦賀現地に結集した。
 「許すな原発・核開発! 阻止せよ軍事大国化! 全国学生連帯会議」に結集する金沢大、神戸大、奈良女子大のたたかう学生たちは「原発・核開発反対! ネオ・ファシスト安倍政権打倒!」のスローガンを高々と掲げて、闘いの戦闘的高揚のために最先頭でたたかいぬいたのだ。
全国集会後、敦賀市内デモの先頭で奮闘する学生
(16年12月3日)
労働者・市民とともに現地集会をかちとる金沢大・神戸大・奈良女子大の闘う学生
(16年12月3日、敦賀市白木海岸)
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12・10大阪 「高江ヘリパッド建設反対!」
四千の労・学・市民が結集
 衆参両院の三分の二議席を改憲勢力で制圧した安倍政権は、高江ヘリパッド・辺野古新基地建設の攻撃に突進し、強行成立させた戦争法の初適用として「駆けつけ警護」の新しい任務を与えた日本国軍を南スーダンに派兵した。この緊迫した情勢下で開催された「沖縄に基地はいらない! 12・10 おおさか総がかり集会」に、高江現地での闘いに決起した沖縄の仲間たちに呼応して、わが関西のたたかう労働者・学生は決起した。会場となった扇町公園には、四〇〇〇名の労働者・学生・市民がナショナルセンターの違いを超えて総結集した。
 赤ハチマキ姿の奈良女子大や神戸大の学生を先頭にした全学連関西共闘が、ひときわ目を引く大横断幕を掲げて登場した。「辺野古・高江の基地建設反対! 自衛隊の南スーダン派遣弾劾!」の文字が、好天の扇町公園にくっきりと浮かびあがり、集会参加者を鼓舞する。「憲法改悪阻止! 安倍政権打倒!」の鮮烈な文字が翻って一挙に戦闘的ムードがつくりだされる。
沖縄・高江の闘いに呼応して総結集した関西の労・学・市民
(16年12月10日、扇町公園)
集会後、戦闘的にデモする関西共闘の闘う学生
(16年12月10日)
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