第2462号(2017年4月3日)の内容

<1面>
国会へ安倍政権打倒の拳 3・23
 「愛国心」教育モデル校建設への便宜供与弾劾! 全学連が奮闘
辺野古埋め立て阻止!
新基地建設を粉砕せよ!
 <全基地撤去・安保破棄>めざして闘おう
<4面>
横田基地強化の実態
<3面>
全学連139中委かちとる 3・14〜15
「共謀罪制定阻止」の声轟く 3・13大阪
<2面>
福島原発事故6周年
 さようなら原発全国集会 3・20渋谷
 さようなら原発北海道集会 3・11札幌
<5面>
2・12労働者総決起集会
 福祉労働者の決意表明
 全学連委員長の連帯あいさつ
<6面>
「連合大阪」春闘集会 3・3大阪市
「連合石川」春闘集会 3・9金沢市
Topics 日共の「過労死根絶緊急提案」
革マル派政治集会に参加して
<8面>
安倍・森友疑獄の深層 B
 安倍夫妻主導の便宜供与
 世界で報道されるスキャンダル
 「反中・反韓」の洗脳教育
<7面>
万華鏡2017――情勢の断層を読む
 ◆ナヴァロの要塞
 ◆「かが」就役
 ◆「巡視船外交」
 ◆正恩vsトランプ
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉

 「解放」最新号











































  


国会へ安倍政権打倒の拳 3・23

「愛国心」教育モデル校建設への便宜供与弾劾! 全学連が奮闘

安倍の真相隠蔽・幕引きを許すな! 怒りの声轟
(3・23、衆院第2議員会館前)

 三月二十三日、衆参両院において森友学園理事長・籠池の証人喚問がおこなわれたまさにそのとき、国会前に「今こそ安倍政権を打倒せよ!」の声が響きわたった。全学連のたたかう学生たちが、国会前闘争に決起し、安倍政権にたいして「安倍式『愛国心』教育モデル校建設への便宜供与弾劾!」「安倍政権打倒!」の怒りの拳を叩きつけたのだ。そして、この全学連の闘いと呼応しつつ、わが同盟情宣隊は、国会前に結集した労働者・学生・市民にたいして「安倍政権打倒!」を訴える情宣を展開した。
 籠池の証人喚問において、安倍の妻・昭恵をつうじた便宜供与の実態や国有地売却への「政治的関与」が明らかとなり、みずからに追及の包囲網が迫ったことにぐらぐらに揺さぶられているのが、事件の首謀者・安倍であり政府・自民党や維新の会の犯罪人どもであった。まさにこの局面において、わが同盟を先頭とする革命的左翼は、安倍ネオ・ファシスト政権にたいする追撃の巨弾を断固としてぶち込んだのである。

真相隠蔽に血眼の首謀者安倍を徹底的に糾弾

 午後四時半、国会前にたたかう学生たちが登場した。赤ハチマキとゼッケンに身を固めた学生たちは、「安倍式『愛国心』教育モデル校建設への便宜供与弾劾! 極悪安倍政権を打ち倒せ!」と書かれた横断幕を掲げ、深紅の全学連旗を翻した。学生たちはただちに怒りの拳を叩きつける。
 「森友学園に便宜供与した首相・安倍弾劾!」「愛国心教育の強制反対!」「安倍政権を打倒するぞ!」
 全学連・酒井委員長が発言に立ち、熱烈に訴えた。「すべての学生諸君! 森友学園問題の幕引きをはかる安倍政権を断じて許すな! 首相・安倍その人が、軍国日本のために命を捧げる国民を創りだすために、改憲連合を組む維新の橋下・松井と連携し、財務省・国交省の官僚どもや金融機関を突き動かして、森友学園にたいして破格の便宜供与をはかった――これこそが森友事件の本質なのだ。事件の首謀者・安倍を徹底的に弾劾し、今こそ安倍政権を打ち倒せ! 共謀罪新設・憲法改悪の反動攻撃を木っ端微塵に粉砕せよ!」
 「ヨシ!」たたかう学生たちの闘志はいよいよ熱く燃えあがった。
 「国有地の不当廉売弾劾!」「共謀罪の新設阻止!」「憲法改悪阻止!」「安倍政権打倒!」
 たたかう学生たちは、真相隠蔽に汲々となる安倍政権にたいして、断固たる怒りの拳を叩きつけたのだ。

わが同盟が労働者・学生・市民に熱烈な檄

 午後六時半をまえに、国会衆院第二議員会館前には、「森友疑惑徹底糾明! 安倍内閣は退陣せよ! 国会議員会館前行動」に参加する労働者・学生・市民が続々と結集してきた。国会前には、労組ナショナルセンターの枠をこえて、教育労働者や自治体労働者をはじめとする労働組合、共謀罪に反対する市民団体などののぼりが林立していく。
 怒りに燃えて結集した労働者・人民にたいして、わが同盟情宣隊は、「今こそ安倍政権を打倒せよ!」「森友学園への国有地不当廉売問題の幕引きを断じて許すな!」と訴えるビラをくまなく配布した。集会参加者たちは、わが同盟のビラを次々と受けとりその場で食い入るように読んでいる。「森友学園に国有地を不当廉売した安倍政権の犯罪を徹底的に弾劾し、労働者・学生・人民に<戦争と貧困と圧政>を強制するこの日本型ネオ・ファシズム政権を打ち倒す一大闘争に総決起せよ!」――この革命的檄は集まったすべての労働者・人民に広く深く浸透していった。
 集会には約五〇〇名が結集し、「安倍政権は即刻退陣」「共謀罪の新設反対」「憲法改悪絶対反対」などのシュプレヒコールをあげた。登壇した発言者は、口々に、安倍政権による疑惑のもみ消しを許さずにたたかおうと訴えた。この集会においてたたかう学生たちは、安倍政権打倒の大プラカードを掲げ、集会の戦闘的高揚をかちとるために奮闘したのだ。

今こそ安倍ネオ・ファシスト政権を打ち倒せ!

 すべての労働者・学生諸君! 森友学園への国有地不当廉売と南スーダンPKO「日報」隠蔽が暴露された安倍政権は、今まさに全国で燃えあがりつつある労働者・人民の怒りの炎におののき、政治的窮地にたたされている。ヒトラーのナチスを彷彿とさせるアベ・ユーゲント(青少年組織)≠テくりに、首相の妻・昭恵が深く関与していることが、三月二十三日の国会証人喚問において赤裸々となった。この森友事件をもみ消すことに血道をあげているのが安倍晋三なのだ。
 今こそ、この日本型ネオ・ファシズム政権を追撃し打ち倒すときだ! 既成反対運動指導部による次期衆院選むけの票集めへの闘争歪曲を許さず、共謀罪新設・憲法改悪、さらには辺野古新基地建設に突進する安倍政権を打倒する一大闘争に今こそ総決起せよ。

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辺野古埋め立て阻止! 新基地建設を粉砕せよ!

  <全基地撤去・安保破棄>めざして闘おう

「埋立工事阻止!」3500余が怒りの拳
(3・25、シュワブ・ゲート前)

 「一に辺野古、二に辺野古」と狂犬マティス(アメリカ国防長官)に凄まれた安倍政権は、トランプ政権への忠誠の証として、巨大な米海兵隊新基地を沖縄・辺野古に建設するための埋め立て工事を強行的におしすすめている。米日両政府のこの反人民的所業を断じて許すな! 辺野古埋め立てを阻止し、新基地建設を断固として粉砕せよ! すべての労働者・人民は、<全米軍基地撤去・安保破棄>めざしてたたかおう!

以下見出し
辺野古・大浦湾の埋め立てを断じて許すな!

対中国の最前線出撃基地としての強化反対!

「反安保」の放棄に抗して反戦反安保闘争の高揚を!

 今こそ安倍政権を打倒せよ

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空軍特殊作戦用オスプレイの配備を許すな!

  米軍・横田基地強化の実態

 アメリカ・トランプ政権はいま、安倍政権を従えて、在日米軍基地の強化に突進している。沖縄・辺野古の海兵隊新基地建設や岩国基地(山口県)へのF35配備だけではない。首都・東京では在日米軍司令部がおかれる米空軍・横田基地(福生市など)が著しく強化されつつある。
 すでに米・日両権力者は、米日統合軍各部隊によるアジア地域での対中国・対北朝鮮のあらゆる軍事行動の直接の指揮をとる在日米軍・自衛隊「各軍間の調整所」を、日米新ガイドラインにもとづいて設置している。米・日両軍はいままさに横田基地を司令塔として、弾道ミサイル発射をくりかえす北朝鮮にたいする臨戦態勢を恒常的にとるとともに、南シナ海の軍事要塞化を進める中国に対抗して米軍の「航行の自由作戦」およびこれと連携するかたちでの自衛隊の演習などを展開しているのだ。
 そればかりではない。トランプ政権は、この横田基地に、空軍特殊作戦機CV22オスプレイやC130輸送機の新型機を配備することを狙っている。米国防総省が当初計画の今年後半からのオスプレイ配備開始を当面延期する(最長で三年遅れ)と発表した(三月十三日)とはいえ、米日統合軍の司令部および特殊部隊・航空部隊の出撃基地としての機能を合わせもつ重要な拠点として、横田基地を飛躍的に強化することを目論んでいるのである。ここでは、CV22オスプレイの配備計画を中心に、横田基地強化の実態を暴く。

(以下、見出し)
米軍特殊部隊の出撃拠点化
 CV22オスプレイの配備
 危険きわまりない夜間低空飛行訓練の企み
 空軍輸送機部隊を増強

戦闘機部隊の中継・出撃基地としての強化


米日統合軍の司令部機能の飛躍的強化

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徹底追及!

安倍・森友疑獄の深層B


赤裸々となった安倍夫妻主導の便宜供与 籠池証人喚問

墓穴を掘った安倍政権

 三月二十三日に衆参両院においておこなわれた森友学園理事長・籠池泰典にたいする証人喚問のなかで、安倍晋三の妻・昭恵が国有地不当廉売に深ぶかと「関与」していることが赤裸々となった。「私も妻も一切、(小学校設置)認可にも国有地払い下げにも関係ない」などとほざいていた首相・安倍晋三の弁が真っ赤なウソであることが、いよいよ浮き彫りとなっている。首相・安倍によって切り捨てられようとしているトカゲの尻尾≠ェ、本体にかみついたのだ。

 「神風が吹いた!」(籠池)

 証人喚問において籠池は、首相夫人付き政府職員・谷査恵子から送られてきたファックスの内容を暴露した。森友学園が財務省と結んだ定期借地契約を十年から五十年に延長することができないか、という籠池の依頼(二〇一五年十月)にたいして、翌十一月、谷査恵子が籠池にファックスを送付した。その文面はこうである。
 「国側の事情もあり、現状ではご希望に沿うことはできないようでございますが、引き続き、当方としても見守ってまいりたいと思いますので、何かありましたらご教示ください。/なお本件は昭恵夫人にもすでに報告させていただいております。」
 「瑞穂の國記念小學院」=安倍晋三記念小学校の名誉校長(当時)であった首相夫人・昭恵の指示のもとに政府職員・谷が動いたことは明らかである。安倍首相夫妻の意向をうけた谷が、小学校用地にかんして財務省への「照会」というかたちをとって政治的圧力をかけたことは一目瞭然なのである。
 事実、この直後から用地取得交渉は急転直下進展し、約半年後に国有地が八億円あまり値引きされたうえで、借地料よりもはるかに安い価格で森友学園に払い下げられたのだ。この用地払い下げの顛末を、籠池は「神風が吹いた。見えない力が働いた」などとうそぶいている。かねてから安倍晋三の指示を直接受けていた財務省官僚は、ただちにこの安倍案件=″送L地払い下げをスムーズに実現するためにことをはこんだ。こうした首相官邸・財務官僚のうごめきの一端がかのファックスには露見したのである。
 顔面蒼白となった安倍は、財務省への「照会」は昭恵と無関係に職員個人がおこなった≠セの財務省は「ゼロ回答」だから昭恵の意向を忖度していない≠セのという弁明に汲々としている(三月二十四日、参院予算委)。国有地売却にかんする財務省への照会を、一職員が独断でやったなどというのは、見えすいた言い逃れではないか。そもそも、「当方としても見守ってまいりたい」という思い入れ≠スっぷりの言辞こそは、昭恵じしんが名誉校長として森友学園の教育方針に全面的に賛成し支援を惜しまない意志の表白ではないか。教育勅語の暗唱強制をはじめとした「愛国心」教育のモデル小学校づくりに全面的に肩入れしてきたのが、安倍晋三であり昭恵なのだ。
 籠池証人喚問の翌日(三月二十四日)におこなわれた前財務省理財局長・迫田英典(現国税庁長官)、前近畿財務局長・武内良樹(現財務省国際局長)らの参考人招致では、国有地をタダ同然で森友学園に払い下げる工作をおこなった当事者どもは――偽証罪に問われない「参考人」でしかないのをいいことに――嘘八百を並べつづけた。武内は安倍昭恵が「小學院」の名誉校長であったことすら「知らなかった」と言いはり、迫田にいたっては「当時、私は本件(森友への国有地売却)について報告を受けたことはない」などとシラを切ったほどだ。厚顔無恥な隠ぺいを許すな!

 濃密な関係を逆証する「口止めメール」

 偽証罪に問われる危険性をともなう証人喚問の場で籠池は、あらためて首相夫人からの一〇〇万円寄付≠フ様子を微に入り細をうがつように述べた。「講演会の前に園長室で、夫人から封筒をいただいた。『(受け取って)良いのでしょうか』と伝えたところ『安倍晋三からです』と言っていただいた」と。
 さらにこの場で、昭恵と籠池の妻が、実に二月には二十二回、三月にはいって二十三日まで少なくとも十五回という頻繁なメールをやりとりしていたことをも籠池は披瀝し、首相夫人との濃密な関係≠暴露したのだ。それだけではない。「私が関わったということは裏で何かがあるのではと疑われないように……主人にとっても大変なことに巻き込まれたということもご理解頂きたい」という昭恵からのメールを「口止めと受けとった」とも証言。
 安倍晋三が青筋たてて反論すればするほど、「愛国心」教育モデル小学校づくりのための安倍夫妻主導の不正便宜供与、政財官および安倍お抱えマスコミが一体となった共謀の実態は明らかとなりつつある。森友事件の闇を徹底的に暴きだし、<軍国日本>再興を企む安倍ネオ・ファシスト政権を打倒しよう!


世界で報道される安倍の「極右学校スキャンダル」

 安倍政権を揺るがす森友学園問題を、米欧のメディアは戦前を理想とする学校を安倍が全面支援していた≠ニ連日報じている。
 「偏狭な教育と詐欺疑惑に首相夫人が関与」(『ニューヨーク・タイムズ』)
 「安倍首相夫妻がウルトラ・ナショナリスト学校に関与」(英紙『ガーディアン』)
 「学校スキャンダルで首相が窮地」(『ワシントン・ポスト』)
 「ナショナリスト学校への肩入れを追及される安倍首相」(仏紙『ル・モンド』)……
 これらの報道は、国有地不当廉売問題と表裏一体の森友学園による戦前さながらの「愛国心」教育の実態、これに日本の首相・安倍が肩入れしてきたことに焦点があてられている。
 米欧各国では今、アメリカ大統領トランプが「反ムスリム・反移民」の排外主義を煽り、入国規制を強行しようとしていることにたいして、<自由・平等・人権>の理念を踏みにじるものだ、と怒りの声が広まっている。とりわけヨーロッパではトランプが各国の極右諸政党に肩入れしていることにも反発が広がっている。主要国権力者のなかでただひとりトランプに媚びへつらっている安倍、この政権が<軍国日本>の再興を公然と叫ぶ「日本会議」人脈で占められている事実とともに報道されているのだ。

暴露の口火を切ったロイター

 大手メディアとして森友学園と安倍との癒着を最初に暴露したのは、日本のマスコミではなくロンドンに本社をおく国際通信社・ロイターだった。ロイターは昨一六年十二月八日に、東京発の特派員報告として、森友学園傘下の塚本幼稚園について、「園児に教育勅語を唱えさせる幼稚園」と題した記事を世界中の報道機関に配信した。「安倍首相と関係の深い日本会議大阪支部の幹部」(当時)である園長・籠池が「安倍夫人を名誉校長とする小学校の開設を計画している」ことを、「籠池園長の力説する憲法九条改正を安倍首相もまためざしている」という解説つきで暴露したのである。
 森友学園の小学校開設にかんしては、すでに昨年秋に疑惑が浮上していた。当該国有地の売却額について豊中市議が九月におこなった情報公開請求が財務省によって「非公開」とされ、十二月に『朝日新聞』がおこなった請求もまた「非公開」とされた。この臭いものにフタ℃ョの対応は、土地売却にまつわる不正と「政治家の関与」をうかがわせるに十分だった。だが、日本のマスコミは沈黙をきめこんだ。首相夫人・昭恵が名誉校長に就任している事実をさえ報じなかった。この体たらくを尻目に、外国通信社が、森友学園と安倍との癒着に焦点を絞って暴露の口火を切ったのだ。
 ロイターの記事は各国のマスコミによって次々に報じられた。日本でも、英字紙『ジャパン・タイムズ』(十二月十四日付)が記事を掲載した。アメリカの雑誌『ニューズ・ウィーク』は、「園長は日本会議の大阪支部長」というサブタイトルを付して報じ、英紙『タイムズ』は、独自取材を交えて、「日本会議は安倍政権のもとで勢力を強めてきた」と書いた。
 海外メディアが問題を取りあげ豊中市議が土地の不正廉売を提訴するにおよんで、ようやく今年二月九日に『朝日新聞』が国有地売却問題に焦点を絞って暴露を開始した。

「トランプ暴露」と連動

 ロイターの記事が世界中で次々と報じられていった時期は、トランプがみずからの恥部=iロシアでの変態的乱痴気騒ぎ)をプーチン政権に握られているという「元イギリス諜報機関員」の文書が暴露されはじめた時期と重なっていた。
 一月十日、アメリカCNNテレビが文書の存在を示唆し、ネット・メディアの「バズ・フィード」が全文を暴露したのだった。このプーチン・ゲート≠フ暴露は、トランプの暴走≠ノ危機感を昂じさせているアメリカ支配階級内のグループ、民主党や共和党主流につらなる部分の意志を体現した諜報機関内部の反トランプ・グループがしかけたものと推測しうる。(「オバマによるトランプ陣営盗聴」をFBI長官は「事実無根」と否定。ロシア政府のアメリカ大統領選介入・トランプ陣営との結びつきについて捜査継続とも言明。)
 欧米のメディアが、トランプにへつらう安倍を標的とした森友学園問題の暴露を開始したことは、アメリカ権力者内の暗闘と連動しているにちがいない。こうした動向を見てとって、押っ取り刀で暴露を開始したのが日和見をつねとする日本のマスコミなのだ。
 だが彼らは、自称「右翼の軍国主義者」安倍が「忠君愛国」教育のモデル学校を籠池につくらせようとし、そのために国有地を不当廉売したというこの核心問題を、なお曖昧にしている。われわれは、日本のマスコミが、政界・官界・財界・労働界・学界とともに日本型ネオ・ファシズム支配体制を支える<鉄の六角錐>に組みこまれた御用報道機関として、たえず権力者のその一定のグループの利害に沿って立ち働く存在でしかないことをも広範に暴きだしていかなければならない。


安倍が称揚する「反中・反韓」の洗脳教育

 森友学園が経営する、「愛国幼稚園」ともいわれている「塚本幼稚園」では、幼稚園児に朝礼で毎朝「教育勅語」や「五箇条の御誓文」を朗誦させるばかりか、運動会で幼稚園児に次のような「選手宣誓」をおこなわせている。
 「大人の人たちは、日本が他の国に負けぬよう、尖閣列島・竹島・北方領土を守り、日本を悪者として扱っている中国、韓国が心を改め、歴史で嘘を教えないよう、お願い致します。/安倍首相ガンバレ! 安倍首相ガンバレ!/安保法制国会通過よかったです!」(二〇一五年度)
 まさに排外主義的ナショナリズムをむきだしにしたスローガンを、あろうことか幼稚園児に叫ばせているのだ。なんたるおぞましさ!

在日韓国人の保護者を罵倒

 運動会などの行事ばかりではない。一年前、副園長・籠池諄子はある園児に、保護者あての次のような手紙を渡したという。
 「○○ちゃん、ましてや一歳の子に……コーラやファンタを飲ませていると聞きましたが、それでも親ですか。年をとって背中がまがりますよ。韓国人とかは、整形したり、そんなものをのんだりしますが、日本人にはさせません、根っこが腐ることを幼稚園では教えません」
 手紙を送られた保護者は在日韓国人だったので非常なショックを受け、みずから在日であることを明らかにして副園長の教育者としての責任を問う抗議の手紙を返した。すると、これに逆ギレ≠オた副園長・諄子は、
 「私は差別してません。公平に子供さんを預かっています。/しかしながら心中、韓国人と中国人は嫌いです。/お母さんも日本に嫁がれたのなら、日本精神を継承されるべきです。/勝手なこといいなさんな! 腹が立ってしかたありません。」と返信。
 中国や韓国にたいする嫌悪感をヒステリックに喚きちらす副園長。これは塚本幼稚園の教育方針そのものなのだ。昨年十二月には、園長の籠池もまた、理事長の名で保護者批判。
 「邪(よこしま)な考えを持った(名前は日本人なのですが)在日韓国人である・支那人であるそれらを先導する人、それに金魚のフンのようについてくる人は近づいてきます。自分の身の回りに緊張をもって妙に接近する人には気をつけて、近づけぬことです」と。その他にも、「在日が経営する学校は国家観はズタズタ、反日の人間にもなりうる」「沖縄県の翁長知事は親中華人民共和国派。娘婿も支那人である。中共の手先かもしれない」と、排外主義的言辞はとどまるところを知らない。

「支那はなくしてしまえ」

 園長のブログ「園長の部屋」で籠池はアケスケに語る。
 「子供社会と同じ事が国際社会にもいえる。中華人民共和国(支那)にはドンピシャである。異形の国といわれるが変な国なのだ。この国がなければ世界はまさにルールに基づいて動く。全てが民主的ルールに乗っ取って動く世界に駄々をこねて世界平和を乱す元凶は中華人民共和国(支那)なのだ。かの国がない方が世界平和につながるので、四つ位の国に分裂させるか、なくしてしまうことだ。」
 そもそも右翼「日本会議」大阪支部の運営委員であった籠池は、かつては反日教組団体「日教組に解散を求める会」にも名をつらねていたといわれている。この男のイデオロギーは「瑞穂の国・日本」を讃える日本ナショナリズムであり、根本につらぬかれているものは「万世一系」の天皇を信奉する皇国史観、そして「八紘一宇」にもとづく大東亜戦争の聖化論いがいの何ものでもない。
 塚本幼稚園に通うある園児の保護者は、園児が「日の丸」を見ると「あ、幼稚園の旗だ」と言い、「菊の御紋」を見ると、「あ、幼稚園のマークだ」と言うのだと証言している。皇国史観を叩きこむ教育勅語は暗唱が義務づけられ、暗唱できない園児は「二歳児クラス」に落第させられるのだ。
 戦争を礼讃する「日本的精神」もまた、体に叩きこまれている。卒園アルバムには、「海上自衛隊練習艦入港式典」や「同期の桜を歌う会」などの行事に園児を軍楽隊の衣装で参列・敬礼させた記念写真が満載され、「お友達の目は感動で輝き、素晴らしい敬礼をしました」といった調子の文章があふれている。中国や韓国、北朝鮮を憎悪し日本を「皇国」として崇める「軍国幼年」が毎年こうして育成されているのである。
 この教育方針を「主人もたいへんすばらしいと思っていた」と首相夫人・安倍昭恵は語ったのであった。それもそのはずだ。塚本幼稚園は「右翼の軍国主義者」を自認する安倍晋三の「愛国心教育」のモデル幼稚園であり、これを小中学校へつなぐモデル校建設計画の一環として、「安倍晋三記念小学校」を設置させようとした張本人こそ、安倍その人なのだから。

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原発再稼働推進に怒り
 3・20さようなら原発全国集会
 渋谷・原宿・青山を一万一千名がデモ
被災者切り捨て・原発再稼働への怒りに燃え全国から1万余が結集
(3月20日、代々木公園)
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3・11 札幌
泊原発再稼働反対の雄叫び
 3・11さようなら原発北海道集会
900名の参加者が「原発再稼働反対!」の怒りのこぶし
(3・11、札幌市共済ビル)
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3・14〜15
全学連第139回中央委かちとる
 改憲、辺野古新基地建設、共謀罪新設の攻撃を打ち砕け!
「今こそ安倍政権打倒を!」決意をこめてシュプレヒコール(3月15日、東京)
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3・13大阪
「共謀罪制定阻止」の声轟く
 闘う学生が労働者・市民と共にデモ
共謀罪新設絶対阻止! 闘志みなぎらせデモ行進(3月13日)
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