朝鮮核戦争阻止！　安倍政権打倒！

今日版治安維持法＝共謀罪制定・憲法改悪を絶対に阻止せよ！

５・１９共謀罪法案の衆院委員会採決を弾劾 （１３時すぎ、国会前）

　わが同盟は日本の・アメリカの・南北朝鮮の、そして全世界の労働者人民に訴える！　迫りくる朝鮮核戦争を絶対に阻止せよ！　戦争放火に突進する自国権力者を打倒する闘いにただちに起ちあがれ！
　北朝鮮・金正恩（キムジョンウン）政権によって、五月十四、二十一、二十九日と連続的に強行されたミサイル実験を弾劾せよ！　北朝鮮のアメリカ本土を核攻撃できるＩＣＢＭの開発を絶対に許さないといきりたつアメリカ・トランプ政権は、原子力空母カール・ビンソンに加えてロナルド・レーガンを日本海に突入させ、さらにニミッツをも出動させようとしている。三つの空母打撃群を軸とし日本および韓国の両国軍を従えて戦闘態勢をますます強化し、先制攻撃を開始する機をうかがっている。トランプ政権の戦争放火を阻止せよ！　核戦争勃発の危機が迫るいまこそ、反戦・反権力の闘いに全力で決起せよ！
　日本の安倍政権は、トランプにつき従って参戦に踏みだし、一気に共謀罪法制定、憲法改悪に突進している。日本労働者人民は総力をあげて決起し、このネオ・ファシスト政権を打ち倒せ！

（以下、見出し）

トランプ政権の北朝鮮攻撃阻止！
金正恩政権のミサイル発射弾劾！

侵略戦争に突進する安倍政権を打ち倒せ！

「反北朝鮮」排外主義の嵐を突き破り総力で決起せよ！

��生産性向上のための労使協議�≠ﾉ歪められた一七春闘

　朝鮮核戦争勃発の危機が一気に高まるなか、安倍政権は対北朝鮮攻撃への本格的な参戦に突進するとともに、反政府の政治組織・労働組合を壊滅するための共謀罪法の制定に猪突猛進している。しかも首相・安倍は、ついに「二〇二〇年施行」という年限を明示して憲法第九条を改定する決意をぶちあげた。これに応えて経営者三団体（経団連・経済同友会・日商）も揃って憲法問題の議論開始を決定した。
　だがしかし、この労働者・人民にたいする超弩級の攻撃にたいし、「戦争と改憲に突進する安倍政権を打ち倒せ！」と呼びかけているのは、ひとりわが同盟だけである。「連合」の神津＝逢見執行部は、「連合」として憲法問題を議論すると決定した。しかも、民進党にたいして日本共産党と手を切り改憲論議をすすめよ、と迫ったのだ（五月二十四日）。「全労連」指導部は、次期衆院選にむけて民進党との「野党共闘」にしがみつく日本共産党指導部の意を体して、「北朝鮮への経済制裁強化」「共謀罪反対」「改憲反対」などの政策宣伝でお茶を濁している。
　この腐敗せる既成労働運動指導部によって、今二〇一七春闘もまた超低額妥結に抑えこまれた。「格差是正」「働き方改革」を名分として生産性向上のための労使協議＝��春討�≠ﾉ歪曲されたのである。
　われわれは賃金闘争の戦闘的再構築のために、今一七春闘を敗北に導いた「連合」労働貴族の方針ならびに指導の反労働者性を暴きだすのでなければならない。労働法制の大改悪を絶対に阻止せよ！　戦争と改憲に突進する安倍政権を打倒するために奮闘しよう！

以下見出し
�T　「連合」労働貴族の裏切りとそれを突き破る闘い
　Ａ　「大幅一律賃上げ」をめざし奮闘した革命的・戦闘的労働者
　Ｂ　「底上げ春闘」の名による��生産性向上春討��
　　超低額回答＝妥結を弾劾せよ！
　　「中小が大手を上回る賃上げ」の演出
　　「長時間労働是正」の虚構
　　有期雇用労働者の選別
　　「新たな付加価値創造」への献身

�U　「サプライチェーン全体での付加価値分配」方針の反労働者性
　大企業労組による「中小労組支援」の欺瞞
　「賃金＝付加価値の分け前」論のマヤカシ
　戦争と改憲に突進する安倍政権を打倒せよ！

新世紀 The Communist 第２８９号
２０１７年７月

朝鮮核戦争を阻止せよ！
わが同盟が全世界人民に闘いの檄

森友疑獄・軍国教育の実態をえぐる　特集

　迫りくる朝鮮核戦争の勃発を米・日・南北朝鮮人民の総力で阻止せよ！　東アジアを熱核戦争の劫火で焼こうとしている自国政府を打倒する闘いにただちに起ちあがろう！――わが同盟は、労働者階級の前衛党たるの矜恃にかけて断固たる呼びかけを発した。（本号巻頭の二論文「米・日・南北朝鮮人民の総力で朝鮮核戦争を阻止せよ」「戦争と憲法改悪に突進する安倍政権を打ち倒せ」）
　北朝鮮・金正恩政権は相次いでミサイル発射実験を強行し、トランプ政権は北朝鮮軍事攻撃の臨戦態勢へと突入した。日本の安倍政権は、戦争放火者トランプにつき従い朝鮮侵略戦争への参戦にふみきった。
　アメリカ人民よ、戦争狂トランプ政権を打ち倒す闘いに起て！　日本人民は、本格的参戦に突進する安倍政権を打倒する闘いに起ちあがれ！　南北朝鮮人民は朝鮮のプロレタリア的統一をめざして前進せよ！　第一次世界大戦のただなかで、「祖国防衛」のために戦うことを拒否し自国政府打倒を訴えたボリシェビキとレーニンの精神を今こそよみがえらせプロレタリア国際主義の旗高くたたかおう、と両論文は力強く訴えている。この二論文にあわせて、トランプ政権によるシリア攻撃を弾劾する声明を掲載した。
　いま在日・在沖縄米軍は対北朝鮮出撃拠点として臨戦態勢に突入している。「辺野古埋め立て強行を許すな」（沖縄県委員会）は、沖縄における新基地建設阻止の闘いの指針だ。
　◆極反動安倍政権はいまや自衛隊を憲法に明記する第九条改悪の一大攻撃にふみだした。同時に、改憲・参戦に反対する労働者・人民の闘いを弾圧するために共謀罪を新設することに血眼になっているのだ。「目的」や「計画」をたてたと権力者がみなすだけで捜査と処罰の対象にするという、まさに戦前の治安維持法の今日版＝共謀罪法のドス黒い狙いと危険性を暴きだした三論文を一挙に掲載した。
　◆＜軍国日本＞再興をたくらむこの安倍が、「愛国心」教育のモデル校づくりのために、ＮＳＣ主導のもとに破格の便宜供与をはかったこと、これこそ森友学園問題の本質である。教育勅語を暗唱させ園児を洗脳する軍国教育のおぞましい実態をみよ。本号では、「安倍・森友疑獄の深層」のタイトルのもと一大特集をくみ、このことを鮮明に暴きつくしている。

��生産性向上のための春討�≠ﾖの歪曲を弾劾

　◆「連合」労働貴族は、今一七春闘の抑えこみに狂奔した。「��付加価値増大・生産性向上のための春討�≠ﾖの歪曲を弾劾せよ」は、資本家によるベースアップ・ゼロ回答に屈服し、安倍式「働き方改革」には全面的協力を宣誓した労働貴族の大裏切りをくつがえし労働者階級の一大闘争をまきおこそうと呼びかけている。各産別でたたかう労働者のパトスあふれる総括論文とともに読んでいただきたい。
　＜独占資本家式『働き方改革』の実態＞は、「月一〇〇時間」という殺人的残業の合法化や「残業代ゼロ」の恫喝、ＡＩを使った労務管理強化のあくどい手口などを暴きだしている。
　◆運転四十年を超えた高浜原発１、２号機と美浜原発３号機の二十年延長を認可した原子力規制委員会の暴挙を怒りをこめて弾劾しているのが、「危険きわまりない老朽原発の運転延長」（道法寺卓）である。
　中国の党＝国家官僚どもは、経済的社会的危機ののりきりを狙ってすすめている内陸部開発のために、農民工や農民に新たな犠牲と困苦を強制している。このことを、「中国『新型城鎮化計画』の反人民性」（寒田遥）は、鋭くえぐりだしている。
　わが闘いの前進のために、すべての仲間が本号を活用されんことを！