第2516号(2018年4月30日)の内容

<1面>
朝鮮核戦争・日本の参戦阻止!
 憲法改悪阻止! 安倍ネオ・ファシスト政権を打倒せよ
<4面>
辺野古新基地建設阻止!
 反安保の声高く闘おう
 ――沖縄県委員会――
<2面>
5万の人民が怒りの決起
 闘う学生先頭に安倍政権打倒の炎
 4・14 国会前
<3面>
「疑獄まみれの安倍政権を倒せ!」
 4・13那覇4・14金沢
安倍・菅を頭としたNSC専制の強権支配を打ち砕け
<5面>
NTT
 「健康経営」の名による「福利厚生制度」改悪を粉砕せよ
<6面>
電機春闘の低額妥結弾劾!
「個人請負」拡大を狙う安倍政権
<7面>
Topics 民進・希望の合体#翌髏_津
玄海原発蒸気漏れ事故弾劾!
4号機再稼働阻止!
■ユダヤ人「共産主義者」の懊悩
 イスラエル人記者の両親追憶
<8面>
万華鏡2018――情勢の断層を読む
◆悪魔の脅迫
◆「任務完了!」宣言
◆南洋に「東風」吹く
◆『「走狗」小児病』
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉

 「解放」最新号








































  

朝鮮核戦争・日本の参戦阻止!

憲法改悪阻止! 安倍ネオ・ファシスト政権を打倒せよ

 

闘う学生たちは国会前に結集した労働者・市民の先頭で闘い抜いた(4月14日)

 すべての労働者・学生諸君! わが同盟は訴える。いまこそ総力を結集し、安倍ネオ・ファシズム政権打倒に決起しようではないか。
 国会前を埋めつくしたわが全学連を先頭とする巨万の人民の弾劾の嵐に包囲され顔面蒼白になりながらも、いやまさにそのゆえにこそ首相・安倍は「北朝鮮の脅威」を叫びたてながら、トランプにつき従って対北朝鮮軍事攻撃への参戦と日米核安保同盟の強化、<軍国日本>再興をかけた憲法改悪、そして労働法制の改悪に突進している。断じて許してはならない!
 改憲阻止! 朝鮮核戦争阻止! 森友・加計疑獄もみ消しを許すな! 今こそ<反安倍政権>の一大闘争を全国でまきおこそうではないか。日本共産党指導部の「反安保」の放棄と闘いの議会主義的歪曲を弾劾しのりこえたたかおう。<戦争と貧困と暗黒支配>を人民に強制するNSC専制=安倍政権を労働者・学生の実力で打ち倒せ!

以下見出し

米―朝・中の政治的駆け引きの裏面で高まる開戦の危機

トランプにすがりつき核安保同盟強化に狂奔する安倍
 トランプに賛辞をおくる日共指導部を弾劾せよ

改憲阻止! 森友・加計疑獄のもみ消しを許すな!

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辺野古新基地建設阻止! 改憲阻止!

5・11―13沖縄平和行進・県民大会を反安保の声高く闘おう

沖縄県委員会

 すべての労働者・学生諸君! 数々の反動諸攻撃に手を染めてきたネオ・ファシスト安倍政権は、加計疑獄、森友疑獄、自衛隊「日報」隠しといった悪行を次々と暴露され、労働者・人民の怒りの闘いに包囲されて断崖絶壁に追いこまれている。この期におよんでなおも戦争狂トランプにつき従い、辺野古新基地建設をはじめとする日米新軍事同盟の強化に突進し改憲に執念を燃やす安倍の延命策動を木っ端みじんに粉砕しよう!
 日共・不破=志位指導部による「民主主義を取り戻す」運動への歪曲をのりこえ、<反安倍政権・反ファシズム>の闘いを爆発させよう! 全国の労働者・人民の総力を結集し、今こそ疑獄まみれでガタガタの安倍政権を打ち倒そう! 辺野古新基地建設を阻止し、憲法改悪・日米核安保同盟の強化を粉砕しよう!
 すべての労働者・学生は、5・11―13沖縄平和行進・県民大会に決起し、<反安保>の声高く戦闘的にたたかおう!

辺野古沿岸の埋め立て着工に突進する米・日両権力者

 安倍政権・防衛局は、新たに辺野古崎の先端にN3護岸を建設する工事に着手した(四月九日)。隣接するN5・K4護岸(現在工事中)と、このN3護岸をつなげて辺野古崎沿岸部の一部を囲いこみ、七月にも土砂を投入し・本格的な埋め立てに着手することを狙って、急ピッチで護岸工事を強行しているのだ。極悪の安倍政権は、翁長県当局の行政権限による抵抗を押しつぶすだけでなく、なによりも沖縄の労働者・人民に抵抗をあきらめさせることを企んでいる。そのために「マヨネーズ状」といわれるほどの軟弱地盤であることが明らかになった大浦湾側の埋め立て工事を今秋の知事選挙後に先送りし(大規模な地盤改良のために設計変更が必要となり知事認可が問題になる)、当面は工事が比較的容易とされる辺野古崎沿岸部の一部を先行して埋め立てようとしているのだ。
 怒りに燃えた労働者・学生・人民は、辺野古の美(ちゅ)ら海の埋め立てを断固阻止するために、連日果敢にたたかいぬいている。労働者・人民はキャンプ・シュワブのゲート前に連日座り込み、土砂を満載したダンプカーやミキサー車の入構を阻止するために体を張って奮闘し、海上でもカヌー隊が海上保安庁の弾圧をはね返し決死の阻止闘争をくりひろげている。
 安倍政権は、この労働者・人民の闘いにたいしていっそう凶暴な弾圧をうちおろし、一日三〇〇台を超える工事車両による資材の搬入を強行し、海上からの資材輸送船も二隻に増やして急ピッチで護岸工事をおしすすめているのだ。
 それだけではない。米・日両政府は、新基地建設予定地に隣接する辺野古弾薬庫の「建て替え」に着手しようとしている。「米国は新たな任務に対応できるよう、弾薬庫を再設計・拡張する」と称し、「使える核兵器」を持ちこみ・配備するために老朽化した弾薬庫四棟を解体して新弾薬庫を建設しようとしているのだ。
 トランプ政権は、ロシア・中国が核戦力を増強していることに対抗するために、「使える核兵器」の開発・配備や「核・非核両用戦闘機と核兵器を北東アジアなどの他の地域に配備することができる」ことを明記した「核戦力体制の見直し」(NPR)にもとづいて、辺野古新基地を核兵器を搭載した戦闘機や軍艦が出撃する核基地にすることを狙っている。このNPRを「高く評価する」と表明し、在日米軍基地への核持ち込みを容認する安倍政権は、辺野古弾薬庫の「建て替え」費用として約二〇億円拠出することをトランプ政権に確約したのだ。

米―中朝権力者の駆け引きと対抗的軍事演習の激化

 北朝鮮への先制攻撃を提唱してきたボルトンを大統領補佐官に就け、CIA長官ポンペオを新国務長官に指名して超タカ派の陣容を敷いたトランプ政権は、六月初旬までに史上初の米朝首脳会談を開催すると言明し、「完全かつ検証可能で不可逆的な核廃絶」要求を掲げて金正恩政権との駆け引きをくりひろげている。アメリカ中間選挙を前に「強い大統領」「強いアメリカの復活」を喧伝することに躍起となっているトランプは、北朝鮮が「核ミサイル施設の廃絶」にむけた具体的措置をとらないかぎり「圧力をゆるめない」と居丈高に叫んでいる。「化学兵器使用への制裁」の名によるシリア爆撃は、アサド政権とロシアへの恫喝であると同時に、北朝鮮とこれを支える中国への威嚇でもあるのだ。
 これにたいして中朝首脳会談を実現し中国の後ろ盾をあらためて確認した金正恩は、習近平のトランプは長くはもたない、長期戦を構えよ≠ニいう指南に従い、「米・韓が段階的、同時並行的な措置を講じるのなら、朝鮮半島の非核化問題の解決は可能となる」と表明しながら駆け引きをくりひろげている。この北朝鮮を支える中国・習近平政権は、米朝首脳会談が決裂したならばトランプ政権が北朝鮮への軍事攻撃にうってでかねないと危機感を燃やし、「朝鮮半島の非核化に中国が仲介役として役割を果たす」と宣言して、トランプの手足を縛ろうとしている。
 核ミサイルを持って放さず・これを命綱としてアメリカから体制保証(平和条約締結と北朝鮮敵視政策の破棄)をかちとることを目標とする北朝鮮と、アメリカの安全保障を脅かす北朝鮮の核・ミサイルの「完全放棄」をめざすトランプ政権とは非和解的に対立している。このゆえに「米朝対話」の始まりの裏側で同時に戦争的危機が胎動しているのである。現にトランプ超タカ派政権は、金正恩政権との事前交渉の裏面で対北朝鮮軍事攻撃の態勢を強化して軍事的圧力を強めているのだ。
 いままさにトランプ政権は米軍二万四〇〇〇人の大兵力を投入し、二九万人の韓国軍とともに米韓合同軍事演習を強行している。米原子力空母と戦略爆撃機の参加を見送ったとはいえ、北朝鮮のミサイル発射の「兆候」をとらえてただちに先制攻撃する演習をおこなっている。この大演習には在日米軍も投入され、佐世保基地の強襲揚陸艦ワスプがF35Bを搭載し、在沖米海兵隊を乗せて朝鮮半島に緊急展開し、上陸訓練をおこなおうとしている。
 それだけではない。米―中は南シナ海においても一触即発のつばぜりあいをくりひろげている。習近平政権は、南シナ海を「中国の内海」であると誇示し制海権・制空権を掌中にするために、四月初旬から中旬にかけて空母「遼寧」を初めて南シナ海での演習に投入して、四十八隻の艦艇、七十六機の航空機、約一万人の兵員を動員した大演習を展開した。四月十八日には台湾海峡でも実弾射撃演習を強行した。これらの演習のさなかに観艦式をおこなった習近平は、「世界一流の海軍を建設し、断固として国益を守る」と呼号したのだ。
 この中国軍の大演習にたいして、トランプ政権は、中国の南シナ海支配を許さない≠ニいう意志を習近平政権に突きつけるために原子力空母ルーズベルトを中核とする艦隊を南シナ海に展開し、艦載機FA18の飛行訓練をおこなったのだ。
 またトランプ政権は特殊作戦仕様の米空軍CV22オスプレイ五機を当初予定から一年以上早めて四月三日に横田基地に緊急配備し、十三日には「太平洋地域周辺での演習参加」と称して出撃させた。対北朝鮮の奇襲作戦の予行演習を強行しているのは明らかだ。米軍は今後、沖縄にCV22を飛来させて米陸軍特殊部隊グリーンベレーなどとの特殊作戦訓練をおこなうことを画策しているのだ。
 沖縄においては、海兵隊や特殊部隊が北朝鮮に侵入する作戦計画にもとづくパラシュート降下訓練を津堅島沖の海上や、伊江島補助飛行場において相次いで実施している。伊江島では民家から五〇bの農地にパラシュートを落下させた。米軍は横田基地でも降下訓練を強行し、近接する中学校のテニスコートにパラシュートを落下させたのだ。嘉手納基地ではF35A、F15、空母レーガン艦載機FA18などの戦闘機が凄まじい爆音をまき散らし飛行訓練・空中戦訓練を強行している。米軍は、軍事事故を続発させながら、居丈高に軍事訓練を強行しつづけているのだ。

窮地に追いこまれトランプにすがりつく安倍政権

 「核保有国」となったと宣言した金正恩が「対話」を前面におしだした外交攻勢に転じたことを契機として、南北朝鮮会談、米朝首脳会談の開催が北朝鮮政府と米・韓両国権力者とのあいだで合意された。この朝鮮半島情勢の急展開のただなかで、完全に蚊帳の外におかれたのが日本の安倍政権だ。国内で巨万の労働者・人民の「疑獄弾劾! 安倍政権倒せ!」の闘いに包囲された首相・安倍は、この窮地を突破するためにまたぞろ「北朝鮮の脅威」を煽りたて、また金正恩との首脳会談をもとうとしているトランプに「北朝鮮は約束を反故にしてきた。過去の過ちをくりかえしてはならない」と訴え、すがりついている。四月十七、十八日に開催された日米首脳会談において安倍はトランプと「北朝鮮の完全かつ検証可能で不可逆的な方法での核・ミサイルの廃棄をめざし、最大限の圧力を維持する」ことを確認した。その一方で、トランプから日本の七兆円の対米貿易黒字の是正、自動車・農産品などの市場開放といったアメリカの国益第一主義の経済的諸要求を突きつけられ、新たな枠組みでの日米通商交渉の開始を飲まされたのだ。
 そして安倍政権は、トランプの「同盟の役割分担」要求を積極的に受け入れて在日米軍基地の強化への全面支援と米軍との共同作戦を担いうる自衛隊の強化に血まなことなっている。これまで五つの方面隊に分割されていた陸上自衛隊を一元的に指揮する「陸上総隊」を創設し、その直属部隊として「日本版海兵隊」たる水陸機動団を発足させた(長崎県・相浦駐屯地)。安倍政権は、南西諸島での「離島防衛」を主任務として二個連隊二一〇〇人で発足したこの部隊に、さらに三個目の連隊を増強して在沖米海兵隊基地キャンプ・ハンセンに置くことを狙っているのだ。
 石垣島、宮古島、沖縄本島、奄美大島には地対艦・地対空攻撃ミサイル基地を建設しようとしている。中国軍の艦艇や軍用機が太平洋への出入り口として頻繁に通過している宮古海峡を含む「第一列島線」上に日本国軍の軍事基地網を構築しようとしているのだ。さらに「敵基地攻撃能力」の獲得に狂奔している安倍政権は、F35Bステルス戦闘機(短距離離陸・垂直着陸機)の日本国軍への導入と、「いずも」型強襲揚陸艦をF35Bを搭載できる空母に改修することを画策しているのだ。
 安倍政権は、日米核安保同盟の強化を絶対的基礎として日本の軍事強国化を成し遂げるために「憲法改正」への執念を燃やしている。だが、加計・森友疑獄、自衛隊「日報」隠し問題を追及されて内閣倒壊の危機に追いこまれている安倍政権・自民党は、衆・参両院の憲法審査会を開会する目途をたてることさえできてはいない。改憲四項目の「たたき台素案」をようやくとりまとめて三月の自民党大会で発表したとはいえ、自民党内で「安倍の総裁三選阻止」を狙う石破らの政治エリートが「安倍九条改憲案」に今も執拗に抵抗している。公明党は「国会発議は非常に難しい」(代表・山口)と公言して自民党改憲案をめぐる与党協議に応じていない。だが安倍は、なんとしても「GHQによって押しつけられた憲法」をみずからの手で改定し、とりわけ第九条に「自衛隊」を明記することに執念を燃やしているのだ。そのために安倍は、自民党大会で「憲法にしっかりと自衛隊を明記し、違憲論争に終止符を打とう」と発破をかけ、早期に自民党改憲案を憲法審査会の審議にかけるためにあがいているのだ。
 安倍が主導してつくった改憲九条案は、現行九条の一、二項を形だけ残したうえで、「前項の規定は必要な自衛の措置をとることをさまたげず、そのための実力組織として自衛隊を保持する」という規定を加えるというものだ。当初案の「必要最小限度の実力組織」という表現は、自衛隊の増強や任務の拡大を制約するとみなして否定された。まさに自衛隊を戦争を遂行する帝国主義軍隊≠ニして雄飛させるために「戦争放棄・戦力不保持」を明記した九条を実質的に破棄する極反動の改憲案なのだ。さらに非常時に国会に諮ることなく「緊急政令」を制定する権限を内閣に与える「緊急事態条項」(憲法七十三条改定案)をも入れた。まさに安倍自民党改憲案は、アメリカとともに戦争のできる国家に日本を飛躍させるための日本型ネオ・ファシズム憲法にほかならない。この安倍政権の改憲策動を絶対に許してはならない。

核安保強化・憲法改悪に突進する安倍政権を打ち倒せ!

 いまこそわれわれは、日共・不破=志位指導部による闘いの議会主義的・市民主義的歪曲をのりこえ、辺野古新基地建設阻止・日米核安保同盟の強化反対・憲法改悪阻止の一大闘争を爆発させよう!
 日共指導部は、辺野古新基地建設を阻止するための「当面のたたかいの目標」を、「さらなる民意を表明する」ために「統一地方選挙の一つひとつで前進をかちとりながら、県知事選挙に勝利」することにあるとする。そして、辺野古ゲート前の座り込みなどの闘いについては「(それらの)とりくみで『オール沖縄』の厚みをさらに政治的にも広げていく」などと称して、もっぱら地方選・知事選の票田開拓の手段におとしめているのだ。それは、新基地建設を阻止するために起ちあがった労働者・人民を知事の応援団≠ノ、たんなる選挙の一票におとしめるものであり、みずからが闘いの真実の主体であるという自覚を労働者・人民に促し階級的団結を創造することを阻害する犯罪的方針にほかならない。
 現に、日共・不破=志位指導部が「辺野古反対の県知事と名護市長がいるかぎり新基地は造れない」などと指導してきたがゆえに、日共系活動家たちが名護市長選挙(二月)の敗北によって展望を見失い混迷させられている。日共の議会主義的方針の犯罪性は重大なのだ。ところが、日共指導部はまたもや知事が反対しているかぎり、知事の認可が必要な軟弱地盤の大浦湾側を埋め立てることはできない≠ニおしだし、もっぱら政府の攻撃から「翁長知事を守りぬこう」(日共沖縄県委員長・赤嶺の4・8辺野古ゲート前集会での発言)と主張して、県知事を支え尻押しする運動に闘いを歪めようとしているのである。
 しかも日共指導部は「(翁長知事を支える)オール沖縄の一致点を大事にする」と称して、闘いの方針から「反安保」を意図的に抜きさっている。彼らは、辺野古新基地建設の狙いを「海外での侵略戦争への出撃拠点づくり」ととらえて「日本の防衛とは何の関係もない」と問題にするにすぎない。しかし、このような日共の方針では、安倍政権が「北朝鮮の核ミサイルの脅威」を煽りたてて「日本を守るために」と称して対北朝鮮臨戦態勢の強化と在沖米軍の強化を正当化していることに太刀打ちできないではないか。現に、日共・不破=志位指導部は、米韓合同軍事演習に反対し、アメリカの北朝鮮攻撃への日本の参戦を阻止する反戦闘争を完全に放棄しているのだ。
 その一方で志位は、今回の米朝首脳会談の開催を「対話による平和的解決の歴史的チャンスだ」と絶賛し、あろうことかトランプ政権にも良い面がでてきた≠ニ美化して「アメリカが外交交渉で問題を解決する動きを後押しする」と表明するほどに権力者間の交渉に期待を寄せ、平和ぼけをさらけだしているのだ。
 いまこそわれわれは、日共・不破=志位指導部による「反安保」の放棄と議会主義的な闘いの歪曲をのりこえ、労働者・学生・人民の実力で辺野古埋め立て着工を断固阻止しよう! 米軍による相次ぐ軍事事故を弾劾し、米軍演習を阻止しよう!「使える核兵器」の在沖・在日米軍基地への持ち込み・配備を許すな! 日米核安保を粉砕しよう! いまこそ<全米軍基地撤去・安保破棄>めざしてたたかおう!
 われわれは、「南西諸島防衛」の名による石垣島・宮古島・沖縄本島・奄美大島への自衛隊ミサイル基地建設を許してはならない! 在沖米軍基地への陸自・水陸機動団の配備を阻止しよう! 安倍政権による憲法改悪を打ち砕け!
 米・日両軍の対北朝鮮臨戦態勢の強化反対! 米韓合同軍事演習反対! 同時に、北朝鮮の核・ミサイル開発に反対し、中・露のアメリカに対抗した核軍拡に反対しよう! 米・日・韓と北朝鮮‐中・露の核戦力増強競争に反対しよう!
 加計疑獄弾劾! 森友疑獄弾劾! 自衛隊「日報」隠し弾劾! 安倍政権は、日本版NSCのもとにすべての官僚諸機構を統制して専横をふるい、辺野古闘争をはじめとする労働者・学生・人民の反対運動を弾圧し破壊しながら反動諸政策を強権的に貫徹してきた。この安倍政権に反対して全国で決起しているすべての労働者・人民と力を合わせ、いまこそ<反安倍政権・反ファシズム>の闘いを爆発させよう! その力をもって辺野古新基地建設を打ち砕け! 日本の軍事強国への飛躍を打ち砕け!
 沖縄戦でこの世の地獄に突き落とされ、戦後米軍占領下の苦難の歴史を背負う沖縄人民は「沖縄施政権返還」から四十六年目の「怒りの5・15」を迎える。労働者・学生・人民は、辺野古新基地建設の強行、核安保同盟の強化に突き進む米・日両権力者にたいする怒りに燃えて起ちあがれ! 5・11―13沖縄平和行進・県民大会に全国から結集しよう! 沖縄から全国に<反戦・反基地・反安保>の闘いの雄叫びを轟かせよう! もって疑獄まみれでガタガタの安倍政権打倒へ進撃しようではないか!

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NTT

「健康経営」の名による「福利厚生制度」改悪を粉砕せよ

 NTT労組中央本部は昨年の十二月十四日に、NTTグループ経営陣が提案(十月三日)した「NTTグループ福利厚生の見直し」について、「長期支援項目(カフェテリアポイントの見直し、住宅関連施策等)」を除いた「基本項目」を、主要八社と労使決着した。本部労働貴族は、これは正社員だけではなく有期雇用・六十歳超契約社員を含め「すべての雇用形態における組合員・社員の処遇の底上げにつながるもの」と評価し会社提案を全面的に受け入れた。
 NTTグループ経営陣は、現行の「カフェテリアプラン」方式(福利厚生のメニューのうち自分の受けたい種別を自分のポイントの範囲内で選択する。二〇〇二年導入)による福利厚生の大半を縮小・廃止し、「新たな福利厚生パッケージ」という超低コストのものに置きかえ、大幅な経費削減を目論んでいるのだ。経営陣は、「健康経営」の名のもとに、社内福利厚生の考え方そのものを、生産性向上にとって有効であるか否かを基準にするものへと転換し、福利厚生制度の内容を抜本的に改編したのである。

以下見出し

名ばかり福利厚生≠フ新メニュー

「働き方改革」に連動し提唱

政府・経団連が主導し号令

「非正規の底上げ」と称して会社提案を丸飲みした本部

生産性向上への駆り立てを許すな!

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電機春闘の低額妥結弾劾!

生産性向上のための春討≠ヨの歪曲を許すな

以下見出し

1 低額回答を即受け入れた大手企業労組の労働貴族

2 「環境整備」と称して資本家の「働き方改革」に呼応
 「長時間労働の是正」のデタラメ
 優秀な§J働力確保のためのみの労働諸条件「改善」

3 「人への投資」の名で生産性向上に全面的奉仕

4 ほころびをあらわにした電機統一闘争

 今一八春闘は、その交渉過程およびその結果である回答の受け入れという全過程において、「人への投資」と「働き方改革」を標榜して労使一体となった生産性向上のための諸方策を論議する場へと変質させられている。われわれは電機連合指導部・単組指導部による超低額回答の即時受け入れを断固弾劾する。労組指導部による集約方針を下からつくりかえるために奮闘しようではないか。「一五〇〇円」の天井をかぶせられたことに抗して、中小企業で働く労働者は、労組指導部による歪曲をのりこえ、大幅一律賃上げを獲得するために団結して断固たたかいぬこうではないか。電機労働運動を戦闘的に再生していこう。

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 4・14国会前
「今こそ安倍政権を打ち倒せ!」
五万の人民が怒りの決起
闘う学生が労働者と連帯し奮闘 
 早稲田大学・国学院大学など首都圏のたたかう学生たちは、四月十四日の国会前大行動(主催・総がかり行動実行委員会など三団体)に敢然と決起した。
 加計学園・獣医学部の新設を「首相案件だ」と語った首相秘書官の発言記録が暴露され、嘘と居直りを重ねて延命をはかる安倍ネオ・ファシスト政権への労働者・人民の怒りが決定的に高まるなか、この日、国会前には、自治労・日教組など「平和フォーラム」加盟の諸労組や「全労連」傘下の諸労組と市民諸団体など五万人を超す労働者・学生・市民が結集し、安倍政権にたいする怒りの声をあげた。わが革命的・戦闘的労働者たちの職場深部からの奮闘により、大勢の組合員が結集したのだ。
 この大結集を背景に、怒りに燃える労働者・人民は、国家権力の敷いた鉄柵の規制線を打ち破り路上にあふれでた。たたかう学生たちは「安倍政権打倒!」を高だかと掲げ、万余の労働者・人民の最先頭で国会正門前の車道を占拠しつつ、日共など既成指導部の「民主主義守れ」運動をのりこえるかたちにおいて、闘いの戦闘的高揚のために果敢にたたかいぬいたのだ。
結集した5万余の労働者・人民は安倍政権にたいする怒りを爆発させ国会正門前道路を占拠。闘う学生はその最先頭で闘う
(4月14日)
日本型ネオ・ファシズムの巨悪を弾劾! 国会を包囲
(4月14日)
続々と結集する労働者・市民がたたかう学生の呼びかけに呼応
(4月14日)
  
 4・13那覇
疑獄まみれの安倍政権を倒せ!
労・学・市民が怒りのデモ 
 四月十三日、「9条改憲NO! 森友・加計問題徹底究明! 辺野古新基地建設NO! 安倍政権の退陣を求める沖縄ACTION」(同実行委員会主催)が那覇市の県民ひろばで開催された。国会前をはじめとする全国各地の闘いに連帯して開催されたこの集会には、断崖絶壁にまで追いつめた安倍政権を今こそ打ち倒すぞという決意にみなぎった労働者・学生・市民二〇〇名余が結集し雄叫びをあげた。
「ネオ・ファシスト安倍政権打倒!」たたかう学生が奮闘
(4月13日、那覇市・県民広場)
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 わが同盟が安倍打倒の檄
米英仏によるシリア空爆も弾劾
4・14金沢 
 四月十四日、わが同盟は、金沢市において、革命的左翼を先頭にした国会前での闘いと連帯し、「加計・森友疑獄のもみ消しを許すな!」「安倍政権を打ち倒せ!」と呼びかける街頭情宣を展開した。
わが同盟の情宣に圧倒的共感
(4月14日、金沢市・武蔵が辻)
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