第2519号(2018年5月21日)の内容

<1面>
改憲阻止! 安倍政権打倒!
 5・3憲法集会(東京・有明)
 六万人民にわが同盟が「日米核安保同盟強化反対!」の檄
<3面>
全国の改憲反対集会で奮闘
 5・3 大阪札幌金沢
<2面>
「米英仏によるシリア空爆弾劾!」
 在沖米総領事館に緊急抗議 4・14 県学連
2000人が安倍政権打倒の拳 4・14 大阪
自民党道連に怒りの声 4・19 札幌
金大生が香林坊で情宣 4・23 金沢
<5面>
エスカレートする陸自・米軍の戦闘訓練
<4面>
印刷労連諸労組の超低額妥結を弾劾し闘おう!
<6面>
Topics 安倍政権の悪辣な社会保障改悪策
各地のメーデーにわが同盟の檄
 4・27沖縄/4・28福岡/5・1石川
<7面>
 神戸製鋼・三菱マテリアル
検査データ偽造の深層
<8面>
万華鏡2018――情勢の断層を読む
◆予言者 怒る
◆ヒゲダルマ 激怒
◆サバンナからの便り
◆スマートセル
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉

 「解放」最新号






































  


改憲阻止! 安倍政権打倒!

5・3憲法集会(東京・有明)
六万人民にわが同盟が「日米核安保同盟強化反対!」の檄

闘う学生が労働者・市民と連帯し集会に戦闘的息吹
(5・3、有明・防災公園)
〈反ファシズム〉の声高くデモする首都圏の学生
(5・3、有明)

 五月三日、「5・3憲法集会」に東京・有明の臨海広域防災公園を埋め尽くす六万人の労働者・学生・市民が結集した。
 「森友・加計疑獄」を弾劾するわが同盟を先頭とする労働者・人民の闘いによって断崖絶壁に追いこまれている安倍は、まさにそれゆえに政権の延命を賭けて、何がなんでもおのれの手で改憲をなしとげるという野望を剥き出しにしている。この日、安倍政権への怒りに燃えて結集した労働者・学生・人民にたいして、わが同盟は、NSC専制というべき強権的な支配体制を敷いて反対運動を力ずくで弾圧しながら反人民的悪行に手を染めてきた安倍政権のネオ・ファシズム政権としての本質を暴きだした。そして、安倍政権の改憲攻撃を粉砕する力は、労働者階級の団結にあることを明らかにし、安倍政権を労働者階級の実力で打倒すべきことを訴えてたたかいぬいた。
 日共をはじめとする既成反対運動指導部は、「三〇〇〇万人署名を集めきろう」「市民と野党の共闘を」などと叫びたてた。一切の闘いを政府・与党との院内かけひきにうつつをぬかす野党の尻押しへとおし歪め、来年の参議院選挙にむけた政策宣伝にこの日の集会を解消しようとしたのだ。しかも彼らは、「朝鮮半島での歴史的な平和の激動」を「歓迎する」(日共委員長・志位)などと称して、世界人民を核戦争の危機にさらしつづけてきたトランプや金正恩らの国家権力者どもが、「平和の使徒」ぶりを競いあってくりひろげている権力者的なかけひきによって朝鮮半島に平和≠ェもたらされるかのような幻想をあおりたてた。

 わが同盟は、このような既成指導部の腐敗を弾劾し、改憲とアメリカの対北朝鮮軍事攻撃への日本の参戦にむけた軍備増強に突進する安倍政権を打倒する闘いに総決起せよ、「日米核安保反対・反ファシズム」の旗のもと起ちあがれ、と結集した労働者・人民に熱烈に呼びかけた。そして、早稲田大学、国学院大学などの首都圏学生ネットの学生たちは、集会場のど真ん中で「改憲阻止! 安倍政権打倒!」のスローガンを高く掲げて労働者・人民に檄を飛ばした。職場深部で反戦・改憲阻止の闘いをつくりだし、仲間の労働者とともに集会に結集している革命的・戦闘的労働者と固く連帯して、たたかう学生たちは奮闘したのだ。

以下見出し

5・15沖縄県民大会――3500名の先頭で全学連が奮闘
(5月13日、宜野湾海浜公園)

闘いを議会主義的に歪曲する日共・志位に怒り

闘う学生が米―朝・中の瞞着の反労働者性を暴露し奮闘

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エスカレートする陸自・米軍の戦闘訓練


 安倍政権・防衛省は、三月二十七日、全国五方面隊を一元的に指揮し・米軍との調整を専門的に担う陸上自衛隊の統一司令部「陸上総隊」を新設するとともに、「島嶼作戦」の専門部隊「水陸機動団」を新編した。それだけではない。これに合わせて、全国計十五の師団・旅団の半数を各方面隊の枠を超えて機動的に運用する「機動師団・旅団」に順次改編する部隊再編も開始した〔その皮切りとして、西部方面隊第八師団(北熊本)を「機動師団」に、中部方面隊第十四旅団(善通寺)を「機動旅団」に改編した〕。
 まさに「創隊以来の大改革」といわれるこの陸自組織の大再編は、安倍政権がNSC(国家安全保障会議)の指令一下、トランプのアメリカが強行する侵略戦争に日本国軍を即応的に投入しうる体制を強化するものにほかならない。
 この安倍政権のたくらみは、現に陸自と米海兵隊・米陸軍が一体化するかたちで強行されている日米共同演習にはっきりと示されている。
 日米の侵略戦争同盟の飛躍的な強化と憲法第九条の大改悪を阻止する闘いを前進させるための一助として、ここでは、昨夏いこう強行された日米共同の戦闘演習の実態をみていく。

以下、見出し

「離島奪還」の名による強襲上陸演習

米軍ストライカー部隊と一体化した地上戦訓練

日米共同演習「ノーザン・ヴァイパー」を許すな!
「水陸機動団」による浜大樹上陸演習を阻止せよ!

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印刷労連諸労組の超低額妥結を弾劾し闘おう!


 「連合」傘下・印刷労連の一八春闘は、最大手の凸版印刷経営陣が「年俸改訂〔定昇〕制度維持+ベースアップ一五〇〇円」を回答したのをはじめとして、大手・中堅ともに多くの資本家が全体として昨年とほぼ「同水準」の回答をおこない、これを諸単組指導部が受け入れて妥結した(なお数社では未回答または交渉が継続中である)。
 印刷資本家どもは、「印刷業界は先行きが不透明で業績も伸びていない。安易に賃上げをすれば経営に大きなインパクトを与える」とうそぶき、印刷労連指導部は、この回答を「業績低迷の中での最大限の回答」と賞賛してみせた。
 こうして印刷労連一八春闘は、印刷資本家とこれに呼応する労働貴族どもによって、「企業業績の成長」のために賃金を抑えこみつつ・いかに生産性を向上させるかを課題とする労使協議の場へと収斂させられたのだ。

「五年連続のベースアップ」の欺瞞

生産性向上のための「働き方改革」推進を労使で確認

「二〇一八年問題」で雇い止め・名ばかり「無期転換」

中小企業労働者・非正規雇用労働者の先頭で闘おう

 印刷労連指導部は、「印刷業界は先行きが不透明で業績も伸びていない」という印刷資本家どもの危機感を共有したうえで、「日本経済の好循環と企業の成長を確実なものにしよう!」をメインスローガンにしつつ、「賃上げ」「一時金」「労働諸条件改善」を三本柱とする「総合的労働条件改善の取り組み」として春闘をたたかうという方針をうちだしてきた。この方針のもとに各単組の労働貴族どもは、今春闘において、少子高齢化・人口減少による労働力不足のもとで「社会・経済を成長させるためには、多様な『人材』の活躍が不可欠」であると唱え、「『人材』の活躍により生産性を向上させ、それに見合った処遇の確保ができなければ、魅力のない産業・会社となってしまう」と、資本家どもにたいして「処遇改善」をお願いしてきた。それとともに各社で「働き方」にかんする論議をおこなうために労使での検討委員会を設けることを資本家に申し入れた。まさにそうすることによって印刷労連労働貴族は、「業績の先行き不透明」をふりかざした資本家どもの徹底した賃金抑制に屈従し、今春闘を「生産性向上」をめぐる労使協議=春討≠ヨと完全に変質させたのである。
 他方、「全労連」傘下の全印総連に加盟する中小企業諸労組の共産党系指導部は、「社会的賃金闘争」と称して、春闘を「全国一律最低賃金制の実現」や「公契約条例の施行」などを政府や自治体当局に要求する運動にすりかえ歪曲してきた。
 印刷労連や全印総連の指導部によるこうした春闘の歪曲に抗し、大手諸労組による超低額の妥結という困難な事態を打ち破るために、中小零細印刷企業で働く労働者は、今なお賃金闘争を断固たたかいぬいている。
 すべてのたたかう労働者は、既成労組指導部による闘争歪曲をのりこえ、春闘勝利に向けてさらに粘り強くたたかおう。中小企業労働者の賃上げ獲得のために、単価切り下げ強制などの大企業による中小企業の収奪に反対してたたかおう。同時に、資本家によって過酷な労働条件と低賃金を強制され徹底的に搾りとられている非正規雇用労働者の賃金の大幅引き上げと待遇の抜本的改善のためにたたかおう。資本家による正社員と非正規労働者の分断と差別を打ち破り、すべての労働者は雇用形態の違いを超えて団結し、大幅一律賃上げ獲得・賃金格差の拡大反対を掲げてたたかおう! いっさいの首切り・雇い止めを許すな!「働き方改革」の名による「労働生産性向上」の強制をはね返そう!

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神戸製鋼・三菱マテリアル
品質検査データ偽造の深層

 製造業諸独占体の品質データ改ざんが昨年来あいついで発覚している。日産自動車、スバル、神戸製鋼所、三菱マテリアル、東レ、宇部興産……。
 こんにち製造業諸独占体の経営陣は、リストラクチュアリングとこれにともなう猛烈な人員削減を強行してきている。彼らは「コスト削減」をかまびすしく叫びたてながら、日本国内における製造設備の更新投資や安全対策・検査部門への投資は極力抑制するとともに、製造現場からは高い技術性や技能を身につけたベテラン労働者を駆逐してきた。こうした独占資本家どもの所業の集約的あらわれこそがあいつぐ品質検査データの偽造なのである。製造業諸独占体の経営陣は、たび重なる大リストラによる生産技術基盤の劣化と、これにもとづく製品の技術性の劣化・低下を隠蔽するために、データ偽造を常態化していたのである。本稿では神戸製鋼所と三菱マテリアルに絞って、このデータ偽造問題の深層をえぐりだしていきたい。

(以下、見出し)

「不正」の責任逃れに汲々

「トクサイ」「丸目処理」――工程にビルトインされた手口

検査工程の軽視・無視

リストラによる生産基盤の劣化

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全国の改憲反対集会で奮闘
 5・3 大阪/金沢/札幌
大阪 労・学・市民二万が結集
結集した2万人民のなかで大横断幕を掲げ奮闘する闘う学生
(5月3日、大阪市扇町公園)
大阪の中心街・梅田を旗高くデモ行進
(5月3日)
  
金沢 金沢生 労働者と連帯しデモ
香林坊をデモ行進する金大生
(5・3、金沢)
  
札幌 「安倍政権倒せ」の声轟く
「改憲阻止!」横断幕を掲げデモ隊を鼓舞し奮闘する北大生
(5・3、札幌)
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4・14 「おおさか総がかり集会」
二千人が安倍政権打倒の拳

 
神戸大生・奈良女大生が労働者・人民と共に御堂筋をデモ
(4月14日、大阪市)
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4・14県学連 「米英仏によるシリア空爆弾劾!」
在沖米総領事館に緊急抗議 
米総領事館に怒りのシュプレヒコールを叩きつける県学連
(4月14日、浦添市)
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4・19 北海道「総がかり行動」
自民党道連に怒りの声 
自民党道連前で「安倍政権打倒」の雄叫び
(4月19日、札幌市
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4・23 金沢
金大生が香林坊で情宣 
行きかう人やバスを待つ人に熱く呼びかける金大生
(4・23、金沢市・香林坊)
金大キャンパスで闘う学生の訴えに共感広がる
(4・19)
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