第2529号(2018年7月30日)の内容

<1面>
辺野古土砂投入を阻止せよ!
 <全米軍基地撤去・安保破棄>をめざして闘おう!
<4〜5面>
トランプが仕掛けた中国主敵の〈貿易戦争〉
原油高とシェールオイル増産の限界露呈に焦るトランプ
<2面>
航空自衛隊三沢基地へのF35A実戦配備を許すな
<6面>
JP労組第11回全国大会
 本部による18春闘妥結・協約改定の承認強行を弾劾せよ
 郵政労働運動の戦闘的再生を
<7面>
Topics 中教審「中間まとめ」美化論への批判封じこめに狂奔する日共
総裁選に向けた権力抗争に軋む自民党 <下>
<8面>
シリア内戦の新展開
 反政府武装勢力の拠点=南部を制圧したアサド政権
 ◎習近平政権の新たな中東政策
<3面>
万華鏡――情勢の断層を読む
 ◆ロシア版やらずぶったくり
 ◆プラごみのゆくえ
大阪北部地震―露わになった「維新」府・市当局の犯罪
 「解放」最新号





























  


辺野古土砂投入を阻止せよ!

<全米軍基地撤去・安保破棄>をめざして闘おう!

7・19 国会前 「安倍政権打倒!」
8500労働者・人民と共に闘う学生が決起
「辺野古埋め立て阻止!」労・学・市民2000が決起。
闘う学生が先頭で奮闘(7・7、シュワブ・ゲート前)
 新基地建設の遅れに苛立つトランプ政権から強圧を受けている安倍政権は、八月十七日から辺野古崎南側の海域に土砂を投入し、本格的な埋め立てを開始しようとしている。この安倍政権による辺野古埋め立て・土砂投入を絶対に阻止せよ!
 「朝鮮半島の非核化」をめぐる米・朝の瞞着的な交渉の背後で、米・中の政治的・軍事的な角逐が激化している。そのもとで、日本列島・とりわけ沖縄において米軍演習や日米共同訓練が激烈に展開されている。そして米・日両政府は、対中国・対北朝鮮の最前線基地として辺野古新基地を建設するために、工事を急ピッチでおしすすめているのだ。
 われわれは「平和の流れ」幻想にまどろむ既成指導部を弾劾し、辺野古新基地の建設を阻止する闘いの大爆発をかちとるのでなければならない。辺野古への土砂投入を絶対に阻止せよ! 8・11沖縄県民大会を<基地撤去・安保破棄>の旗高く戦闘的に高揚させよう! シュワブ・ゲート前大行動に総決起し、<反安保>の怒りのスクラムでゲートを断固封鎖せよ! 日本全国で反戦・反基地・反安保の奔流を創造せよ!

以下見出し

米軍新基地建設・本格的埋め立て工事に突き進む安倍政権

東アジアにおける米―中・露の軍事的角逐の激化
 
南西諸島への日本国軍ミサイル部隊配備の策動

「平和の流れ」幻想を煽る日共を弾劾し闘おう

日米核安保同盟強化反対!
憲法改悪阻止!


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トランプが仕掛けた中国主敵の<貿易戦争>

 十一月に迫った中間選挙にむけてアピールすべき成果≠つくりだすことに血まなこになっているアメリカ帝国主義トランプ政権はいま、アメリカ国内では排外主義をむきだしにして不法移民≠フ締め出しを無慈悲に強行するとともに、対外的には「対米貿易不均衡の是正」を一方的に中国をはじめとする各国権力者に迫り、中国を主敵とする<貿易戦争>を一挙にエスカレートさせている。
 三月から通商拡大法二三二条にもとづく「安全保障上の脅威」を楯にした関税上乗せ(鉄鋼に二五%、アルミニウムに一〇%)の制裁措置を発動し、中国やEU諸国・カナダ・メキシコなどから次々と報復関税の反撃を喰らってきているこの政権は、七月六日には、中国の「知的財産権の侵害」にたいする通商法三〇一条による制裁と称して、産業用ロボットや情報通信機器などハイテク分野を中心にした中国製品八一八品目・三四〇億ドル分への二五%の追加関税を発動し、中国を標的とした大々的な<貿易戦争>にうってでた。中国の「製造強国」への飛躍をめざして習近平政権がいま総力をあげて育成をはかっているハイテク産業を狙い撃ちにしたトランプ政権のこの制裁関税の強行にたいして、習近平政権は直ちに同額規模の報復関税を発動し、ハイテク産業育成政策にかんしては一歩も引かない構えをしめしている。
 GDP規模が世界一のアメリカと第二位の中国との「貿易不均衡の是正」をめぐる関税引き上げの応酬は、世界貿易の縮小・サプライチェーンの寸断による生産停止や特定商品価格の急騰や急落をもたらしはじめているだけではない。米中のこの激突は、いまや明らかに同時に、AI開発・活用など次世代の高度先端技術の覇権≠めぐる争いとしてくりひろげられている。しかもこの高度先端技術の覇権¢いはAI兵器などの軍事技術開発競争と直結してなされているのである。
 中国をロシアとともにアメリカの「一超」世界支配を脅かす「現状変更勢力」と烙印し、「使える核兵器」の開発・配備を柱とする対中・対露の核戦力増強を基礎にして「偉大なアメリカの復興」を思い描くトランプのアメリカと、建国一〇〇年(二〇四九年)までにアメリカを凌ぐ「社会主義現代化強国」を建設することをめざして政治的・軍事的にも経済的にも対米挑戦をくりひろげている習近平の中国との根本的対立に根ざしているこの<米・中貿易戦争>は、まさしくこのゆえに泥沼化の様相を呈し、政治的・軍事的緊張を高めると同時に世界的な金融・経済危機をたぐりよせつつあるといわなければならない。

(以下、見出し)

A 関税引き上げの応酬

B 次世代技術開発の主導権をかけた<トランプの貿易戦争>

 中間選挙にむけた白人労働者層の支持固め

 「不公正取引是正」の名による二国間交渉の強要

 中国の「製造強国」化政策をおし潰すための強硬策

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JP労組第11回全国大会

本部による18春闘妥結・協約改定の承認強行を弾劾せよ

郵政労働運動の戦闘的再生をかちとろう


 六月十三日から十四日にかけて、JP労組第十一回定期全国大会が、香川県高松市のサンポートホール高松で開催された。今大会においてJP労組本部は、郵政経営陣の三年連続のベアゼロ回答や一般職の住居手当廃止をはじめとする手当・休暇の削減・剥奪を受け入れた一八春闘妥結の承認とそれにともなう協約改訂を大会議案で提案した。
 わが同盟に指導された革命的・戦闘的労働者は、本部提案の不承認をかちとるための闘いを全国の職場から広範に創りだしてきた。わが同盟の情宣隊は、大会初日にイラスト入りの郵政労働者委員会のビラを大会参加者にくまなく配布し、大会を戦闘的に塗り替えるために奮闘した。われわれに鼓舞・激励された全国の郵政労働者の一八春闘妥結弾劾の声は、こうして大きなうねりとなったのだ。大会では、本部のなりふりかまわない官僚統制にもかかわらず、労働貴族どもの思惑を超えて全国の組合員の怒りの声が噴出し、本部議案に約二割(九十二票)の反対票が突きつけられたのだ。
 すべての郵政労働者のみなさん! 昨年の大会で「新たな運動の創造」方針を決定した本部は、郵政事業に全面奉仕する道を突進している。一八春闘裏切り妥結はその序章であり、一九春闘ではこれをはるかに凌ぐ賃金引き下げ・労働条件の売り渡しを強行しようとしている。また、新「中期経営計画」にもとづく経営陣のリストラ・合理化の道を積極的に掃き清めようとしているのだ。会社経営陣に忠誠を誓いJP労組運動を歪曲する本部を許さず、郵政労働運動の戦闘的再生をかちとろう! 職場・生産点から一九春闘勝利と合理化反対の闘いを創造しよう!

(以下、見出し)

「郵政事業発展」への全面奉仕を誓った委員長・増田

春闘妥結にたいする組合員の怒りの噴出と本部の居直り

リストラ・合理化攻撃に全面協力する本部に怒りの声

郵政労働運動の戦闘的再生めざす闘う労働者の奮闘

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シリア内戦の新展開

反政府武装勢力の拠点=南部を制圧したアサド政権

A ロシア・イランに支えられたアサド政権の軍事攻勢

B 中東における政治的威信確立に突進するプーチン

C シオニスト国家防衛≠ノ狂奔するトランプ政権


米・露両権力者の軍事介入を許すな
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