第2532-2533合併号(2018年8月27日)の内容

<1面>
辺野古新基地建設を阻止せよ
 8・11 沖縄県民大会に七万労働者・人民が怒りに燃えて決起
<4〜5面>
郵政集配部門の一大合理化攻撃を打ち砕け
<6面>
新名神高速道路の工事現場で相次ぐ死亡事故
Topics 日共の票田開拓に狂奔する「全労連」党中央盲従指導部
<8面>
辺野古現地闘争が大高揚
 労学が基地ゲートを実力封鎖 8・6〜10
カヌー隊が工事海域に突入 8・4
全学連関西共闘 自民党に抗議 8・4大阪
<2面>
東京に「土砂投入阻止」の声
 8・11「沖縄県民大会に呼応する大行動」で首都圏の闘う学生が奮闘
〈お知らせ〉
あかね図書販売が「KK書房」に社名変更

<3面>
8・5国際反戦沖縄集会(那覇)
辺野古闘争の高揚へ拠点築く

8・5国際反戦九州集会(福岡)
反戦闘争の国際的創造を決意

<7面>
第56回国際反戦集会
海外からのメッセージA
 イギリス・レボリューショナリー・マルクシスツ/ギリシャ労働者革命党(EEK)/革命的労働者党(DIP)〔トルコ〕
 「解放」最新号


































  


辺野古新基地建設を阻止せよ

8・11 沖縄県民大会に七万労働者・人民が怒りに燃えて決起

安倍政権への怒りをこめ7万人の労働者人民が「辺野古新基地NO!」のプラカード
(8月11日、那覇市)
8・17「陸と海と力を合わせて闘おう!」ゲート前座り込み部隊とカヌーチームが合流
(辺野古浜)詳報次号
 八月十一日に「土砂投入を許さない! 辺野古新基地建設断念を求める8・11沖縄県民大会」(「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」主催)が、那覇市の奥武山陸上競技場において開催された。米・日両権力者による辺野古新基地建設を阻止するために、七万人の労働者・学生・市民が台風の接近で強まる風雨をものともせずに結集した。
 安倍政権・沖縄防衛局が八月十七日から辺野古沿岸への土砂投入を開始することを通告したことにたいして、労働者・学生・市民は辺野古現地のゲート前で、海上で、工事を阻止するために連日、全力でたたかいぬいている。この攻防のさなかに「埋め立て承認」の「撤回」を表明した翁長沖縄県知事が急逝した(八月八日)。その訃報に接した安倍政権の官房長官・菅は、「辺野古が唯一の解決策であることになんら変わりはない」などとほざいた。あくまでも反対運動をおしつぶし辺野古新基地建設に突き進む意志を、この男は居丈高に表明したのだ。この安倍政権にたいして、いまや沖縄の労働者・人民は、ますます怒りを燃やし、辺野古新基地建設を絶対に阻止する決意を固めているのだ。
 わが同盟と革命的・戦闘的な労働者・学生は、日共指導部による「反安保」の放棄と県知事選挙への闘いの収れんを許さず、辺野古沿岸への土砂投入・本格埋め立てを阻止する闘いの高揚を切り拓くために、県民大会において<反戦・反安保>の方向性を鮮明にさし示したたかいぬいた。
 また沖縄県民大会に呼応して同日に、福岡、大阪、名古屋、東京、札幌など全国各地で集会・デモ行進が開催され、多くの労働者・学生・市民が「辺野古新基地は造らせない」と起ちあがった。わが同盟と革命的・戦闘的な労働者・学生は労働者・人民の先頭に立ち、<反安保>の旗高く闘いの戦闘的高揚のために奮闘したのだ。

「全基地撤去・安保破棄!」
わが同盟が革命的檄

「安倍政権の土砂投入を許さない!」労・学・市民が決意

県学連・全学連派遣団の訴えに圧倒的な共感

辺野古埋立て阻止! 日米核安保同盟の強化反対!

 この県民大会においてわが同盟は、七万労働者・人民に、トランプ政権に付き従って辺野古新基地建設を強行し日米核安保同盟の強化に狂奔する安倍政権にたいする怒りを燃えあがらせよ、辺野古新基地建設阻止闘争を<反戦・反安保>の闘いとしてたたかおう、と熱烈に訴えた。日共・不破=志位指導部は、「翁長知事の遺志を受け継ぎ、新基地建設を許さない建白書の立場でがんばる新知事を誕生させることが私たちの責務」(日共書記局長・小池)などと、もっぱら県知事選の選挙運動に闘いを収れんさせようとしている。彼らは「オール沖縄の結束を強める」と称して「保守層との共同」を自己目的化し、そのために「反安保」を投げ捨てている。そして日共系活動家を選挙運動にかりたて、辺野古現地闘争をサボタージュさせているのだ。
 われわれは県民大会において、日共指導部による「反安保」の放棄と選挙カンパニアへの闘いの歪曲をのりこえ、日米核安保同盟の対中・対露攻守同盟としての強化とその要としての辺野古新基地建設を阻止する<反戦・反安保>の方向性を鮮明にしてたたかいぬいた。そして安倍政権による辺野古沿岸への土砂投入・本格的埋め立てを労働者・人民の実力で阻止する闘いへの決起を呼びかけて奮闘したのだ。

 こんにち安倍政権は、八月十七日に予定していた辺野古沿岸部への土砂投入の開始を、「台風接近などによる作業の遅れ」を理由に延期した。県知事選挙を前にして沖縄の労働者・人民の怒りをさらにかきたてることを回避するために、安倍政権は、当面の土砂投入を先送りするという策を弄したのだ。いつでも土砂投入=本格的な埋め立て工事を強行できるように準備を進めながら。いまこそ労働者・学生・人民は、辺野古新基地建設阻止闘争の大爆発をもって、安倍政権の策略を打ち砕くのでなければならない。
 8・11県民大会の高揚をかちとったわが沖縄のたたかう労働者・学生は、辺野古沿岸部への土砂投入を阻止し、米・日両政府による辺野古新基地建設を粉砕するために、<反安保>の旗高く断固たたかいぬいている。
 全国の労働者・学生諸君! いまこそ辺野古新基地建設阻止の闘いを全国でまきおこそう! 日本列島全土が対中(対露)の最前線出撃基地とされようとしている今こそ、日米核安保同盟強化に反対する闘いの大高揚をかちとろう! 米―中・露の核戦力増強競争反対! 辺野古新基地建設に突進するとともに日本国軍の飛躍的強化と憲法改悪に突き進む安倍ネオ・ファシスト政権の打倒をめざして突き進め!
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郵政集配部門の一大合理化攻撃を打ち砕け!

 郵政・長門経営陣は、「集配体制の見直し」と称して集配業務全体(郵便・荷物の配達、集荷・取集、営業)を改編する一大合理化攻撃を郵政労働者の頭上にうちおろしている。この攻撃は、これまで昼休みの休憩をまたいで午前と午後とに二回に分けて配達していた通常郵便物の配達を午後から連続して一回(四時間以上)でおこなえとか、ゆうパックの配達をも通常配達に組み合わせろ、在宅率の高い夕方・夜間の配達を強化するために通常配達に夜勤勤務を導入せよとかと、郵政労働者に過酷な労働強化を強い生命と生活・骨身までも削る悪辣なものだ。そればかりでなく、郵便・ゆうパックの利用者にとっては、料金値上げのうえに、配達時間が遅くなり、集荷が打ち切られるなどの利便性の低下を強いるものだ。
 だがしかし、JP労組本部はこの一大合理化攻撃にたいして、「地域事情にあった様々なバリエーションを示せ」などと、施策のスムーズな実施を要求し労使協議に明け暮れている。ふざけるな!
 すべての郵政労働者のみなさん! われわれたたかう郵政労働者は郵便事業の歴史を画するこの集配合理化を、絶対に許してはならない。JP労組本部による「画一的でなく地域事情に適合した見直し」要求を弾劾し、職場生産点から集配部門の一大合理化に反対する闘いを創造していくのでなければならない。

以下、見出し

〔T〕 郵便・ゆうパック・集荷の三部門業務体制を抜本的に再編

 (1)集配業務全体の改編

 (2)郵便・物流構造激変への経営陣の対応策


〔U〕 労働組織の再編に力点をおいた集配業務改編

 (1)「ムダなネットワークの解消」を叫ぶ経営陣

 (2)通常配達時間の繰り下げと道順組み立て作業の担務化

 (3)集荷サービス切り捨てによる「要員確保」の欺瞞性

 (4)「班長」を主軸にした労務管理の飛躍的強化

 (5)労働組織の技術性の高度化


〔V〕 集配・郵便労働者への極限的労働強化の強要

 (1)「多能工化」の強制

 (2)「通配日勤」「通配夜勤」の労働強化

 (3)郵便内務労働者の一挙的労働強化


〔W〕 「施策の実効性」を求め合理化に全面協力するJP労組本部

〔X〕 職場から集配合理化反対の闘いを創造しよう!

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「土砂投入を絶対に阻止するぞ!」

労学が基地ゲートを実力封鎖  

8・6〜10辺野古座り込み闘争


埋め立てを阻止するために基地ゲートを封鎖する労・学・市民
(8月6日、辺野古)
キャンプ・シュワブ第1ゲートを封鎖し闘う学生
(8月10日)
 安倍政権が八月十七日にも踏みきろうとしていた辺野古の海への土砂投入を断固として阻止するために、八月六日から十日にかけてキャンプ・シュワブの工事用ゲートを座り込みで封鎖する「連続集中行動」(主催:オール沖縄会議)がおこなわれた。
 「埋め立て工事を実力で阻止するぞ!」固い決意に燃えた三〇〇人を超える労働者・学生・市民が、埋め立て用の土砂搬入を実力で阻止するために、連日早朝から、工事用ゲート前と、海上からの土砂搬出の拠点となった本部港塩川地区に結集し、座り込み闘争を果敢にくりひろげた。
 琉球大と沖縄国際大のたたかう学生たちは、怒れる労働者・市民とともにその最先頭で五日間にわたる激闘を<日米核安保反対>の旗幟鮮明にたたかいぬいた。そして革命的・戦闘的労働者たちは、労組ダラ幹の規制・統制をはね返し、職場深部からのねばり強いとりくみを基礎として労組を主体とした闘いを創意工夫しつつ創造しゲート前座り込み闘争の戦闘的な高揚のために奮闘したのだ。
 この連続行動がたたかわれているさなかの八月八日、「承認撤回」の手続きに踏みきった沖縄県知事・翁長が急逝した。知事の死去にたいして官房長官・菅は「辺野古が唯一の解決策に変わりはない」などと傲然と言い放った。トランプ政権の意をうけてごうごうたる反対の声を踏みにじり辺野古新基地建設に狂奔する安倍政権への怒りが全県から巻き起こっている。座り込み闘争をたたかう労働者・市民からは「知事を殺したのは安倍政権だ」と怒りの声が次々にあがった。たたかう学生たちは、「いまこそ<反安保>の怒りの炎で安倍政権を打倒しよう!」と熱烈に呼びかけゲート前での実力阻止闘争の戦闘的な高揚のために奮闘した。
 まさにこの労働者・学生・市民の団結固いスクラムによって、この期間、安倍政権・防衛局による資材搬入を完全に阻止したのだ。
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「KK書房」が発足

 「あかね図書販売」が社名を変更

 黒田寛一『組織現実論の開拓』シリーズ全五巻や『あかね文庫』などを出版してきた「あかね図書販売」が、このたび社名(商号)を変更しました。
 新しい社名は「KK書房」です。「KK」とはもちろん、今は亡き同志黒田寛一の広く知れ渡った愛称です。
 「あかね図書販売」代表取締役の佐々木敏昭氏より解放社に送られてきた「社名変更についてのご挨拶」を紹介します。佐々木氏によるとこの「ご挨拶」は、全国の書店や取次各社に送ったとのことです。
 なお、「KK書房」のロゴマーク〔右〕も、併せて紹介します。





   社名変更についてのご挨拶

拝啓 初夏の候貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。
平素はひとかたならぬお引き立てにあずかり厚く御礼申し上げます。
さて、弊社では、かねてより社会科学書専門の出版社として激動の時代に一石を投じて参りました。
出版事業をさらに発展させるべく、別記のとおり社名を変更することになりました。皆々様に種々ご不便やご迷惑をおかけするかと存じますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。
社名変更を機に、いっそう鋭意努力をいたす所存でございます。今後とも何卒よろしくご支援ご指導を賜りますよう、ひとえにお願い申し上げます。
まずは略儀ながら書中をもちましてご挨拶申し上げます。
                                                           敬具 

 二〇一八年(平成三十年)七月吉日
  有限会社 あかね図書販売  
   代表取締役 佐々木 敏昭 

      記
新社名 有限会社 KK書房
変更日 二〇一八年(平成三十年)八月十三日

 住所、電話番号等に変更はございません
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カヌー隊が工事海域に突入 「辺野古海上大行動」 8・4
 八月四日、沖縄の労働者・学生・人民は「土砂投入を許さない8・4辺野古海上大行動」(ヘリ基地反対協主催)に起ちあがった。政府・沖縄防衛局は、八月十七日に辺野古崎沿岸部への土砂投入を強行しようとしている。「この蛮行を許せるか!」「土砂投入を阻止するぞ!」沖縄の労働者・学生・人民は怒りを燃えあがらせ決起した。
海保の弾圧をはね返し果敢にオイルフェンスを越えるカヌーチーム
(8月4日、辺野古崎)
辺野古の浜で学生が革命的檄
(8月4日)
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 「辺野古新基地建設阻止!」 
関西共闘が自民党府連に抗議
  8・4 大阪
 八月四日、全学連関西共闘会議のたたかう学生たちは、安倍政権による辺野古沖への土砂投入・本格埋め立てを阻止すべく体を張ってたたかいぬいている沖縄の労働者・学生と相固く連帯し、自民党大阪府連にたいする抗議闘争に勇躍決起した。
闘う学生が自民党大阪府連に怒りのシュプレヒコール
(8月4日、大阪市)
天王寺駅前で国際反戦集会参加を呼びかける
(8・4)
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「土砂投入阻止!」の声轟く  沖縄県民大会に呼応する大行動   
首都圏の学生が<反安保>を掲げ奮闘  
防衛省に闘う学生が怒りのシュプレヒコール  8・11東京
  八月十一日、早稲田大学、国学院大学をはじめとする首都圏のたたかう学生たちは、安倍政府・防衛省が十七日にも強行しようとしていた辺野古への土砂投入を阻止するために、防衛省前で抗議闘争に決起した。さらに学生たちは、「埋めるな! 辺野古 沖縄県民大会に呼応する8・11首都圏大行動」(実行委員会主催)の戦闘的高揚をかちとるために奮闘した。この日、沖縄では「土砂投入を許さない! 辺野古新基地建設断念を求める8・11県民大会」が開催され、七万人の労働者・人民が結集した。この県民大会を<反安保>の旗高く牽引した琉球大・沖縄国際大のたたかう学生と固く連帯するかたちで、首都圏の学生たちは東京において新基地建設阻止の闘いに連続的に起ちあがったのだ。
首都圏の闘う学生たちは沖縄県民大会と呼応し、辺野古への土砂投入を阻止するために防衛省への断固たる抗議闘争に決起した
(8月11日、東京・防衛省前)
闘う学生が池袋界隈を戦闘的にデモ
結集した労働者人民に<反安保>の方向性をさししめし奮闘
(8月11日)
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8・5国際反戦沖縄集会(那覇)
辺野古闘争の高揚へ拠点築く  
  安倍政権による辺野古崎沿岸部への土砂投入の策動にたいして、怒りに燃えた沖縄の革命的・戦闘的な労働者・学生は、八月五日、国際反戦沖縄集会を断固として実現した。労・学は、辺野古新基地建設阻止闘争を反戦・反安保闘争として大爆発させる決意をうち固めた。
反戦・反安保闘争の大爆発へ決意固める労・学
(8・5、那覇)
   
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8・5国際反戦九州集会(福岡)
反戦闘争の国際的創造を決意
 八月五日、九州のたたかう労働者・学生は、福岡市において第五十六回国際反戦九州集会を盛大に実現した。
戦乱の危機を根底からくつがえす闘志を燃やす九州の労・学
(8月5日、福岡市)
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