第2557号(2019年2月25日)の内容

<1面>
19春闘の戦闘的高揚を!
 一律大幅賃上げ獲得・改憲阻止!
 「連合」指導部の春闘破壊を許すな
<4〜5面>
2・17労働者怒りの総決起集会
 第一基調報告 19春闘を戦闘的に闘おう!
低賃金・劣悪な労働条件に苦しむ非正規教育労働者
<6面>
わが同盟の2019春闘スローガン
Topics 基幹労連が提示する「65歳定年制度」の反労働者性
公共工事現場で相次ぐ転落死 ――沖縄
<2面>
サイバー攻撃能力高度化を狙うIoT機器侵入調査を許すな
金沢大 「改憲阻止」の情宣 1・30
<3面>
ベネズエラ
アメリカ帝国主義が仕組んだ権力抗争
<7面>
空自 小牧基地
 日米統合軍の兵站拠点として強化
■「別班」の今
<8面>
万華鏡2019――情勢の断層を読む
◆統計偽装のエビデンス
◆「北斗」の野望
◆魔女狩り?!
◆瀬戸際のメイ走
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉

 「解放」最新号



































  


19春闘の戦闘的高揚を!

一律大幅賃上げ獲得・改憲阻止!

「連合」指導部の春闘破壊を許すな

「競争力強化」を独占資本家と唱和する労働貴族ども

 二月五日に経団連と「連合」はトップ会談を開催した。この会談において、「月例賃金の引き上げ」をひと言となえた「連合」会長・神津にたいして、経団連会長・中西は「多様な方法による年収ベースの賃金引き上げ」を対置してこれを一蹴した。企業が必要とする人材を確保するためには手当・ボーナスなどで処遇するが、労働者全体の賃上げなどハナから否定しているのだ。にもかかわらず両者が賃金引き上げの必要性については一致した≠ネどとおしだしているのは許し難い欺瞞にほかならない。そもそも「働きの価値に見合った水準追求」の名において「上げ幅」要求を放棄するハラをあからさまにしてきたのが「連合」の労働貴族どもだ。神津の「月例賃金引き上げへのこだわり」などという言辞は、あまりにも白々しいではないか。
 経団連は一月二十二日に「働きがい向上とイノベーション創出」と題して一九年版の『経営労働政策特別委員会報告』を発表し、今春闘における賃金決定は「様々な観点から自社の状況に見合った賃金引上げ方法について、労使で徹底した議論を行いながら検討することが基本」とブチあげた。「総額人件費管理」という名においてあくまでも賃金を抑制するとともに、「徹底した議論」と称して「競争力強化」のための労使協議にこそ力を注ぐべきだ、と労働貴族どもに突きつけたのだ。
 この独占資本家どもにたいして、「基本的な考え方では一致する」とただちに受諾する意思を示したのが「連合」指導部だ(一月二十三日発表の「『経労委報告』に対する連合見解」)。独占ブルジョアどもは、「働き手一人ひとりの……持てる能力が最大限に発揮され」なければならないとホザき、労働者に「働きがい」をもって企業発展・競争力強化のために身も心も尽くせと叫んでいる。この吸血鬼どもに、なんと「『働くことを軸とする安心社会』の実現をめざす連合の考え方と通ずる要素を含んで」いるなどとエールを送ったのが労働貴族どもなのだ。
 『経労委報告』で経団連は、「収益拡大の還元」は「賃金引き上げ」だけではなく、これと「車の両輪」としての「総合的な処遇改善」なるもので図るべきとうちだした。なんと「テレワークの導入、フレックスタイム制の実施」、さらには「社員の主体的な能力開発や自己啓発、自己研鑽の支援」までもが「処遇改善」だというのだ。労働者に、競争力強化・イノベーション創出のためにみずからすすんで技術性を高めることを強要し、これを「支援」することを恩着せがましく「処遇改善」だとホザく独占ブルジョアども。これをそのとおり≠ニばかりにうやうやしく受けとめているのが労働貴族どもだ。絶対に許すな!
 経済同友会代表幹事の小林は言った。「平成の三十年間、日本は敗北の時代だった」「半導体、太陽電池……など、最初は日本が手がけて高いシェアをとったものもいつの間にか中国や台湾、韓国などに席巻されている」「5Gに至っては、日本メーカーのシェアはごくわずか、牽引役は中国の華為技術」だ、と(『朝日新聞』一月三十日付)。また、トヨタ社長・豊田章男は「百年に一度の変革期」に「私と一緒にたたか」え、と喚いた(昨一八春闘の労使協議会)。こうした独占ブルジョアどもの危機感にみなぎった「競争力強化・イノベーション創出」の絶叫と労働者・労働組合への協力の強要を、労働貴族どもは「社会が労使に期待するもの」(「連合見解」)と全面的に受けとめている。まさに独占ブルジョアどもに「競争力強化」を全面的に唱和しているのが、「連合」指導部を牛耳る労働貴族どもなのだ。

 トヨタ労働貴族を先頭に春闘破壊に突進

 安倍政権・独占資本家どもによる貧困の強制

既成労働運動指導部の腐敗に抗して一九春闘を闘おう

 「連合」指導部の「労働の価値に見合った賃金水準追求」の反労働者性

安倍政権の憲法改悪・軍事強国化を阻止せよ!
 すべての諸君。今春闘を、憲法改悪阻止をも掲げてたたかうのでなければならない。
 ネオ・ファシスト宰相・安倍は二月十日の自民党大会において、「自衛隊員募集に都道府県の六割が拒否している」のは自衛隊を「違憲」とする憲法が悪いからだ、「憲法に自衛隊を明記し違憲論争に終止符を打つ」と叫んだ。今国会で改憲発議にこぎつける決意をあらためて表明するとともに、改憲・軍事強国化にすべての自治体を有無をいわせず協力させるという野望を傲然と披瀝したのだ。
 習近平中国がAIなどの最先端技術開発を基礎に、いまや陸・海・空のみならず宇宙やサイバー空間におよんでアメリカに急速にキャッチアップする勢いで軍事力強化に驀進している。これを、日本国家の安全保障を脅かすものとして危機感を増幅させているのが、日本帝国主義の頭目である安倍だ。まさにそのゆえに安倍政権は、南シナ海において米軍の「航行の自由作戦」に海自艦隊を実質上参加させている。米海兵隊辺野古新基地建設を強行し、イージス・アショアやF35など超高額の米国製兵器を爆買いしている。トランプのアメリカとの核軍事同盟の強化・日本の軍事強国化に躍起となっているのだ。
 だが同時に彼らは、米―中・露が激突する現代世界において、「アメリカ・ファースト」を傲然とつらぬいているトランプにつき従っているだけでは日本の国際的孤立化を招き、日本の「国益」(独占資本家階級の利益でしかないもの)を損なってしまうという危機感を抱いてもいる。米・中の経済・技術戦争のただなかで、トランプに「ファーウェイ排除」を迫られ困惑しているのが日本独占ブルジョアジーであり、その意を体した安倍政権だ。またアメリカにFTA交渉開始を強制され、日本経済の屋台骨である自動車の輸入関税までちらつかされている彼らは、ジレンマに陥っているのだ。
 まさにそうであるがゆえに安倍政権のネオ・ファシストどもは、核大国中国に対抗するために日米核軍事同盟の強化を絶対的な基礎としながらも、日本帝国主義の政治的権威を獲得することを切望している。そのために、国軍と交戦権の保持と非常大権を明記する新憲法の制定=現行憲法の破棄に突進しているのだ。<軍国ニッポン>再興を悲願とする自称「右翼の軍国主義者」=安倍の憲法改悪を、われわれは絶対に阻止するのでなければならない。
 米―中・露が激突している現代世界の危機を感じとることもなく、逆に「平和の激動」などという幻覚に取り憑かれ労働者・人民を武装解除している不破=志位の日共中央を弾劾せよ! 憲法改悪に反対する闘いを、参院選挙での自党と「野党共闘」の前進のための宣伝に解消することを許すな! まさにそれは、安倍政権の憲法改悪や軍事強国化への突進に危機感を抱いている労働者・人民を選挙での一票に貶め、彼らを組織して改憲阻止・ファシズム反対の強大な戦線を築くことを阻害し疎外する大犯罪にほかならない。日共中央の選挙宣伝への歪曲に抗し改憲阻止・軍事強国化阻止の闘いを広汎に創造しよう!
 <一律大幅賃上げ獲得! 改憲阻止!>一九春闘の戦闘的高揚をかちとろう! たたかう戦列を打ち鍛えネオ・ファシスト安倍政権打倒に突き進め!

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2・17労働者怒りの総決起集会 第一基調報告

一九春闘を戦闘的に闘おう!

 「連合」指導部の春闘破壊を許すな

 労働者怒りの総決起集会に結集されたすべての労働者のみなさん!
 二月五日に「連合」指導部と経団連は、今二〇一九春闘の幕開きとしてトップ会談≠ネるものをおこないました。そこにおいて両者は「賃上げの流れをさらに継続させていこう」などと唱和しています。ふざけるな!
 われわれ労働者の実質賃金は年々低下し、社会保障の切り捨てや消費税増税など大衆収奪が強化されています。生活はますます苦しくなっているではありませんか! こんなことは、統計データを見るまでもありません。
 と思っていたら、安倍政権が、統計データの偽造・不正に手を染めていることが暴露されました。アベノミクスの破綻をおしかくすための犯罪ではないですか。そのなかで、二〇一八年の実質賃金の伸びもプラスは一ヵ月だけで、通年では前年比でマイナスになることが突きだされています。追いつめられた安倍は、なんと「連合によると……、連合によると……」と口走っています。「連合」発表の五年連続の賃上げ、二〇一八年は二・〇七%≠フ数値にすがりつき、「今世紀最高水準の賃上げ」などと強弁しています。何が五年連続の賃上げだ! 上がったのはほんの一握りの労働者だけではないですか。
 ところが、安倍政権とグルになって「賃上げの流れをつくってきた」と言いつづけてきた「連合」は、この事態に沈黙して口をひらきません。絶対に許せません。
 われわれは、こうした「連合」指導部を弾劾し、今一九春闘を戦闘的にたたかおうではありませんか!

以下見出し

1 春闘破壊を企む「連合」指導部を弾劾せよ!

2 「イノベーション創出のための労使協議」を叫びたてる独占資本家ども

3 「格差是正」のための「絶対額重視」方針なるものの犯罪性

4 「働きの価値に見合った賃金水準」要求の反労働者性

5 すべての労働者は団結し一律大幅賃上げをかちとろう!

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わが同盟の二〇一九春闘スローガン

一九春闘勝利! 憲法改悪阻止!
「連合」指導部の春闘破壊を許さず、一律大幅賃上げを獲得しよう!

T すべての労働者は団結し、春季賃金闘争を戦闘的に再生しよう!
 ◇「仕事・役割・貢献度重視」の人事・賃金制度大改悪を許すな!「働き方改革」の名による労働強化をうち砕け!
 ◇中小企業労働者や非正規雇用労働者の賃金・労働条件の抜本的改善をかちとれ!
 ◇AI・IoT・ロボットなどの導入による首切り・労務管理の強化反対!
 ◇公務労働者の大量人員削減・賃金切り下げ反対!
 ◇「格差是正」を名分とした「上げ幅」要求放棄を許すな!「働きの価値に見合った賃金水準」と称して成果主義の徹底に協力する労働貴族を弾劾せよ!
 ◇選挙カンパニアに埋没する「全労連」日共系指導部を許すな!

U 安倍政権の貧困強制をうち砕け!
 ◇「働き方改革」「雇用改革」の名における「解雇の金銭解決」制度導入・裁量労働制の適用対象拡大・個人請負拡大のための法改定を許すな!
 ◇消費税税率引き上げ反対! 社会保障制度の改悪反対! 年金支給年齢の引き上げ反対!
 ◇改定入管難民法の四月施行反対! 外国人技能実習制度撤廃! 外国人労働者の抜本的処遇改善をかちとれ!

V 憲法改悪阻止! 日米核安保の強化反対!
 ◇第九条破棄と緊急事態条項創設を核心とした改憲案の国会発議を許すな!
 ◇「アメリカとともに戦争をやれる国」づくり反対! 辺野古新基地建設阻止! イージス・アショア配備反対! 安保破棄めざして闘おう!
 ◇アメリカの対北朝鮮軍事攻撃反対! 北朝鮮の核武装反対!
 ◇米―中・露の核戦力増強競争反対!
 ◇労組破壊を許すな! 教育のネオ・ファシズム的再編反対! NSC専制支配体制の強化を許すな!
 ◇「連合」指導部の闘争抑圧を許さず闘おう!
 ◇反改憲の労組共同行動を創造せよ!

ネオ産業報国会として純化した「連合」を脱構築せよ!
改憲に突進する安倍日本型ネオ・ファシズム政権打倒にむけて進撃しよう!

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日米統合軍の兵站拠点として強化される空自小牧基地

 安倍政権は、トランプ政権からの「同盟における日本の軍事的役割の増大」の要求にこたえ、日本をアメリカとともに戦争をやる国≠ヨと飛躍させるために日本国軍の軍事力増強と憲法改悪に突進している。昨年末に閣議決定した新たな「防衛計画の大綱」において、「多次元統合防衛力」の構築をうたいあげ、「サイバー防衛能力」の強化とともに、海自「いずも」型護衛艦を空母化することをうちだした。そしてこれに搭載するSTOVL(短距離離陸・垂直着陸)機F35B四十二機を導入することを決定した。安倍政権はすでに導入決定済みの四十二機をふくめて、F35ステルス戦闘機を総計一四七機導入することをも決定したのだ。空母艦隊を増強しつつある中国軍に対抗しての大軍拡と日米共同作戦体制の飛躍的強化に突進しているのが安倍政権なのだ。
 政府・防衛省は、日米両軍の軍事作戦をささえる兵站機能を強化するために、愛知県の航空自衛隊小牧基地をその拠点として構築している。小牧基地の第一輸送航空隊は、二〇〇三年のイラク戦争時には、イラクにおもむきC130H輸送機で米軍兵士を輸送し、侵略と人民虐殺に加担した血塗られた部隊である。こんにち安倍政権・防衛省は、この輸送航空隊を、米日両軍の航空機にたいする空中給油を担う部隊として強化しているのだ。また小牧基地とこれに隣接する三菱重工小牧南工場をステルス戦闘機F35の整備拠点=「リージョナル・デポ」として構築している。われわれは「反安保」を放棄した日共系反対運動をのりこえ、小牧基地の戦略的兵站基地としての強化の策動をうち砕くのでなければならない。

(以下、見出し)

第一輸送航空隊と航空機動衛生隊の飛躍的強化

新「大綱」にもとづく「後方支援」能力の高度化

F35の整備拠点の構築

 頻発する重大事故

「反安保」を放棄した日共系反対運動をのりこえ闘おう

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