第2735号(2022年9月12日)の内容

<1面>
軍事強国化・改憲を阻止せよ!
 「安倍国葬」反対! 岸田政権打倒めざして闘おう!
<4面>
ザポリージャ原発
 プーチン政権による砲撃・核恫喝を許すな!
ダリヤ・ドゥーギナ爆殺はプーチンの謀略だ!
<2面>
安倍の「国葬」反対! 第3回
 軍国日本〉再興と対中戦争準備
<3面>
8・24那覇 安倍国葬反対・改憲阻止の炎
8・22千歳 戦車公道自走訓練に抗議
8・29小松 日米共同訓練に怒りの拳
陸自の富士総合火力演習
<5面>
駅無人化に狂奔する西鉄資本家
脱線事故をくりかえす富山地鉄
Topics 岸田「経済安保・研究開発ビジョン」
<6面>
第60回国際反戦集会 海外からのメッセージ B
タムワース・シュールリアリスト宣言(英)/「ニューズ・アンド・レターズ」委員会(米)
/全パキスタン統一労働組合連合/ロッタ・コムニスタ(伊)
 「解放」最新号






























  



軍事強国化・改憲を阻止せよ!


「安倍国葬」反対! 岸田政権打倒めざして闘おう!


 
 「安倍国葬反対!」国会前に結集した労働者・市民の先頭で学生が奮闘
(8月31日)
 中国・習近平政権は、八月上旬の台湾を重包囲する一大軍事行動を、米軍を台湾近海にいっさい寄せ付けることなく貫徹したことに勝利感≠高ぶらせ、「台湾併呑」という目的を完遂するために突進している。彼らは、「台湾海峡の戦備警戒を常態化する」と宣言し、中台間の「中間線」を越える台湾側の空海域に中国軍の戦闘機や艦船を連日突入させつづけている。「中間線」を完全に無視し、台湾周辺海域への米艦隊の侵入を阻止し台湾を威圧する軍事態勢を恒常化しているのだ。まさに中国ネオ・スターリニスト権力者どもは、いつでも台湾を侵攻できる軍事態勢を、「中台統一」を拒絶する蔡英文政権とそれを支える米バイデン政権に見せつけ威嚇しているのだ。
 これにたいしてバイデン政権は――トランプの共和党からの非難をかわすためにも――台湾を死守する姿勢を必死におしだし、核軍事力の強化とASEAN・太平洋諸国の抱きこみに狂奔している中国を封じこめるために、日本や豪州など同盟諸国の軍事力を動員することに躍起となっている。こうして台湾を焦点として米―中がいっそう激烈に衝突し、熱核戦争に転化しかねない戦争勃発の危機が極限的に高まっているのだ。
 この米―中の角逐が熾烈化するなかで、いまや対中国の急先鋒としてふるまいはじめたのが、アメリカ帝国主義に日米軍事同盟の鎖で縛られている日本帝国主義の岸田政権だ。この政権は、「今日のウクライナは明日の東アジアだ」とか「台湾有事は日本有事だ」とかと叫びたてて労働者・人民の不安を煽りつつ、中国にたいする先制攻撃体制の構築をはじめとする空前の大軍拡と第九条破棄を核心とする憲法改悪に猛突進している。そのために、侵略戦争法制定を強行し改憲を呼号してきた安倍を追悼する「国葬」を大々的に挙行しようとしているのだ。
 だが、わが革命的左翼をはじめとする労働者・人民の「安倍国葬」に反対する闘いに包囲されて、岸田政権はいまやガタガタになっている。何十億円もの国費を投じて「右翼の軍国主義者」を自称してきた安倍への「弔意」を強制しようとしている岸田政権。この政権への怒りが、反戦・平和の闘いにとりくんできた組合員や貧窮を強いられ物価高騰に苦しめられている人民のなかに渦巻いているのだ。
 たたかう労働者・学生は、「安倍国葬」を事実上容認している「連合」芳野指導部を弾劾し、「弔意の強要」「内心の自由への侵害」という問題にきり縮める日共中央を許さず、「安倍国葬」反対の闘いを日本型ネオ・ファシズム支配体制強化と軍備増強・改憲に反対してたたかおうではないか。岸田政権による軍事強国化・憲法改悪を打ち砕くために、すべての労働者・人民は今こそ総決起せよ!

「安倍国葬」を跳躍台に大軍拡・改憲に突進する岸田政権

  「反撃能力」の名による先制攻撃体制の構築

  国家安全保障関連三文書の改定

  公明・維新・国民を従えての憲法改悪への突進

東アジアにおける米・日―中・露の軍事的角逐の激化

「反安保」を放棄した日共中央を許すな!

<反安保・反ファシズム>の声高く闘おう!


 われわれはまずもって、「安倍国葬」に断固反対してたたかおうではないか。「安倍国葬」こそは、「右翼の軍国主義者」たる安倍を祭壇に奉り、それへの「追悼」を労働者・人民に強いることによって、日本型ネオ・ファシズム支配体制を一段と強化するとともに大軍拡と憲法改悪へと突き進むための儀式にほかならない。したがってわれわれは「安倍国葬」反対の闘いを、「日本型ネオ・ファシズム支配体制の強化反対! 日本の軍事強国化反対! 憲法改悪阻止!」を任務としてたたかうのでなければならない。
 それと同時にわれわれは、日本の軍事強国化と憲法改悪それじたいに反対する反戦反安保・改憲阻止の闘いを断固としておしすすめよう。軍事費の大増額反対! スタンド・オフ・ミサイルの導入反対! 先制攻撃体制の構築を許すな! 攻撃用無人機の導入を許すな! 南西諸島の対中国軍事要塞化反対! 辺野古新基地建設阻止! 日米軍事同盟の対中グローバル同盟としての強化に反対してたたかおう! 中国の台湾包囲軍事行動弾劾! 中国の対米対抗的な核軍事力強化反対! 台湾をめぐって熾烈化する米・日―中激突下で高まる戦争的危機を打ち破れ!
 岸田政権・自民党は来年一月からの通常国会において改憲発議にもちこむことをもくろみ、そのために自民党改憲案の国会提出を急いでいる。「交戦権の否認・戦力の不保持」を謳った憲法第九条の破棄と首相に非常大権を与える「緊急事態条項」の創設を柱とする憲法大改悪を絶対に許すな! 改憲発議を阻止しよう!
 そしてわれわれは、ロシア軍の軍事侵略を打ち砕くために不屈に戦うウクライナ人民と連帯して、日本の地においてウクライナ反戦の闘いを断固として推進し、これを国際的に波及させるために奮闘しようではないか。
 われわれはウクライナ人民に、プーチンの暴圧のもとで反戦・反プーチンをたたかうロシア人民と連帯し、侵略軍を打ち破るために戦うことを呼びかけよう。ロシア人民に、ウクライナを軍事侵略し人民殺戮を続けているプーチン政権を打倒することなしにはロシア人民とウクライナ人民の未来はないことを熱烈に訴えてたたかおう。彼らに、ロシア革命を簒奪し、旧ソ連を反労働者的・反人民的社会に変質させたスターリンとその末裔どもの犯罪性、スターリン主義の虚偽性に目覚め、真のマルクス・レーニン主義を甦らせるべきことを訴えてたたかおう!
 同時にわれわれは、「生活必需品の相次ぐ値上げ反対! 公共料金の値上げ反対!」の政治経済闘争を、各職場での賃上げを要求する闘いとともに断固としてたたかうのでなければならない。社会保障の切り捨てを許すな! 軍事費には湯水のように金をつぎこみ、貧窮人民を見殺しにする岸田政権を許すな!
 すべての労働者・人民は、いっさいの犠牲を人民に転嫁しつつ軍事強国への道をひた走る岸田政権の打倒をめざしてたたかおう!

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ザポリージャ原発

プーチン政権による砲撃・核恫喝を許すな!

 ロシア大統領プーチンはいま、ロシア軍が占拠しているウクライナ南部のザポリージャ原発にたいして、「ウクライナ軍の仕業」と強弁しつつロケット弾などで連続的に攻撃を加えている。チェルノブイリを超える核惨事を起こしてもいいのか≠ニ、ウクライナ政府・人民や欧米諸国権力者を、そして全世界人民を恫喝しているのだ。
 この許しがたい蛮行は、ウクライナ南部におけるウクライナ軍・占領地のパルチザン部隊・人民の連携した反転攻勢に追いつめられた戦争狂プーチンのあがきにほかならない。

「ウクライナの攻撃」はロシアの自作自演

 ロシア軍は、一〇〇万`h級六基の原子炉を擁するヨーロッパ最大級のザポリージャ原発の原子炉建屋の周囲にロケット弾や砲弾を撃ちこみ、これを「ウクライナ軍の攻撃」などと強弁してきた。そして核惨事をひきおこしかねない≠ニ恫喝をくりかえしているのだ。九月三日にも砲撃が加えられ、主要な外部電源がすべて断たれて、稼働中の原子炉二基のうち一基がまたしても停止した。核惨事発生の危機が高まっているのだ。
 八月五日にロシア軍は、はじめて二度にわたって原発への攻撃を仕掛けた。高圧線や一部の施設が損傷し、稼働中だった三基のうち一基が緊急停止した。翌六日には使用済み核燃料貯蔵庫近くにロケット弾が撃ちこまれた。二日間の攻撃でウクライナ人の原発労働者に負傷者が発生したが、五〇〇人のロシア兵士およびロシア国営原子力企業ロスアトム関係者はあらかじめシェルターに避難していたのだ。
 八月十一日には放射性物質の保管場所に連続的な砲撃がおこなわれ、十四日には砲撃で一人が虐殺された。
 その後も断続的に攻撃がくりかえされ、八月二十五日には、稼働中だった二基の原発が外部電源喪失により緊急停止するという事態がひきおこされた。隣接する火力発電所でロシア軍の砲撃による火災が発生し、原発の運転に不可欠な外部電源が断ち切られたのだ(四系統の送電線のうち三系統はそれまでの砲撃で損傷しており、残っていた一系統が喪失)。エネルゴアトム(ウクライナ原発企業)の職員が非常用のディーゼル発電機を作動させたことで冷却不能―→メルトダウンはかろうじて回避された。
 もしも外部電源の喪失がつづくならば、――福島第一原発の大事故と同様の――メルトダウンは避けられない。そして一基のメルトダウンは他の五基でのメルトダウンにつながりかねないのだ。プーチンは、ウクライナ南部の占領支配を継続するために、チェルノブイリやフクシマをも超える核惨事をひきおこす恫喝を加えているのである。断じて許すな!
 この原発攻撃を「ウクライナ軍の仕業」などと強弁するプーチン政権のデマ宣伝を信ずる者は、いまや誰一人いない。
 九月一日からザポリージャ原発を視察に訪れたIAEA(国際原子力機関)調査団の一人が、地面に突きささった不発のロケット弾の着弾角度からしてロシアの占領地域から発射されたように見えると質問した。案内していた自称ロシア・ロスアトム幹部――現地では誰も見たことのない男――が苦しまぎれに答えていわく、「ロケット弾が奇跡的に一八〇度回転した(!)」と。ロシア・テレビ局が放映したこの動画は、いまやロシアのデマゴギーの証拠としてSNSをつうじて全世界をかけめぐっているのだ。
 そもそも、自国の原発労働者や周辺住民を真っ先に放射能禍に叩きこむことになる原発への攻撃を、チェルノブイリの核惨事を経験したウクライナ政府・軍が仕掛けるはずがない。三月四日に、ロシア軍がザポリージャ原発に砲撃を加えて攻め入った際に、原発を防衛していたウクライナ軍は、原発の破壊=事故発生を回避するために一切の反撃をおこなわずに撤退するという苦渋の選択をしたのであった。
 これにたいしてロシア軍は、ザポリージャ原発を、ウクライナ軍の攻撃を受ける心配のない絶好の軍事拠点としてきた。すなわち、占拠直後から五〇〇名の兵士を常駐させ、六月以降は、原発敷地内に戦車や装甲車や弾薬を運びこむのみならず、多連装ロケットシステムなどを配備して、原発を攻撃拠点に転化してきたのだ。そして七月中旬以後、ドニプロ川(ドニエプル川)をはさんだ対岸のニコポリやマルハネツの住宅地などに残虐な無差別攻撃を加えているのだ(7・16、8・4〜5、8・11)。
 七月以降ウクライナ軍・人民は南部占領地の奪還をめざして反転攻勢にうって出た。ロシアが占領地域を「ロシア化」するために画策している今秋の「住民投票」のデッチあげを粉砕すべく、ヘルソン州やザポリージャ州そしてクリミアのロシア軍拠点や補給路に、連続的に攻撃をしかけている。ザポリージャ原発周辺においても、ロシア軍拠点に精密誘導ミサイルやドローンを駆使した攻撃を敢行しているのだ。
 この攻勢に追いつめられたプーチンがウクライナ軍・人民の反転攻勢をおしとどめるためにとった窮余の一策が、ザポリージャ原発攻撃の核恫喝なのである。

IAEAを利用しての占領支配永続化″動


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ダリヤ・ドゥーギナ爆殺はプーチンの謀略だ!

 八月二十日に、ロシアの首都モスクワで、極右国家主義の思想家=アレクサンドル・ドゥーギンの娘であるダリヤ・ドゥーギナが爆殺される事件が起きた。みずからも極右のジャーナリストであるダリヤは、当日、父アレクサンドルとともに右翼のイベントに参加し、終了後トヨタ・ランドクルーザーに乗って帰路についたところで、車両に仕掛けられていた爆弾が遠隔操作で爆発した。この車は、アレクサンドルの所有のものであり、彼が乗る予定であったと言われている。
 ロシア連邦保安庁(FSB)は、事件後わずか二日しか経たない八月二十二日に、「実行犯はウクライナの諜報機関の女であることが判明した」と断定し、その実名と監視カメラの映像を、さらに「子ども連れでロシアに入国し事件後エストニアに出国した」という「全行程」まで、サモサモらしく発表した。
 だがわれわれは、ドゥーギン親子を狙ったこの爆弾テロは、元KGBスパイであるプーチンその人がFSB機関を使って実行した謀略である、と断定する。
 FSBや国家警察の厳戒体制下の首都中枢において、著名な極右思想家の車に堂々とTNT火薬(四〇〇c・手榴弾二個分に相当すると言われている)を仕掛けて爆発させる、というこの手口じたいが警備の穴≠ネくしてはなしえない。ドゥーギン親子は、――巷間言われている「プーチンの頭脳」というようなプーチンとの親密な関係ではまったくなく――プーチンを右から激しく突きあげて煙たがられてきた存在であって、当然にもFSBや警察の監視対象なのである。何よりも、事件からわずか二日でFSBが「犯人を特定した」と発表したことじたいが「語るに落ちる」と言うべきなのだ。それは、FSBの手のひらの上≠ナこの事件が起きたことを自白するに等しいではないか。
 これらの諸事実をみただけでも、この爆殺事件が、FSBが「ウクライナのテロ行為」をデッチあげるためにおこなった謀略であることは歴然としている。
 そもそもプーチンは謀略の常習犯≠ナある。汚い謀略をくりかえすことによって最高権力者にまでのしあがった、といっても過言ではない。
 一九九九年の第二次チェチェン軍事介入の口実となったモスクワ・アパートの連続爆破事件(三〇〇人を越える死者が出た)。この事件を、FSB長官から首相になったばかりのプーチンは、「チェチェンの民族独立・分離主義者のテロ」と断定し、「民族主義者を抹殺する」と宣言して大規模な軍事侵略を強行した。だがこの事件がFSBが仕組んだ謀略であることが、のちにFSB諜報員のリトビネンコによって暴露された。このリトビネンコを、FSBは、亡命先で放射性物質を飲ませて毒殺した(二〇〇六年)。プーチンの指令のもとに、FSBによって暗殺されたり毒を盛られたりした野党政治家やジャーナリストは枚挙にいとまがない。プーチンは、みずからの常套手段であるこの謀略テロをまたしても実行したのだ。

極右への恫喝と「ウクライナ=テロ国家」の煽りたて

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ネオ・ファシスト安倍の「国葬」反対! 第3回

<軍国日本>再興と対中戦争準備への突進


 <軍国日本>再興の野望をたぎらせ、悪行のかぎりを尽くした「右翼の軍国主義者」安倍晋三。この輩こそ日本をアメリカとともに「戦争をする国」へと改造する道を突進してきた張本人である。この極悪人の「功績」を讃え、国家をあげて「追悼」する「国葬」の強行を断じて許してはならない!

ロシアのウクライナ侵略に乗じ軍備大増強に狂奔

 二月末にプーチン・ロシアによるウクライナ侵略が開始されるや否や、これに乗じて安倍は、岸田政権を背後から突き動かし、日本の軍事政策を抜本的に転換するための策動を一挙にくりひろげた。
 @この男は、すかさず「NATOのようにアメリカとの核兵器の共有を議論すべき」であり「非核三原則の見直し」が必要だとほざき、日本の核武装化を煽った(二月二十七日)。これを皮切りにして、矢継ぎ早に岸田政権を突きあげる軍事政策の提言をくりかえした。A台湾・蔡英文とのオンライン会談(三月二十二日)においては、「台湾有事は日本有事」とほざいた。中国・習近平政権が「台湾併呑」のための軍事侵略にうってでたばあいには、米軍と一体の対中国軍事行動に日本国軍を投入すべきことをがなりたて、安倍派=清和会を総動員して岸田を突きあげたのだ。さらにB「敵基地先制攻撃」にかんして、「敵の基地に限定することはない。中枢(行政機関の施設や重要インフラ)を攻撃することも含むべきだ」(四月三日)と公言し、それを自民党安保調査会の提言に反映させた。これが今年末までに策定予定の安保三文書(国家安全保障戦略、国家防衛戦略、防衛力整備計画)に盛りこまれようとしているのだ。
 C今春にはいって安倍は、日本の軍事費を「GDP比二%確保していくのは当然だ」、来年度予算について「六兆円の後半から七兆円が見えるぐらいの増額が相当な増額だ」(五月二十六日)とわめきたてた。この安倍の主張を受け入れた岸田は、「骨太の方針」(六月七日閣議決定)に「防衛力を五年以内に抜本的に強化する」「NATO諸国は国防予算を対GDP比二%以上とする基準を満たすという誓約」があると明記したのだ。
 五月の日米首脳会談において岸田は、バイデンにたいして日本の軍事費の「相当な増額」をおこなうことを誓約した。これらをうけて防衛省は、来年度予算案の概算要求を今年度予算比で約四〇〇〇億円増となる過去最大の約五兆六〇〇〇億円としたのみならず、これとは別に要求金額を示さない「事項要求」を一〇〇項目以上盛りこみ、実質的には軍事費を「青天井」とするハラを傲然としめしたのだ(八月末)。
 このように岸田政権は、日本の軍事強国化、軍事費の大幅増額を急ピッチでおしすすめている。この策動こそは、日米軍事同盟の対中国攻守同盟としての強化、そのために日本国軍を米軍の補完部隊として飛躍的に強化するという企みにつらぬかれたものにほかならない。こうした対中国の戦争準備を急速におしすすめることを策して岸田政権をはがい締めにしてきたのが、ネオ・ファシスト安倍にほかならないのだ。

 以下 見出し

第九条破棄と緊急事態条項創設を柱とする憲法大改悪

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8・24 那覇 安倍国葬反対・改憲阻止の炎
 八月二十四日、元首相・安倍の「国葬」に反対する集会(沖縄平和運動センター主催)が那覇市で開催された。琉球大・沖縄国際大のたたかう学生たちは、労働者・市民の最先頭で奮闘し、<改憲阻止・反戦反安保>の怒りの炎を燃えあがらせたのだ。
闘う学生を先頭に安倍「国葬」反対・憲法改悪阻止の決意も固く集会をかちとる
(8月24日、那覇市県庁前の県民広場)
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8・22  千歳 戦車公道自走訓練に抗議
 八月二十二日の夜、全学連道共闘と反戦青年委員会の労働者は陸上自衛隊第七師団による戦車の公道自走訓練を阻止するために千歳現地闘争に起ちあがった。
轟音をたてて通過する戦車に怒りの拳を突きつける労学
(8月22日、千歳市内)
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8・29 小松 日米共同訓練に怒りの拳
 八月二十九日の早朝、航空自衛隊小松基地ゲート前で、石川県平和運動センターや小松基地爆音訴訟連絡会の呼びかけのもと「8・29日米共同訓練反対集会」が開催された。金沢大学のたたかう学生は「日米軍事同盟のグローバル同盟としての強化反対!」と<反安保>の方向性を指し示し、最後までともにたたかいぬいた。
「先制攻撃基地化反対!」の声を叩きつける
(8月29日、小松基地前)
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