第2760号(2023年3月20日)の内容

<1面>
ウクライナ反戦の大爆発を!
断末魔プーチンの「東部制圧」攻撃を最後的に粉砕せよ!

<6面>
ウクライナの闘う左翼と熱い連帯!
<2面>
軍事要塞化反対集会に1600人 2・26 沖縄
日出生台で日米演習に抗議 2・16 大分
ウクライナ反戦・軍拡阻止の檄
 わが同盟と全学連が情宣 2・24 金沢
 鹿大生が街頭アピール 2・28 鹿児島
<4面>
大幅一律賃上げ獲得!
郵政春闘の戦闘的爆発を!

<5面>
3・3「連合石川」春闘集会
Topics UAゼンセンの23春闘
◆金木犀の一花冠として
<3面>
金沢市「護憲集会不許可」を合憲
 最高裁2・21反動判決弾劾!
「仲介者」ヅラをする習近平
ボルソナロの反乱
 「解放」最新号






























  

ウクライナ反戦の大爆発を!

断末魔プーチンの「東部制圧」攻撃を最後的に粉砕せよ!

 
3・4 労・学・市民が新基地建設阻止の拳(名護市辺野古)詳報次号
 ウクライナ軍と労働者・人民はいま、東部ドンバスの要衝都市バフムトにおいて、ロシア軍の総攻撃を迎えうち撃退する壮絶な戦いをくりひろげている。
 およそ八ヵ月にわたってウクライナ軍と人民は、ロシア軍の包囲・攻撃を撃退し、バフムトを死守しつづけてきた。この都市を絶対に守りぬき、プーチン・ロシアの侵略を打ち砕く――こうした決意を打ち固め、ウクライナ軍・領土防衛隊・住民組織が一丸となって戦っている。砲撃で破壊された家屋の地下に、なお数千名が水も電気もなくたてこもり、彼らに水と食糧を届け、軍への補給と救援、子供の避難などの任務をはたすべく、地域の全住民が総がかりで不眠不休の活動を続けている。
 彼らの英雄的な戦いと固く連帯し、わが全学連と反戦青年委員会は侵略開始から一年にあたる二月二十四日と二十六日に、日本全国でウクライナ反戦闘争の火柱を噴きあげた。日本では、日共中央などの既成指導部が一切の闘争を放棄しさっている。欧米では、「左翼」を自称する一部の徒輩がこんにち、プーチンの侵略をなにひとつ弾劾することもなく、ロシア、ウクライナ双方に「即時停戦」を呼びかけるなどという、実に犯罪的なエセ「平和運動」をくりひろげている。われわれは、こうした自称「左翼」の腐敗した対応を弾劾し、日本の地においてウクライナ反戦の炎を赤あかと燃えあがらせた。プーチンの侵略を弾劾する世界各国の闘いと連帯し、その最先頭でたたかいぬいたのだ。
 われわれはさらに、ウクライナ反戦闘争の革命的な奔流をこの日本の地から全世界へ波及させるのでなければならない。

バフムト死守戦をたたかうウクライナ軍・人民

 「バフムトでの戦闘継続」という司令部の決定(三月六日)にもとづいて、ウクライナ軍の全部隊は、徹底抗戦の態勢を打ち固めている。数ヵ月にわたる戦闘をつうじてロシア軍の戦闘力におびただしい打撃を与えてきた彼らは、今後の武器・弾薬・食糧の補給路や退路をも確保しつつ、四月から反転攻勢を開始するまでのあいだロシア軍の主力部隊をこの戦線に釘づけにしておくという作戦をとっている。そしてバフムト市街中央を流れるバフムトカ川の二つの橋を破壊し川の西岸に防衛線を敷いている。いま、川を越えて突入してくるロシア兵の、二十四時間に数十回もの攻撃をことごとく撃滅する壮絶な戦いを、ウクライナ軍・人民は連日連夜くりひろげている。
 このウクライナ軍・人民の決死の戦いによって、ロシア軍は甚大な戦力喪失にたたきこまれている。三月六日いこうの一週間たらずでバフムトだけで一一〇〇人以上の戦死者がうみだされた。
 バフムトの北東のソレダルを制圧した「ワグネル」の部隊がバフムトの北西からの包囲をめざして侵攻していることにたいしては、この部隊を高台から迎えうち逆包囲する作戦をおしすすめている。「ワグネル」部隊は正面戦に当たっているロシア軍部隊との連携をとることもなく勝手な軍事行動をくりかえしている。「ワグネル」の頭目プリゴジンは、軍司令部や国防相ショイグにたいして、「弾薬を送らないのは裏切りだ」などと不満をぶちまけている。このような惨状をさらすロシア軍にたいして、ウクライナ軍と人民はますます士気を高めて奮戦しているのだ。
 ウクライナ軍・人民は、ブチャでロシア軍がおこなったような蛮行を二度とくりかえさせないために住民を守りぬく決意を打ち固めている。この一年の戦いをつうじて、ウクライナ人民はみずから戦って血路を切り開く以外にないことを確信しているのである。

ミサイル攻撃と核恫喝に狂奔するプーチン

 三月までにドンバス全域を制圧せよ、そのために早期にバフムトを陥落させよと命じてきたプーチンのもくろみは、ウクライナ軍の強力な反撃によって打ち砕かれた。
 こうした無様な敗勢をなんとしてものりきるために、戦争狂プーチンは、またしてもウクライナ全土への狂乱的なミサイル攻撃にうってでたのだ。
 三月九日、ロシア軍はウクライナの十州以上の都市に九十五発のミサイル攻撃を強行した。極超音速ミサイル「キンジャール」六発を含め、七種類もの軌道の異なるミサイルを組みあわせて撃ちこみ、数多のウクライナ人民を虐殺しさったのだ。ロシア西部での「テロ」なるものを口実としたこの攻撃は、明らかにバフムトでのウクライナ軍の徹底抗戦にたいする報復にほかならない。
 いまプーチンは、ロシア軍の戦闘力強化の手だてがない窮地に追いつめられ、これを突破しようとして、一方ではウクライナへの米欧の軍事援助を手控えさせるための核恫喝をまじえた政治的術策を弄し、他方では中国からの武器援助の方途をまさぐっている。
 年次教書演説の翌日の二月二十二日、プーチンは新STARTの履行停止と「戦略核の三本柱」(ICBM・SLBM・航空機発射戦略核)の大増強方針をブチあげた。さらに、三月九日の一斉ミサイル攻撃のさいにはザポリージャ原発にも狙いをさだめ、外部電源喪失という危機的状況をつくりだしたのだ。ロシアとの核戦争のリスクをおかしてまでウクライナに武器援助するのか≠ニいう声が、米共和党やEU諸国の野党などから噴出するのを促すために、核の脅威≠煽りたてているのがプーチンにほかならない。
 同じ二月二十二日、この男は訪露した中国の外交責任者・王毅と会談し、「習近平の訪問を待っている」と伝言を託した。ロシア軍の戦力強化の唯一の手だてとして中国の武器援助にすがりつきたいプーチンは、すでに中国から得ている軍事転用可能な半導体などにとどまらず、第三国を経由するかたちでの非公然の武器提供を求めているのだ。
 一年間の侵略戦争の強行によって膨大な戦死者の山を築き、いま現に深刻な兵力不足に見舞われているプーチンは、訓練をまったくほどこしていない動員兵を肉弾≠ニして突撃させるために、ますますファナチックに「大祖国戦争」と「ロシア不敗」の神話を叫びたてている。二七〇〇万人もの死者をうみだした対独戦争を「人間の可能性を超えた」戦いとして称揚し、労働者・人民にロシアのために命を捨てよ≠ニ強制しているのが、この<スターリンの末裔>にほかならない。

以下見出し

「仲裁」を装い侵略者プーチンを援護する習近平中国

ウクライナ反戦闘争の全世界的高揚を!

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ウクライナ連帯行動世界週間

ウクライナの闘う左翼と熱い連帯!

 「ウクライナ連帯行動世界週間」にあたって、わが同盟と全学連・反戦青年委員会は、東京および全国各地でのロシア大使館・総領事館にたいする抗議闘争を、世界各国の闘いと固く連帯し、その最先頭でたたかいぬいた〔本紙前号参照〕。この日本における闘いはいま、全世界の、とりわけウクライナの左翼や労働者・人民のあいだに圧倒的な共感をうみだしている。
 戦火のなかでたたかうウクライナの左翼組織「ソツィアルニィ・ルフ(社会運動)」と『コモンズ』誌の編集部からは、二月二十四日のわが闘いの報告に応えて「あなた方の闘いに感謝する」という熱烈な返事がただちに送られてきた〔記事A〕。
 またソツィアルニィ・ルフは、「世界週間」中に各国でおこなわれた連帯デモを、彼らのウェブサイトで紹介した。そのなかで彼らは、日本のわが革命的左翼の闘いを「特筆すべきもの」として、写真付で紹介している〔記事B〕。
 いま彼らは、一部の欧米「左翼」の「アンチ・ウクライナの許しがたい行動」に憤激し、このような自称「左翼」の敵対と対決しながらたたかっている。これら自称「左翼」の腐敗した対応をこの一年間いっかんして弾劾しつつ、ウクライナ人民のレジスタンスと連帯してたたかってきたわが日本革命的左翼の闘いは、彼らウクライナの戦闘的左翼と労働者・人民の熱い共感をかちとり彼らを限りなく力づけてきたのである。
 以下では、わが同盟とウクライナの戦闘的左翼とのこのかんの交流と連帯の一端を紹介する。また「ウクライナ連帯ヨーロッパ・ネットワーク(ENSU)」がSNS上で発したわが日本の闘いの写真報告も併せて掲載する。最後に、ソツィアルニィ・ルフのメンバーがこの二月に「インド共産党(マルクス・レーニン主義者)解放 CPIML」の大会に招かれておこなったスピーチの抄訳を掲載する〔記事C〕。そこでは、ロシアのウクライナ侵略をうち砕く戦いのただなかにおける彼らの欧米帝国主義諸国や自国政府にたいする原則的立場が明瞭に述べられている。それとともに彼らは、「大ロシア・ショービニズム〔排外的愛国主義〕」にたいするレーニンの批判にまでさかのぼって、プーチンのウクライナ侵略を弾劾している。
 われわれは、このウクライナの戦闘的左翼との連帯と交流をさらにいっそう強化していくであろう。今こそ、わが反スターリン主義革命的左翼の真価を発揮して、<プーチンの戦争>をうち砕く闘いをさらに強力に展開しようではないか。

 
 
 「ソツィアルニィ・ルフ」のfacebook
東京での2・24労学統一行動の写真(下段の右側2枚)を世界各地の
闘いと共に掲載上段は左からベルリン(3枚)、ロンドン。
下段はマルメ、ロンドン、東京
A ウクライナ左翼から寄せられた熱いメッセージ

「圧倒的な支援をありがとう」
ソツィアルニィ・ルフ議長
ヴィタリー・ドゥーディン氏より

 親愛なる日本の同志の皆さん、圧倒的な(overwhelming)支援をありがとう!
 二月二十四日を銘記するために世界中でおこなわれた連帯行動について、いまわれわれはそれを発表する準備をしています。
 あなた方の闘いはとても重要です!
 これからもよろしく。
  (二月二十六日)

「国際連帯の原則を貫徹するあなた方に感謝する」
『コモンズ』誌編集部より

 連帯行動の報告と写真をありがとう。何よりもまず、あなた方がウクライナ社会を支援する闘いをこのかんずっと組織していることに感謝します。一部の欧米左翼がアンチ・ウクライナの許しがたい行動(*)を組織しているそのなかで、あなた方のこの闘いは、とりわけ重要です。反帝国主義と国際連帯という原則を貫徹しているあなたたち同志の皆さんに、われわれは心から感謝しています。
 同志としての挨拶を送ります。
  (二月二十七日)

 
 
 「ウクライナ連帯ヨーロッパ・ネットワーク」のfacebook
首都の労学統一行動の写真掲載(本紙第2759号参照)に続いて
日本各地での闘う労学の対ロシア総領事館闘争などの写真を掲載
 *二月二十五日にはドイツのベルリンで、旧東独スターリン主義党の流れをくむ「左翼党」の議員の呼びかけのもとに、「NATOの武器供与反対」「いますぐ平和を」と称して、ロシアとウクライナの双方に「即時停戦」を求めるという、実質上プーチンを援護するようなエセ「反戦」デモがおこなわれた。イギリスのロンドンでも、まったく同じスローガンのもとに、修正派トロツキスト≠スるクリフ派系の「戦争阻止連合」がデモを呼びかけた。欧米左翼の中にあるこうした傾向を、ソツィアルニィ・ルフなどのウクライナの戦闘的左翼は、「Both-sidesism(どっちもどっち論)」とか「Anti-imperi-alism of idiots(まぬけな反帝国主義)」とかと呼んで批判してきた。

B ソツィアルニィ・ルフが闘争報告―「特筆すべきは東京の行動」
「ルフ」サイト 三月五日より

 世界の主要都市で、ウクライナとの連帯行動が左翼諸組織によっておこなわれた。二月二十四日と二十五日、何万何千もの人びとがデモに参加し、一年以上もつづいているロシアの大規模軍事侵略を弾劾した。黄と青の色は、いまや確実に帝国主義に反対する闘争の象徴の一つになった。
 今日、親ロシアのプロパガンダに対抗することが喫緊の課題となっているドイツでの演説は、きわめて注目すべきものであった。ベルリンの「ウクライナ・デモ左派ブロック」のなかで、左翼は「ロシアの占領下では平和はありえない」と強調した。
 
 ルフの活動家も参加したロンドンでの連帯デモ(2月25日)
 ロシア帝国主義を擁護するニセの平和主義に対抗する行動が、二月二十五日にロンドンでおこなわれた。侵略にたいしてのウクライナの武装を求めるこのカウンターデモを組織したのは、「ウクライナ連帯キャンペーン」ネットワークだ。ベルリンと同様にロンドンでもソツィアルニィ・ルフの現地の活動家がこの行動に参加した。同様に、マルメ(スウェーデン)やブリュッセル(ベルギー)でも、わが同志たちが参加した大規模な街頭デモがおこなわれた。
 パリ(フランス)では、五〇〇〇人以上がウクライナのレジスタンスを支援して決起した。デモはフランスの三十以上の都市でおこなわれ、政府の反社会的諸政策に反対する闘いをおしすすめている主要労組の組合員も参加した。
 ヨーロッパ以外でも、ウクライナと連帯する左翼諸組織が世界中で――ニュージーランドや香港からアメリカ、ブラジルまで――共同行動に参加した。
 特筆すべきは東京での行動だ。そこでは、全日本学生自治会総連合(Zen-gakuren)が、ウクライナとの世界的な連帯行動週間の一環として街頭にうってでた。彼らは、侵略者にたいして断固たるレジスタンスを戦っているソツィアルニィ・ルフとすべてのウクライナ人民への深い敬意を表わした。
 ますます多くの左翼が、ウクライナにたいする侵略を、世界の平和を脅かす血にまみれた民族抑圧の所業とみなすようになったことを、ソツィアルニィ・ルフは、本当に心強く思う。連帯と支援をうけることによって、ウクライナは早期に勝利をかちとり、社会正義にもとづく復興に着手することができるだろう。
  〔原文はウクライナ語〕

以下見出し

C 「ソツィアルニィ・ルフとは何か」
CPIML大会でのルフ代表のスピーチ
二月十七日
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大幅一律賃上げ獲得!

郵政春闘の戦闘的爆発を!


JP労組本部による「事業の持続性確保」のための労使協議への歪曲を許すな!


 二月二十日、JP労組本部は郵政各社経営陣に、@「郵便料金の適正化」A「賃金改善」B「労働力の確保」C「環境整備」の四項目からなる春闘要求を提出した。なんと本部は、組合員の賃金引き上げよりも会社がおこなう「郵便料金の適正化」=値上げを真っ先に要求したのだ。二の次にされた賃上げ要求は、正社員一人平均九〇〇〇円の超低額要求であり、しかも一般職と若年層に「充当」せよという要求なのだ。本部は、下部組合員の「全体の賃上げ要求」を傲然と蹴飛ばし、組合員の「生活」よりも会社の「収益向上」を優先したのだ。ふざけるな! 今春闘を敗北に導く本部を弾劾せよ!
 たたかう郵政労働者の皆さん! 春闘を「事業の持続性の確保」のための労使協議に歪曲する本部を弾劾し・のりこえ、<大幅一律賃上げ獲得>めざして二三春闘の戦闘的高揚をかちとろうではないか。

T 総額人件費削減に狂奔する経営陣と協力する本部

U 本部の超低額要求弾劾!


 1 組合員全体の賃上げを放棄

 (1)反労働者的な「充当」要求

 (2)事業業績を理由とする賃上げ要求の自制


 2 一般職の「賃金改善」の欺瞞性

 3 政策提言の反労働者性

V 春闘の歪曲を弾劾し大幅一律賃上げをかちとろう

 全国の郵政労働者のみなさん! 本部の超低額の賃上げ要求を弾劾し、今こそ大幅にしかも一律の賃上げをかちとろうではないか。
 本部の賃上げ要求は、狂乱的物価高騰のもとでは物価上昇分にも満たない実質賃金の大幅な切り下げしか意味しない。しかも超低賃金の一般職や地域基幹職の若年層などごく一部の社員へ「充当」することを要求し、郵政労働者全体の賃上げを完全に放棄しているのだ。本部は、生活苦に悲鳴をあげている組合員の生活のことはまるで考えていないのだ。ふざけるな!
 本部の「充当」要求は、会社が人材獲得競争に負けないように低賃金の一般職や地域基幹職の若年層などごく一部の労働者だけをほんのちょっぴり「改善」してくださいと言うだけなのだ。われわれ戦闘的・革命的労働者は、本部の超低額の「充当」要求の欺瞞性を暴露し、弾劾しよう! 低賃金の一般職と非正規雇用労働者の抜本的な待遇改善をかちとろう。
 一時金についても、会社別に差をつけかつ引き下げる経営陣の回答を受け入れようとする本部を弾劾し大幅増額をかちとろう。また、夏期冬期休暇を削減・廃止して、それを財源にしようとしている本部を許さず、夏期冬期休暇の削減に反対しよう。
 本部は「シンプルな賃金・手当制度」の構築と称して業務関連手当を基本給に組みこむことを成果としておしだしている。これは会社経営陣による総額人件費の削減への協力しか意味しない。「シンプルな賃金・手当制度」の名による諸手当の廃止・削減反対、人事給与制度の大改悪に反対しよう。郵政のたたかう労働者は、本部の裏切りを許さず、いまこそ郵政労働者全体の大幅でかつ一律の賃上げをかちとろう。
 第二に、郵政労働者三万五〇〇〇人の削減に狂奔する経営陣のリストラ・大合理化諸攻撃をはねかえそう! 本部は、「事業ビジョン案」をもって会社経営陣の生産性向上諸施策に労組の側から「補強」提案し支えている。「郵便窓口とゆうゆう窓口の一体化」、「集配区画の調整」と称した、首切り、強制配転、労働強化を許すな! ゆうパック奪還営業の強要による労働強化に反対しよう! 本部による合理化諸施策への協力を許さず、リストラ・合理化諸攻撃に反対する闘いを創りだそう!
 第三に、岸田政権によるネオ・ファシズム的反動諸攻撃に反対しよう。岸田政権は「反撃能力の保有」と称して、敵基地先制攻撃体制の構築や軍事費大増額を盛りこんだ「安保三文書」を閣議決定した。アメリカとともに戦争をする軍事大国に飛躍するために突進している。
 しかし、本部は、岸田政権による大軍拡、憲法改悪などの反動諸攻撃にまったく反対していない。彼らは沖縄の平和学習会の開催を一応は指導している。だがそれは、中国、台湾に地理的に近接している沖縄・先島諸島の基地増強・軍事体制強化に何一つ触れない、過去の戦争についての学習会でしかない。たたかう郵政労働者は、本部の抑圧に抗して、台湾を焦点とした米―中の激突、戦争的危機を突破するために、岸田政権による大軍拡・憲法改悪に反対する闘いを職場から創造しよう。
 また本部は、岸田政権の公共料金・生活必需品価格引き上げ、大軍拡のための大増税や社会保障費削減の諸攻撃にまったく反対していない。われわれは、労働者人民に犠牲転嫁する政府の経済政策に何一つ反対しない本部を弾劾し、政府・独占資本家による貧窮の強制を許さず断固たたかおうではないか。
 第四に、<プーチンの戦争>に反対する闘いを職場からさらに創造しよう。本部は、ウクライナ郵便労組へのカンパ支援活動の継続を呼びかけてはいるものの、決して<プーチンの戦争>に反対する大衆的行動を呼びかけてはいない。「大ロシア主義」を掲げてウクライナを組み敷こうとするロシアの軍事侵略と勇敢にたたかっているウクライナ郵便労組組合員を、意図的に「事業を支えている担い手」として描きだしているのが本部だ。郵政のたたかう労働者は、プーチンの侵略に命がけで勇猛果敢にたたかうウクライナ人民と連帯してたたかおう。
 郵政労働者の皆さん! 本部の指導している春闘行動は組合員の「春闘署名」だけである。春闘要求の職場討議や意見集約には組合員を組織化せず、会社経営陣との人員削減や生産性向上などの労使協議に明け暮れているのが本部ダラ幹だ。郵政春闘を「事業の持続性の確保」のための政策提言に歪める本部を弾劾し・のりこえ断固春闘をたたかおう。賃金引き上げは労働者の団結した闘いでかちとるのだ。二三春闘を職場生産点から戦闘的に高揚させ、労働組合組織の強化も断固としてかちとろう。
 われわれは、物価の高騰、社会保障の削減、賃金抑制に抗してたたかっている全世界の労働者と連帯してたたかおう。本部の超低額要求を弾劾し、いまこそ大幅一律賃上げをかちとろう!
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「連合中央の超低率要求弾劾!」

一五〇〇名の労働者に檄

3・3「連合石川」春闘集会


 
 「連合」指導部の裏切りに抗し春闘の勝利にむけ決意固める労働者
(3月3日、金沢市・いしかわ四高記念公園)
 三月三日、金沢市内の「いしかわ四高記念公園」で「連合石川二〇二三春季生活闘争勝利! 中央総決起集会」が開催された(「連合石川」主催)。本集会には、食料品や電気・ガス料金など生活必需品価格の急激な上昇や実質賃金の低下に怒る組合員一五〇〇名が結集した。わが戦闘的・革命的労働者は、職場深部においてねばり強く論議をつくりだすことを基礎に本集会を戦闘的にかちとるために奮闘した。
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金沢市「護憲集会不許可」を合憲とした反動判決弾劾!

2・21 最高裁


 二月二十一日、最高裁は、金沢市庁舎前広場での「護憲集会」を「不許可」とした金沢市当局の処分は「集会の自由」「表現の自由」を保障した憲法に違反すると訴えた「石川県憲法守る会」の上告を「憲法に反しない」として棄却した。従来、広場使用を許可してきたにもかかわらず、突如として「護憲集会」を市の「政治的中立性」なるものをタテとして弾圧にのりだした金沢市当局の暴挙を合憲≠ニし、正当なものとしたのだ。最高裁の極反動判決を断じて許すな!

以下見出し

市当局の主張を鵜呑み

反戦・改憲阻止闘争の破壊を許すな!
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2・26 沖縄

「南西諸島の軍事要塞化を許すな!」

労・学・市民一六〇〇が決起
 二月二十六日、那覇市の県庁前広場で「島々を戦場にするな! 緊急集会」(主催:同実行委員会)が開催された。「安保三文書」を策定した岸田政権は、アメリカ・バイデン政権とともに南西諸島を対中国の軍事要塞としてうちかためる策動を一挙に強めている。この日米両政府への怒りに燃えて一六〇〇名の労働者・学生・市民が起ちあがった。琉球大と沖縄国際大のたたかう学生たちは、<日米グローバル同盟粉砕>の旗高く最先頭で闘いを牽引したのだ。
「改憲・大軍拡阻止!」「〈プーチンの戦争〉を打ち砕け!」労働者と共に学生が奮闘
(2・26、那覇市)
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2・16 大分

日米演習「アイアン・フィスト」阻止!

日出生台で抗議集会
 日米両政府は、二月十六日から三月十二日まで、九州・沖縄において日米合同軍事演習「アイアン・フィスト」を強行している。これにたいして「大分県平和運動センター」などでつくる「日出生台対策会議」は大分県・日出生台演習場ゲート前で抗議集会を実施した。鹿児島大学のたたかう学生とたたかう労働者は、大分県平和運動センターに結集する労組員と連帯して、この集会に参加し、ともにたたかいぬいたのだ。
闘う鹿大生が労働者と連帯し日米合同演習反対に決起
(2月16日、日出生台)
   闘う鹿大生が戦闘的檄
(2・16、日出生台)
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ウクライナ反戦・軍拡阻止の檄

わが同盟と全学連が情宣

2・24 金沢
 二月二十四日、ロシアのウクライナ侵略開始から一年、わが同盟北陸地方委員会は、金沢市武蔵ヶ辻において、プーチンによる東部制圧のための大軍事攻撃を弾劾する情宣をおこなった。
 情宣隊は「ロシアによる悪逆無道な軍事攻撃弾劾! たたかうウクライナ人民と連帯し<プーチンの戦争>を打ち砕け!」と大書した横断幕を掲げ、行き交う労働者・市民にビラを配布し、ウクライナ反戦闘争への決起を呼びかけた。
北信越共闘の訴えに共感拡がる
 同日、全学連北信越地方共闘会議のたたかう学生たちも、金沢市の香林坊において街頭情宣に起ちあがった。
わが同盟が武蔵ヶ辻で檄
(2月24日、金沢市)
   香林坊に闘う学生の怒りの声轟く
(2月24日、金沢市)
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鹿大生が街頭アピール行動


2・28 鹿児島
 二月二十八日、鹿児島大学共通教育学生自治会のたたかう学生たちは、JR鹿児島中央駅前において街頭アピール行動に起ちあがった。彼らは行き交う市民にたいして、ロシアのウクライナ軍事侵略から一年が経った今日、たたかうウクライナ人民と連帯してウクライナ反戦の闘いに起ちあがるべきことを訴えた。
労働者・市民に熱い訴え
(2月28日、鹿児島市)
   鹿児島中央駅前に鹿大生の反戦の雄叫び
(2月28日)
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