第2762号(2023年4月3日)の内容

<1〜4面>
反戦反安保・改憲阻止の闘いを!
<プーチンの戦争>を打ち砕け!
全学連4・22闘争に決起せよ!
 中央学生組織委員会
<5面>
各地で闘う学生が奮闘
 大阪金沢鹿児島
◆死の商人≠ヨのカンフル剤
<6面>
私鉄総連本部の超低額妥結弾劾!
Topics 「全労連」指導部が悲鳴
<7面>
NTT 超低率要求を掲げる労組本部を許すな!
<8面>
革命と内戦のウクライナ
 1917―1921年
◆ジョージアの「外国の代理人」法
『新世紀』最新号(第324号)紹介
 「解放」最新号























  


反戦反安保・改憲阻止の闘いを!

<プーチンの戦争>を打ち砕け!


全学連4・22闘争に決起せよ!

中央学生組織委員会


 今春期闘争にうってでるにあたって、われわれ中央学生組織委員会は全学連のすべてのたたかう学生に訴える!
 いまウクライナにおいては、ウクライナ軍およびこれと一致結束した人民が現代のヒトラー=プーチンのロシア侵略軍を迎え撃ち、果敢に戦いぬいている。そしてこのロシアのウクライナ侵略を震源として、軍国主義帝国アメリカとネオ・スターリン主義中国およびロシアとの角逐はますます激烈化し、ここ東アジアにおいても台湾や朝鮮半島を焦点としての戦争勃発の危機が高まっている。こうした東アジア情勢の激動のもとで、日本の岸田政権もまた、アメリカのバイデン政権との日米軍事同盟の強化にもとづいて、「反撃能力の保有」の名のもとに、いまや「専守防衛」をも公然とかなぐり捨て、日米共同の先制攻撃体制の構築へと突き進んでいる。
 二十一世紀の歴史を画するこの重大な局面においてわれわれは、<プーチンの戦争>を打ち砕く闘いに、そして岸田政権による空前の大軍拡と憲法改悪を打ち砕く闘いに、いまこそ起ちあがろうではないか!
 職場深部でたたかう労働者と連帯して、全国のキャンパスから、そして街頭から、「先制攻撃体制の構築阻止!」「大軍拡反対!」「憲法改悪阻止!」の闘いにただちに決起せよ! 日米の対中国グローバル同盟の強化を打ち砕け! 米―中・露激突下での熱核戦争勃発の危機を突破せよ!
 われわれは、ウクライナ人民の戦いによって断末魔にあえいでいるプーチンの戦争を最後的に打ち砕くために、ウクライナ反戦の闘いをさらに創造するのでなければならない。
 ウクライナ反戦闘争を完全に放棄している日共中央や、「NATOの方が悪い」だの「どっちもどっち」だのとほざき殺人鬼プーチンを擁護している自称「左翼」どもを弾劾しながら、ウクライナ反戦闘争の大爆発をかちとろうではないか!
 すべての全学連の学生は、4・22対国会・首相官邸闘争に勇躍決起せよ!

1 米―中・露角逐の熾烈化の下で危機を深める現代世界

 A 断末魔のプーチンとウクライナ人民の戦い

 ウクライナでは、東部ドネツク州バフムトに三方から攻撃をしかけるロシア侵略軍にたいして、ウクライナ軍・領土防衛隊が、街に残る数千人の住民を守りながら、徹底抗戦をたたかいぬいている。このウクライナ側の果敢な戦いは、「三月末までの東部二州の完全制圧」などというプーチンのもくろみを、完全に打ち砕いた。
 数のうえでウクライナ軍を圧倒する兵力を投入すれば、街を包囲し制圧することができると浅はかにも高をくくっていたのがプーチンにほかならない。このプーチンは、「ワグネル」の囚人兵やロシア正規軍の部隊をかき集め、司令官も不在の臨時の「突撃分遣隊」なるものを即席ででっちあげて、バフムトへと送りこんでいる。だがこれにたいしてウクライナ軍・領土防衛隊は、みずからの土地とそこに住む住民を守りぬくために命を賭してたたかうという決意をうち固め、ロシア侵略軍を迎え撃っている。つい最近も二万八〇〇〇人の志願兵が合流し、また多くのボランティアが物資を送り届けている。この勇猛な反撃のまえにロシア軍部隊は壊滅に次ぐ壊滅に追いこまれ、累々たる戦死者の山を築いて無惨な敗北を遂げつつあるのである。
 バフムトの戦いをたたかいぬいているウクライナのゼレンスキー政権は、プーチンの軍隊をウクライナの地から叩きだすために、さらなる大攻勢にうってでる準備を進めている。「厳冬期の戦い」をたたかいぬき春を迎えたことに凱歌をあげた彼らは、欧州諸国から提供されたドイツ製戦車レオパルトによる部隊の編成が整い次第、ドンバス地域とクリミア半島を分断するかたちで南部ザポリージャ州を突き抜けアゾフ海にまで一挙に部隊を進撃させるという電撃作戦を敢行する構えを見せている。
 これにたいして、ウクライナ軍・人民の戦いによって東部戦線での敗北を強いられているプーチン政権は、いよいよ窮地に追いこまれている。バフムトをはじめとする東部戦線において膨大な戦死者を生みだしたことによる兵力の不足、米欧諸国による半導体などの輸出規制に打撃を受けての兵器生産の停滞、さらには米欧諸国がロシア産石油・天然ガスの輸入価格に上限を設けたことによる国家財政の急激な悪化=ロシア経済への決定的な打撃……。これらのゆえにプーチンは、いまや断末魔にあえいでいる。ウクライナを民族もろとも抹殺し、その土地を強奪し、ロシア連邦に力ずくで組みこもうとした現代のヒトラー=プーチン。このプーチンの悪逆無比な侵略戦争は、いまや最後的に打ち砕かれつつあるのだ。
 この決定的な局面において、ウクライナ人民の血に染まった侵略者プーチンにたいする政治的・経済的支援を強めているのが、三期目の体制を確立した中国の習近平にほかならない。
 プーチンの要請に応じてモスクワを訪問し中露首脳会談(三月二十日、二十一日)に臨んだ習近平は、ウクライナ問題の「和平案」などと称しながら、ウクライナに軍事侵略したロシア軍の撤退についてはいっさい触れることなく、むしろ米欧諸国によるロシアへの経済制裁やウクライナへの武器援助を非難したのであった。このようなかたちで習近平は、ウクライナへの残虐無比な侵略を強行し、国際刑事裁判所からウクライナの子ども連れ去りの罪で逮捕状が出されている戦争犯罪人プーチンを、政治的に擁護したのである。
 習近平が敗色濃厚なプーチンに救いの手を差しだしたのは、プーチンがウクライナに敗退をつづけ、ロシアが再び「亡国」化することを避けるためにほかならない。中国国家を今世紀半ばまでに「社会主義現代化強国」へとおしあげるという野望をたぎらせている習近平は、このかん反米欧の結束をうち固めてきたプーチンのロシアを支えるとともに、<経済のグローバル化>のもとで自国を貧窮に叩きこんできた米欧への反発を募らせている「グローバル・サウス」と呼ばれる諸国を反米欧の国際的な陣形のもとに束ねることを策して、右のような対応をとったのである。そして、プーチン・ロシアを政治的に支えることと引き換えに習近平は、ロシアから石油・天然ガスを長期にわたって安価で購入しつづけるという契約を結ぶなどの漁夫の利≠も手にしたのであった。
 とはいえ同時に習近平は、ロシアにたいする直接的な軍事支援についてはいっさい言及しなかった。この習近平は、プーチンが懇願した「武器支援」については、「対露軍事支援」を理由とした米・欧諸国による対中国の経済制裁を招きよせるがゆえに拒否したのである。(習近平は、半導体のロシアへの輸出、ベラルーシを経由しての軍事関連物資の輸出など、露骨ではない「軍事援助」を約束した。)
 このゆえにプーチンは、習近平が提示した「対話と停戦」については表向きは一致しているとおしだしながら、ウクライナと米欧が対話を拒否している以上は軍事行動を継続する≠ニいうことを強調せざるをえなかったのである。
 こうして今回の中露首脳会談においては、ウクライナ侵略の強行のゆえの国際的孤立をおし隠すために習近平訪露にすがりついたロシアのプーチンと、このプーチンにたいして、欧米独占体と断絶した「破産国」ロシアへの中国企業の進出、「グローバル・サウス」のからめとりなどをもくろんで政治的・経済的支援にのりだした中国の習近平とが、「反米」を一致点として結束を確認したのであった。このように中露首脳会談なるものは、両者の背中合わせの癒着≠あらわにしただけの茶番にすぎない。それは、ウクライナ問題について「対話と停戦」をうたったにもかかわらず、米欧日対中露の激突にますます拍車をかけたのである。
 アメリカのバイデン政権は、この習近平のモスクワ訪問と中露首脳会談を「ロシアが犯罪を続けるための外交的な隠れ蓑だ」(国務長官ブリンケン)と声高に非難したのであった。「和平案」の提案を煙幕としつつ中国がロシアに軍事支援をおこなっていることを暴きだすことをテコにして、主敵£国にたいする経済制裁に向けての陣形をつくりだそうとしているのがバイデン政権なのだ。それと同時にこの政権は、同盟諸国を動員しての対中国の軍事的包囲網の形成にいっそう拍車をかけている。日本の岸田政権を動員しての沖縄・九州へのミサイル網の構築や、米英の技術を提供するかたちでのオーストラリアへの原子力潜水艦の配備、中国・ロシアに支えられた北朝鮮にたいしての韓国・尹錫悦政権との米韓合同軍事演習の強行などがそれである。
 こうしていま、ウクライナをめぐる角逐ともからみあうかたちで、東アジアにおける米―中・露の軍事的角逐もまた激化しているのである。

 B 台湾・朝鮮半島を焦点に高まる戦争的危機

 東アジアにおけるアメリカと中国・ロシアとの角逐、その最焦点となっているのが、台湾にほかならない。
 全人代において三期目の国家主席の座に就いたネオ・スターリニスト習近平は、「台湾統一」をみずからの使命と任じ、党指導部と政権中枢をみずからの腹心の部下で固めて、「台湾統一」に向けた策動をおしすすめようとしている。
 来年一月の台湾総統選挙に向けて、当面は「独立志向」を鮮明にしている民進党を政権党の座から追い落とすために、習近平政権は国民党への政治的・経済的なテコ入れをいっそう強めている。そして、アメリカのバイデン政権が中国による「台湾併呑」を阻もうとすることを軍事的に打ち砕く態勢をつくりあげるために、彼ら中国権力者どもは、約三〇兆円もの莫大な軍事費(前年比七・二%増)を投入して、大軍拡へと突き進んでいる。その柱が、極超音速ミサイル「DF17」をはじめとした中距離ミサイル網を中国大陸沿岸部に張りめぐらせることであり、強襲揚陸艦の増配備や空母三隻体制の構築などにほかならない。
 これにたいしてアメリカのバイデン政権は、習近平政権による台湾侵攻を阻み・中国軍を撃滅できる軍事態勢を構築するために、台湾への軍事支援を強化するとともに、日本・韓国・オーストラリアとの軍事同盟の強化に拍車をかけている。さらにバイデン政権は、バシー海峡を隔てて台湾に近接するフィリピンのマルコス政権とのあいだで、フィリピン内の米軍拠点を現行の五ヵ所から一挙に九ヵ所に増やすなど、米比の軍事的連携をいっそう強化している。これらの諸国との軍事的・政治的連携を強化しつつ、アジア版NATOというべき対中国の軍事的包囲網の形成を急いでいるのがバイデン政権なのだ。
 しかもいま、ドイツのショルツ政権をはじめとするEU諸国権力者もまた、中国への経済的依存を低減し・日本などとの関係強化をはかるという外交政策の転換を鮮明にし、米・日による対中国の軍事的・政治的包囲網に参画する姿勢を前面におしだしはじめた。(ドイツの首相ショルツは、訪問した日本で、中国による台湾の武力統一に反対を表明。現職閣僚が台湾を公式訪問。)
 こうして台湾を焦点として、米・日・欧と中・露との角逐が、いま一気に激化しているのだ。
 そればかりではない。いま、朝鮮半島およびその周辺海域(日本海・黄海)を舞台として、ロシア・中国を後ろ盾とした北朝鮮とアメリカ・韓国・日本との一触即発の危機が高まっている。
 北朝鮮の金正恩政権は、アメリカ全土を射程におさめる大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」「火星17」や韓国および日本の軍事拠点を攻撃しうる戦術核を搭載可能なミサイルの発射実験を相次いでくりかえしている。この金正恩政権は、ロシアのウクライナ侵略によって開かれた米―中・露角逐の新局面のなかで、米・韓および日本の軍事的強圧に対抗して、ロシアを後ろ盾とした「核保有国」として米・韓・日に対峙しながら生き残るという道を選びとっている。この政権は、勤労人民を飢餓に突き落としながら、ロシアの核・ミサイル技術の供与を――ウクライナで窮地にあえぐロシア侵略軍への武器・弾薬援助と引き換えに――得ることをテコとして、戦略・戦術核兵器の開発とその実戦配備へと猛進しているのだ。
 これにたいしてアメリカのバイデン政権は、日本の岸田政権および韓国の尹政権を従えつつ、米軍の戦略爆撃機B1B「死の白鳥」を朝鮮半島上空に差し向けるなど、金正恩政権にたいする軍事的恫喝をいっそう強めている。米韓両権力者は、三月十三日から連続十一日間の日程で、五年ぶりとなる野外大規模合同演習「フリーダム・シールド」を――北朝鮮側の再三の中止要求をはねつけて――強行したのであった。
 こうしていま、露・中に支えられた北朝鮮と、三角軍事同盟の強化にひた走る米日韓とのあいだで、朝鮮半島における新たな朝鮮戦争=熱核戦争が勃発しかねない危機が急切迫している。ロシアのウクライナ侵略を契機とした東アジア情勢の転回のなかで、南北に引き裂かれた朝鮮人民は、再び戦火に叩きこまれようとしているのだ。
 しかもこうした朝鮮半島の激動のまっただなかにおいて、韓国の尹政権は、米・日との三角軍事同盟を修復・強化することを策して、日本帝国主義権力者による傲岸な要求を進んで受け入れるかたちで、「徴用工」問題の政治的「解決策」なるものをうちだした。
 かつて朝鮮を植民地支配した日本軍国主義権力者の末裔たる岸田政権は、この韓国・尹政権が日韓関係の改善≠フために「解決策」をうちだしたことを評価≠オ、もって元「徴用工」への謝罪も賠償金の支払いも、いっさい拒否するという傲岸な姿勢をあくまで貫徹したのであった。
 こうして<米―中・露の新東西冷戦>の熾烈化とロシア・中国に支えられた北朝鮮との軍事的緊張の激化のもとで、また世界的な半導体戦争の激化のもとで、アメリカに仲介された日韓の権力者は、米日韓の新たな三角軍事同盟を構築する道に踏みだしたのである。
 だがそれは、中国・北朝鮮に先制攻撃をおこなうことのできる軍事強国へと日本を飛躍させるために、岸田政権が、かつて二〇〇〇万人もの人民を殺戮した日本軍国主義の侵略戦争と植民地支配の罪業の数々を居直り・「大東亜戦争」を聖化するという新たな大罪に手を染めたということにほかならないのである。
 〔この岸田は、三月二十一日にウクライナのキーウやブチャを訪問し、「ロシアの残虐行為に強い憤りを感じる」と淡々と述べたのであった。だがこのウクライナ訪問は、国内において政治的無策をあらわにし四面楚歌に陥っている岸田が、G7広島サミットを前にしてみずからの延命のためにおこなった政治的パフォーマンスにすぎない。ちなみに岸田は、命をかけてロシア軍と戦うウクライナの人々にたいして、「必勝しゃもじ」を渡したのであった。この岸田にたいしてゼレンスキーは、「能天気な坊ちゃん」と感じたのではないか。だからこそゼレンスキーは、岸田訪問の翌日には激戦の地バフムトを、またその翌日にはヘルソンを訪れたのではなかろうか。〕

 C 熾烈化する米―中露の角逐

 ロシアによるウクライナ軍事侵略を契機として、暗黒の二十一世紀世界は、世界大戦・熱核戦争の危機をますます高めている。
 バイデンのアメリカ帝国主義は、いまやネオ・スターリン主義中国による政治・軍事・経済のあらゆる部面におけるキャッチアップに怯えながら、「専制主義にたいする民主主義の闘争」などという旗を掲げて、中国・ロシアにたいする対抗に血眼となっている。
 だがしかし、アメリカ権力者が掲げる「自由と民主主義」などという旗は、血塗られた旗以外のなにものでもない。
 いまから二十年前の二〇〇三年三月にイラク侵略戦争を開始した軍国主義帝国アメリカは、「イラクは大量破壊兵器を隠しもっている」という真っ赤なウソをついてイラクの地を蹂躙し数多のムスリム人民を殺戮したのであった。あまつさえアメリカ侵略軍にたいするムスリム人民の反占領闘争が燃えあがったことにたいしては、CIAによる謀略を仕組んでスンナ派とシーア派との宗派間対立を激化させたのがアメリカ帝国主義ではなかったか。プーチンのロシアとウリ二つの犯罪をくりかえしてきたこのアメリカ帝国主義の権力者が、みずからの血塗られた手をおし隠しながら、「民主主義」の旗を掲げて欧・日などの同盟諸国を束ねつつ、対中国・対ロシアの包囲網形成に血道をあげているのだ。
 このアメリカ帝国主義による「NATOの東方拡大」への怨念を募らせ、「大ロシア主義」にもとづくウクライナへの軍事侵略を強行しているのが「大国ロシアの復活」の野望をたぎらせるプーチンのロシアにほかならない。
 そして、このプーチンのロシアと結託しつつ、「社会主義現代化強国」の実現に向けて、武力をもってする「台湾の併合」に向けた準備をおしすすめるとともに、「グローバル・サウス」の諸国をみずからの勢力圏に組みこむ策動を強化しているのが習近平のネオ・スターリン主義中国なのだ。
 この米(およびその同盟国たる欧・日)と中・露の権力者どもは、それぞれに最先端半導体などの戦略物資や希少金属などの資源を囲いこみながら、世界の再編の野望をたぎらせつつ、政治的・軍事的のみならず経済的な角逐をいっそう激化させている。
 米(・欧・日)と中・露の権力者は、「グローバル・サウス」の諸国をみずからの勢力圏にからめとることを策して、食料援助やインフラ支援、さらには兵器供与・軍事支援をおしすすめている。経済危機ののりきりをもかけて各国権力者が途上諸国への武器輸出を一挙に拡大していることは、<南>の諸国に新たな戦争の火種をばらまくもの以外のなにものでもない。
 こうしていま、<米―中・露の新東西冷戦>が熾烈化するなかで、世界各地において戦争勃発の危機が切迫しているのである。

以下 見出し

2 日本の軍事強国化に突き進む岸田政権

3 腐敗を深める既成反対運動とわが全学連の奮闘

4 反戦反安保・改憲阻止の闘いを巻きおこせ!


 A 「反安保」を放棄する日共中央を弾劾せよ

  「岸田大軍拡反対」方針の犯罪性

  「反安保」の放棄

  反プロレタリア的な「平和の対案」

 B 反戦反安保・改憲阻止、ウクライナ反戦の闘いの爆発を!

  先制攻撃体制の構築反対・改憲阻止の闘いの爆発を!

  ネオ・ファシズム支配体制の強化を打ち砕け!

  <プーチンの戦争>を打ち砕け!

  大増税、学費値上げ反対!
  原発・核開発阻止!

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私鉄総連本部・大手ダラ幹どもの超低額妥結弾劾!

総連・地連指導部の闘争抑圧に抗し中小私鉄・バス春闘の戦闘的高揚を!

 すべての私鉄労働者たち!
 大手私鉄十三企業の資本家どもは、大手回答指定日時の三月十六日の各社の労使交渉において、許しがたいことに物価上昇率にはるかにおよばない超低額の「賃上げ」回答を次々と提示した。東武はゼロ回答、京阪は三〇〇円、最高でも六〇〇〇円というしろものである。政府発表でさえ消費者物価上昇率が四%を超える物価高騰が続いているいま、私鉄労働者に実質賃金のさらなる引き下げを強制する以外のなにものでもない。
 にもかかわらずこの超々低額回答を、私鉄総連本部・大手諸労組のダラ幹どもは唯々諾々と受けいれたのだ。われわれは彼らダラ幹どもを断固弾劾する!
 この超低額妥結によって総連本部・大手諸労組のダラ幹どもは、二十三日の回答指定日に向け奮闘している中小私鉄・バス労組の闘いを困難な状況へと追いやったのだ。

以下 見出し

「誠意ある回答」と居直る本部ダラ幹

賃金引き下げ攻撃を徹底する私鉄資本家ども

「交通政策要求実現」を掲げての統一地方選埋没を許すな!

大幅一律賃上げ獲得! 中小私鉄・バス労働者は最後まで奮闘しよう!


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NTTの超低率妥結弾劾!

 三月十五日にNTTグループ経営陣は、非正規雇用労働者(契約社員)にたいしては十年連続の月例賃金引き上げゼロを回答した。正規雇用労働者にたいしては超低額の「一人平均三三〇〇円」、しかも査定によって大幅な差をつける成果手当に二六〇〇円で基準内賃金はわずか七〇〇円にしかならない引き上げを回答した。労組本部が低率要求をごまかすためにおしだしてきた一〇万円の「生活防衛」要求にたいしては相手にもせずゼロ回答を振り下ろした。物価の狂乱的高騰で困窮を深めるNTT労働者の苦境を完全に無視したこの回答は許しがたいではないか!
 だがNTT労組本部・各企業労組本部は、この超低額回答を「昨年より一一〇〇円プラスになった」「過去九年のうちで最高」であり「持続的賃金引き上げに貢献するものだ」と賛美して即座に受け入れ、妥結したのだ。こんな裏切りが許せるか! NTT労働貴族を絶対許すな!


NTT23春闘―超低率要求を掲げる本部を許すな
 NTT労組中央本部は、正社員の「基準内賃金および成果手当の二%改善」と「組合員の生活防衛への措置として一〇万円(年間)」を柱とする二〇二三春季生活闘争方針を決定し(二月十四日の中央委員会)、経営陣に要求書を提出した。
 何と! この時勢にたった「二%改善」要求とは! まったくもって労働者を愚弄する要求ではないか!
 政府の容認のもとに資本家どもは食料品をはじめとする生活必需品の価格を大幅に引き上げている。四月以降には電気・ガス代が三割以上も引き上げられる。われわれ労働者は、暖房を止め、一日一食、それもカップラーメンで空腹をしのがざるをえないほどに困窮を深めている。このようなときに「二%改善」などという超低率の要求を掲げるのは、労働貴族どもが労働者の窮状を歯牙にもかけていないということだ。許しがたいではないか!
 われわれは、NTT労組本部の超低率要求を満腔の怒りをもって弾劾しよう! 今春闘を、「NTTグループの成長・発展」「日本経済の再生」のための労使協議の場へと収斂させんとする本部労働貴族の策動を断じて許すな! 大幅一律賃上げ獲得をめざして、職場深部から二三春闘の戦闘的高揚をつくりだそう!

T 事業構造の大再編に突き進む経営陣

U 「グループ事業の成長・発展」のための春闘方針

 
「二%改善」要求の反労働者性
 「生活防衛」措置一〇万円のマヤカシ

V 生産性向上に全面協力する本部労働貴族弾劾! 大幅一律賃上げ獲得!

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革命と内戦のウクライナ

1917―1921年

<第1回>
 ウラジーミル・プーチンは、ウクライナは過去も現在もロシアの領土の一部であり、「独立ウクライナ」などは幻であると叫びたてて、ウクライナにたいする領土強奪戦争に狂奔している。しかもこの男は、「ロシアの一部であったウクライナに人造国家をつくりだしたのはレーニンとボルシェビキであり、これはウクライナに民族主義を蔓延させた大犯罪だ」などという悪らつな宣伝をくりひろげている。
 この虚構の言説を粉砕するためにわれわれは、ウクライナの独立を達成した一九一七年の労働者・農民によるウクライナ・ソビエト革命の現実とその意義を、そしてそれを支援したレーニンの「分離ののちの結合」というマルクス主義的原則――のちにスターリンの大ロシア主義と対決した彼の思想的拠点であるところのそれ――にもとづく対ウクライナ政策の革命的意義を、何よりも明らかにする必要がある。
 こんにちプーチンの暴虐とスターリンのソ連邦によるたび重なる犠牲強要とを重ねあわせ、怒りをたぎらせて戦っているウクライナ人民の多くが、コミュニズムをスターリニズムと同一視して憎悪していることもまた、冷厳な現実である。われわれは、戦うウクライナ人民と連帯し<プーチンの戦争>をうち砕く闘いを創造するただなかにおいて、レーニンに指導されたロシア・プロレタリア革命の精神、それと連帯して実現されたウクライナ・ソビエト革命の精神をよみがえらせるべきことを呼びかけるのでなければならない。
 そのためにも以下では、スターリンによって蹂躙され、いままたプーチンによって冒涜されている一九一七〜二一年のウクライナ革命、その実現のために苦闘したウクライナの労働者・農民の闘いの現実とその意義を改めて明らかにしていきたい。

T ロシアからの独立と二重権力の打破(一九一七〜一八年)

 (1)キエフ労働者の蜂起

 (2)「ソビエト政府」樹立宣言

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 新世紀

The Communist

第324号
2023年5月 

最新号紹介 
 ロシアのウクライナ侵略開始一年
  <プーチンの戦争>粉砕闘争の全世界的高揚を!

 特集 3・11福島第一原発事故から12年

 ◆ロシアのウクライナ侵略から一年、わが同盟は全世界の最先頭でウクライナ反戦闘争を牽引してきた。巻頭に掲載した「<プーチンの戦争>を打ち砕け」と「ウクライナ反戦闘争の全世界への波及をかちとろう」の二論文は、この闘いがきりひらいた画期的地平をうち固め、さらに闘いのいっそうの高揚をかちとれと呼びかけている。
 ロシアの侵略開始直後から、わが革命的左翼はプーチンのウクライナ強奪戦争を弾劾する闘いに決起した。「プーチンを追いつめたNATOの方が悪い」などと称してプーチンを擁護する日本ならびに全世界の自称「左翼」の腐敗を暴きだしたたかいぬいてきた。二論文は、スターリン主義ソ連邦の崩壊という事態を<歴史の大逆転>ととらえ、その<再逆転>をめざしてたたかうわが反スターリン主義革命的左翼こそがウクライナ反戦の闘いを牽引しうるし、また牽引しなければならないと呼びかけている。
 わが同盟・全学連・反戦青年委は二月二十四〜二十六日に対ロシア大使館・総領事館への抗議闘争をうちぬいた。「ウクライナ連帯行動世界週間」の国際的共同行動の先頭において実現したこの闘いにたいして、プーチン・ロシアの侵略と命を賭して戦うウクライナの左翼をはじめ、世界の良心的左翼から圧倒的共感のメッセージが寄せられた。これを豊富な写真を交えて伝えている「ロシアの侵略を打ち砕け! 世界中で燃えあがる闘いの炎」は、わが日本反スターリン主義革命的左翼の闘いの革命性が全世界に巨大な波紋を拡げていることをビジュアルに示している。
 戦死者の山を築き弾薬も尽きて、ドンバス制圧作戦が行き詰まり追いつめられたプーチンは、「スターリングラード攻防戦勝利八十周年」演説において「ロシアの不敗」神話を鼓吹することに躍起になった。だが、ナチスと独ソ不可侵条約を結んで世界革命を裏切ったスターリンは、ヒトラーに寝首をかかれて二七〇〇万人ものソ連人民の死者をうみだしたのだ。この反人民性を暴きつくしているのが「『大祖国戦争勝利』神話にすがりつくプーチン」(瀧川潤)である。
 ◆ロシアのウクライナ侵略を渡りに船≠ニして岸田政権は、アメリカと一体となって先制攻撃システム構築と大軍拡に突進している。中央学生組織委員会論文「改憲・大軍拡を阻止せよ」は、東アジアにおいても米日―中の戦争勃発の危機が一挙に高まっており、いまや現代世界は<戦争と大軍拡>の時代に突入したと時代認識を鮮明にしている。そして、「反安保」を投げ捨てた日共翼下の既成反対運動をのりこえ、<米・日―中の台湾を焦点とした相互対抗的軍事行動に反対せよ! 米―中・露の核戦力強化競争反対! 岸田政権の先制攻撃体制の構築反対!>の反戦・反安保闘争をまきおこせと呼びかける。また、日本の地におけるウクライナ反戦闘争の推進こそが命を賭して戦うウクライナ人民への連帯となるのだと、<プーチンの戦争>粉砕の闘いをより強力に推進するべきことを熱く訴えている。
 「分断と荒廃を露わにする落日の帝国アメリカ」(辻堂岳史)は、バイデンが共和党トランプ派との泥仕合をくりひろげながら、「自由と民主主義」のボロ旗を掲げて中国封じ込めのデカップリング・半導体規制措置に血道をあげるその延命策動を鋭く抉りだしている。

二三春闘の爆発をかちとれ

 ◆いま諸物価の高騰のもとで、わが革命的・戦闘的労働者は、大幅一律の賃上げ獲得をめざし二三春闘を断固たたかいぬいている。ところが「連合」や各産別の労働貴族どもは、DXやGXを掲げる企業の成長・発展を第一義として労使協議に埋没している。一部の独占資本家と労働貴族が満額回答=妥結≠ネどと喧伝しようとも、その内実は、両者の腹合わせのもとでの物価上昇率にも満たない低率・低額でしかないのだ。この労働貴族を弾劾したたかう基本的指針を提起しているのが、2・5労働者怒りの総決起集会の第一・第二基調報告である。自動車および電機産別の春闘方針も掲載した。
 ◆さらに本号では、<3・11福島第一原発事故から十二年>の特集を組んだ。
 岸田政権は、今なおうちつづくフクシマの核惨事を隠蔽し・居直り、大軍拡政策と一体で原発政策の大転換にふみきった。日本の「エネルギー安全保障・経済安全保障」の中軸に原子力開発を位置づけなおしたのだ。このことを「軍事強国日本のエネルギー安保確立への突進」(田辺敏男)が突きだしている。さらに<特集>では、原発の運転期間延長、志賀原発再稼働、放射能汚染水の海洋放出、福島の軍事技術開発拠点化、福島原発「四十年廃炉」計画の破綻などを怒りを込めて暴きだしている。
 本号を闘いの武器として大いに活用されたい。

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3・18大阪
五百名が大軍拡反対の声
神戸大・奈良女大生が反安保の息吹
 三月十八日に大阪で、「とめよう! 戦争への道 めざそう! アジアの平和 二〇二三春 関西のつどい」が開催され、労働者・学生・市民五〇〇名が結集した(主催は同実行委員会)。「安保三文書」を策定し日米首脳会談で「日米同盟の現代化」を米大統領バイデンとともにうたいあげた岸田政権は、先制攻撃体制構築を中軸とする日米軍事同盟の飛躍的強化と憲法改悪に猛突進している。神戸大・奈良女子大のたたかう学生たちは、岸田政権による改憲・安保強化の策動をうち砕く決意に燃え、この日の闘いに決起した。集会終了後、午後四時にデモに出発した。扇町公園までのデモを貫徹した神戸大・奈良女子大の学生は、<反安保>の旗幟鮮明にたたかうとともに、ウクライナ反戦の巨大な奔流を創造するべきことをも訴え、デモ参加者や労働者・人民の圧倒的共感をよびおこしたのだ。
闘う学生がウクライナ反戦をも訴え
(3月18日、大阪市
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「米日の先制攻撃体制構築反対!」
金大生が先頭で怒りのデモ
3・19金沢 「改憲・大軍拡反対」集会
 三月十九日に、金沢市・四高記念公園において、「市民アクション・いしかわ」主催の「憲法改悪反対・安保三文書撤回 敵基地攻撃能力の保有反対 大軍拡増税に反対する集会」が開かれた。まさにいま、台湾海峡と朝鮮半島を焦点として戦争勃発の危機が一気に高まっている。岸田政権はバイデン政権とともに、対中国・対北朝鮮の先制攻撃体制を急ピッチで構築している。この岸田政権による画歴史的な攻撃にたいして、危機感に燃えた労働者・学生・市民が全県から結集した。たたかう金沢大生たちは、この集会の戦闘的高揚をかちとるために奮闘した。たたかう学生たちは、「共通教育学生自治会」ののぼりを立て、「改憲・大軍拡・安保の強化反対! 対中国の先制攻撃体制構築阻止! たたかうウクライナ人民と連帯し<プーチンの戦争>を打ち砕け!」と大書した横断幕をひろげ、闘いの方向性を鮮明にさししめす。県平和運動センター傘下の諸労組ののぼりが林立するなか、午後三時に集会がはじまった。開会宣言の後に、「憲法守る会」の弁護士が「安保三文書を絶対に撤回させましょう」と主催者あいさつをおこなう。つづいて県平和運動センターの代表が岸田政権による先制攻撃体制づくりへの危機感を訴えた。最後にアピールを採択し集会を終えた。いよいよデモ行進だ。「敵基地攻撃反対! 先制攻撃をゆるさないぞ! 憲法改悪反対! 軍事費倍増反対! 日本の参戦は認めないぞ! ロシアはウクライナから撤退しろ!」デモ隊のシュプレヒコールが街中に響きわたる。学生たちも、「日米安保同盟の強化反対! 安保破棄めざしてたたかうぞ! 中国の台湾併呑策動反対! ロシアのウクライナ侵略反対! 戦うウクライナ人民と連帯しよう!」と元気よくシュプレヒコールをおこなう。まわりにいた労働者や市民も呼応し、一緒に声をあげる。こうしてたたかう学生たちは、職場深部から粘り強く闘いをつくりだしている革命的・戦闘的労働者とかたく連帯し、「反安保」を放棄し岸田政権に中国にたいする「平和の友好外交」への転換を求める日共中央をのりこえ、最後まで奮闘したのだ。
石川全県から結集した労働者・学生・市民
(3月19日、金沢市・四高記念公園)
   金沢市街に反戦の声轟かす
(3月19日)
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「川内原発の運転期間延長阻止!」
鹿大生が集会・デモで奮闘
3・11「かごしまパレード」
 三月十一日、鹿児島市中心部の天文館公園で「『老朽原発うごかすな』ストップ川内原発! 3・11かごしまパレード」が開催された。集会には、鹿児島県内を中心に熊本・宮崎各地から労組員・市民約四〇〇名が結集した。 岸田政権は、東京電力福島第一原発事故の被災者の怒りの声を足蹴にして、原発の積極的推進に舵を切った。これに応えて九州電力は、まもなく運転開始から四十年が経つ川内原発二基の運転期間を、さらに二十年間も延長しようとしているのだ。これこそ、新たな核惨事を招く暴挙ではないか! 怒りに燃える鹿児島大学のたたかう学生たちは、この集会に参加し、集会の戦闘的高揚をかちとるために奮闘した。結集した労働者・市民の先頭で「日本の原発・核開発反対!」の怒りの声をあげたのである。 集会終了後、参加者たちは市電通りのデモ行進にむけ出発した。たたかう鹿大生が元気よくシュプレヒコールをあげる。「川内原発の運転期間延長阻止!」「原発の再稼働・新増設を許さないぞ!」「放射能汚染水の海洋投棄反対!」「原発推進と一体の大軍拡を許さないぞ!」労組員たちが拳を突きあげて呼応する。たたかう学生たちは労働者・市民と連帯して最後までたたかいぬいたのだ。 たたかう鹿大生たちは、政府に「再生可能エネルギーの推進」を求めるにすぎない日共中央翼下の「エネルギー政策転換」要求運動をのりこえて、<日本の原発・核開発反対>を掲げてたたかった。この学生たちの闘いは、多くの労働者・市民の共感をまきおこしたのである。
「原発・核開発阻止!」の革命的スローガンを掲げてたたかう鹿大生
(3月11日、鹿児島市天文館公園)
  デモを戦闘的に牽引する鹿大生
(鹿児島市高見馬場)
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