第1750号(2003年1月1日)の内容

<1面〜4面>
米英のイラク侵略阻止の奔流を
「新しい帝国」を呼号するヤンキー帝国主義の暴虐をうち砕け!
民族排外主義の嵐に抗して前進せよ

12・14革共同政治集会を実現

<5面>
イージス艦出撃阻止!
全学連が横須賀現地闘争に決起(12・16)

沖縄の労学が反戦の雄叫び(12・8)

<6面〜7面>
戦争乃家 最後の蛮惨之画

<8面〜9面>
ジハード元年のマルクス
――マルクス主義的SF卓上大活劇

うた 日朝の<漆黒の海>を望みて

<10面〜11面>
2003年 年頭の決意
沖縄県委・北海道地方委・関西地方委
全逓・自治体・電機・金属・東京地区

<12面>
写真特集 反戦の炎 2002

「解放」最新号
2002年「解放」掲載主要論文・記事一覧

 

































  

米英のイラク侵略阻止の奔流を
「新しい帝国」を呼号するヤンキー帝国主義の暴虐をうち砕け!
民族排外主義の嵐に抗して前進せよ


 二〇〇三年の劈頭(へきとう)を迎えたいま、全世界労働者人民は、みずからの運命を決する決定的な岐路に立たされている。血に飢えたヤンキー帝国主義権力者による対イラク軍事侵略を許すのか。それとも、全世界労働者人民の反戦闘争の大爆発によって、この戦争狂(ウォーモンガー)どもによる新たなジェノサイドを阻止するのか。――われわれにとっての問題は、一点の曇りもなくこのように立てられている。
イージス艦「きりしま」に肉迫(2002年12月16日、横須賀港)

 わが革共同革マル派は、日本反スターリン主義革命的左翼としての責務と矜持にかけて、断固たる決意をもって全世界労働者人民に訴える。――米英帝国主義による対イラク軍事侵略戦争を絶対に阻止せよ!「先制攻撃」をドクトリンとするブッシュの「一超」ネオ帝国主義国家権力が、イラク人民の頭上に核爆弾を炸裂させてヒロシマ・ナガサキを上まわる無差別大量虐殺をおこなうことを断じて許すな! 米英帝国主義の対イラク軍事侵略戦争に参戦・協力・加担する自国政府の打倒をめざしてたたかおう! とりわけ中洋アラブ諸国人民は、自国政府の打倒をめざして、イスラミック・インター−ナショナリズムにもとづいて断固として決起せよ!
 全世界において、そしてこの日本の地において、労働者階級を支配する社会民主主義とスターリン主義の腐敗の深まりのゆえに、彼らの独占ブルジョア支配階級への屈服と投降のゆえに、エシュロン型ネオ・ナチズムの狂暴さを露わにしているアメリカ帝国主義とその同盟諸国権力者どもの暴虐と殺戮はやすやすと許されている。
 アフガニスタンでは、数万の人民が米英帝国主義の理不尽な空爆によって虫けらのごとく殺された。パレスチナでは、ブッシュの支援をうけたミニ・ヒットラー=シャロンが、パレスチナ自治政府そのものを破壊するために凄惨なジェノサイドを繰りひろげてきた。チェチェンにおいては、ブッシュと悪魔の取引をしたロシアのプーチン政権によって、「ロシアからの独立」を求めるムスリム人民が皆殺しにされている。これら被抑圧人民の闘いのすべてを見殺しにしているだけでなく、この虐殺に積極的に加担してさえいるのが、ほかでもなく先進資本主義諸国の労働貴族どもであり、彼らの代弁者たる社会民主主義者たちであり、そして自己解体の奈落を転げ落ちているスターリニストどもなのだ。
 彼らに指導された先進国階級闘争の底知れぬ腐敗をも射貫くかたちで、ムスリム人民の「反米」闘争は、いま現在も激烈に燃え広がっている。先進諸国のたたかう労働者階級は、ムスリム人民のこの果敢な闘いを決して孤立させてはならない。いまこそ、既成左翼指導部の腐敗を突きやぶり、全世界の被抑圧勤労人民と連帯し、ネオ・ヒットラーと化した戦争狂ブッシュ政権によるイラク人民殺戮戦争を阻止するために総決起しようではないか。
 わが革共同革マル派は、世界に冠たるわが革命的反戦闘争の歴史と教訓のすべてを汲みあげて、今こそ、この歴史的闘いの先頭に起つことを宣言する。すべてのたたかう労働者・学生は、<反帝国主義・反スターリン主義>の深紅の旗のもとに結集し、ともに力を合わせてたたかおう!

以下、見出し
T 「一超」帝国主義の軍事的暴走
A 狂気のイラク侵略
B 暴走帝国主義への総屈服

U パックス・アメリカーナ神話の剥落

A 「新しい帝国」の白日夢
B 充満するヤンキー帝国への嫌悪
C 「新十字軍」へのイスラーム的反抗
D 「アメリカ型資本主義」の断末魔

V 民族排外主義の鼓吹

A 「参戦」亡者の突進
B 「拉致問題」を逆用した排外主義的ナショナリズムの鼓吹

W 革命的反戦闘争の奔流を

A 日本階級闘争の底知れぬ腐敗を越えて
B 革マル派結成四〇周年の歴史と教訓を踏み固め、さらなる前進を!
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革共同政治集会を盛大に実現
12・14東京
「イラク侵略戦争阻止! 歴史的闘いの先頭で闘わん」
労学市民1500名が熱い決意


 
 「民族排外主義の嵐に抗して イラク侵略戦争阻止の奔流を!」――わが同盟はこの集会スローガンを掲げて「12・14革共同政治集会」を一五〇〇名の労働者・学生・市民の参加のもとに、東京の浅草公会堂において開催した。


闘志あふれるシュプレヒコール(02年12月14日、浅草公会堂) 大横断幕を掲げて決意を表明する全学連代表(02年12月14日)
以下、中見出し

民族排外主義の嵐に抗して革命的反戦闘争を推進せよ ―基調報告―


横須賀現地闘争にむけて全学連が決意表明

組合員との柔軟な論議をねばり強く展開して ――教育労働者 

闘う在日朝鮮人労働者から感動的なメッセージ
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イージス艦出撃阻止! 海・陸で激闘 12・16横須賀
阻止船団が「きりしま」に肉迫 全学連
自衛隊総監部へも怒りのデモ


 十二月十六日早朝、全国から結集した全学連のたたかう学生たちは、イージス艦「きりしま」のアラビア海への出撃を阻止する横須賀現地闘争に勇躍決起した。
 しかしながら、イージス艦派遣の強行という決定的な局面において、既成反対運動指導部は、横須賀地区労と神奈川平和運動センターに結集する労働者が抗議集会をおこなった以外には、イージス艦派遣阻止闘争の組織化にまったく腰が入っていなかった。
 全学連のたたかう学生たちは、社・共翼下の既成反対運動をのりこえるかたちにおいて、本闘争を戦闘的にたたかいぬいた。反北朝鮮の民族排外主義の嵐をうち破るためのイデオロギー闘争を果敢に展開するとともに、基地撤去・安保破棄をめざしてたたかうという方向性を鮮明にさししめしながら。たたかう学生たちは、海と陸において、「きりしま」の出撃を実力で阻止する闘いを、結集した労働者・学生の最先頭でたたかいぬいたのだ。

陸上の部隊と相呼応して闘う全学連の阻止船
(02年12月16日、ヴェルニー公園岸壁)
海上自衛隊横須賀総監部正門ゲートで怒りの拳
(02年12月16日)
妨害をうち破り「きりしま」に突撃する阻止船
(02年12月16日)
以下、見出し
海上に轟く「参戦阻止」のシュプレヒコール

右翼の敵対を一蹴 市街を戦闘的デモで席巻

「テロ根絶」キャンペーンに唱和する日共官僚を弾劾



「イラク侵略反対! 日本の参戦阻止!」
沖縄の労学が反戦の雄叫び 12・8


 十二月八日、沖縄県反戦労働者委員会のたたかう労働者と沖縄県学連の学生たちは、「イラク侵略阻止!」「日本の参戦・有事立法粉砕!」を掲げて12・8労学統一行動にたちあがった。

自民党沖縄県連に対して怒りのシュプレヒコール(02年12月8日)

以下、見出し
国際通りを戦闘的にデモ

米兵の女性暴行未遂事件に怒り

「反朝鮮」キャンペーンを打ち砕け! わが同盟代表が訴える
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戦争乃家 最後の蛮惨之画
 
 地上では
 女たちが 子どもたちが
 恐れている 震えている
 ああ、また爆撃が始まる……

放射能にまみれた地上に
ふたたび今Bombing(爆撃)Bombing
狙う者ども国連に集い
語る言葉は Justice(正義)Freedom(自由)
右手に十字架、左手に爆弾
口にするのは聖書の一節
而して而して その実相は
ヒトラーの再来 血に飢えたSatan(サタン)

「裏切り者が一人いる」
最後の晩餐 どっちらけ
どっちに転ぶかドイッチェ社民
しからば注文しらじらシラク
おいらのオイルとプーチン妥協
なんのことない 爆撃free hand
査察さっさと片(かた) つけて
最後に刃向かうサダムを抹殺

集める集める航空母艦
無敵の軍隊 無限の不正義
始まる 始まる 大虐殺が
大地がゆれ 空が光る
すさまじ爆音 逃げまどう民衆
対空砲火むなしく続き
ビルが、人が、病院が
真っ赤な炎に包まれる

世界の兄弟 耳を澄ませ
硝煙たなびく砂漠はるか
確かに聞こえる アラーアクバル!
叩かれ殺され捕らえられても
潰せやしない 大地の怒り
怒りは広がり世界に轟く
DON'T ATTACK IRAQ!
DOWN WITH BUSH!
Freeze warmonger Bush's blood before a great explosion of
international antiwar struggles!

中世の暗黒破ったルネッサンス
暗雲覆う二十一世紀現代
貧困、階級分裂はたまた戦争
洋鬼(ヤンキー)文明の世界横溢
電脳網の奴隷の群、群
この迷妄を破るもの
生ける思想の創造を!
これぞマルクス ルネッサンス!
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ルクス主義的SF卓上大活劇〔上〕

ジハード元年のマルクス

 「もし、マルクスが生きていたら、何と言っただろうか?」――このように問うことが小さなブームになったので、私マルクスは、しばしばこの世に呼びだされるはめになった。想像力の力で私を復活させられることを示したのは、アメリカの歴史学者、ハワード・ジンの功績である。この点、私は彼に深く感謝している。
 不満がないわけではない。二十世紀末、ニューヨークのソーホーにあらわれた私は、まるで百二十年間冬眠していたかのように見うけられる。十九世紀中葉のロンドンのソーホーと同様に、街がホームレスであふれていることを訴える姿は、河上肇の『貧乏物語』さながらではないか。私は「労働者も資本家も、ともに疎外されているが、前者が疎外に苦しんでいるのとは逆に、後者は疎外に幸福を感じている」と書いたことがある。人を食って長生きしているこの連中の今日のおぞましい姿を暴きださないのは、どういうわけだ。ハワード・ジンよ。
 アメリカのホームレスはまだ序の口にすぎぬ。牧歌的な部族生活をおくっていた地域までもが、資本のグローバライゼーションの結果、飢餓と戦乱の地獄に変貌した。地球環境破壊は誰がひきおこしたのかね。ソ連邦の崩壊は? これらの重大問題がひとつも語られないのは不思議なことだ。
 折しも、新ミレニアムを迎えて世界はますます物騒になってきた。「ソーホーのマルクス」にあきたらぬ炯眼(けいがん)の士がアンコールを求めるので、私は再びこの世に呼び出されることになった次第だ。種々の欠陥を避けるために凝らした工夫を紹介しよう。
 まず、私は全地球を一瞬にして周遊する高速艇を用意した。エネルギー源は何だ、と?それは諸君のイマジ力なのだよ。イマジ力はシナプス結合の速度を超えることはできないけれども、無限に広がる時空をも、さらに包みこむ力をもつ。しかし誤解してはならん。イマジ力は物質力ではないから、私に何かを要求しても無理だ。
 それからもうひとつ、イマジ力は唯物論の法則にしたがう。時空を超える想像は、タイムカプセルのたぐいの荒唐無稽とは何の関係もない。キリスト教的予定説と結果解釈のアングロサクソン的思考法だけが、馬鹿げたハリウッド映画を生みだすのだ。
 あの世でも吾輩の思想は大いに発展していることを示すために、「霊界eメール」も用意した。同志トロツキーをはじめとする諸同志だけでなく、諸君がよく御存知の歴史的人物も論争に参加してくれよう。そうだ、忘れていた。高速艇の運転士は、同志レーニンだ。
 では、ニライカナイを出発して一路ニューヨークへ向かうことにしよう。

以下、見出し
ニライカナイからマンハッタンへ
おお、摩天楼の崩落
徒花のジハード
砂に戻されたアフガン
ブルカ、そしてフェミニズム
パレスチナの絶望と希望
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